このエントリーをはてなブックマークに追加

戸建てフルリフォームなら「増改築.com」TOP戸建て(一軒家)リノベーションの費用・値段を施工事例で解説

築60年経過した古家のフルリノベーション事例(実例)で徹底解説

中古戸建て住宅(一軒家)のリノベーションの費用・値段を施工事例で解説

※当サイトに掲載されている文章、写真、動画その他すべての情報は当社または当社がその他認めた権利者が著作権を有しております。
著作権者の事前の許可なく、これらの情報を利用(複製、改変、配布等を含みます)することはできません。

戸建(一軒家)フルリフォーム

 

中古住宅を購入して、中古戸建(中古住宅)+リノベーションという選択肢。

マンションなどでは最近定着してきた、中古マンション購入+リノベーションという形ですが、その流れは戸建住宅にも及んできています。中古住宅を戸建で購入し、中古一戸建(中古住宅)を購入と同時にリノベーションをされるお客様も増えて参りました。

 

「増改築.com」運営会社ハイウィルにおいて、中古戸建(中古住宅)+フルリノベーションをワンストップでご依頼されましたお客様の施工事例と共にご紹介させていただきます。

建物概要
名前 S様
場所 東京都北区
築年数 築60年以上(昭和24年)
構造種別 木造戸建
家族構成 ご夫婦・お子様2人の4人ご家族
対象面積 45坪
リフォーム部位 フルリノベーション・全面リフォーム (ベタ基礎/間取変更/断熱サッシ取替/外壁サイディング/断熱セルロース/減築/)
工期 5ヶ月
価格 2500万

中古戸建て(中古住宅)+リノベーションのきっかけ(経緯)

お子様の小学校入学を前に、念願の一戸建てを

S様はご結婚されて東京都の郊外の家で生活をされておられましたが、お子様の成長にあわせ、息子様の小学校のご入学と同時に、奥様が生まれ育った家の周辺エリアへお引越し、お子さんを奥様の通われた小学校の学区内で探したいという経緯で相談にこられたのがきっかけでした。できれば主要駅からは10分かからない程度ともご希望がありました。

現在マンションに住んでいて手狭なこともあり、マンションではなく、一戸建て(一軒家)の家を要望されてましたので、立地へを最重視しての物件選びを弊社でお手伝いさせていただきました。当初は、土地+新築というご希望で検討されておりました。

都心でお手頃価格の一戸建て・・・物件がない!

エリア的に駅から徒歩10分圏内という条件では、S様の希望エリアにおいては住宅地がそもそも少なく、新築はおろか、中古住宅での一戸建て(一軒家)物件すらも少なく、もちろん新築用の売土地などは、ほぼ皆無という状況下でした。物件を見つけるまでに半年以上の時間がかかりました。

半年の間に、一戸建て(一軒家)というくくりでは、新築の建売なども数件出てきましたので、ご紹介はしておりましたが、土地が高かったため、ご予算費用と照らし合わせると狭小住宅のものしか手が届きません。

途中、S様が、新築を売りたいだけの不動産会社に何度も営業されたとお話しておりましたが、弊社からは時間をくださいとお願いしておりました。

やっと出会った約45坪(!)の築古物件

このようなやりとりを半年以上繰り返し、ついにご希望に沿える中古戸建て(中古住宅)の物件が見つかりました。約45坪の土地に築60年を経過した古屋付の物件(家)、それが下記の一戸建て(中古住宅)の建物です。

戸建(一軒家)フルリフォーム既存
戸建(一軒家)フルリフォーム既存

でもやっぱり・・・老朽化が気になる

学区内に入ることと、敷地が45坪以上ありましたので、広いことはご満足いただけましたが、やはり、築60年の老朽化した中古住宅の一戸建て(中古戸建て)の外観やその部屋(室内)をみてしまうと、気落ちしてしまっておりました。

一般のお客様では、その建物が莫大な費用をかけてまでのフルリノベーションをしたとしても、どのような家建物へ生まれ変わるのかがイメージしづらいためか、築60年の中古戸建て住宅の今回の建物があまりに古すぎるたこともあり、住宅リノベーションを想定してはいませんでした。フルリノベーションではなく、すべて解体をして建て替えを検討したいというお話に初期の段階ではなっていました。

さらに立ちはだかるセットバックの壁!

