戸建フルリフォームなら「増改築.com®」TOP>施工事例>埼玉県>新座市>O様 屋根を屋上にリフォーム 全面スケルトンリフォーム
建物概要 | |
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名前 | O様 |
場所 | 埼玉県新座市 |
築年数 | 築40年 |
構造種別 | 木造戸建 |
家族構成 | 大人2人 |
対象面積 | 25.5坪 |
リフォーム部位 | 間取変更/サッシ取替/既存外壁撤去サイディング/断熱/制震仕口ダンパー/屋上庭園 |
工期 | 3.5ヶ月 |
価格 | 1566万(税別)※住宅設備機器はお施主様が建材商社の為持ち込みの為別途 |
・お子様が独立されており、お二人で快適に過ごせる様間取り変更をしたい。
・現状のモルタル外壁にかなりクラックが入ってしまっているので、外壁は全て解体し新たに下地からやり直してほしい。仕上げは塗装壁ではなくサイディングにしたい。
・住宅設備機器も古くなっているので全て新しい物へ交換したい。
・木造一戸建ての屋根を屋上にリフォームし、屋上庭園、屋上リビングを作り休日には娘家族たちと週末はBBQしたい
目的が明確であったO様は設備機器等には特別なこだわりはなく新しくなれば良いといったお考えで、間取り変更と外壁の解体工事、屋上新設工事を最も優先度の高い工事と相談を受けました。予めの予算をお話いただいておりましたので、ご予算の範囲で必ず必要な、耐震工事、補強工事の予算取りをさせていただきご契約をさせていただいたお客様です。
それでは、打ちあわせから竣工までを解説させて頂きたいと思います。
着工前に撮影した既存の建物の写真です。外壁はよく見ると無数のクラックが入っていることがわかります。クラックを補修後塗装という処置も可能ではありましたが、ご主人の優先順位がメンテナンス頻度の高い塗装仕上げよりもメンテナンス頻度の低いサイディングを希望されましたので外壁モルタルを剥がし外部補強後のサイディング張りをご提案致しました。
屋上部に立ち上がりが出来るため、新たに塗装壁を作るよりもこれを機会にサイディングしたいというお気持ちもおありでした。O様邸の基礎は 布基礎で、調査をさせて頂いたところ、状態が良い為、耐圧盤(ベタ基礎への変更)は優先順位を下げ既存の布基礎を使用する形をとりました。
O様にはすでにお子さんもおられるお嬢さまが2人おられ、よく実家に泊まりにくることも多いとのことで、新規のプランでは、1つのお部屋をあえて2部屋にし2家族が同時に泊まりに来てもO様とお嬢様家族2世帯が宿泊できるようプランさせていただきました。
基本的な間取りは大きく変更せずに、O様が最も重視された一戸建ての屋根を屋上庭園、屋上リビングテラスへのリフォームの屋上を設置するための階段を設けなければならないため、階段をどこにもっていくのかを検討しました。
脱衣所、浴室も既存のサイズよりも大きくしたかったため、既存脱衣場スペースに階段を配置ち既存階段スペースを脱衣所にする計画としました。この配置により、浴室サイズを0.75坪から1坪へ、おなじく脱衣所のサイズも0.75坪から1坪へのサイズアップが出来ました。階段の勾配も緩くなり、3階部ベランダへの新たな上り階段の配置が可能となりました。
今回O様がご希望されていた木造一戸建ての屋根を解体し屋上庭園、屋上リビングテラスへのリフォームについて。
従来は、木造に屋上という発想はタブーとされておりました、大正8年に屋根工事業を創業母体としてきた弊社としましても雨漏れと戦ってきた歴史から、木造で屋上という発想は正直、否定的な考えで疑って参りましたが、防水工法の技術の進化の結晶ともいえる画期的な工法が木造での屋上空間を可能にしました。新築木造一戸建て住宅ではここ数年で屋上を提案する会社も出て参りました。しかしながら木造改築で屋上を新設する屋上工事をする会社は、弊社の知る限り2016年では群馬に1社いるのみです。防水下地を大工工事でおこないますが、屋根の解体から下地補強まで、大変ナーバスな工事となりますため木造を熟知した工事会社に相談をお勧め致します。
下記は弊社がO様へ提案した屋上のイメージパースです。O様より当初よりご要望頂いておりました、お孫さんが遊びに来た時に屋上でBBQ(バーベキュー)したいという点もふまえて、タイル部分と人工芝を織り交ぜデザインしています。
O様が最も今回のリフォームで優先度を高くご要望されたのがこの外壁の解体(剥がしたい)でした。今回はこの屋根を解体し、屋上を設置するスケルトンリフォームとなり、屋上部には立ち上がりができるために、壁を立ち上げ新たに外壁となる部分が生まれます。立ち上がりの部分を既存のモルタルに合わせて施工も可能でしたが、既存の傷み具合を検討し、剥がすことになりました。基礎については傷みがほぼなく状態が良かったこともあり既存の布基礎を利用しての工事を提案させていただきました。
