外壁を解体してリフォーム??

外壁リノベーション(外部スケルトン+内部改装)の費用

一戸建てフルリフォーム 外部スケルトン+内部改装費用を施工事例で解説!

外壁を解体してリフォームする『外壁リノベーション』の費用価格について

一戸建て(一軒家)フルリフォームの中でも、こちらのケースは特殊といえば特殊なケースになります。外壁の傷みが激しいケース(モルタル壁のケースが大半)で、外壁塗装では問題解決にならないほど痛んでいる状態、もしくは、既存の窓サッシまわりが老朽化しきっており、全体的なケアが必要な場合にされることが多いのがこの外壁リノベーションです。外壁(外部)解体を主にしたリフォームのケースです。小金井市N様のケースをご紹介します。

1 外壁リノベーション前

1-1 既存
既存の外観
東京都 外部スケルトンリフォーム
既存の外観
東京都 外部スケルトンリフォーム

破風や軒裏が朽ちているのがわかります。

1-2 提案

N様のお悩みは、夏の暑さと冬の寒さ、そして耐震でした。ご夫婦2人住まいのため、間取りを変えるといったご要望はありませんでした。当初、断熱材においてセルロースファイバーを使用されたいとのご要望がありましたため、こちらもそのつもりで現場調査にのぞみました。現場調査にいくと想定外に外部の傷みが激しかったこと、また室内の間取り変更や美装工事についてのご要望はなく、あくまで建物の性能を上げることが主題となっておりましたので、断熱性能と耐震性能を同時に上げるために、最も効率の良い方法を検討しました。

 

お施主様は、セルロースファイバーをご要望でしたが、外周に面するすべての内壁を解体しなければセルロースファイバーの充填は出来ないため、痛んでいる外壁の剥離を提案しました。外壁を剥がし、断熱材を外から入れ、サッシを入れ替える方法をお勧めしました。同時に構造壁を外周面に張ることで壁倍率を倍に上げることができる為、一石二鳥であったからです。外周面の構造用合板を全面に張り、仕上として断熱材入りの金属サイディングを提案させていただきました。

 

 

2 外壁リノベーションの着工

2-1 外壁リノベーション解体
東京都 外部解体中

既存の外壁を手壊しで解体していきます。かなり手間のかかる工事になりますが、機械で外壁だけを剥離することはできませんので、時間をかけて外壁解体をしていきます。

東京都 外部解体中

軒裏はすでに穴が開いている状態でした。ここも剥がしていきます。

東京都 外部解体中

破風も腐食がすすんでおります。ここもすべて解体していきます。

東京都 外部解体中

モルタルを剥がしていくと、ザラ板が出てきます。今回は、柱間に外部から断熱材を入れ、外周部全面を構造用合板で補強しますのでこちらも剥がしていきます。

東京都 外部解体中

建物側面は、雨が吹き込みにくいこともあり、痛みはこちらの面はヒドイ状態ではありませんでした。

東京都 外部解体中

建物裏側もザラ板まで剥がしてきます。

 

 

2-2 断熱工事

 

N様のお住まいには断熱材が一切入っていない状態でした。「冬が寒くて仕方ない。」とおっしゃっておりました。強制排気型の石油暖房がリビングには設置されている状態でした。

 

東京都 外断熱

外周部すべての柱間にスタイロを張りこみました。

戸建リフォーム外断熱

隙間のないようしっかりと張り込んでいきます。

戸建リフォーム 外断熱
戸建リフォーム 外断熱
2-3 外壁工事

〜外部構造用合板張り〜

 