新築のプランをご提案させていただきましたが、すでに何度も増築を重ねてこられた建物となっており、土地45坪に目一杯に建てられた築60年中古住宅の一戸建て(中古戸建て)でしたが、現在と照らし合わせると建築条例や法規が60年前とは当然変わっております。

セットバック等の問題で、確認申請が必要になる新築にしてしまうとせっかくの費用を投じても家建物自体が大幅に狭くなってしまうため、お施主様の希望する間取りを提案することが、かなり難しい状態でした。

弊社の提案~フルリノベーションへの道~

新築にするための費用もご予算をオーバーしておりました。それでも今の広さは確保したい。ここで、弊社はこの中古住宅をフルリノベーションする提案をしました。

それでもこの古家が、一戸建て住宅リノベーション後にどのようになるのかイメージができない。ということでしたので、さまざまな過去のフルリフォーム事例、フルリノベーションした実例をお見せし、どのようなイメージになるか、イメージの共有をしました。

今回の中古住宅戸建フルリノベーションでのS様のご要望は次の通りでした。

中古戸建て(中古住宅)+リノベーション お客様のご要望

お客様の一戸建て(一軒家)リノベーションでの要望は・・・

  • 築60年の古家の構造が不安。戸建てリノベーションで構造補強をしたい。
  • 部屋が暗いので戸建リノベーション後は明るくしたい。
  • 夏涼しく、冬暖かい断熱性能の高いサッシに変えたい。
  • 駐車場がないので、戸建(一軒家)リノベーション後は駐車スペース2台分が欲しい
  • ベランダがないので戸建(一軒家)リノベーション後はベランダを南面に作りたい。
  • 線路沿いの建物の為、戸建リノベーション後は防音性の高い建物にしたい

これらの要望を反映し、一戸建て(一軒家)のフルリフォーム&リノベーションの費用は2000万ぐらいで済ませたいとかなり明確で具体的です。

このようなSさまの一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションのご要望をヒアリングさせていただき大幅な間取り変更が予想されることから、メインとなる工事は、増築を重ねられた建物の構造の耐震補強だと考えました。

 

中古戸建て(中古住宅)+リノベーションプラン

戸建(一軒家)フルリフォーム既存図面

 既存1階平面図

戸建(一軒家)フルリフォーム既存図面

 既存2階平面図

戸建(一軒家)フルリフォーム 新規図面

 新規1階図面

戸建(一軒家)フルリフォーム新規図面

 新規2階図面

 

内部だけでなく外壁までも解体する躯体残しの内外部スケルトンリフォームをご提案

築60年中古住宅の今回の建物は、在来軸組工法の木造一戸建て(一軒家)で、いただいていた図面と、実際のお部屋では、かなり間取りが違っていましたので、60年の間で数回に渡り、大掛かりな戸建リノベーションとは言わないまでも一戸建て(一軒家)リフォームをされていたことがわかりました。

新築をそもそも想定していたこと、また、大幅な間取り変更に伴うため、窓の位置を変えないでの一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションをすることが難しかったため、費用は高くなってしまいますが、内部だけでなく外部の壁までも解体する費用をみた躯体残しのスケルトン状態での一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションを提案させていただきました。

住宅購入資金の振り分けは、住宅ローンを物件購入(中古住宅購入)+一戸建て(一軒家)リフォーム&リノベーションの費用の50%に充当し、リフォーム代(リノベーション費用)の残り50%は現金にてプランしました。

中古戸建て(中古住宅)+リノベーション 完成までの詳細施工事例紹介

ビフォーアフターだけじゃない!一番大切なのは工事の過程、中身を見てほしい!

