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更新日:2026/05/08 

最新情報を追記で掲載!

2026年5月最新|建築資材高騰の現状と対策 — 供給危機の「不都合な真実」を現場から報告

【緊急警告】2026年建築資材ショック|断熱材が消える!今すぐ取るべき3つの防衛策【増改築.com】

1. はじめに:日本の家づくりは今、戦後最大の「供給危機」にある

 

2026年4月現在、日本の住まいづくりは、かつてないほど過酷な「供給危機」の局面に立たされています。

2026年2月28日に発生した米国・イスラエルによるイラン攻撃は、単なる中東の軍事衝突に留まらず、私たちの目の前にある「家づくり」の根幹を揺るがしています。

私は、大正8年創業のハイウィル株式会社・四代目社長として、これまで25年以上にわたり、通算500棟超の木造フルリフォーム・リノベーションに携わってきました。

私自身、大工職人として自ら100棟以上の現場を施工し、2021年のウッドショックや2022年のウクライナ危機といった荒波を最前線で乗り越えてきましたが、正直に申し上げます。

今、建築現場で起きているのは「値上げ」という生易しいものではありません。

2026年4月13日、TOTOがユニットバスの新規受注を停止。

その後LIXILも追随し、日本の住宅設備業界に前例のない「供給停止」が起きました。業界史上初めての事態であり、日本の浴室リフォーム市場の約80%のシェアを持つ二大メーカーが同時に受注を止めるという、戦後最大の危機でした。

政府の緊急対応により4月下旬に受注は再開しましたが、5月からは「第二波」として建材価格の連鎖値上げが本格化しています。

ナフサ価格は4月の1.9倍、125,103円/kLという歴史的高値を記録。

 

- 断熱材: 40〜50%値上げ実施済み(5月〜)

- ルーフィング: 40〜50%値上げ実施済み(5月〜)

- 塩ビ管: 12〜20%値上げ実施済み(5月〜)

- 塗料シンナー: 75%値上げ継続中

- 鋼板: 10%以上値上げ予定(6月〜)

 

これは一時的な混乱ではなく、戦後最大の「供給危機」です。

私が500棟以上の解体現場で「家のOS(基本性能)」を診続けてきた臨床眼から、特に深刻な資材の現状を報告します。これらは見た目を整えるだけのリフォームではなく、耐震・断熱という「本物の再生」に欠かせないものばかりです。

 

2. 【定義】2026年建築資材ショックとは?(結論:値上げより深刻な「供給停止」)

【定義】2026年建築資材ショックと「ナフサショック」の全貌

2026年、日本の建築業界は「ウッドショック」を遥かに凌ぐ、戦後最大級の供給危機に直面しています。

大正8年創業の知見と500棟の施工実績を持つ実務家の視点から、この危機の正体と対策を解説します。

 

1. 原因:ホルムズ海峡封鎖と「住宅の血液」の寸断

2026年2月28日のイラン攻撃を端緒に、日本の原油輸入の約90%を支えるホルムズ海峡が実質的に封鎖されました。これにより、住宅建材の基礎原料であるナフサ(粗製ガソリン)の供給が激減しました。

ナフサが住宅に不可欠な理由:

ナフサはエネルギーとして燃やすためではなく、石油化学工業の原料として、断熱材、塗料、接着剤、塩ビ管、ビニールクロスなど、現代建築のあらゆる部材に姿を変える「見えない血液」だからです。

 


2. 「値上げ」を超えた「供給停止」の異常事態

今回の危機の本質は、単なるコスト上昇ではありません。原料不足により、メーカーが生産そのものを止めるという物理的な欠乏状態にあります。

項目 現状と影響 具体的データ(2026年4月時点)
ナフサ価格 過去最高値圏を推移 3月速報値:62,893円/kL(高止まり継続)
高性能断熱材 生産停止・受注制限 旭化成建材「ネオマフォーム」等が供給不可に
塗料・溶剤 価格暴騰と数量制限 日本ペイント:シンナー製品で75%値上げ
生コン 供給危機

運搬船の重油不足により、基礎工事が着工不可の恐れ


3. 住宅1棟当たりの原価増シミュレーション

500棟の現場を診てきた臨床データに基づくと、現在の資材高騰は見積書に以下のインパクトを与えています。

  • 新築住宅(120㎡): 原価だけで約56万円のプラス(建築費全体の3〜5%増)。

    • 断熱材:+15万円、塗料:+12万円、樹脂サッシ:+10万円など。

  • 外壁塗装(100㎡): 工事費全体で約38万円の増額(5〜8%増)。

    • 特に石油溶剤(シンナー)の値上げが原価構造を直撃しています。


4. 追い打ちをかける「政府の供給統制」

2026年3月30日、高市首相は石油製品の供給において「医療活動」を最優先すると発表しました。

不都合な真実:

医療が優先されることは、建設・リフォーム用資材の優先順位が事実上「後回し」にされることを意味します。これにより、個人のリフォーム現場への資材供給は今後さらに熾烈な争奪戦となることが予想されます。

 


5. 施主が今すぐ取るべき3つの防衛策

「いつか安くなる」という楽観視は通用しません。30年後も価値を維持する家を守るために、以下の自衛策を推奨します。

  1. 早期発注と資材確保の確約

    契約後すぐに、断熱材や配管材などの主要資材を確保するよう工務店と協議してください。

  2. 石油依存からの脱却(代替品の検討)

    石油化学系断熱材(ウレタン等)を避け、木質繊維系のセルロースファイバーやグラスウールへの仕様変更を検討しましょう。

  3. 大型補助金の最大活用

    「みらいエコ住宅2026(Me住宅2026)」等の制度を活用し、最大100万円の補助金で上昇したコストを相殺することが不可欠です。

今回の危機は、見た目だけを綺麗にする「表層的なリフォーム」ではなく、家の基本性能(OS)をいかに守るかの勝負です。資材が完全に消える前に、迅速かつ冷静な判断が求められています。

 

3. なぜ「リフォーム」が後回しにされるのか?(高市首相の医療優先発表の衝撃)

2026年、なぜ「リフォーム」が後回しにされるのか?

 

政府が明かした供給優先順位の「不都合な真実」

2026年建築資材ショック(ナフサショック)において、リフォームを検討中の施主様が直面している最大の壁は、

単なる「値上げ」ではありません。それは、国策として決定された「供給の優先順位」という冷徹な序列です

 

 


1. 高市首相の備蓄放出と、その裏にある不足感

2026年4月10日、高市早苗首相は石油備蓄の追加放出(約20日分)を決定しました。

これにより、累計の放出量は約65日分に達しています

 

石油備蓄放出のタイムライン(2026年)

  • 3月16日: 最初の備蓄放出決定

  • 3月24日: 民間保管分を先行放出(15日分)

  • 3月26日: 国家備蓄を放出開始(30日分)

  • 4月10日: 追加放出決定(20日分)

首相は「国内需要の4カ月分を確保できている」と強調していますが、

政府高官は「一部の石油化学製品(ナフサ由来)は依然として絶対量が不足している」と認めており、

数字上の在庫と現場の供給には大きな乖離が生じています

 

 


2. 政府が明言した「石油製品供給の優先順位」

2026年3月30日、政府は限られたナフサ由来製品を分配するための「優先順位」を正式に設定しました

ここで、リフォームは事実上の「切り捨て」に近い序列に置かれています。

 

【政府の石油製品供給優先順位】

  1. 医療・救急: 輸液バッグ、カテーテル、薬品容器など(人命優先)

  2. 物流・交通: トラックの燃料、タイヤ、梱包材(社会機能維持)

  3. 新築住宅: 住宅供給義務の遂行、大手建設業の雇用維持

  4. リフォーム・リノベーション: 「最も後回し」

 

 


3. リフォームが「最下位」にされる3つの構造的理由

なぜ、私たちの生活に直結するリフォームがこれほどまでに軽視されるのでしょうか。

そこには3つの冷酷な論理が存在します

 

  • 理由1:法律上の供給義務の欠如 新築住宅には「住宅セーフティネット法」等に基づく供給義務がありますが、リフォームには国が資材を確保してまで守るべき法律上の義務が存在しません。

  • 理由2:緊急性の過小評価 医療は「命」、新築は「住む場所がない人の救済」と定義される一方、リフォームは「既に住める家がある」とみなされ、生活の質や住宅性能の向上は二の次と判断されています。

  • 理由3:政治的影響力の弱さ 新築は大手ゼネコンやハウスメーカーが中心で、雇用やGDPへのインパクトが巨大です。対してリフォームは、地域の中小事業者が主役であるため、政治的な発言力が弱く、後回しにしやすい対象となっています。

 

 


4. この構造的問題が意味する「施主の自衛策」

政府が「在庫あり」と発表しても、その資材がリフォーム現場に届くのは、

上位3カテゴリーが満たされた後の「残りカス」に過ぎません

 

今、施主ができること:

