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性能向上リノベーションとは、築年数が経過した木造戸建て住宅を新築の標準性能以上のレベルに引き上げるためのリノベーションです。耐震性や断熱性など、建物の基本性能を徹底的に改善することで、住まう人々が安全で快適に過ごせる住環境を提供します。一般的なリフォームが外観や内装の美観を整えることを目的としているのに対し、性能向上リノベーションは建物の根本的な性能を向上させる点が大きく異なります。
多くの古い家では、建物全体をリフォームするフルリフォームが行われています。しかし、性能向上リノベーションとリフォームでは、工事の目的や内容が大きく異なります。フルリフォームは主に内装や外装の見た目を新しくすることを目指しているのに対し、性能向上リノベーションは建物の耐震性や断熱性、耐久性などの性能を根本から改善し、家全体の機能を現代の基準以上に引き上げることを目的としています。
築年数が経過した建物をスケルトン状態(骨組みのみの状態)にし、内部をすべて解体することで隠れていた問題点を洗い出します。解体後には、柱がシロアリに食べられていたり、雨漏りや結露で断熱材が劣化して機能しなくなっていたり、基礎にひびが入っていたりすることが判明することも少なくありません。また、基礎自体がブロックでできているケースや、リフォームを繰り返す中で補強が不十分なままになっているケースもあります。これらの問題は一般的なリフォームでは見過ごされがちですが、性能向上リノベーションではこれらの建物の“ハコ”としての性能をすべて刷新します。
性能向上リノベーションでは、耐震性能は国の新築の最低基準の1.5倍以上、断熱性能も国の新築の推奨基準の1.5倍以上にまで向上させることを目指します。このようにして、安全で快適な住まいを実現することが、性能向上リノベーションの大きな特徴です。
性能向上リノベーションでは、耐震性能と断熱性能の向上が重要なポイントです。耐震性能を高めるためには、基礎補強や柱・梁の補強、耐力壁の追加などが行われます。特に、旧耐震基準で建てられた住宅には、無筋基礎と呼ばれる鉄筋が入っていない基礎が多く見られ、これでは耐震性能が十分ではありません。そのため、鉄筋コンクリートを新たに抱き合わせることで基礎を強化し、耐震性能を大幅に向上させます。また、耐震性能を向上させるためには構造計算が行われ、上部構造評点(Iw値)を算出することで、どれだけの耐震性能が確保されているかを数値で確認します。これにより、改修後の耐震性能が見える化され、安全性の向上が実感できます。
断熱性能の向上についても、外壁や屋根裏、床下など外気に接する部分に高性能の断熱材を充填し、断熱性の高い窓を設置することで、建物全体の断熱性を向上させます。断熱性能は、外皮平均熱貫流率(Ua値)という数値で表され、この数値によって断熱性の向上が見える化されます。これにより、寒暖差によるヒートショックや結露のリスクを減らし、快適で健康的な住環境を提供することが可能になります。
さらに、性能向上リノベーションでは建物の構造強化に加え、住まいの使い勝手を大幅に改善することも可能です。スケルトン状態にすることで、現代のライフスタイルに合わせた間取りの変更ができ、家族の暮らしやすさが向上します。例えば、リビングとキッチンを一体化して開放的な空間を作ったり、二世帯住宅へ改装することも容易に実現できます。
性能向上リノベーションを推進する専門サイト「増改築.com」は、2014年に日本で初めて木造戸建て住宅に特化して立ち上げられました。増改築.comの目的は、性能向上リノベーションを通じて、住まう家族が健康で快適、そして安全な暮らしを実現できる住宅を提供することです。同サイトは、木造住宅の専門知識を持つスタッフと職人が一体となり、木造戸建て住宅の性能を新築以上に向上させるための情報を提供し、実際の工事も手掛けています。
増改築.comでは、従来のリフォームとは一線を画し、建物の見た目だけでなく、構造そのものの強度や性能を改善することを重視しています。実際に工事に入る前には、構造計算や断熱性能の測定を行い、現状の問題点を把握したうえで最適な改善策を提案します。これにより、性能の見える化を実現し、お施主様が安心して工事を進めることができる体制を整えています。
さらに、増改築.comでは、築年数が経過した住宅に適した性能向上リノベーションの実績が豊富です。経験豊富なスタッフが各家庭のニーズに合わせた改修計画を立案し、必要な補強工事や断熱改修を行うことで、住宅の価値を最大限に高めます。増改築.comの取り組みは、ただ古い住宅をきれいにするだけでなく、安全で快適な住まいを提供し、家族の生活の質を向上させることを目指しています。