こちらのコンテンツでは、築60年を超える中古戸建住宅の建物が、一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションでどこまで変化するのかという、他のサイトの施工事例で公開されているような、いわゆるビフォーアフターといったビジュアル的な結果だけではなく、他のサイトではあまり公開されない一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションの工事の中身の部分にフォーカスしたいと思います。

戸建リノベーションという工事は、ここでお伝えする中身をすべてやって初めて戸建リノベーションであるということ。築年数の経過した建物を戸建リノベーションするに当たり、耐震性能、断熱性能を無視した簡易リフォームでは許されないと「増改築.com」では考えています。

従って、ここで公開する内容は、戸建リノベーションの施工事例ではありますが、大切なのはその工事過程、中身であるということから、最も大事な工事過程のハイライトを試みたいと思います。かなり長くなりますがお付き合いいただければ幸いです。

建物の一番大事な構造に触れるのがフルリフォーム&リノベーション工事。そのリアルな過程を公開!

戸建てリフォーム 作業風景

紹介されることが少ないリフォームの詳細過程

なぜこのような過程をお見せするかといいますのは、マンションでも一戸建て(一軒家)住宅であっても現在は、不動産再販業者がこのような物件を先に安く仕込み(購入し)、費用をかけず簡単な改装で、表面的にきれいに化粧直しをして高く売るというビジネスモデルが横行しているからです。

不動産の中古住宅の物件情報でリノベーション済物件などと記載されている物件です。

また、TVで紹介されているリフォーム番組や、どの大手リフォーム会社にも言えますが、今回ご紹介する施工事例のような方法で工事をすることが実際にまずなく、その当然の結果として、施工事例の詳細過程までを公開できる会社がいないという悲しい現実から、あえて本来の木造の改修、昨今でいうところの戸建リノベーション(戸建リノベ)の本来の形をあえて公開したいと考えたからです。

戸建てフルリフォームやリノベーション工事は心臓部の手術のようなもの

一戸建てリフォームの費用を検証する際に、セットで考えなくてはないないのが、工事の規模もそうですが、工事の中身です。一戸建てフルリフォーム、リノベーションはマンションとは違い、建物の構造を触る作業が含まれています。人間の身体でいうところの心臓部の手術をするようなものです。

一戸建て(一軒家)のフルリフォーム&リノベーションの費用がいくらかかるのかは、最低限、この手術(オペ)が出来る確かな技術を伴っているかが前提となって参ります。

戸建リノベーション物件(戸建リノベ物件)で家を購入予定の方、また中古戸建て(中古住宅)リノベーションをご検討中の方、あるいはこれから一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションを予定されている方に、これから紹介するような戸建改築、いわゆる戸建リノベーション(戸建リノベ)のリアルな過程をみていただき、施工会社選び、販売業者選びの一助になれば幸いです。

 

 

1 着工前

1-1 現場調査・打合せ

S様邸の一戸建て住宅リノベーション前の既存の戸建外観部分です。築60年ではこのような外観が一般的です。

敷地は広いですが、老朽化した外観は否めません。

既存の台所(流し)があったところです。流し台は撤去されていました。瞬間湯沸かし器が設置されていました。築60年の一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションでは家全体がこのように老朽化していることが多いです。

レトロなお風呂場。脱衣所スペースはありませんでした。

既存トイレ

既存洗面台

2階部分は和室2部屋のみ

お客様は、既存の状態が築60年であまりに古かったため、一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーション後にこちらが提案した住まいのイメージになるいうお話を、リアルなところでは、半信半疑のままでしたが、お任せいただくということで今回の一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションが着工スタートとなりました。

2 着工

2-1 足場・解体

足場を架けシートを張っていきます。


今回の一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションは、内部の解体もそうですが、外壁まで解体する費用までをみた、完全な構造体残し(躯体残し)となる一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションです。まずは家の屋内、室内部の内部天井、壁、床を解体していきます。リノベーション後の間取り、構造を検討しながら一戸建て(一軒家)を手壊しで解体していきます。


家建物が築60年超えの一軒家リフォームでは多いのですが、内壁は土壁(竹で編み泥を塗った木舞壁)となっているため、解体時に相当な粉じんが出ることと残土がかなりでます。これを機械ではなく人力で解体していきます。外壁を解体する際の一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションの費用が高くなってしまうのはこのためです。