  • 「いつか来るだろう」を捨てる: 確保できた資材に合わせて、工事の順番を柔軟に入れ替える覚悟が必要です。

  • 在庫を持つ業者を選ぶ: 小規模な都度発注スタイルの業者ではなく、一定量のナフサ由来建材を独自にストックしている業者との契約を優先してください。

  • 非石油系への切り替え: 供給が止まるリスクが低い、木質繊維系や鉱物繊維系の資材(グラスウール等)への仕様変更を急ぎ検討しましょう。

「国がなんとかしてくれる」という期待が通用しないのが、2026年建築資材ショックの本質です。資材争奪戦が激化する前に、現実的な次の一手を打つ必要があります。

現在の工事計画で、特に納期の回答が得られていない資材はありますか?現場の実情に合わせた代替案のご相談も承ります。

 

4. 500棟の現場を診てきたプロの警告:主要資材の「不都合な現状」

私が500棟以上の現場で「家のOS(基本性能)」を診続けてきた臨床眼から、2026年5月現在の特に深刻な資材状況を報告します。これらは見た目を整えるだけのリフォームではなく、耐震・断熱という「本物の再生」に欠かせない基幹資材ばかりです。

 


4.1 高性能断熱材:値上げ実施+供給制限の二重苦

断熱等級6(HEAT20 G2レベル)を実現するための要である高性能断熱材が、史上最悪の危機的状況にあります。

【2026年5月実施済みの値上げ】

メーカー 製品カテゴリ 値上げ幅 実施時期
カネカ 発泡ポリスチレン系 40〜50% 5月1日〜
デュポン スタイロフォーム 40〜50% 5月1日〜
積水化学 エスレンフォーム 50% 5月21日〜
マグ・イゾベール グラスウール製品 25%超 5月〜
旭ファイバーグラス グラスウール 納期延長対応 5月18日〜
パラマウント硝子 各種断熱材 15% 6月1日〜

現状の深刻度:★★★★★(最高レベル)

  • 供給不安: 旭化成建材の「ネオマフォーム」等は受注制限・納期調整が継続中。

  • 不都合な真実: 断熱材が届かなければ、冬の寒さを解決する「性能向上リノベーション」は完成しません。ZEH住宅や長期優良住宅の認定も、資材不足により計画変更を余儀なくされています。

 

 


4.2 塗料・シンナー:75%値上げ実施+出荷制限

外部メンテナンスの主役である塗料業界では、石油溶剤の不足により前代未聞の事態が続いています。

【塗料・シンナー値上げ・供給状況】

メーカー 対象製品 値上げ幅 状況
日本ペイント シンナー製品 75% 3月より継続実施中
エスケー化研 溶剤系塗料 30〜80% 7月1日より改定予定
三協化学 溶剤(シンナー) 数量制限 深刻な供給不足
関西ペイント シンナー類 20〜25% 4月実施済み
アイカ工業 シーリング材 新規停止 4月より受注停止中

現状の深刻度:★★★★★(最高レベル)

  • 実態: 「お金を出しても塗料が買えない」ため、外壁塗装の現場が全国でストップしています。

  • 不都合な真実: 塗装の先送りは、外壁劣化から雨漏り、さらには構造躯体の腐食へと繋がります。「高いから待つ」という選択が、数年後に数百万円の追加改修費(柱の入れ替え等)を招くリスクがあります。

 

 


4.3 ルーフィング・防水材:40〜50%の大幅値上げ

屋根の「一次防水」を担うルーフィング材が、石油価格高騰の直撃を受けています。

【5月1日より実施済み】

メーカー:田島ルーフィング 値上げ幅
アスファルト系防水材料 40〜50%
ポリスチレン断熱材 40〜50%
ウレタンフォーム断熱材 40〜50%

現状の深刻度:★★★★★(最高レベル)

  • 価格インパクト: 4月に見積を取った人と5月に取る人では、屋根カバー工法(80㎡)で約40万円もの差が生じています。

  • 不都合な真実: 防水シートの劣化は家の寿命に直結します。このコスト増により、最も重要な防水工程の質を落とす業者が現れる懸念があります。

 

 


4.4 塩ビ管・配管材料:12〜20%値上げ

給排水設備に欠かせない塩化ビニル製品も、ナフサショックの波から逃れられません。

【5月実施済み】

メーカー:積水化学 値上げ幅 実施日
雨とい製品・波板 20%以上 5月20日〜
カラーパイプ 20% 5月20日〜
塩ビ管全般 12〜20% 5月7日〜

現状の深刻度:★★★★☆(高レベル)

  • 不都合な真実: 配管は「見えない部分」ですが、劣化した配管の放置は漏水やシロアリ被害、基礎の腐食を招きます。資材高騰を理由に後回しにできない生命線です。

 

 


4.5 生コンクリート:重油枯渇による供給危機

「家の足腰」である基礎補強に不可欠な生コンクリートが、物流の停滞により危機に瀕しています。

現状の深刻度:★★★★★(最高レベル)