断熱材を張り終えた後は、外周部全面を構造用合板で張っていきます。

壁倍率2.5倍取れることからも、以前の状態に比べ、剛性が高まります。

戸建リフォーム 外断熱
戸建リフォーム 外壁下地

サッシもすべて入れ替えております。

戸建リフォーム外壁下地

2階部にも張り込んでいきます。サッシはすべて新規で新設となりました。断熱をさらに上げたいとのご要望からリビングと寝室はインナーサッシも入れ2重窓となっています。

戸建リフォーム外断熱

残すは正面の一部のみです。構造用合板を張り終わるとすぐに防水シートは張らなければなりませんので、ピッチを上げていきます。

戸建リフォーム屋根下地

〜屋根工事〜様の建物は正面に下屋がありますので、こちらの屋根も解体し、新たに構造用合板で下地を張っています。

戸建リフォーム屋根下地
戸建リフォーム屋根下地

下地を張り終えたら、すぐに屋根ルーフィングをはり工事期間中の雨に備えます。

戸建リフォーム屋根下地

屋根ルーフィングは屋根材の下に張る防水になりますので、後々の雨漏りがないよう丁寧に張り込んでいきます。

戸建リフォーム屋根工事

下屋が終わったらすぐに本体の大屋根の方へ工事は移行していきます。

戸建リフォーム屋根工事

屋根は状態をみてカバー工法をご提案しました。既存の屋根材の上に防水シートを張っていきます。

戸建リフォーム屋根工事

二階は横噴き、一階の下屋は縦噴きによるガルテクト葺きです。
アイジー工業スーパーガルテクトを採用しました。

〜外部透湿防水シート張り〜

構造用合板を外周面に張り終えた後は、間髪いれずに、透湿防水シートを全面に張っていきます。壁内の湿気は外へ排出しつつ外部からの水は通さないシートになりますので、このあとサイディングの下地に通気胴縁を打ち付け空気層を作ることで壁内結露を防ぐ意味もあります。

戸建リフォーム外壁下地

サッシまわりは最も水が侵入しやすい弱点となる箇所のためしっかりと処理をします。

戸建リフォーム外壁下地

透湿防水シートは横張りをしていき、10センチ以上重ねて下から上に張り込んでいきます。

戸建リフォーム外壁下地
戸建リフォーム外壁下地

全面の防湿透湿シートが張り終わりました。

2-4 サイディング工事 

〜サイディング工事〜

外部ではサイディング張りが進んでいきます。

戸建リフォームサイディング貼

色もかなり迷われましたが、ケイミューのはる一番シリーズより選定ただきました。

戸建リフォームサイディング貼

かなり全体のイメージがわかるようになってきました。ベランダも屋根のせ式ではなく木軸でベランダをあらたに作り一体化いたしました。。

戸建リフォームサイディング貼

ご要望にありましたベランダのテラス屋根も設置

3 外壁リノベーション竣工

3-1 外壁 Before → After
戸建リフォーム既存写真

外壁リノベーション前

足場も外れ、外観がはっきりわかるようになりました。玄関はリフォームされておりましたので、そのままその他のサッシはすべて新たに入れ替えております。ベランダは屋根置き式から躯体一体型へ変更いたしました。

戸建リフォーム竣工

足場も外れ、外観がはっきりわかるようになりました。
玄関はリフォームされておりましたので、
そのままその他のサッシはすべて新たに入れ替えております。
ベランダは屋根置き式から躯体一体型へ変更いたしました。

戸建リフォーム竣工

既存の状態がかなり老朽化していたこともあり、見違えるようになりました。もちろん構造からやり直しておりますので、リフレッシュ目的での外壁工事ではありません。サイディングに断熱材が付いていますので、実際は断熱材は2重となっています。

戸建リフォーム竣工

建物裏手
お客様も感激してくださり、こちらも喜びの瞬間となります。

一戸建て(一軒家)のフルリフォーム(全面リフォーム)には、大きく分けて5パターンの工事がありますが、今回ご紹介した外部を剥がし解体する外部スケルトンリフォーム(外壁リノベーション)の事例は、どちらかというとレアなケースとなります。

 

内部を解体しないというリフォームになりますので、間取り変更を希望していないケースが前提となります。内部はリフォーム済という例もあります。外部のモルタルが劣化していて、壁の補強が必要なケース、もしくは同時にサッシを入れ替えたい場合などがこの外壁リノベーション(外部スケルトンリフォーム)をおススメできるケースとなります。

 

 

 

更新日:2020年06月04日

フルリフォームをどこに相談すればいいか迷っている方は、木造戸建て専門会社の増改築.com®にご相談下さい。木構造を熟知する技術者が直接現場を担当致します。お問い合わせはこちらからどうぞ!

一戸建て(一軒家)の家一棟まるごとフルリフォームの5つのパターンと
工事費(費用・値段)と価格相場は?