抜いた柱を一次的に補強

柱の補強・1

内部のスケルトン状態が確認できると外部の解体へと工程は移っていきますが、一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーション後の新規間取りへの変更がありますので、一部の柱を抜いている状況なります。

また、1階はほぼLDKとなる間取りになりますので、柱を抜く箇所も多い為、このように、一戸建て(一軒家)フルリノベーションの場合、倒壊しないように仮の補強を入れながら解体をしていきます。

 

解体職人ではなくあえて棟梁に解体をさせるのもマンションと木造一戸建てでの解体は大きく異なるからです。解体時の構造体の負荷を理解していないものが解体をしてしまうと家の骨格が歪んでしまい大変危険です。補強を入れながら解体を進めていかなければなりません。


土台の上に支柱を立てて、柱を補強

柱の補強・2

仮の土台の上に支柱をたてることで、抜いた柱の補強を入れていきます。これはフル一戸建て(一軒家)リノベーションでは必須となります。

解体費用が機械壊しの新築以上にかかってくるのはこのような理由です。

今回の一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションは外部までを手壊しで解体するためその分の費用もかかってまいります。

解体の手間費用、建物ひとまわりの外壁材の廃棄物の処理費用が、一般的な改築である通常の内部のみの一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションに加えてかかってまいります。


仮筋交い

一階部分の外部も解体が進んできました。支柱を入れながら、仮での筋交いもいれ補強を更に加えていきます。一般的な一軒家の改装リフォームで活躍をする内装大工ではこのような補強ができません。そのため、一戸建て(一軒家)をまるまる一人で建てることのできる、木構造を熟知した棟梁が解体をしなければならないのです。

2階部分解体の様子

二階の外壁部分も解体がかなり進んでいます。スケルトンリフォームにも、内部の構造体を裸にする内部スケルトンリフォームと、今回のように外部までを剥がす、内外部スケルトンリフォームがあります。2階解体時もリノベーション後の間取りを想定し柱を抜いています。2階は小屋組みを支えるための仮の補強をしながら解体をしていきます。築60年を超えている一軒家となるため、外壁は木舞壁となり外周部はほとんどが土になります。

既存の建物の状態によっては家の構造を熟知する棟梁が解体も担当します

このように一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションでも、外部までを解体するフルリノベーションになると、解体も次の間取りを検討しながら解体を進めていくため、さきほどご説明したように誰が解体しても良いというわけではありません。

このようなケースでは、家を最も知る木工事で構造を担当する棟梁が解体を担当します。そのため、一気に解体して終わりというわけではなく、壊しながら補強を加え、のちの工程である木工事にスムーズに移行できるようにしています。

費用が内部スケルトンの一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションと比較しても大幅にかかることは、このような工程を見ていただくとわかるかと思います。ここまでやるかという判断は、お客様のご要望ももちろんですが、建物の痛み状況、セットバックの問題、法的な規制の問題など総合的な問題を検討して決定をされることをお勧めいたします。

2-2 基礎
無筋状態の部分を配筋を入れて基礎で補強

解体が終わると、基礎工事に入ります。こちらのS様邸は築60年の一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションになりますので、既存の建物の基礎も現在の基礎とは違います。布基礎が一部入っていても、無筋状態であったり一部の基礎がなく大谷石で固定していたりと、基礎からやり直しが必要な部分もあります。このように型枠を作り配筋を入れて基礎補強の準備に入ります。

土台下をコンクリートで固めて基礎ベース補強

今回のS様の一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションでは、基礎がなく大谷石で土台を乗せていた既存の構造部に関して、2階を背負うような重要な柱となる箇所へは、独立基礎で補強を図ります。このように1m掘りD13の鉄筋を新たに組み込み土台との固定をしベースを作ります。耐震補強上大切な部分になってきます。コンクリートで固め土台の補強金物と緊結する方法を提案しました。 


ジャッキアップによる建物歪みの補正

9センチのゆがみをジャッキアップで補正

基礎をやりながらS様の戸建(住宅)リノベーションは、木工事も同時に進んでいきます。
築60年の中古戸建住宅にもなると構造もかなり歪んでおります。築60年の中古住宅であるS様邸も例外ではありませんでした。レーザーでレベルをとると、一部の構造が歪み、道路側に9センチほどの歪み(傾き)がありました。