  • 状況: 原材料運搬船の重油不足により生産が困難。また、政府の石油供給優先順位でリフォームが最下位に置かれたことが追い打ちとなっています。

  • 不都合な真実: 基礎が弱い家は、上部をいくら固めても地震で倒壊します。生コンの供給不足は、耐震リフォームの着工そのものを不可能にしています。

 

 


4.6 鋼板・鉄骨材料:6月からさらなる値上げへ

【6月実施予定】

  • JFE鋼板: 各種鋼板 10%以上 値上げ。

  • 異形棒鋼(鉄筋): 4月までに累計 +18,000円/トン の急騰。

現状の深刻度:★★★☆☆(中レベル)

  • 影響: 耐震補強で多用する「鉄骨ブレース」や「金物」のコストを押し上げます。

 

 


【5月最新】主要資材の「不都合な現状」まとめ

カテゴリ 深刻度 主な影響・リスク
高性能断熱材 ★★★★★ 40〜50%値上げ・断熱工事の停滞
塗料・溶剤 ★★★★★ 75%値上げ・外装メンテ費の暴騰
防水材(ルーフィング) ★★★★★ 40〜50%値上げ・雨漏り対策の先送り
配管材(塩ビ) ★★★★☆ 12〜20%値上げ・給排水更新費の上昇
生コン ★★★★★ 供給危機・基礎工事の着工不可

正直に申し上げます。

この異常事態の中で、「いつも通り安く、早く」を謳う業者がいたとしたら、それは現場の真実を隠しているか、見えない部分の品質を犠牲にしているかのどちらかです。

私たちは、この「不都合な真実」を包み隠さずお伝えした上で、どうすれば皆様の資産である「家」を守り抜けるかを、プロとして共に考えたいと考えています。

5. 建築費+5%以上の衝撃と「金利上昇」のダブルパンチをどう乗り越えるか

2026年、リフォームを検討する施主様を襲っているのは、資材の「供給危機」だけではありません。「建築原価のさらなる上昇」と「住宅ローン金利の上昇」という、家計を直撃するダブルパンチが現実のものとなっています。

500棟の現場を診てきた実務家の視点から、この「2ヶ月の遅れが数百万円の差を生む」異常事態をシミュレーションします。

 


1. 建築費上昇の現実:見積書が書き換わる瞬間

石油化学製品(ナフサ由来)の暴騰は、リフォーム費用全体の約8%を押し上げています。

【試算:1,500万円の戸建てリフォーム(性能向上リノベ)の場合】

工事項目 従来価格 値上げ幅 増加額 現場のリアルな影響
断熱材 75万円 +40% +30万円 カネカ等、石油系断熱材の調達難
外壁塗装 50万円 +50% +25万円 シンナー75%値上げが工賃を直撃
屋根防水 40万円 +45% +18万円 アスファルトルーフィングの急騰
配管工事 100万円 +15% +15万円 塩ビ管・継手の連鎖値上げ
基礎・鉄骨 80万円 +10% +8万円 生コン供給難と鉄筋のコスト増
内装・設備 1,155万円 +2% +23万円 石膏ボードや物流費の間接影響
合計 1,500万円 +8.0% +119万円 実質総額:1,619万円

 

 


 

2. 金利上昇の追い打ち:日銀の政策転換

2026年3月、日本銀行のマイナス金利解除から始まった金利上昇の波が、リフォームローンの返済計画を狂わせています。

【金利0.5%上昇による影響試算】

  • 借入額: 1,500万円 / 返済期間: 20年

項目 従来(金利1.0%) 現在(金利1.5%) 差額
月々返済額 約69,000円 約72,500円 +3,500円/月
総返済額 約1,656万円 約1,740万円 +84万円

 

 


3. 【結論】わずか2ヶ月の判断ミスが「236万円」の損失に

資材高騰と金利上昇を合算すると、その差は「車1台分」に匹敵します。

4月に契約を決めた人と、迷って6月に延ばした人の差を比較してください。

シミュレーション:4月契約 vs 6月契約のトータル負担差

項目 4月契約(高騰前) 6月契約(高騰後) 差額
工事費総額 1,500万円 1,619万円 +119万円
金利条件 1.0% 1.5% +0.5%
総返済負担 1,656万円 1,892万円 +236万円

「もう少し待てば安くなる」という期待は、2026年の市場においては通用しません。 むしろ、決断の遅れが性能(OS)を落とす最大の原因となっています。

 


