戸建フルリフォームなら「増改築.com®」TOP > 断熱リフォーム(リノベーション)の費用や工期、工事内容について> 断熱リフォーム完全ガイド【総合案内】| 500棟実績のプロが教える全知識
更新日:2025.7.10
この「断熱リフォーム 完全ガイド」に辿り着かれたあなたは、きっと、ご自宅の「夏の暑さ」や「冬の寒さ」に、真剣に向き合おうとされていることでしょう。
そして同時に、あまりに専門的で、不透明な情報が溢れる中で、
「一体、何を信じ、どこから手をつければ良いのか」
という、深い霧の中にいるような不安を感じていらっしゃるかもしれません。
ご安心ください。このガイドは、単なる情報の寄せ集めではありません。 これは、500棟以上の木造住宅を骨格だけの状態に戻し、その“声”に耳を傾け、その骨格と向き合い続けてきた私たちだからこそ紡ぐことができる、一棟の家、そして一つの家族の未来の快適性を創り出すための、壮大な実録です。
全16章+総合案内で構成されるこの完全ガイドは、あなたの「診断(我が家の真実を知る)」から始まり、「知識(快適性の科学を学ぶ)」、「実践(最適な手法を知る)」、そして「計画(最高の安心を手に入れる)」へと至る、確かな道筋をお示しします。
この完全ガイドは5つのパート(導入編2記事・基礎知識編3記事・部位別実践編4記事・特殊ケース攻略編2記事・計画実行編5記事)の全16話構成となっています。他のサイトでは決して語られることのない、生きた情報提供を心掛けました。
記事の内容に合わせ、YouTubeの動画解説もシリーズとして16話ご用意しています。再生リストにすべての解説動画をまとめています。すべてを視聴しても2時間弱の内容です。この2時間は、これから大きな費用をかけてリノベーションをされる方は、この知識は決して無駄にはならないと断言いたします。
断熱リフォームに必要な全知識を網羅的に解説します。 読みたいテーマが決まっている方は、ページ最下部のリンクからお進みください。
こちらのページでは、まずその断熱の旅の全体像、いわば「航海図」を分かりやすく解説します。
そして、各章でそれぞれのテーマを深く掘り下げた詳細記事をご案内し、このガイドのすべてを読み終える頃には、あなたの断熱に関する知識が、揺るぎない「確信」へと変わっていることをお約束します。
このガイドには、私たちが500棟以上の現場で培った、他では決して語られることのない、5つの「真実」が貫かれています。
【真実①】本当の快適性は「断熱・気密・換気」の三位一体から生まれる
単なる断熱材の追加では、家族は守れません。熱を遮断する「断熱」、隙間をなくす「気密」、そして健康な空気を保つ「計画換気」。この“快適性の三位一体”こそが、私たちの哲学の核心です。
【真実②】断熱の先にある「蓄熱」と「自然素材」こそが、本物の心地よさを創る
私たちは、「暖かい家」のさらに先、「陽だまりのような心地よい家」を目指します。無垢の杉床がなぜ温かいのか、セルロースファイバーがなぜ室温を安定させるのか。その科学的な答えである「蓄熱」の重要性を、専門家として誠実にお伝えします。
【真実③】家の性能は「燃費(BEI)」で測る時代である
最高のボディ(高断熱)には、最高のエンジン(省エネ設備)が必要です。家の総合的な燃費性能を示す国の公式指標「BEI」を理解し、断熱性能と設備性能をトータルで設計する。この視点なくして、未来の光熱費高騰時代は乗り切れません。
【真実④】特殊な家(軽量鉄骨・混構造)にも、必ず「最適解」は存在する
多くの業者が匙を投げる軽量鉄骨の「熱橋」対策や、混構造住宅の複雑な断熱計画。500棟以上の経験が導き出した、どんな家でも諦めないための、外科手術のような精密なリフォーム技術の全てを公開します。
【真実⑤】究極の診断法は、家の“素顔”と向き合うことにある
私たちは、壁を剥がし、床をめくって初めて見える「家の真実」の重要性を、誰よりも知っています。見えない部分の課題を明らかにすること。それこそが、すべての治療の、絶対的な出発点なのです。
私たちの最終的な目標は、あなたが「寒い・暑い」という不快な環境に対し、正しい知識と賢明な計画、そして信頼できるパートナーという武器をもって立ち向かい、「長期的に安心して快適に暮らせる住まい」を実現し、その「資産価値を未来へ繋いでいく」ことです。
このガイドが、あなたの断熱リフォームを成功に導く、唯一無二の「羅針盤」となることを、ここに固くお約束します。
本ガイドの執筆にあたり、まず私たちの立場を明確にしておきます。
世の中には、壁を壊さない「非破壊工法」や、窓だけの「部分的な改修」など、手軽さを謳うリフォームも数多く存在します。それらは一つの選択肢ではありますが、私たちの視点は、それらとは一線を画します。