このような場合、全体が傾いているのか、一部の構造がよじれているのかを検証しますが、S様邸のケースでは、一部の構造のゆがみであることが判明。

 

ジャッキアップによって一部の構造を押し上げ傾きを補正していきます。その後、補強部材を入れていきます。ここでは尺梁を入れて補強を入れました。このような施工事例を公開する会社は少ないと言えます。


2-3 大工工事
尺梁と金物による入念な補強

S様の一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーション後の間取りでは、1階部は広いLDKのプランとなり吹き抜けの大空間のLDKとなっております。柱を抜く箇所も多くなるため、補強はかなり入念に入れていきます。ここでも尺梁をいれて金物で固定してきます。かすがいのみ補強しているリフォーム会社がおりますが、耐震補強上ありえない納まりとなります。必ず耐震金物で耐震補強していきます。

梁と筋交いを構造を見ながら棟梁が入れていきます。

補強金物で補強する

家の骨格を形成する木構造で大事なのは、金物での補強になりますので、何度もチェックをしながら入念に補強金物を入れていきます。こちらの建物は築60年を超えていた為、耐震診断した際は、評点は最悪と呼べる状態でしたが、耐震補強を加えることで耐震等級3相当の建物へと性能を上げることが可能です。


ジャッキアップをした面に構造材を入れ補強、金物を加える

弊社の場合、棟梁の技術水準が高いため、棟梁を指揮する現場監督も相応の経験が要求されます。弊社の現場監督は、長年の間、伝統構法による茶室、数寄屋造り、蔵、社寺建築などを専門に施工していた大工を務めていた職人が直接管理をするため、チェックはかなり厳しいのです。写真は、一階柱と二階床梁を繋ぐホールダウン金物設置した部分。

複雑に入り組んだ構造

もともとの構造部と新たな構造部の仕掛けが終わり金物で補強を入れます。複雑ですがこのように仕掛けができるのは内装大工では難しく、家一棟を刻んで一人で建てられるレベルの棟梁でなければなりません。

吹き抜け部分

吹き抜け部分の最も重要な構造となるところです。吹き抜け空間の四方は梁でフレームになるように設計し、ここにも金具補強をしていきます。このように仕上がってしまえば隠れてしまうところが一戸建て(一軒家)では最も重要な部分になり、注意点になるのです。S様はこのような構造補強へ予算費用を大目に分配されました。

2台分の駐車スペースを拡張確保

S様のお住まいは、一戸建て(一軒家)リノベーション後は、車が2台駐車できるスペースが絶対条件としてありました。ここも難易度が高いところでした。既存状態で2台の駐車スペースがありましたが、1台の既存スペースは普通車が駐車するには幅が足りない状態、もう1台の駐車スペースは奥行が普通車が納まらない状態でした。

普通車2台を入れたいとのご要望でしたので、それぞれの駐車スペースの拡張が必要な状態となっておりました。恐らくもともとはバイクなどが停めてあったのだと想定します。そのため、幅が足りない1台の駐車スペースへは、既存の戸建住居スペースを一部解体減築し、駐車スペース確保への工事が必要でした。

住宅部分の基礎を含む構造部を一部解体し補強しなくてはなりません。既存の構造部を駐車スペース分解体する大掛かりな工事となります。2階の居室を背負っている重要な柱を抜く必要がありましたので、このようなケースでは、鉄梁を採用し、外部は鉄柱を立て補強を加えました

H鋼での鉄梁補強。一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーション後は、一部居住スペースへ駐車スペースが食い込んでくるため補強をこのように仕掛けていきます。このような過程も大手リフォーム会社の施工事例では公開していません。

右側が元々の駐車スペース・左側が元々の居住スペース

もう一方のもともとあった駐車スペースは、普通車が入れられるほどの奥行がなかったため、奥へと駐車スペースを拡張しました。もともと2階部が跳ねだして片持ちの状態となっており、不安定な状態となっていた為、鉄柱を入れて補強を加えました。