4. この難局を乗り越える「4つの生存戦略」

  1. 早期契約による価格ロック

    大手メーカーの価格改定(6月・10月など)の前に契約を締結し、資材を早期発注・確保することで、追加の値上げ分を回避します。

  2. 金利上昇リスクのヘッジ

    変動金利だけでなく、全期間固定金利、あるいは「住宅ローン一体型ローン」への切り替えを検討し、将来の金利上昇による返済増を封じ込めます。

  3. 工事の「優先順位」の厳格化

    予算が膨らむ中で最も避けるべきは「中途半端な全部工事」です。

    • 最優先:耐震・基礎補強(命と資産を守る根幹)

    • 次点:断熱リフォーム(光熱費高騰への対抗策)

    • 柔軟に:水回り・内装(後からでもグレード変更可能)

  4. 「みらいエコ住宅(Me住宅2026)」の徹底活用

    2026年の大型補助金を活用し、最大100〜200万円の還付を受けることで、資材高騰分を相殺します。

最後に

私たちは、無理な契約を急かすことはいたしません。しかし、500棟の現場を診てきたプロとして「今、動かなければ家の性能を諦めざるを得なくなる」という現実を正直にお伝えするのが義務だと考えています。

 

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➡️「【新築 vs 中古リノベ】最終結論」をご覧ください 

➡️ 6種類のフルリフォームパターンを比較 

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第5.5章:公的データが示す「リフォーム工事費」過去最高更新の衝撃

2026年3月30日、一般財団法人 経済調査会より、戸建て住宅の「リフォーム工事費指数」と「長期メンテナンスコスト予測」が新たに公開されました

 
 

「値上げは一時的なものでは?」「いずれ落ち着くのでは?」と楽観視する声もあります。

しかし、500棟の現場を診てきた実務家の視点、そして何より公的データが示す現実は、その期待を冷徹に否定しています。

 


1. 国交省データが証明する「右肩上がり」の現実

国土交通省の「建設工事受注動態統計」によれば、リフォーム工事の平均受注額は、もはや「高騰」という言葉では足りないほどの勢いで過去最高を更新し続けています。

 

【リフォーム平均受注額の推移】

期間 平均受注額(万円) 前年比 累積上昇率
2024年 Q1 127万円 - -
2025年 Q1 138万円 +8.7% +8.7%
2026年 Q1 156万円 +13.0% +22.8%

結論:わずか2年で、リフォーム費用は「2割以上」上昇しました。

 


 

出典:経済調査会

2. 工事費を押し上げる「4つの構造的要因」

この価格上昇は、一時的なパニックではなく、以下の要因が複雑に絡み合った「構造的な変化」です。

  • 要因1:資材価格の連鎖値上げ

    ナフサ価格の2倍騰騰により、断熱材・塗料・配管材といった石油化学製品が連鎖的に値上げされています。

  • 要因2:人件費(労務費)の上昇

    建設業界の深刻な人手不足(2024年比+12%)に加え、技能労働者の高齢化が進行。熟練工の確保には、かつてないコストが必要となっています。

  • 要因3:物流費の暴騰

    重油・軽油の燃料高騰と、いわゆる「2024年問題(トラックドライバー不足)」により、現場への配送コストが急増しています。

  • 要因4:価格転嫁の本格化

    メーカー、工事業者が企業努力で吸収できる限界を超え、施主への価格転嫁が本格化しています。

 

 


3. 「待てば下がる」は幻想である理由

現在の価格上昇トレンドは、今後さらに加速すると予測されます。その根拠は以下の通りです。

  1. 地政学リスクの長期化: ホルムズ海峡情勢の緊迫により、ナフサ供給不安は当面解消されません。

  2. 構造的な円安: 輸入に頼る建築資材(木材・樹脂・設備部品)の価格高騰が常態化しています。

  3. 法規制によるコスト増: 2025年の「省エネ基準適合義務化」や「4号特例の縮小」により、設計・施工・申請のすべてにおいて付加的なコストが発生しています。

  4. 脱炭素社会への投資: 高性能資材(断熱等級6以上)への需要増に対し、石油系原料の供給が追いついていません。

 

 


4. 施主が直面する現実:2年間の「空白」が招く損失

同じ120㎡の戸建てフルリフォームを計画した場合、契約時期が異なるだけでこれだけの差が生じます。

 

ケーススタディ:契約時期による工事費の差

契約時期 工事費総額 2024年比(増額分)
2024年 4月 1,270万円 -
2025年 4月 1,380万円 +110万円
2026年 5月 1,560万円 +290万円

わずか2年決断を先送りしただけで、290万円もの追加負担が生じているのです。

 


結論:早期契約こそが「最大のコストダウン」

「もう少し待てば安くなる」という期待は、もはやリスクでしかありません。

  • 6月からさらなる値上げ: 鋼板、断熱材の「第2波」値上げが予告されています。

  • 金利上昇の足音: 住宅ローン金利も上昇傾向にあり、総支払額はさらに膨らみます。

プロとしての提言:

現在の価格は「過去最高」ですが、同時に「未来から見れば最安値」である可能性が極めて高い状況です。家のOS(耐震・断熱)を守り、30年後も価値を維持する家を創るなら、今、この瞬間の判断が最も合理的な選択となります。

公的データを踏まえた、より精緻な資金シミュレーションや、補助金を活用した負担軽減策について、個別にご提案させていただくことも可能です。

6. 施主が今すぐ取るべき3つの防衛策:早期発注・代替品・補助金活用

2026年、ナフサショックという未曾有の危機において、施主が自らの資産と生活を守るためには「待ち」の姿勢は禁物です。500棟の現場実務から導き出した、具体的かつ現実的な自衛策を提示します。

 


1. 防衛策1:5月中の契約締結(6月以降の再値上げを回避)

【最重要】5月は、6月から始まる「値上げ第2波」を回避できる最後のデッドラインです。

なぜ「5月中」の決断が必要なのか?

6月1日を境に、基幹資材のさらなる価格改定が予告されています。

資材カテゴリ メーカー例 予定値上げ幅 実施時期
鋼板・鋼材 JFE鋼板ほか 10%以上 2026年6月〜
高性能断熱材 パラマウント硝子ほか 15% 2026年6月1日〜
石膏ボード 吉野石膏ほか 20% 2026年6月〜
建築塗料 エスケー化研ほか 30〜80% 2026年7月1日〜

契約による「価格ロック」の仕組み:

多くの工事請負契約では、「契約締結時の価格を維持する」という原則があります。

5月中に契約し、工務店が資材を早期確保することで、夏の塗装値上げや鋼材高騰の影響を受けずに済む可能性が高まります。

※契約前に必ず「資材高騰による追加請求の有無」を条項で確認してください。

 


2. 防衛策2:石油依存からの脱却(代替資材の検討)

すべての建材が消えるわけではありません。石油化学製品(ナフサ由来)を避け、

比較的供給が安定している資材へ切り替えることで、性能を落とさずコストを抑えることが可能です。

 

【戦略的代替資材の選定例】

工事部位 石油系(従来) 非石油系・代替案 性能・メリット
断熱材 発泡ポリスチレン (+50%) セルロースファイバー 新聞古紙由来。調湿・防音性に優れる
断熱材 硬質ウレタン (+50%) 高性能グラスウール 鉱物由来。供給が比較的安定している
外壁塗装 溶剤系(シンナー使用) 水性塗料(プレミアム級) ナフサ由来の溶剤を最小限に抑制
配管工事 全交換(塩ビ管高騰) 既存配管の更生・補修 漏水リスクが低い場合は延命を検討

注意点: 代替品の選定は「JIS規格」や「熱貫流率(U値)」が同等であることをプロに確認してもらうことが前提です。

 


3. 防衛策3:工事の「優先順位」を峻別する

予算が限られる中、一度にすべてを求めると「中途半端な品質」になりがちです。

家の寿命を左右する「OS」から順に資金を投じてください。

  1. 最優先:命を守る「耐震補強」

    • 旧耐震(1981年以前)や基礎にクラックがある場合、資材がなくなる前に基礎と構造を固める。

  2. 次点:健康と燃費を守る「断熱リフォーム」

    • 光熱費高騰への唯一の対抗策。冬のヒートショックリスクを低減。

  3. その次:資産価値を維持する「外装メンテナンス」

    • 雨漏り防止のための最低限の防水処置を優先。

 

 


4. 防衛策4:2026年度「大型補助金」の徹底活用

資材高騰分を自腹で払うのではなく、国の予算で相殺してください。2026年は過去最大級の補助額となっています。

【利用可能な主な補助金制度】

  • みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)

    • 最大60万〜100万円:断熱改修、エコ住宅設備の導入。

  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業

    • 最大250万円:耐震・断熱をセットで行う高度な改修。

  • 既存住宅における断熱リフォーム支援事業

    • 最大120万円:高性能な窓や断熱材への交換。

  • 各自治体の耐震・省エネ助成金

    • 例:東京都や横浜市、大阪市などでは独自に50万〜150万円の上乗せがあるケースが多い。

シミュレーション:5月決断 vs 7月決断

断熱リフォーム(400万円)で比較した場合、遅れるだけで補助金枠の消失リスクと、資材増分(+80万円)のダブルパンチを受けることになります。

 