本ガイドの根底にあるのは、『増改築.com@』として手がけてきた、構造計算と断熱計算を含む500棟を超える建物全体のスケルトンリノベーションの圧倒的な経験と知見です。おそらく日本中を探してもこれほどの知見を有する会社は少ないでしょう。
家の壁を剥がし、床をめくり、天井を落とす。骨格(スケルトン)の状態まで戻して初めて見えてくる、隠された本当の問題。図面にはない隙間、断熱材の無残な脱落、壁の中の湿気、そして軽量鉄骨の巨大な熱橋…。私たちは、その全てを目の当たりにしてきました。
「非破壊」では、決して見ることのできない、家の「真実」です。
家の骨格からその性能を再構築する経験があるからこそ、私たちは断言できます。 本物の断熱リフォームとは、小手先の化粧直しではありません。家の構造と科学を深く理解し、その根本原因にメスを入れる、住宅の「外科手術」です。
このガイドが、時に「壁を壊す」ことや「基礎から考える」ことの重要性を説くのは、そのためです。私たちは、一時的な満足ではなく、この先何十年も続く、本物の快適性と安心をお届けするための「完全な知識」を提供することをお約束します。
本ガイドの歩き方
この断熱に特化したガイドは、あなたが断熱リフォーム全体を体系的に深く学習できるよう16章に設計しました。
「何から手をつければいいか分からない」という方へ
まずは【導入編】から順番にお読みください。ご自宅が抱える問題の深刻さと、解決への道筋が明確に見えてきます。
「特定の悩みや疑問の答えが知りたい」という方へ
下の全体マップから、興味のある章へ直接お進みください。そこには、あなたが求める、深く、そして正確な答えが必ずあります。
この断熱リフォームガイドが、あなたのリフォーム計画における、揺るぎない羅針盤となることをお約束します。 下の目次から、あなたの知りたい知識のページを開けてください。
1.【導入編】 なぜ今、断熱リフォームが「必須」なのか?
2.【基礎知識編】 快適性の科学
3. 【部位別 実践編】 我が家を最高の断熱性能へ
4. 【特殊ケース攻略編】 どんな家でも諦めない
5.【計画・実行編】 最高の断熱リフォームを成功させるために
日本の住宅の断熱性能が、世界的に見て大きく遅れているという事実をご存じでしょうか。もちろん、近年の新築住宅では高性能なものも増えていますが、日本に存在する住宅ストック(既存住宅)の大多数は、驚くほど断熱性能が低いのが実情です。
国土交通省の調査データによれば、2025年から新築で義務化される省エネ基準(断熱等級4)を満たしている既存住宅は、全体のわずか18%に過ぎません 。つまり、日本の家の8割以上は、これからの時代の「最低基準」にすら達していないのです 。
さらに、その基準(断熱等級4)自体も、世界の先進国と比較すると決して高いレベルとは言えません 。下のグラフは、各国の断熱性能基準を比較したものです。グラフの下に行くほど性能が高いことを示しますが、日本の現行基準(等級4)は、温暖なイタリアや、日本よりはるかに寒い気候のドイツ、デンマークといった国々の基準よりも低いことが一目瞭然です 。
「昔の日本は、少ないエネルギーで暮らしていたから断熱は必要なかった」と言われることもあります 。しかし、生活が豊かになり、冷暖房が当たり前になった現代において、この断熱性能の低さは、次に述べる「健康」や「家計」の問題に直結しているのです 。
ぜ日本の家は寒いのか?ヒートショックの危険性、高騰する光熱費、そして2025年省エネ義務化がもたらす資産価値への影響まで。断熱リフォームが、もはや贅沢ではなく「必須」である理由を、データと共に解説します。
専門家でなくても大丈夫。温度差、結露、隙間風など、ご自宅で簡単にできる「断熱性能の健康診断」の方法をご紹介。我が家の問題点を「自分事」として捉えるための第一歩です。
「断熱」と「気密」は、なぜセットでなければ意味がないのか?熱の伝わり方(伝導・対流・放射)という基本原理から、UA値・C値という性能指標まで、断熱リフォームの最も重要な科学を解き明かします。
リフォーム失敗の最大原因「結露」。見える結露と、より深刻な「壁内結露」の恐怖を、その発生メカニズムから徹底解説。家の寿命と健康を守るための、完全な結露対策を授けます。
断熱だけでは辿り着けない、ワンランク上の快適性の秘密「蓄熱」。なぜ無垢の床は温かいのか、その科学を解き明かし、「床暖房のいらない暮らし」を実現する、本ガイドの核心となる設計思想を授けます。
最も費用対効果の高い「開口部」のリフォーム。内窓、ガラス交換、カバー工法、サッシ交換という4つの手法を、費用・性能・工期の観点から完全比較。あなたに最適な窓リフォームの答えがここにあります。