一階のリビングの採光を入れるために道路面の2階部分は吹き抜けを提案していましたので、既存の和室空間がそのまま吹き抜けとなります。補強をいれながら、棟梁も2班にわかれ室内にも足場を架け造作工事を進めていきます。2階からの写真です。

1階から吹き抜け部分を見上げた写真です。このように、フル一戸建て(一軒家)リノベーションになると既存の構造材が一部残っておりますがほとんど新築と同じ程度の材木量を使うことがお分かりいただけれかと思います。S様の中古住宅(中古戸建て)では既存の状態よりも材木の量は増えております。

採光をとるために必要であった吹き抜け部分に設置を提案しているオープン階段部分です。既存の梁下にあらたに梁補強を加えます。

内部足場の設置

一階から2階への階段を見た写真です。吹き抜け部分には4方に大梁をいれ補強を加えております。右端に見えるのは吹き抜け部の高所作業に使うために単管で内部足場をつくり作業をできるようにしたものです。

1階の木工事

ガルバリウム鋼板を貼るための下地

外壁はガルバリウム鋼板での提案をしておりましたので、下地となる構造用合板を全面に張りますので壁倍率があがります。

ベランダ設置のための減築

もともとベランダはありませんでしたが一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーション後はベランダ設置となっておりますので、既存の戸建建物を一部を減築し、ベランダスペースを確保しています。写真は防水層立ち上がり部です。

減築後に中からみるとこのような形です。防水層の下地まで完成しています。

給排水も新規となりますので、所定の位置へと配管工事を行って参ります。

2-4 断熱工事(セルロースファイバー)

騒音対策にセルロースファイバー採用

S様のお住まいは、線路から近く騒音が激しいため、断熱材はグラスウールやロックウールではなく、機能性の断熱材である、吸音効果の高い、セルロースファイバーを提案させていただきました。

充填面積が多いため、費用は割高になりますが、このような大掛かりな工事の時にしか選択できないものになりますので、予算は大変厳しかったのですが、提案を受け入れていただけました。

建物の外壁面すべての天井と壁にセルロースファイバーを充填し、家を魔法瓶のように包み込みます。

セルロースファイバーを充填している様子

沈下しないようにかなりの圧をかけて充填していきますのでこのように壁が盛り上がってきますので、加工胴縁を打ちプラスターボードが貼りやすいように下地を組みます。

吹き抜け部分も外壁面なりますので、魔法瓶のように外周部の壁面、そして2階の天井裏にすべて充填していきます。

見えない80%が最も重要!

ここまでで木工事の主要構造補強と造作工事の導入工事が終了しました。リノベーションでは、スケルトン&インフィルと呼ばれておりますが、躯体と仕上げという意味に置き換えて良いと思います。一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションで重要なのがこのスケルトン(躯体)までの過程です。リフォームサイトや大手リフォーム会社の施工事例では滅多にお目にかかれない、リアルな部分がお分かりいただけたかと思います。

ここまでのスケルトン(躯体)工事の工程で80%といっても良いでしょう。お気づきの方もおられるかと思いますが、この80%は、リフォームが完成してしまうと見えない部分になります。しかし、この見えないスケルトン(躯体)である80%が最も大切ですし、最も注意をしなければならないポイントになってきます。

このスケルトン(躯体)部分の工事をしっかりとやっていれば、長期間維持できる間違いのない建物の完成が約束されます。残り20%はインフィル部分です。内装材による化粧工事、造作工事です。

これからリフォーム&リノベーションをご検討の方へ・・・

中古戸建てを購入予定の方で、リノベーション済物件を購入される場合の、最大のポイントと言えるのが、ここまでのスケルトン(躯体)木工事での補強と断熱です。ここをしっかりなされているのかを判断いただき購入する必要があるということです。

これから一戸建て(一軒家)のリフォーム&リノベーションを検討している方は、ここまでの工事の面倒を抜かりなくみれる木造を熟知した施工会社に依頼をするということです。