一戸建て(一軒家)の家一棟まるごとフルリフォーム(全面リフォーム)を

大きく区分すると5つのパターンにわけることができます。

 

①改装でのフルリフォーム

②内部をすべて解体するフルリフォーム(間取りが大幅にかわる)

③内外部全面フルリフォーム(外壁まで解体)

④基本は内部スケルトンでのフルリフォームだが、

 窓(マド)サッシは変更したい(外部工事が必要なケース)

⑤外部のみ解体、室内は改装でのフルリフォーム

⑤はレアなケースですが、実際にございました。

 

これらの5パターンで工事のやり方が大きくかわってきます。もちろんですが費用・値段も変わってきます。ご自身のご要望にあわせてどのケースに当てはまるのかをご覧いただくことで、どのくらいの費用感になるのか?などを検討してみることをお勧め致します。

『増改築.com』の事例とともに解説しております。

 

 

 

一戸建て(一軒家)の家一棟まるごとフルリフォーム
の費用値段価格(改装)

一戸建て(一軒家)の家一棟まるごとリフォームの中でも間取り変更がなく既存の間取りをいかし、すべての水回り設備も位置の変更や新設のない、いわゆる素取り換え交換、内装は表面の改装を全体的に行うのが改装でのフルリフォームになります。まだキレイな状態の中古住宅、築浅10年以内程度の中古住宅物件を購入された方や不動産会社からのご依頼の多い工事です。大手リフォーム会社でのパッケージ商品と同等のリフレッシュ的な工事になりますので、費用値段価格も最も安く収めることが可能です。

2階建て建築面積30坪の場合の工事費(価格相場)※過去事例平均 800万

一戸建て(一軒家)の家一棟まるごとフルリフォーム
(内部全面スケルトン)の費用値段価格

築年数が30年以上、旧耐震に建てられた家建物をなどにお勧め、耐震補強を現行水準以上にしたい。でも外壁や外装をすべて解体するほどの予算費用をかける必要性がない(痛みが軽度)というお施主からの採用の多い、一戸建て(一軒家)の家一棟まるごと内部をスケルトン状態にするフルリフォーム(全面リフォーム)。スケルトンのため、階段位置変更が可能なため、間取りの自由度が高く耐震補強も施工。費用は当然改装よりもかかってまいります。外部工事が発生するサッシの変更はないケース。

2階建て建築面積30坪の場合の工事費(価格相場)※過去事例平均 1500~1800万

一戸建て(一軒家)の家一棟まるごとフルリフォーム(内外部全面スケルトン)の費用値段価格

内部を新しい間取りへ変更するが、外壁の傷みが激しい、または、建て替えを希望しているが新築で建ててしまうとセットバックの問題で、希望の間取りが実現しないケース。あるいは再建築不可の建物。というような問題を抱えておられるお客様が建て替えでの新築のレベルの工事内容を家一棟まるごとフルリフォームすることで実現できるリフォームです。外壁までを解体し、一戸建て(一軒家)躯体残しの状態にするようなフルリフォーム(全面リフォーム)がこちらのリフォーム。主要構造部のみ残すフルリフォーム(全面リフォーム)になります。地盤工事を除く基礎補強工事や耐震補強は構造部からの補強が可能で、外壁面は壁倍率の高い合板で全面張りを行います。弊社で最もご依頼数の多い工事になります。

 

2階建て建築面積30坪の場合の工事費目安
(価格相場)
1850万〜2200万

一戸建て(一軒家)家一棟まるごとフルリフォーム(内部全面スケルトン)+窓(マド)サッシ交換の費用価格

築年数は30年以上は経過し、旧耐震以前に建てられた家建物。大幅な間取り変更も希望している。しかし外壁の状態は、メンテナンスをしていたため、そこまで痛んではいない。しかし、せっかくの家一棟まるごとフルリフォーム(全面リフォーム)。希望の間取りや室内は新築同様のデザインになるのに、窓(マド)サッシがかわらないのは希望しない。できれば断熱性能の高い窓(マド)サッシへ変更したい。というお客様が採用されるのが一戸建て(一軒家)の家一棟まるごと内部スケルトンリフォームをベースに窓(マド)サッシ交換をするケースです。ご希望されるサッシ性能により金額は変動してきます。

2階建て建築面積30坪の倍の工事費目安
(価格相場)
※過去事例平均
1300~1700万

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※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。

2025年の建築基準法改正が決定、フルリフォームに確認申請が義務化されることから、現在大変混みあっております。

お問い合わせも殺到状態のため、プランのご提案までに日数を頂いております。

首都圏のリノベーションにつきましては、2024年度工事枠は4月解体着工のお施主様まで埋まっております。

・直近は2024年5月GW明けの解体着工スタートに1枠が空きありとなります。※2024年2月6日時点

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