戸建フルリフォームなら「増改築.com®」TOP>特徴的な工事>無筋基礎への抱き基礎補強
当サイトに掲載されている文章、写真、動画その他すべての情報は当社または当社がその他認めた権利者が著作権を有しております。
著作権者の事前の許可なく、これらの情報を利用(複製、改変、配布等を含みます)することはできません。
戸建てフルリフォーム・リノベーション等の大規模なリフォームに際してはスケルトン化することが多く、本格的な性能向上リフォームが可能です。とはいえ既存の問題点をすべて解決し、「新築並み」にもっていくのは容易ではない。性能向上という意味では最も重要な耐震性、その中でも最も重要なのが基礎補強といっても過言ではありません。
絶対にやってはいけないのは基礎を無視した上部構造のみの耐震補強。旧耐震基準の無筋基礎の建物へ基礎補強を無視して、上部構造のみを耐震化する業者もありますが、これでは「耐震性能」は絵に描いた餅となってしまいます。
ここでは、旧耐震基準の無筋基礎の布基礎への抱き基礎補強のポイントを解説していきたいと思います。
▲ケミカルアンカーの主剤。エポキシ樹脂系
▲ケミカルアンカーの硬化剤
▲既存の無筋基礎に目荒らし後に差し筋施工、その後ケミカルアンカーで一体化。
▲配筋後の様子。
施工時期の異なる2棟が連なる「ウナギの寝床」
抱き基礎(増し基礎)により耐力壁と一体化する工法を採用
▲増し基礎部分と軸組をつなぐ専用部材を使用。
ホールダウンアンカーの働きをする。抜け防止としてアラミド繊維を使用
▲建物をコの字型に囲むように増し基礎をする。
▲基礎補強前の状態
▲コンクリートと一体化するように専用部材をせき板に固定
▲両端の間口付近に増し基礎。土台・柱も新設。
▲型枠施工後の様子。既存の土間床に水勾配が付いているため、せいの低い型枠部分が生じる。
▲型枠の段差。土間床に水勾配があるためで基礎底盤のレベルは同じ。
▲打設直後のコンクリート
▲猫車でコンクリートを運んで打設
▲コンクリート打設。密集地なので小型の2tミキサー車が2回に分けて運搬。
▲基準量を打設したら天端を均す。ここでは天端均しの段階で熟練工が応援に来た。
▲打設後の様子
▲打設した脇からバイブレータを掛けて充填性を高める。
▲立ち上がり部分は幅が狭いため、打設しながらバイブレータを掛ける。
▲間口部分の新規基礎の打設。ミキサー車から直接流し込む。
▲コンクリートが回りにくい部位なので、頻繁にバイブレータを掛ける。
▲ネコ車で不足分を微調整。
▲間口部分のスラブの打設。生コン車から直接打設。
▲玄能で叩いて指定の高さまで押し込む。
▲アンカーをある程度手で押し込んでいく。
▲新規基礎部分に用いるアンカーボルト。力の掛かる部分には、定着長さを稼げる曲がり部分が大きなアンカーを使用。
▲アンカーボルトを固定し終えた様子。
▲巻き尺で高さを確認。
▲土台敷後の様子。この上に柱を立てて耐力壁を設ける。
▲脱型後の様子。
▲鉄筋コンクリート基礎へは抱き基礎補強は行わずにホールダウンの代わりとなるアラミド繊維で既存基礎と耐力壁を緊結。
▲構造用合板を設置
▲上記の続きを別の現場で解説。外壁をカットして耐力壁を増強。
▲既存でホールダウン金物が配置されていない鉄筋コンクリート基礎への対処
▲基礎と耐力壁を一体化することで最大6.3倍の壁倍率が得られる。
▲引き抜き対応の専用部材を柱脚金物で挟んで基礎と合板、柱を一体化。
無筋基礎へ増し打ちをして基礎補強をするツイン基礎(抱え基礎)への補強方法について紹介していきます。 スケルトンリフォームでの解体時の布基礎の状態から
鋤取り→砕石の敷き詰め→転圧→防湿シートの敷き詰め(並行するように基礎底盤の配筋を行うこともある)→既存布基礎と鉄筋の緊結→コンクリートの打設までを流れを追って紹介します。
更新日:2020/10/29
耐震で失敗しない為の
『耐震補強リフォーム工事 完全ガイド』
500棟以上のスケルトンリノベーションの耐震改修知見を網羅!
耐震補強リフォーム工事をする前に必ず読んでください!