我々も不動産会社の物件をリノベーション依頼されることがありますが、このような要求は不動産会社はしてきませんし、構造部の補強、断熱性の必要性を説いても、必要以上の費用がかかることから受け入れることはまずないのが現実です。残念ながらお施主様を見て仕事をしている会社が少ないのが正直なところなのです。

そもそも構造を理解していないケースが大半となりますし、見た目と販売価格、そして不動産業者の利益しかみません。

いかに安く見た目を良くするかという完全な不動産業者視点なのです。不動産業者が我々に相談される予算費用は、改装レベルの予算となります。

したがって、本来最も費用をかけたい木造の構造部(スケルトン(躯体)に費用をかけず、見た目重視の化粧部分に費用ウェイトを置くのが大半です。これは不動産会社の利益の問題と売りやすさの問題かもしれませんが、一軒家一戸建てのリノベーションは、残念ながら木造になりますので、マンションとは違います。

施主視点での施工がされているか?を確かめる目を持ちましょう

ここでお見せした流れの部分は、この後の化粧工程ですべて隠ぺいされてしまうために、リノベーション後は、見えなくなってしまう部分となります。このように、リノベーション後に長期にわたり建物を維持することを前提とした、住まわれる施主視点で考えて施工がされているのか?ここが最も重要なポイントなのです。

相場に対して安すぎるリノベーション済の戸建て物件はこのような補強をされていない可能性がかなり高いといえます。その為、勧められない仕様のものが多いのが正直なところであります。
欲しい物件がどのような物件なのかをしっかりと確かめる目を持つことが必須と言えます。

一戸建て(一軒家)のフルリフォーム&リノベーションを戸建で検討されている方は、施工事例のこのような過程を見せてくれる会社を探すことが最大のポイントになります。
知識不足が原因で、かえって大幅な出費をしてしまうことは避けたいと誰もが思うはずです。

 

今回の築60年越えの築古中古住宅がどのように生まれ変わったのか、ビフォーアフター写真を次のページでご覧いただきたいと思います。下記のリンクよりお進みください。

3.一戸建て(一軒家)のフルリノベーションの5つのパターンと工事費(費用価格)と価格相場は?

一戸建て(一軒家)のフルリノベーションを大きく区分すると5つのパターンにわけることができます。

 

①改装でのフルリノベーション

②内部をすべて解体するリノベーション(間取りが大幅にかわる)

③内外部全面フルリノベーション(外壁まで解体)

④基本は内部スケルトンでのフルリノベーションだが、

 サッシは変更したい(外部工事が必要なケース)

⑤外部のみ解体、室内は改装でのフルリノベーション

 

⑤はレアなケースですが、実際にございました。

これらの5パターンで工事のやり方が大きくかわってきます。

もちろんですが費用価格も変わってきます。

ご自身のご要望にあわせてどのケースに当てはまるのかをご覧いただくことで、どのくらいの費用感になるのか?などを検討してみることをお勧め致します。

創業大正8年ハイウィルの事例とともに解説しております。

一戸建て(一軒家)のフルリノベーションの費用価格(改装)

一戸建て(一軒家)フルリノベーションの中でも間取り変更がなく既存の間取りをいかし、すべての水回りも設置位置の変更のないいわゆる素取り換え交換、内装は表面の改装を全体的に行うのが改装でのフルリノベーションです。まだキレイな状態の中古住宅、築浅10年以内程度の中古住宅物件を購入された方や不動産会社からのご依頼の多い工事です。大手リフォーム会社でのパッケージ商品と同等のリフレッシュ的な工事になりますので、費用価格も最も安く収めることが可能です。

2階建て建築面積30坪の場合の工事費(価格相場)※過去事例平均 600万

一戸建て(一軒家)のフルリノベーション(内部全面)
スケルトンリフォーム)の費用価格

築年数が30年以上を経過しており耐震補強は見直したい。しかし外部外装をすべて解体するほどの予算をかける必要性がないというお施主からの採用が多い、一戸建て(一軒家)を内部スケルトン状態にするフルリノベ―ション。間取り変更、階段位置変更が可能で自由度が高く耐震補強も施工。費用は当然改装よりもかかってまいります。外部工事が発生するサッシの変更はないケース。