性能向上リノベーションは、築年数が経過した住宅に新たな命を吹き込み、建物の耐震性や断熱性を大幅に向上させることで、家族の安全で快適な暮らしを守ります。増改築.comは、その性能向上リノベーションを推進し、建物の根本的な性能を見直すことで、家族が安心して長く暮らせる住環境を提供することを目指しています。性能向上リノベーションは、古い建物に新しい価値を与えるだけでなく、未来の安心と快適を創り出す最適な選択肢です。
日本は地震大国であり、住宅の耐震性能を向上させることは極めて重要です。地震に対する建物の強さを示す指標として「耐震等級」が用いられており、この等級は住宅の性能表示制度によって定められた基準です。耐震等級は3段階に分けられ、数字が大きくなるほど耐震性能が高くなります。現行の建築基準法では、最低限の耐震性能として「耐震等級1」が設定されていますが、これは人命を守ることを最優先とした基準です。
しかし、耐震等級1の建物は大地震の際に住み続けることが難しい可能性があります。実際、熊本地震では耐震等級2(耐震等級1の1.25倍の耐震性能)を持つ建物が倒壊しました。この経験からもわかるように、建物を守り、長期に渡って住み続けるためにはより高い耐震性能が求められます。そのため、性能向上リノベーションでは「耐震等級3」を推奨しています。耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の耐震性能を持ち、地震発生時に建物が倒壊するリスクを大幅に軽減します。
特に1981年5月以前に建てられた旧耐震基準の建物では、耐震改修を行う際に基礎補強が重要なポイントとなります。旧耐震基準の建物は、鉄筋が入っていない「無筋基礎」が使用されていることが多く、地震に対する強度が著しく低いのが現状です。このため、性能向上リノベーションでは無筋基礎に鉄筋コンクリートを抱き合わせることで補強し、建物全体の耐震性能を向上させます。
多くのリフォーム会社は、基礎を簡単な補修で済ませることが一般的ですが、性能向上リノベーションでは補修ではなく「補強」が不可欠です。基礎補強を行うことで、耐震性能が約30%向上することが確認されており、これを怠ると十分な耐震性を確保することができません。増改築.comでは、この基礎補強を標準仕様としており、耐震性能の見える化と向上を徹底しています。
基礎補強を行った後は、建物全体の耐震性能をさらに高めるために柱や梁の補強、そして耐力壁の追加が行われます。耐力壁は、地震の横揺れに対して建物を支える重要な要素であり、壁の強度を高めることで建物全体の耐震性が向上します。これらの改修により、住宅が地震だけでなく台風などの強風にも強くなり、家と家族を守る力が格段に高まります。
柱や梁の補強は、既存の木材に新たな補強材を加えることで、地震による揺れや衝撃に対する耐性を強化します。また、梁の補強により、建物の上下階が揺れた際のねじれを防ぐことができ、全体の安定性が向上します。これらの工事は、見た目にはわかりにくい部分ですが、建物の安全性に直結する重要な要素です。
増改築.comでは、性能向上リノベーションの一環として、耐震改修を徹底的に行っています。建物全体の補強計画に基づき、基礎から屋根まで全体を見直し、必要な補強を加えます。このようにして、耐震性能を向上させながら、家族の安全な生活を実現することを目指しています。
特に、旧耐震基準の建物に対しては、基礎補強を始めとした総合的な耐震改修を行うことで、従来の建物に比べてはるかに安全性が高く、長く住み続けられる家を提供しています。また、耐震改修を行う際には建物の間取り変更にも対応しており、開放的で使いやすい住まいを実現できます。
増改築.comの耐震改修では、単に建物を補強するだけでなく、住まい全体の機能性を考慮した設計を行います。例えば、家族の動線や生活スタイルに合わせて間取りを再設計することで、耐震性能の向上と共に快適な居住空間を提供します。これにより、耐震性能を強化しつつ、住み心地の良い家を実現することが可能です。
性能向上リノベーションでは、耐震性能の見える化が非常に重要です。増改築.comでは、耐震改修の効果を数値化するために構造計算を行い、上部構造評点(Iw値)を算出します。この数値により、どの程度の耐震性能が確保されているかを確認できるため、お施主様も安心してリノベーションの効果を実感することができます。
また、増改築.comの耐震改修は、地震対策だけでなく、台風や暴風雨などの自然災害にも対応した設計となっており、建物全体の強度を大幅に向上させます。これにより、単なる耐震改修にとどまらず、災害に強い家づくりが実現します。
性能向上リノベーションにおける耐震改修は、建物の安全性を根本から見直し、住まいをより強く、より安心なものへと生まれ変わらせます。基礎補強や柱・梁の強化、耐力壁の追加といった総合的な耐震改修を行うことで、地震や強風から家と家族を守る住宅が実現します。増改築.comでは、耐震性能の見える化を徹底し、安心して暮らせる住まいを提供するための取り組みを続けています。家族の安全を最優先に考えた耐震改修は、これからの住まいづくりに欠かせない選択肢です。
