戸建フルリフォームなら「増改築.com」TOP > 【2023年最新版】リフォーム補助金制度を網羅!> 【2023年補助金】既存住宅における断熱リフォーム支援事業
更新日:2023.4.6
2050年までにカーボンニュートラル実現させることを目指して、国や自治体がさまざまな施策を行っています。
住宅建築やリフォームの業界でも、政府の方針に従って省エネルギー住宅に関連する補助金・助成金制度が始まっています。
今回はその中の一つ、「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」について解説します。
※現在令和5年3月公募中!
【公募期間】 | 2023(令和5)年3月20日(月)~令和5年6月16日(金) |
【完了報告期限】 | 2023(令和5)年12月15日(金)必着 |
「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」では【トータル断熱】と【居間だけ断熱】が選べます。
両方併用はできません。
【トータル断熱】 | 【居間だけ断熱】 | |
住居 | 戸建・集合(戸別・全体) | 戸建・集合(戸別・全体) |
補助対象 | 高性能建材 ・断熱材、窓、ガラス(外皮にふれる部分) ・玄関ドア(上の改修と同時改修のみ) 共用部LED ・集合住宅全体の断熱改修と同時に取替える場合のみ対象 家庭用蓄電システム ・戸建て住宅全体の断熱改修と同時に導入する場合のみ対象 熱交換型換気設備等 ・戸建て住宅あるいは集合住宅(個別)全体の断熱改修と同時に導入する場合のみ対象 | 高性能建材 ・窓(外皮にふれる部分) ・玄関ドア(上の改修と同時改修のみ) 共用部LED ・集合住宅全体の断熱改修と同時に取替える場合のみ対象 家庭用蓄電システム ・戸建て住宅全体の断熱改修と同時に導入する場合のみ対象 熱交換型換気設備等 ・戸建て住宅あるいは集合住宅(個別)全体の断熱改修と同時に導入する場合のみ対象 |
【トータル断熱】と【居間だけ断熱】の違いは、リフォーム範囲と必須断熱工事です。
【居間だけ断熱】では必須改修は居間の全ての窓だけです。補助は居間の窓を含めて同時改修する他の部屋は玄関ドアにも出ます。断熱材には補助対象外です。
【トータル断熱】では家全体の断熱性能が規定以上にアップすることが必要です。それには壁・天井・床の断熱と窓を改修することで可能になるため、一部屋だけのリフォームや断熱材だけの入れ替えではクリアできません。同時に【トータル断熱】でも居間の断熱性能向上は必須とされており、居間を含まないリフォームは認められません。
住宅全体の断熱リフォームを行うなら【トータル断熱】、居間を含めて数カ所の窓のリフォームの場合は【居間だけ断熱】を検討してみてください。
申請したら補助金はいくらもらえるのでしょうか?
補助対象製品 | 補助率 | 補助上限額 | |
戸建住宅 | ①高性能建材(窓・ガラス・断熱材+玄関ドア) ※【居間だけ断熱】の場合は窓+玄関ドア | 補助対象経費の1/3以内 | 120万円/戸 |
②家庭用蓄電システム | 20万円/戸 | ||
③家庭用蓄熱設備 | 20万円/戸 | ||
④熱交換型換気設備等 | 5万円/戸 | ||
集合住宅(戸別) | ①高性能建材(窓・ガラス・断熱材+玄関ドア) ※【居間だけ断熱】の場合は窓+玄関ドア | 15万円/戸 | |
④熱交換型換気設備等 | 5万円/戸 | ||
集合住宅(全体) | ①高性能建材(窓・ガラス・断熱材+玄関ドア+共用部LED) ※【居間だけ断熱】の場合は窓+玄関ドア+共用部LED | 15万円/戸 |
※②~④は①高性能建材を使ったリフォームと同時に工事する場合のみ対象です。
※①と③は購入経費及び工事経費が対象ですが、②と④は購入経費のみ対象です。
本事業の助成を受けるための要件はこちら。
必須 | ①高性能建材:ガラス・窓・断熱材 ※【居間だけ断熱】は窓 |
同時に行う場合に対象 | ①高性能建材:玄関ドア ②家庭用蓄電システム ③家庭用蓄熱設備 ④熱交換型換気設備等 |
① 未使用品であること
② 「補助対象製品一覧」にある製品であること
① 未使用品であること
② 次の要件のいずれかを満たすこと
②-1 熱貫流率が4.65W/(㎡・K)以下であること
②-2 戸と枠の組み合わせが下の表2のとおりであること
②-3 建具内部の断熱材の仕様から①又は②と同程度の性能と判断されること
*市場投入され、一般に入手できる製品であること
*ただし、欄間付き、袖付きは補助対象外とする。
① 未使用品であること
② 「環境省ZEHの蓄電システム登録済製品一覧」にある製品であること
③ 申請する戸建住宅に、令和5年3月末までにFITの契約が終了する太陽光発電システム等の再生可能エネルギー・システム(10kW未満)が設置してあること。
① 未使用品であること
② 自然冷媒を用いた電気ヒートポンプ式給湯機(エコキュート等)であること
③ 申請する戸建住宅に、令和5年3月末までにFITの契約が終了する太陽光発電システム等の再生可能エネルギー・システム(10kW未満)が設置してあること。
① 未使用品であること
② 熱交換型換気設備については、熱交換率65%以上であること
③ 空調設備(エアコン等)については、現在設置している機種が平成23年(2011年)以前のモデルで、同一規格で比べた場合、従前の設備より、省エネ性能及びAPF(通年エネルギー消費効率)値が高いこと、省エネラベル(目標年度平成22年又は平成24年)において星4つ以上の省エネ率を達成していること、及び住環境を快適に過ごすことのできる機能、例えばカビ、花粉、PM2.5等に効果がある機能などを有すること。