「外断熱」と「内断熱」、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較。住みながら断熱と耐震を同時に実現する画期的な工法「ソトダンプラス」から、コストを抑える内断熱の定石まで、あらゆる壁の攻略法を解説。
冬の底冷えを解消する「床断熱」と、盲点となる浴室・玄関周りの断熱気密処理について事例写真と主に学びます。
家の「帽子」にあたる天井と屋根。夏の暑さと冬の熱損失を防ぐための「天井断熱」と「屋根断熱」の違い、そして「敷き込み」と「吹込み」という2大工法の全てを、プロの注意点と共に解説します。
多くの業者が匙を投げる「軽量鉄骨住宅」の断熱。その最大の弱点である「熱橋」の正体と、それを完全に克服するための、部位別の外科手術的リフォーム手法のすべてを、実例写真付きで日本一詳しく解説します。
1階がコンクリートや鉄骨の駐車場(ガレージ)、2階と3階が居住スペース…。都市部でよく見られるこの「混構造住宅」。実は、断熱リフォームにおいて最も複雑で、多くの業者が「対応できません」と匙を投げる、最難関の一つです。特有の注意点など、特殊な条件の家でも諦めないための専門知識を解説。
グラスウール、セルロースファイバーから最新のボード断熱材まで、あらゆる断熱材を性能・コスト・蓄熱性など8つの軸で徹底比較。さらに、杉や漆喰など、五感で感じる快適性を生む「仕上げ材」の選び方も。
我が家の燃費性能を示す指標「BEI」とは何か。断熱後の高性能な家に最適なエアコン、給湯器、熱交換換気システムなど、エネルギーを賢く使うための「設備」選びの最終結論。
部位別のリアルな費用相場から、モデルケース別の総額シミュレーションまで、お金の全てを公開。さらに、「先進的窓リノベ」など、数百万円の得になることも珍しくない国の補助金制度の全貌と、失敗しない申請の鉄則を解説。
リフォームの成否を100%分ける、最も重要な「業者選び」。「ゾーン断熱」や「段階的改修」といった賢い計画の立て方から、プロの業者を見抜く「魔法の質問」、見積書の解読法まで、成功への最終ステップをガイドします。
断熱リフォームで失敗しない為の『断熱リフォーム 完全ガイド』
500棟以上のスケルトンリノベーションの断熱改修知見を網羅!
断熱リフォームをする前に必ず読んでください!
何から読めばいいかわからない方は総合案内よりお進みください。
導入編2記事・基礎知識編3記事・部位別実践編4記事・特殊ケース攻略編2記事・計画実行編5記事の全16話構成で、断熱リフォームに必要な全知識をを網羅的に解説します。読みたいテーマが決まっている方は以下からお進みください。
※すべてのページでYouTube動画解説リンクがありますので、合わせてご覧ください。
ハイウィル株式会社 四代目社長
1976年生まれ 東京都出身。
【経歴】
家業(現ハイウィル)が創業大正8年の老舗瓦屋だった為、幼少よりたくさんの職人に囲まれて育つ。
中学生の頃、アルバイトで瓦の荷揚げを毎日していて祖父の職人としての生き方に感銘を受ける。 日本大学法学部法律学科法職課程を経て、大手ディベロッパーでの不動産販売営業に従事。
この時の仕事環境とスキルが人生の転機に。 今では考えられないが、 TVCMでの華やかな会社イメージとは裏腹に、当たり前に灰皿や拳が飛んでくるような職場の中、東京営業本部約170名中、営業成績6期連続1位の座を譲ることなく退社。ここで営業力の基礎を徹底的に養うことになる。その後、工務店で主に木造改築に従事し、大工学校へ通いながら、100棟以上の木造フルリフォームを大工職人として施工、管理者として管理。
2003年に独立し 耐震性能と断熱性能を現行の新築の最高水準でバリューアップさせる戸建てフルリフォームを150棟、営業、施工管理に従事。
2008年家業であるハイウィル株式会社へ業務移管後、 4代目代表取締役に就任。
250棟の木造改修の営業、施工管理に従事。
2015年旧耐震住宅の「耐震等級3」への推進、「断熱等級6」への推進を目指し、 自身の通算500棟を超える木造フルリフォーム・リノベーション経験の集大成として、性能向上に特化した日本初の木造フルリオーム&リノベーションオウンドメディア 「増改築com®」をオープン。オープン10年、2025年現在750棟を超えるスケルトンリノベーションの実績を誇る
フルリフォーム(全面リフォーム)で最も大切なのは「断熱」と「耐震」です。性能向上を第一に考え、末永く安心して住める快適な住まいを目指しましょう。
戸建てリノベーションの専属スタッフが担当致します。
一戸建て家のリフォームに関することを
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