性能向上リノベーションの重要な要素のひとつに「断熱改修」があります。特に日本では、諸外国と比べて断熱性能が大きく遅れを取っているのが現状です。性能向上リノベーションを行うことで、夏は涼しく冬は暖かい快適な住環境を実現し、健康リスクの低減にもつながります。この記事では、性能向上リノベーションで行われる断熱改修について詳しく解説します。
日本の建築基準法では、現在の新築住宅に対しても断熱性能を義務付ける法律がありません。目安としては、住宅性能表示制度で示される次世代省エネ基準が最高レベルですが、これも義務化されておらず、20年以上前に定められた基準に過ぎません。そのため、断熱性能において日本は依然として諸外国に後れを取っています。この状況は、新築住宅だけでなく、既存の建物をリノベーションする際にも適用されておらず、断熱改修に対する基準がないため、現場ごとに大きな差が生じています。
断熱性能が低い住宅では、夏は室内が蒸し暑くなり、冬は極端に冷え込みます。これにより、室内の温度差が原因で心筋梗塞や脳梗塞などが発生するヒートショック、結露によって発生するカビやダニが原因のアレルギー、さらには夏の熱中症リスクが高まるなど、さまざまな健康被害が懸念されます。また、結露が建物内部で発生すると、構造材の腐食やシロアリの発生など、建物の強度低下を招く危険性もあります。このように、断熱性能の向上は家族の健康を守るために欠かせない条件であり、住まいの価値を高める重要な要素なのです。
断熱改修によって家の断熱性能が向上すると、室内の熱が外へ逃げにくくなり、室温の変動が少なくなります。これにより、冬の寒さや夏の暑さが和らぎ、年間を通して快適な住環境を実現できます。断熱改修で最も重要なのは、外気と接する部分である窓、壁、床、屋根裏の断熱性能を高めることです。
窓の断熱強化
窓は熱の出入りが最も大きい部分であるため、断熱性能向上のカギとなります。二重窓や高性能ガラスを採用し、断熱性の高いサッシを用いることで、室内の熱を逃がさず、外からの熱も遮断します。これにより、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を保つことができます。
外気に面する壁や床、屋根裏への断熱材充填
壁や床、屋根裏など外気に面する部分には、断熱材をしっかりと充填することが必要です。高性能の断熱材を使用し、施工の際には隙間なく充填することで、断熱効果を最大限に引き出すことができます。これにより、外気の影響を最小限に抑え、室内の温度を一定に保つことができます。
高性能断熱材の使用
使用する断熱材の性能は、住まいの断熱効果を大きく左右します。最新の高性能断熱材を用いることで、外部の気温変化が室内に与える影響を抑え、快適な住環境を実現します。また、適切な施工により断熱材の効果を持続させることが可能です。
断熱性能の向上により、室内の温度が一定に保たれると、ヒートショックのリスクを軽減できるだけでなく、結露の発生を抑制することができます。これにより、カビやダニの発生を防ぎ、アレルギーや呼吸器疾患のリスクも低減します。特に冬場の朝、暖房を止めた際の室温の低下を防ぐことができ、室内の快適性を保つことが可能です。
また、夏場は太陽の熱が室内に侵入するのを防ぎ、涼しい室内環境を維持できるため、熱中症のリスクも低くなります。断熱改修は、単なる温度管理にとどまらず、健康被害の防止とエネルギー効率の向上にも寄与します。これにより、光熱費の削減が実現し、環境にも優しい住まいを提供します。
日本の断熱性能の指針としては、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)やHEAT20といったグレード指標があります。HEAT20のG2グレードは、冬の最低体感温度が13度を下回らない性能で、夜間に暖房を止めた場合でも翌朝の室温低下を抑えることができる優れた断熱性能を示します。増改築.comでは、これらの基準に準拠した断熱改修を推奨しており、「ZEH(断熱等級5)」以上の断熱性能を実現するための施工を行っています。
高断熱性能の住宅は、寒さだけでなく夏の暑さにも強く、太陽の熱を抑えて快適な室内環境を維持します。これにより、家全体の温度差が減少し、部屋ごとの温度のばらつきが少なくなるため、家族全員が一年を通じて快適に過ごすことができます。
性能向上リノベーションによる断熱改修は、単に住まいの温度管理を改善するだけでなく、家族の健康を守る重要な役割を果たします。適切な断熱材の選定と施工により、冬の寒さや夏の暑さを和らげ、年間を通して快適な室内環境を提供します。断熱性能の向上は光熱費の削減にもつながり、長期的な生活コストの削減にも寄与します。
増改築.comでは、高断熱性能を持つ住まいを実現するため、最新の断熱技術を駆使し、家族が健康で快適に暮らせる住環境を提供しています。断熱改修は、これからの住まいづくりに欠かせない要素であり、家族の未来を守るための投資です。家の断熱性能を見直し、性能向上リノベーションで快適な暮らしを手に入れましょう。