申請に必要な書類は以下の通りです(【トータル断熱】の例)。
まず、「既存住宅における断熱リフォーム支援事業に関わる各種様式」より必要書類をダウンロードしてください。
①~④の書類を電子メールで送付した後、⑤以下の書類を電子媒体(CD-RかDVD-R)に入れて郵送します。
受け付けられた書類は返却されないため、必ず控えをとっておきましょう。
事業が完了したら、30日以内もしくは締切日までに、実績報告をする必要があります。
事業が完了した日は、本事業に係る一連の工事が完了した日、もしくは支払いが完了した日(入金受領日)のいずれか遅い日とします。
実績報告に必要な書類は以下の通りです(【トータル断熱】の例)。
まず、「既存住宅における断熱リフォーム支援事業に関わる各種様式」より必要書類をダウンロードしてください。
すべての書類を電子媒体(CD-RかDVD-R)に入れて郵送します。
受け付けられた書類は返却されないため、必ず控えをとっておきましょう。
●交付決定前に「契約・発注・着工等」を行うと、補助金の交付対象になりません。
※解体工事、足場組立も交付決定前には行わないでください。
●施工前・後写真には、必ず事業番号等を記入したボード等を含めて撮影してください。なお、写真がないと補助金が交付できません。
※施工前写真には交付決定の際にお知らせする「事業番号」を写し込む必要があります。後から合成は禁止。
※工事写真アプリは使用禁止。
●出荷証明書は、北海道環境財団指定様式(定型様式8)を使用してください。
●補助金を受給した補助事業者(居住者等)は事業完了後2年間、エネルギー使用状況の定期報告アンケートを提出する義務があります。(アンケート結果は環境省に提出されます。)
※交付規程第7条に基づき提出を求めるものであり、提出がない場合、補助金返還の対象となることがあります。
既存住宅における断熱リフォーム支援事業の補助金制度について解説させていただきました。
窓を断熱性能の高い建材に交換する、床や壁に断熱材を入れることで、冷暖房費の節約になったり、太陽光発電で作った電気を蓄電システムにためることでエネルギーを効率よく使うことができ、光熱費の削減になります。
エネルギー効率を上げることは、将来の脱炭素社会実現への確実な一歩になりますね。
国や自治体が行う支援事業を賢く利用して、家計にも地球にも優しいリフォームを目指しましょう!
ハイウィル株式会社 四代目社長
1976年生まれ 東京都出身。
【経歴】
家業(現ハイウィル)が創業大正8年の老舗瓦屋だった為、幼少よりたくさんの職人に囲まれて育つ。
中学生の頃、アルバイトで瓦の荷揚げを毎日していて祖父の職人としての生き方に感銘を受ける。 日本大学法学部法律学科法職課程を経て、大手ディベロッパーでの不動産販売営業に従事。
この時の仕事環境とスキルが人生の転機に。 TVCMでの華やかな会社イメージとは裏腹に、当たり前に灰皿や拳が飛んでくるような職場の中、東京営業本部約170名中、営業成績6期連続1位の座を譲ることなく退社。ここで営業力の基礎を徹底的に養うことになる。その後、工務店で主に木造改築に従事し、100棟以上の木造フルリフォームを職人として施工、管理者として管理。
2003年に独立し 耐震性能と断熱性能を現行の新築の最高水準でバリューアップさせる戸建てフルリフォームを150棟、営業、施工管理に従事。2008年家業であるハイウィル株式会社へ業務移管後、 4代目代表取締役に就任。250棟の木造改修の営業、施工管理に従事。
2015年旧耐震住宅の「耐震等級3」への推進、「断熱等級4」への推進を目指し、 自身の500棟を超える木造フルリフォーム・リノベーション経験の集大成として、性能向上に特化した日本初の木造フルリオーム&リノベーションオウンドメディア 「増改築com®」をオープン。
戸建てリノベーションの専属スタッフが担当致します。
一戸建て家のリフォームに関することを
お気軽にお問合せください
どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
※設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。
※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
2025年の建築基準法改正が決定、フルリフォームに確認申請が義務化されることから、現在大変混みあっております。
首都圏のリノベーションにつきましては、2023年度工事枠は6月スタートのお施主様まで埋まりました。
・直近は7月1枠が空きありとなります。※2023年4月20日時点
※契約をさせていただいたお施主様より予定を組ませて頂いております。スケルトンリフォームには6ヶ月程度の期間が必要になります。余裕をもったスケジュールでご相談をお願い申し上げます。
誠に恐れ入りますが、「先進的窓リノベ」補助金を利用した窓リフォーム(内窓など)工事の受付は神奈川県のみ受付となります。
図面や写真等を送信いただく場合、また入力がうまくいかない場合は、上記内容をご確認のうえ、下記メールアドレスまでご連絡ください。
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