創業大正8年以来、木造を中心に改築をやってきた弊社では、木造で屋上?というあまりにセオリーではありえない工法に当初は誰よりも疑問を抱いていました。しかしこの工法と防水の仕組みをみて導入を決めました。
木構造で屋上部全面にシート防水、その他塗膜防水などを施工しても、地震の際に割れて防水層に亀裂が入る恐れがあり、とても危険です。そのため地震の揺れの問題を解決できる防水ではなければなりません。
今回の金属防水の仕組みは揺れることで力を分散させ、むしろ耐震性を発揮する木造住宅にマッチした施工になっています。下地の木部を構造用合板にて2重張りにしていることも水平耐力に対抗できる要素になりますので強度もあがります。
継ぎ目をあえてつくることで“遊び=ゆとり”をつくるにより、表面亀裂が起こりうる状況を回避、雨漏れの原因となる亀裂を防いでいます。
防水層に雨が侵入しても、傾斜を設けた特殊形状の金属板で排水経路を確保(溝の部分)。4層構造にて排水します。
「雨を逃す、雨水を侵入させない」ジョイントがこの防水構造のキモと言えるパーツとなっています。木造住宅が自然現象に逆らうこと無く存続するために、必要とされる構造です。
また和瓦の1/16と軽量の為、 重心も低く、荷重も小さくなるため耐震面でも有利といえる工法になっています。
また屋根の代わりとなる屋上には遮燃、遮炎、延焼を防ぐ素材である必要があります。
O様邸で採用したこの防水工法は、国の不燃認定を取得している工法になります。
キッチンの位置は既存の位置とは変えず、システムキッチンを取替えました。
トクラス社のシステムキッチンBbを採用しています。
浴室は間取り変更により位置が変更となっております。O様宅ではユニットバスが設置されておりましたが、最新のシステムバスへ変更しました。
採用したのはLIXIL社のアライズです。
更新日:2020/12/10
O様はお嬢様が建材商社へお勤めでサッシはビル等の施工も請け負う商社でございましたのでサッシ、玄関ドア等の鋼製建具、フローリング、室内ドアやクローゼット扉等木製建具、玄関収納、窓枠、笠木、階段といった木質建材はすべて御支給いただきましたので支給品を除く総工費(弊社請負費用)は、価格:約1566万円(サッシ・建材別)となりました。※一般的な提供価格で1800万程度の費用感であると想定します。
一般のお施主様ですと階段の割り付けなど打ち合わせができないのですが、今回O様のケースですと、現場でお打ち合わせが可能ということでお願いができました。また、住宅設備機器につきましては弊社も卸売をしている絡みで、商社以上のコストで提案ができておりましたため採用頂けました。
今回のリフォームのメインは何といっても、木造2階屋の屋根を解体し、屋上を設置する屋上庭園、屋上リビングテラスへのリフォーム。
雨仕舞の点から今までは絶対に考えられなかった夢の屋上バルコニーが木造住宅でも楽しめる様にできた事です。O様邸はそんな夢を体現したような実例となりました。長い工期何度も打合せをさせて頂きまして誠に有難うございました
もし、今現在、木造の家に住まれていて、O様の様に屋上を作りたい!と思われている方は是非とも参考にしてくださいね。
フルリフォーム(全面リフォーム)で最も大切なのは「断熱」と「耐震」です。性能向上を第一に考え、末永く安心して住める快適な住まいを目指しましょう。
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どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
※設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。
※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
2025年の建築基準法改正が決定、フルリフォームに確認申請が義務化されることから、現在大変混みあっております。
お問い合わせも殺到状態のため、プランのご提案までに日数を頂いております。
首都圏のリノベーションにつきましては、2024年度工事枠は4月解体着工のお施主様まで埋まっております。
・直近は2024年5月GW明けの解体着工スタートに1枠が空きありとなります。※2024年2月6日時点
※ご契約順に施工班の予定を組ませて頂いております。スケルトンリフォームには6ヶ月程度の期間が必要になります。余裕をもったスケジュールでご相談をお願い申し上げます。
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