性能向上リノベーションとは、既存の建物を新築の標準性能以上に引き上げるための改修工事で、耐震性や断熱性の向上を中心に、住宅の基本性能を大幅に改善することを目的としています。この工事は、従来のリフォームとは異なり、建物の性能を見直すことで価値を大きく向上させることが可能です。しかしながら、どのような工事にもメリットとデメリットが存在します。ここでは、性能向上リノベーションの特徴を詳しく解説し、費用対効果の高さと注意点について詳しく見ていきます。
性能向上リノベーションの最大のメリットは、新築の最低基準を超える性能を持つ建物に生まれ変わらせながら、費用を新築の約3分の2程度に抑えられる点です。これは、既存の建物を最大限活用し、必要な部分だけを改修するため、コストを抑えつつも品質を高めることが可能だからです。
また、一般的なリフォームでは水回り設備(キッチン、バス、トイレ、洗面台など)の入れ替えや内装の化粧直しが主な工事内容となりますが、性能向上リノベーションはそれだけにとどまりません。建物の耐震性能や断熱性能を現行の最高基準にまで引き上げることができるため、建物の見た目だけでなく、実質的な価値や安全性が大幅に向上します。
性能向上リノベーションでは、建物をスケルトン状態(骨組みのみの状態)にすることで、現代のライフスタイルに合わせた間取りの大幅な変更が可能になります。これは、既存の間仕切りや構造に縛られず、新しい空間を再設計できるという大きなメリットです。例えば、リビングを広げたり、キッチンをオープンスタイルにしたり、部屋数を増やして二世帯住宅にすることも容易です。
リフォームでは難しい大幅な間取り変更が可能なため、住み心地の良い空間が実現でき、居住者のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。この自由度の高さは、特に家族構成の変化やライフスタイルの多様化に対応できる点で、大きな魅力となります。
性能向上リノベーションでは、耐震性能と断熱性能の向上が大きな目標の一つです。特に日本のような地震の多い国では、住宅の耐震性が非常に重要です。性能向上リノベーションでは、基礎補強や耐力壁の追加、柱や梁の補強を行うことで、新築の最高基準を超える耐震性能を実現します。
また、断熱性能の向上も重要なポイントです。高性能な断熱材を使用し、外壁や屋根、床下などの外気に面する部分にしっかりと充填することで、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住環境を実現します。これにより、光熱費の削減や健康リスクの低減が期待でき、長期的に見て経済的なメリットが得られます。
性能向上リノベーションでは、省エネ性能の向上にも力を入れており、断熱性能の強化により室内温度を一定に保ち、エネルギー消費を抑えます。これにより、冷暖房にかかるエネルギーを削減し、環境への負荷を軽減することができます。さらに、HEAT20やZEH(ゼロエネルギーハウス)といった高断熱・高性能住宅基準に対応することで、快適で環境に優しい住まいが実現します。
性能向上リノベーションは基礎までの補強は可能ですが、地盤そのものには基本的に手を加えないことが一般的です。そのため、軟弱地盤や地盤沈下のリスクがある土地では、地盤改良が必要になる場合があります。地盤改良は技術的に可能ですが、費用が大幅にかかるため、新築で地業工事を行う方が経済的に有利なケースもあります。
また、地盤改良を行う場合、改修費用が大幅に増えることがあり、コスト面での負担が大きくなる可能性があります。このような地盤に対するリスクを考慮したうえで、リノベーションの計画を進めることが重要です。
性能向上リノベーションでは、増築や大規模な改修を行う場合、確認申請が必要になることがあります。この申請には時間と費用がかかるだけでなく、場合によっては固定資産税の増加にもつながる可能性があります。特に、増築を伴うリノベーションでは、建物の評価が変わり、税金面での影響を受けることがあるため、事前にしっかりと確認が必要です。
また、中古物件を購入して性能向上リノベーションを行う際には、金融機関によっては確認申請が必要とされる場合があります。これにより、住宅ローンの手続きが複雑になることがあるため、計画段階で申請が必要かどうかを確認しておくことが大切です。
性能向上リノベーションは、建物の構造によっては工事が難しい場合があります。特にマンションでは、躯体壁を解体することができないため、間取り変更が大幅に制約されることがあります。また、木造建物の中でもツーバイフォー工法で建てられたものは壁工法となっているため、内部の間仕切り壁の解体ができず、耐震改修の自由度が制限されます。
これにより、リノベーションの範囲が限られ、期待した性能向上が実現できないケースもあります。そのため、建物の構造や設計を十分に理解したうえで、どの程度の改修が可能かを判断する必要があります。