耐震補強リフォーム工事完全ガイドは6部構成(診断編6記事・治療編11記事・技術編5記事・計画編4記事・実践難関編5記事・最終決断編4記事・エピローグ1記事)の全32話構成で、耐震補強リフォーム工事に必要な全知識を網羅的に解説します。500棟以上の知見を凝縮した他とは一線を画する深い内容としました。
読みたいテーマが決まっている方は以下からお進みください。
※すべてのページでYouTube動画解説リンクがありますので、合わせてご覧ください。
診断編の役割とコンセプト: 皆さんの漠然とした「家への耐震不安」に寄り添い、その正体を突き止めるための「診断」に特化したパートです。地震の歴史からご自宅の築年数が持つ意味を学び、耐震性の客観的な物差しを知り、そしてプロの診断技術の深淵に触れることで、読者の不安を「解決すべき具体的な課題」へと転換させます。すべての治療は、正確な診断から始まります。
記事(全6本):
➡️ あなたの家が生まれた時代:旧耐震・81-00住宅・2000年基準、それぞれの「常識」と「弱点」
➡️ 我が家の体力測定:耐震性の“三位一体”「評点・偏心率・N値」とは何か
➡️ 耐震診断の全貌:費用・流れ・依頼先は?プロが教える診断結果の正しい読み解き方
➡️ 究極の診断法「スケルトンリフォーム」。なぜ私たちは壁を剥がし、家の“素顔”と向き合うのか
➡️ 壁の中に潜む時限爆弾:見えない木材の腐食とシロアリが、あなたの家の体力を奪っている
記事(全4本):
➡️ 【2025年法改正】建築確認申請を“賢く回避”する、性能向上リノベーションの戦略的計画術
➡️ 検査済証なき家、再建築不可物件の再生シナリオ:法的制約の中で命を守るための現実解
➡️ 【費用全貌】モデルケースで見る耐震リフォーム工事のリアルな費用と、賢いコストダウン術
➡️ 【最新版】耐震リフォーム補助金・減税制度フル活用マニュアル
実践・難関編の役割とコンセプト: このガイドの、増改築.com®の真骨頂。他社が匙を投げるような、極めて困難な状況を、いかにして克服してきたか。その具体的な「臨床報告」を通じて、私たちの圧倒的な技術力と、決して諦めない情熱を証明します。これは、単なる事例紹介ではなく、困難な状況にある読者にとっての、希望の灯火となるパートです。
記事(全5本):
➡️ 【難関事例①:傾き】家が傾いている…その絶望を希望に変える「ジャッキアップ工事」という選択
➡️ 【難関事例②:狭小地】隣家との距離20cm!絶望的な状況を打破する「裏打ち工法」とは
➡️ 【難関事例③:車庫】ビルトインガレージの弱点を克服し、評点1.5以上を達成する構造計画
➡️ 【難関事例④:無基礎】「この家には、基礎がありません」。絶望の宣告から始まった、奇跡の再生工事
➡️ 【最終方程式】「最強の耐震」×「最高の断熱」=家族の健康と資産価値の最大化
最終決断編の役割とコンセプト: 最高の未来を実現するための、最も重要な「パートナー選び」に焦点を当てます。技術論から一歩進み、読者が自らの価値観で、後悔のない、そして最高の決断を下せるよう、その思考を整理し、力強く後押しします。
記事(全4本):
➡️ 耐震リフォーム業者選び、9つの最終チェックリスト:「三位一体」と「制震の役割」を語れるか
➡️ なぜ、大手ハウスメーカーは木造リノベーションが不得意なのか?業界の構造的真実
➡️ セカンドオピニオンのススメ:あなたの家の診断書、私たちにも見せてください
➡️『【最終結論】500棟の経験が導き出した、後悔しない家づくりの“絶対法則”』へ
終章の役割とコンセプト: 物語を締めくくり、技術や知識を超えた、私たちの「想い」を伝えます。なぜ、私たちがこの仕事に人生を懸けているのか。その哲学に触れていただくことで、読者との間に、深い共感と、未来へと続く信頼関係を築きます。
記事(全1本):
➡️ 【特別寄稿】耐震とは、文化を未来へ繋ぐこと。四代目として。
断熱リフォームで失敗しない為の『断熱リフォーム 完全ガイド』
500棟以上のスケルトンリノベーションの断熱改修知見を網羅!
断熱リフォームをする前に必ず読んでください!
何から読めばいいかわからない方は総合案内よりお進みください。
導入編2記事・基礎知識編3記事・部位別実践編4記事・特殊ケース攻略編2記事・計画実行編5記事の全16話構成で、断熱リフォームに必要な全知識をを網羅的に解説します。読みたいテーマが決まっている方は以下からお進みください。
※すべてのページでYouTube動画解説リンクがありますので、合わせてご覧ください。
フルリフォーム(全面リフォーム)やリノベーションにおいて最も大切なのは建物の”ハコ”としての性能である「断熱」と「耐震」です。耐震に関する正しい知識を知り大切な資産である建物を守りましょう。
戸建てリノベーションの専属スタッフが担当致します。
一戸建て家のリフォームに関することを
お気軽にお問合せください
どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
※設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。
※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
※すでにプランをお持ちのお施主様・設計資料をお持ちのお施主様は内容をフォームで送信後、フォーム下のメールアドレスに資料をお送りください。対応がスムーズです。
図面や写真等を送信いただく場合、また入力がうまくいかない場合は、上記内容をご確認のうえ、下記メールアドレスまでご連絡ください。
営業時間:10:00~17:00(土日祝日を除く)