【保存版】施主の自衛策チェックリスト

  • [  ] 5月中に「性能向上」に強い複数社から見積もりを取る

  • [  ] 契約書に「資材高騰によるスライド条項(追加請求)」がないか確認する

  • [  ] ナフサ由来(ウレタン等)に代わる資材の提案を業者に依頼する

  • [  ] 「命」→「健康」→「見た目」の順で工事の優先順位を決める

  • [ ] 補助金の予約申請(予算確保)を業者がすぐに行えるか確認する

プロからの提言

「安くなるまで待つ」という選択肢は、供給網が崩壊し、金利が上昇する2026年においては、最も高価な選択(損失)になりかねません。家の価値を30年維持するために、今できる最善の手を打ちましょう。

出典「一般財団法人 建設物価調査会」

7. よくある質問(FAQ 4問)

2026年4月現在、施主様から寄せられている切実な疑問に、500棟の現場を診てきた実務家の視点で正直にお答えします。

 

Q1. 今契約すれば、今の見積もり価格で工事できますか?

A. 原則として契約時の価格が適用されますが、「資材価格変動条項」には注意が必要です。

  • 通常、契約を結んだ時点での金額が確定となります。

  • ただし、着工までに期間が空く場合、予期せぬ高騰に対応する特約(スライド条項)が含まれるケースが増えています。

  • 増改築ドットコムでは、契約時の価格を最大限守る努力をしていますが、見積もりの有効期限が「2週間」と極めて短くなっているのが現状です。

 

 

Q2. 情勢が落ち着くまで、リフォームを延期した方がいいですか?

A. 「待てば安くなる」保証はなく、むしろ「資材が手に入らない」リスクの方が深刻です。

  • 過去のウッドショック時もそうでしたが、一度上がった人件費や資材価格が以前の水準に戻ることは極めて稀です。

  • 特に今回は、高市首相による医療優先方針により、建設現場への石油供給の優先順位が下がっています。

  • 延期している間に断熱材や塗料が完全に「在庫切れ」となり、工事自体ができなくなるリスクを直視すべきです。

 

 

Q3. 2026年度の補助金は、値上げ対策として本当に有効ですか?

A. はい、最大200万円(窓100万+エコ100万)の補助金は、値上げ分を相殺する強力な武器になります。

  • 「先進的窓リノベ2026」で最大100万円、「みらいエコ住宅2026」で最大100万円の補助が受けられます。

  • 断熱材が40%値上げされたとしても、補助金を活用すれば実質的な自己負担額を以前より抑えられるケースも多いです。

  • ただし、予算には限りがあり、早期終了の可能性があるため「早い者勝ち」の状態です。

 

Q4. 希望の断熱材が「生産停止」と言われました。リノベーションは諦めるべき?

A. 諦める必要はありません。供給の安定した「代替品」で同等の性能を確保できます。

  • 旭化成建材の「ネオマフォーム」などが生産停止でも、グラスウールやセルロースファイバー等の代替手段があります。

  • 大切なのは特定の「製品名」ではなく、家全体の「Ua値(断熱性能)」を維持することです。

  • 私たちのような500棟の施工経験を持つプロは、手に入る資材を組み合わせて「断熱等級6」を実現する知恵を持っています。

8. まとめ:この荒波の中でも「本物の家」を届けるために

正直に申し上げます。今の状況は、私が30年近くこの業界にいて経験したことのない「異常事態」です。

単なる値上げであれば、予算の調整で解決できました。

しかし、2026年3月30日の政府発表を経て、建設業界は「資材が手に入らない」という物理的な壁に直面しています。

私、稲葉高志が四代目として受け継いできたのは、単に家を直す技術ではありません。

それは、どんなに厳しい状況下でも、施主様の資産と命を守る「本物の家」を届けるという誇りです。

建築費の上昇、金利の1%超え、そして資材の供給危機。この三重苦を乗り越えるには、「正しい情報に基づいた、迅速な決断」しかありません。

100年続く家業の看板に懸けて、私は嘘はつきません。

今、行動を起こすことが、結果としてあなたの家と家族を守る最善の道となります。

一人で悩まず、まずは私たちの「臨床眼」を頼ってください。共にこの難局を乗り越えましょう。

 

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■ 窓の断熱改修とフルリフォームの同時施工

「性能向上」は、窓だけでは完結しません。外装や断熱材を同時に見直すことで、初めて家全体の「性能OS」が最新版へとアップデートされます。先進的窓リノベ事業の補助金は、フルリフォームの一環として窓を交換する場合にも適用されます。窓だけの単独工事よりも、外壁・断熱材の改修と同時に行うことで、住宅全体の断熱性能($UA値$)を効率的に向上させることが可能です。