性能向上リノベーションは、スケルトンにするための解体工事や耐震・断熱改修など、多岐にわたる工事が含まれるため、施工期間が長期化することがあります。通常のリフォームに比べて工事内容が複雑であるため、計画から完成までに数カ月から半年以上かかることも少なくありません。
このため、仮住まいが必要となる場合があり、引っ越し費用や一時的な住まいの家賃など、追加の費用負担が発生することがあります。また、工事期間中は現場管理や工程の調整が必要となり、スケジュールの管理が重要です。
性能向上リノベーションを検討する際は、まず自宅の状況をしっかりと把握し、どの程度の改修が必要かを明確にすることが重要です。特に耐震性や断熱性の不足が問題となっている場合、これらの性能を高めることで住環境が大きく改善されます。しかし、地盤や建物の構造によっては、期待通りの改修が難しい場合もあるため、事前の診断と調査が欠かせません。
また、リノベーション業者の選定も重要です。経験豊富な業者に依頼することで、的確なアドバイスと施工を受けることができ、安心して工事を進めることができます。増改築.comのように、性能向上リノベーションに特化した業者であれば、建物の安全性と快適性を最大限に引き出す提案が可能です。
性能向上リノベーションは、新築以上の性能を持つ住まいをリーズナブルな価格で実現できる優れた選択肢です。耐震性や断熱性の向上、間取りの自由度といったメリットが大きく、快適で安全な住環境を提供します。一方で、地盤改良の必要性や施工期間の長期化など、デメリットも存在するため、計画的な準備と正確な情報収集が求められます。
性能向上リノベーションを成功させるためには、建物の状況を正しく診断し、信頼できる業者を選ぶことが最も重要です。家族の健康と安全を守りながら、長く住み続けられる快適な住まいを手に入れるために、性能向上リノベーションのメリットとデメリットをしっかりと理解し、最適な選択をしましょう。
築40年以上経過、旧耐震時代に建てられた建物で外壁の傷みが激しい、もしくは家をすべて解体して、新築を建ててしまいたいがセットバックの問題で、現在よりも建築面積が狭くなってしまうため、希望の間取りが実現できない。
というような問題を抱えておられる建物が現行の新築の基準値以上の性能まで引き上げることが可能になるのが今回解説しております性能向上リノベーションとなります。
外部までの解体を進め、一戸建て(一軒家)が完全なスケルトン(躯体)状態になるのがいわゆるフルリノベーション工事になります。プランも自由度が最も高く、建物も形によっては、玄関の位置を変更することも可能になるため、2世帯住宅化と同時に性能向上リノベーションをされるケースも多くなっています。
耐震面では基礎補強工事に加え、耐震補強は構造内部からの補強、さらに外部から補強が加わります。外壁面は壁倍率の高い面材補強が可能です。断熱についても、断熱性能の高い窓サッシの設置が自由に設置できることや、外断熱など断熱の選択肢は広がります。
解体は既存の躯体を残すためすべて手壊しの為、費用がかかってきます。施工面積によって費用も変わって参りますが、下記の金額が一つの指標になるはずです。
お問合せからご契約までの流れをご説明します。
このページから「お問い合わせ」をお願いいたします。
現場にてお客様のご要望の整理と現場の診断を行います。
初期プランを提出しさらにご要望を詰め込んでいきます。費用もご予算と調整。
ご要望の内容が網羅されたプランとご予算にご納得いただきましてご契約。
ご契約からお引渡しまでの流れをご説明します。
仮住まいが必要なお客様は手配準備など。弊社は工程の作成に入ります。
事前に近隣にご挨拶をさせていただき、解体がスタートします。
工事内容によりますが6か月程度が工事期間となり、工事中数回の現場確認を一緒にさせていただきます。
工事完了後、すべてのチェックをしていただきましてお引渡しとなります。保証書を発行いたします。
「増改築.com®」で掲載されている事例は、すべて着工から解体→基礎補強→構造体の補強→耐震補強工事→断熱改修→造作工事→外壁屋根工事→内装工事→竣工とすべての工程を生で公開しているのが最大の特徴となります。
性能向上リノベーションで最も大切なのは完成してしまうと見えなくなってしまう壁の中や床の下の工事は最も大切な工程となることから、一般的に公開されているビフォーアフター的な施工事例の公開とは一線を画しているのが特徴となります。
従いましてこれから性能向上リノベーションをご検討中のお施主様に是非見ていただきたいのは、完成された竣工時の写真だけではなくそこまでのプロセスでどのような工事をすることが必要なのかという点になります。
さまざまな条件からお選びいただけますので、気になる条件からご覧いただければ幸いです。
日本初となる木造戸建てに特化した性能向上リノベーション専門サイトの『増改築/com®』では、木造戸建ての性能を時に新築以上、新築の最高基準レベルまで性能向上を行います。
通常のリフォームではできない建物の性能向上にはどのような工事があるのでしょうか?