2階建て建築面積30坪の場合の工事費(価格相場)※過去事例平均 1000万

一戸建て(一軒家)のフルリノベーション(内外部全面)全面スケルトンリフォーム)の費用価格

外壁の傷みが激しい、もしくは家をすべて解体して、新築を建ててしまうとセットバックの問題で、現在よりも建築面積が狭くなってしまうため、希望の間取りが実現できない。かえって狭くなり不便になってしまう。本来であれば新築したい。しかし再建築不可の建物。というような問題を抱えておられるお客様が新築のレベルの工事内容を希望し外部までの解体を進め、一戸建て(一軒家)スケルトン状態にするようなフルリノベーションがこちらのリフォーム。主要構造部のみ残すフルリノベーションになります。基礎補強工事や耐震補強は構造部からの補強が可能で、外壁面は壁倍率の高い合板で全面張りを行います。弊社で最もご依頼数の多い工事になります。解体はすべて手壊しです。費用価格は新築を超えることもあります。

 

2階建て建築面積30坪の場合の工事費目安
(価格相場)
1500万〜1800万

一戸建て(一軒家)のフルリノベーション(内部全面)スケルトンリフォーム)+サッシ交換の費用価格

築年数は30年を超えている。家も古く、大幅な間取り変更も必要。でも外壁の状態はメンテナンスをしていたため、そこまで痛んではいない。または、すべてを解体して費用かける予算は厳しい。。。そんなお客様が大変多いです。せっかくのフルリノベーション。間取りや室内は新築同様の見た目になるのに、サッシがかわらないのはちょっと目立つのでどうしても取り換えたい、または断熱性能を上げたいのでサッシは変更したい。というお客様も大変多いです。そんなお客様にお勧めしているのが一戸建て(一軒家)内部スケルトンのフルリノベーションをベースにサッシ交換をするケースです。ご希望されるサッシ性能により金額は変動してきます。

2階建て建築面積30坪の倍の工事費目安
(価格相場)
※過去事例平均
1200万

このページを読んだ方は下記のコンテンツも読んでいます。

戸建てリノベーションで最も大切なのは「断熱」と「耐震」です。性能向上を第一に考え、長期間安心して住める快適な住まいを目指しましょう。

一戸建てリフォームに関するお問合せはこちら

増改築.comの一戸建てリフォーム専用ホームページに
お越しいただき、誠に有難うございます。
 
増改築.comメンバーは技術集団となり、
他社のような営業マンがおりません。
技術者が直接ご相談にのり問題解決を行います。
 
従いまして、
お客様の方である程度のご要望が整理されました段階、
お悩みが工事内容のどのようなところにあるのか?
ご予算がどの程度絞る必要があるのか?
など明確になった段階でのご相談をお願いしております。
お問合せ・ご相談はお電話・メールにて受け付けております。
メールの場合は以下のフォームに必要事項をご記入の上、
「送信する」ボタンをクリックをお願いします。

よくあるご質問
  • 他社に要望を伝えたところできないといわれたのですが・・・
  • 他社で予算オーバーとなってしまい要望が叶わないのですが・・・ハイウィルさんは費用はいくらかかるの?
  • サービスについて詳しく聞きたいのですが・・・

どのようなお悩みのご相談でも結構です。

あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。

必須

(例:増改築太郎)

必須

(例:sample@takumi.jp)

必須

(例:0120-246-991)

必須

(例:東京都荒川区西日暮里2-35-1)

必須

できるだけ具体的にお知らせくださいませ。(築年数・工事範囲の面積・ご要望・ご予算など)

※次の画面がでるまで、4~5秒かかりますので、
続けて2回押さないようにお願いいたします。

※次の画面が出るまで、4〜5秒かかりますので、
続けて2回押さないようにお願いいたします。

入力がうまくいかない場合は、上記内容をご確認のうえ、メールにてご連絡ください。

お電話でのお問合せはこちら

0120-246-991

営業時間:9:00~18:00(土日祝日を除く)

4代目代表よりご挨拶

稲葉高志

親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。