➡️ 「フルリフォーム」とは?費用相場・事例を500棟の実績で完全解説【2026年】


■ スケルトンリフォームで補助金を最大化

資材が高騰し、供給が不安定な今だからこそ、小出しに工事を繰り返す「消費」ではなく、一度に家の心臓部を再生する「投資」が正解です。スケルトンリフォームは、耐震補強・断熱改修・設備交換を一括で実施するため、複数の補助事業を同時に申請できます。個別の部分リフォームを繰り返すよりも、補助金の総額を最大化しつつ、住まいの価値を根本から引き上げることができる唯一の工法です。

➡️ スケルトンリフォームとは?費用・事例を500棟の実績で徹底解説

< プロフィール >

稲葉 高志

 

ハイウィル株式会社 四代目社長

1976年生まれ 東京都出身。

【趣味】

アクアリウム歴30年。

【経歴】

家業(現ハイウィル)が創業大正8年の老舗瓦屋だった為、幼少よりたくさんの職人に囲まれて育つ。

中学生の頃、アルバイトで瓦の荷揚げを毎日していて祖父の職人としての生き方に感銘を受ける。 日本大学法学部法律学科法職課程を経て、大手ディベロッパーでの不動産販売営業に従事。

この時の仕事環境とスキルが人生の転機に。  TVCMでの華やかな会社イメージとは裏腹に、当たり前に灰皿や拳が飛んでくるような職場の中、東京営業本部約170名中、営業成績6期連続1位の座を譲ることなく退社。ここで営業力の基礎を徹底的に養うことになる。

その後、代議士秘書を経て、代々家業となっている工務店(現在のハイウィル)に入社。 平日は棟梁の弟子として、週末は大工学校の生徒としての生活が始まる。 このとき棟梁の厳しい躾けのもと建築を一から叩き込まれることになる。 建築現場の施工管理に従事。また職人に対する躾もこのときに学ぶ。 主に木造改築に従事し、100棟以上の木造フルリフォームを職人として施工、管理者として管理

幼い頃からの祖父の教えにあった 「住まいはお客様のためのものであり、我々の自己満足的な作品であってはならない。作品とはお客様の生き方に触れ、共感することで初めて形となる」 という教訓を礎に、家業である会社を一度離れ、独立を決意。 2003年5月フルリフォーム・リノベーション専業会社株式会社リブウェルを設立。代表取締役に就任。 旧耐震基準の建物の性能価値をローコストでバリューアップする提案に特化したサロン 「ドゥ・スタジオ」を練馬区にオープン。木造フルリフォーム事業を本格的させる。 旧態依然の不透明だらけの住宅産業に疑問を持ち、特に費用ウェイトの高い”ハコモノ”と呼ばれるキッチン・バスなど定価があるものをすべて分離して安い会社から自由に購入できる施主支給システムを日本で初めて提案。「住設・建材百貨店」にて販売を開始する。

2003年年に業界内に「施主支給」というキーワードを公開し一大センセーショナルを業界に巻き起こす。 耐震性能と断熱性能を現行の新築の最高水準でバリューアップさせる性能向上リノベーションを150棟、営業、施工管理に従事

2008年設立時に推進していた戸建フルリフォーム事業、建材卸売事業のコア事業を家業であるハイウィル株式会社へ業務移管後、 4代目代表取締役に就任。 株式会社リブウェルでは全国の中小建築会社へのwebマーケティング支援事業を本格化。 自身の創業したリブウェルを部下に譲りハイウィル1社に集中することを決意。250棟の性能向上リノベーションの営業、施工管理に従事

2015年旧耐震住宅の「耐震等級3」への推進、「断熱等級5以上」への推進を目指し、 自身の500棟を超える木造性能向上リノベーション経験の集大成として、日本初の木造性能向上リノベーションオウンドメディア 「増改築com®」をオープン。本社を日暮里へ移転。

2019年創業100周年、全国工務店向けのセミナー講師を務め、日本の住宅の耐震強化の普及活動を開始。

2020年「増改築com®」に全国から寄せられる相談に応えるべく、「増改築.com®」の全国展開の準備活動を開始。

 

【現在の活動状況】

ハイウィルでの木造フルリフォームの担当者として現場で汗を流しつつ、全国の技術優位の中小工務店との共生ネットワーク構築のため、全国を飛び回り技術優位の企業に対する協力体制の構築、支援に全力を注いでいる。

 

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代表稲葉高志

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営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。

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2026年の大型補助金が確定したことで現在大変込み合っております。

耐震性能と断熱性能を向上させるフルリフォームには6か月~7か月の工期がかかります。

補助金獲得には年内に報告を挙げる必要があることから、お早目にご相談をお願いいたします。(6月着工までが目安

ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。

(5月までの着工枠が埋まりました)・・・2026/03/01更新

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