戸建てのフルリノベーションといった、まるごと全面リノベーションするケースでこそ可能となる性能向上リノベーション工事を工事内容とともにご紹介していきます。
『増改築.com®』運営会社である創業大正八年のハイウィル株式会社において、一年を通じ順番待ちになっている工事があります。
それが、木造の大規模改修と呼ばれる戸建てリノベーション・フルリフォームです。
もともと地元だけで始めたサービスでしたが、過去にお引渡しにさせていただいたお施主様のご親族が「家を購入された」、ご紹介のお客様の「家をリフォームして欲しい」、ご自身のお引越しなどのタイミングなどで「転居先の家をリフォームしたい」など,時には地方各地の住まいでの工事のご依頼をいただくようになりました。
また、インターネットからお問い合わせをいただき工事をさせていただくお客様も毎年増えてきました。
30年前のリフォームブーム以降、リフォームの市場は拡大しつづけ、様々な業種、業態からリフォーム業へ参入ラッシュが続き、大手ハウスメーカー、ホームセンター、家電量販店、チェーンストア、百貨店、保険会社、ネット通販会社、現在では、ゲーム会社までが家をリフォームする時代に突入しました。
家のリフォームが建築業ではなく、もはやサービス業になっているような状況です。
お客様に提供する費用も値下げ合戦が繰り広げられるという様相です。新築の着工棟数が頭打ちから減少する時代に入り、不動産も中古流通が活性化され、家をリフォームする需要が高まっているため当然の流れと言えばそうなのかもしれません。
『増改築.com®』の運営会社であるハイウィルは昔ながらの工務店でございますが、家をリフォームしたいという問い合わせやご依頼もたくさんございます。
しかし、弊社の場合、性能向上リノベーションと水周りのリフォームや内装主体のリフォームといった営繕工事と呼ばれる改装リフォームとは、スタッフを完全にわけて対応しております。
設計についても同様です。一級建築士であれば良いのか?答えはNoです。一級建築士の多くが鉄筋コンクリート住宅の設計を生業にしているケースが大半であること、木造であっても新築の住宅設計者では、木造の耐震改修における構造計算はできません。
木造の大規模改修に精通した設計者が設計しなければならないのです。
戸建ての性能向上リノベーションには木造改修専門のスタッフ・職人が担当をします。
その理由は、改装リフォームは、見た目をきれいにする化粧工事です。壁紙を張り替えたり、フローリングを張り替えたりといった表面的な表層工事となります。もちろんそこでの技量は問われます。しかし、性能向上リノベーションでは、建物を”ハコ”として見た時の性能を向上させる工事となり、構造部を補強したり、建物全体の断熱性能を向上させるような工事となり全く内容が異なるからです。
つまり建物の軸組を触る工事となり、人間でいう心臓の手術をするような難易度の高い工事となるからです。
性能向上リノベーションでは、築40年を超えるようなお客様が多くなる為、軸組工法で建てられた建物がほとんどになります。築60年を超えてくれば、外壁は泥と竹で編んだ木舞壁となっているような建物もあります。これらは当時の棟梁が木を刻み、仕口と継手により木組みとなり、木構造が構成されています。
基礎は、現在のように鉄筋コンクリート基礎ではない、無筋基礎であったり、さらに昔の建物では、コンクリート基礎ではなく大谷石基礎のケースもあります。
性能向上リノベーションの現場では、このような建物の構造を手で壊し、利用できる構造体をみつつ、新たな間取りを可能にするため、再度木組みを構成し、全体のバランスを考えながらひとつの構造体を作らなければなりません。
そして、その建物が現在よりも性能向上を図り安全な構造体にしなければなりません。これらの工事は、現在のマンション・ビルなどをメインとする内装大工や一戸建て住宅であってもツーバイフォー住宅などを手掛けるハウスメーカーの下請として施工している大工ではできない工事だからです。
わかりやすく言えば、一人で材木を手刻みし、腕一つで家を建てられる大工、つまり棟梁でなければ、増改築はできませんし、その増改築の出来栄えは、良くも悪くもその棟梁の腕次第だからです。
お施主様に一番わかりにくいのが、この大切な技術に最も差が出るのは、構造であって、壁や床を塞いでしまってからでは見えない箇所だということです。安全な構造体を作る骨の部分、ここをどれだけしっかり見れるかにかかっているといっても過言ではありません。
それはどの会社に頼んでも同じことが言えます。
あなたの建物を担当するスタッフ・設計者・現場管理者・職人すべてが、木造を熟知していなければいけないのです。
大手ハウスメーカーに頼むなら、その下請けの工務店が抱える職人の能力がどうなのか?
リフォーム会社の下請けの工務店が抱える職人能力はどうなのか?
木造を熟知した棟梁しかできないのがこの性能向上リノベーションになります。
内装大工の日当以上に、このような棟梁は日当が高いのが普通です。
弊社は大手の下請けを頼まれることもありますが、それでも棟梁の日当を下げることはしません。
それは技術に見合った対価であると考えているからです。
新築ではなく改修であるということ。技術的には新築の数倍難しいのが、この一戸建ての性能向上リノベーションになります。
もし、木造の性能向上リノベーションをするということをお考えの際には、
以下のような点に留意して業者を採用されることをお勧めします。
お施主様にかかわるスタッフもこれらの知識を有している必要があります。
担当する営業が木構造を理解しているのか?
担当するプランナーが木構造を理解しているのか?
担当する現場監理者が木構造を理解しているのか?
担当する職人が木構造を理解しているのか?
『増改築.com®』運営会社ハイウィル株式会社では女性プランナーであっても木造に少なくとも20年以上の現場経験がある人間のみ性能向上リノベーション(増改築)の担当をさせております。現場監督も木組みを熟知した棟梁経験者のみです。弊社の場合は、一般住宅に限らず茶室、数寄屋造り、社寺仏閣等も施工できる技術力を有する元棟梁が現場管理をします。
また、現在加盟している全国の建築会社もすべて木造戸建ての性能向上リノベーションの知識・技術・実績を兼ね備えた会社のみとなっております。
安心してご相談をしていただけます。
『増改築.com®』では全国から日々、戸建てフルリフォーム、戸建てリノベーションのご相談を受けておりますが、中でも多いのが、
✅今現在提案されているリノベーションのプランが気に入らない。。
✅見積が正しいのかどうなのか判断できない。。
✅この工事の仕様で本当に希望している内容になっているのかどうか?
✅施工エリア外ですが相談に乗って欲しい。。
✅新築建て替えが良いのかリノベーションが良いのか?
といった他のリフォーム会社、リノベーション会社や工務店から提案されている金額や間取り、工事の仕様についての正しい判断が出来ないという切実なお悩みです。
増改築.com®加盟店の施工エリア内のご相談であれば我々が直接工事も可能ですが、エリア外のお施主様からは、工事店を紹介して欲しいといったご相談も大変多い実情があります。日々全国から寄せられるそんなご要望から生まれたのが全国対応の「増改築.com®セカンドオピニオンサービス」です。
大切なお住まいの戸建ての性能向上リノベーションは工事も大掛かりになり費用も通常の改装費用とは異なります。お施主様にとっては大変大きな買い物になりますので、後悔のないリノベーションをしていただきたいという強い思いもあり、日本初の戸建ての性能向上リノベーションに特化したポータルサイトである『増改築.com』ではセカンドオピニオンサービスを行っています。
現在ご提案されている設計図面のチェックとお見積書の中身、工事の仕様をすべて精査します。
増改築.com®加盟店の技術アドバイザーも務める木造改修のプロ(大工・監督・設計経験があり木造専門の一級建築士)である大沼勝志が直接アドバイスします。
ハイウィル株式会社 四代目社長
1976年生まれ 東京都出身。
【趣味】
アクアリウム歴30年。
【経歴】
家業(現ハイウィル)が創業大正8年の老舗瓦屋だった為、幼少よりたくさんの職人に囲まれて育つ。
中学生の頃、アルバイトで瓦の荷揚げを毎日していて祖父の職人としての生き方に感銘を受ける。 日本大学法学部法律学科法職課程を経て、大手ディベロッパーでの不動産販売営業に従事。
この時の仕事環境とスキルが人生の転機に。 TVCMでの華やかな会社イメージとは裏腹に、当たり前に灰皿や拳が飛んでくるような職場の中、東京営業本部約170名中、営業成績6期連続1位の座を譲ることなく退社。ここで営業力の基礎を徹底的に養うことになる。
その後、代議士秘書を経て、代々家業となっている工務店(現在のハイウィル)に入社。 平日は棟梁の弟子として、週末は大工学校の生徒としての生活が始まる。 このとき棟梁の厳しい躾けのもと建築を一から叩き込まれることになる。 建築現場の施工管理に従事。また職人に対する躾もこのときに学ぶ。 主に木造改築に従事し、100棟以上の木造フルリフォームを職人として施工、管理者として管理。
幼い頃からの祖父の教えにあった 「住まいはお客様のためのものであり、我々の自己満足的な作品であってはならない。作品とはお客様の生き方に触れ、共感することで初めて形となる」 という教訓を礎に、家業である会社を一度離れ、独立を決意。 2003年5月フルリフォーム・リノベーション専業会社株式会社リブウェルを設立。代表取締役に就任。 旧耐震基準の建物の性能価値をローコストでバリューアップする提案に特化したサロン 「ドゥ・スタジオ」を練馬区にオープン。木造フルリフォーム事業を本格的させる。 旧態依然の不透明だらけの住宅産業に疑問を持ち、特に費用ウェイトの高い”ハコモノ”と呼ばれるキッチン・バスなど定価があるものをすべて分離して安い会社から自由に購入できる施主支給システムを日本で初めて提案。「住設・建材百貨店」にて販売を開始する。
2003年年に業界内に「施主支給」というキーワードを公開し一大センセーショナルを業界に巻き起こす。 耐震性能と断熱性能を現行の新築の最高水準でバリューアップさせる性能向上リノベーションを150棟、営業、施工管理に従事。
2008年設立時に推進していた戸建フルリフォーム事業、建材卸売事業のコア事業を家業であるハイウィル株式会社へ業務移管後、 4代目代表取締役に就任。 株式会社リブウェルでは全国の中小建築会社へのwebマーケティング支援事業を本格化。 自身の創業したリブウェルを部下に譲りハイウィル1社に集中することを決意。250棟の性能向上リノベーションの営業、施工管理に従事。
2015年旧耐震住宅の「耐震等級3」への推進、「断熱等級5以上」への推進を目指し、 自身の500棟を超える木造性能向上リノベーション経験の集大成として、日本初の木造性能向上リノベーションオウンドメディア 「増改築com®」をオープン。本社を日暮里へ移転。
2019年創業100周年、全国工務店向けのセミナー講師を務め、日本の住宅の耐震強化の普及活動を開始。
2020年「増改築com®」に全国から寄せられる相談に応えるべく、「増改築.com®」の全国展開の準備活動を開始。
【現在の活動状況】
ハイウィルでの木造フルリフォームの担当者として現場で汗を流しつつ、全国の技術優位の中小工務店との共生ネットワーク構築のため、全国を飛び回り技術優位の企業に対する協力体制の構築、支援に全力を注いでいる。
どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
※設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。
※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
2025年(令和7年)の4月1日建築基準法改正が決定、2025年(令和7年)4月以降に着手するフルリフォームに確認申請が義務化されることにより、現在大変混みあっております。
お問い合わせ・ご相談多数のため、ご返信、プランのご提案までに日数を頂いております。ご了承の程お願い申し上げます。
首都圏のリノベーションにつきましては、2024年度工事枠は10月解体着工のお施主様まで埋まっております。
・直近は2024年11月初旬の解体着工スタートより空きありとなります。※2024年9月13日時点
※ご契約順に施工班の予定を組ませて頂いております。スケルトンリフォームには6ヶ月程度の期間が必要になります。余裕をもったスケジュールでご相談をお願い申し上げます。
図面や写真等を送信いただく場合、また入力がうまくいかない場合は、上記内容をご確認のうえ、下記メールアドレスまでご連絡ください。
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