戸建フルリフォームなら「増改築.com®」TOP>戸建てフルリフォーム完全ガイド|5つの種類・費用から後悔しない業者選びまで
更新日:2025年9月5日
「家を、丸ごと、新しくしたい」。その、壮大な夢を抱く、全ての方へ。
このページは、あなたのための、究極の「羅針盤」です。「フルリフォーム」という、言葉の、本当の意味から、その5つの種類と、リアルな費用相場、そして、絶対に後悔しないための、業者選びの、最終結論まで。500棟以上の、木造住宅を再生させてきた、私たちだからこそ、語ることのできる、全ての知識と、情熱を、ここに、凝縮しました。
この旅を終える時、あなたの、漠然とした「夢」は、揺るぎない「確信」へと、変わっていることを、お約束します。
✔ここでのポイント:
まず、皆様が、なぜ今、「フルリフォーム」という、大きな決断の前に、立たれているのか。その、深く、そして、切実な「動機」に、寄り添うことから、この物語を始めます。それは、単なる、家の老朽化、というだけでなく、ご自身の、そして、ご家族の、これからの人生を、より豊かで、安全なものにしたい、という、未来への、強い願いの表れなのです。
人生の「節目」が、家の「節目」を、教えてくれる
こんにちは、増改築どっとコムの稲葉です。 もし、あなたが、今、このページを、読んでくださっているのなら。
きっと、あなたは、ご自身の人生における、一つの、大きな「節目」に、立たれていることでしょう。
お子様たちが、成長し、巣立っていった。あるいは、ご両親から、大切なご実家を、受け継いだ。あるいは、この家で、何十年と、暮らしを重ねる中で、これからの、第二の人生を、見つめ直し始めた。 人生の、大きな節目は、不思議と、家の「節目」をも、私たちに、教えてくれます。 「この家も、古くなったな…」 その、一言の裏には、「この家で、この先の、30年、40年を、本当に、このまま、暮らし続けて、良いのだろうか?」という、ご自身の、未来に対する、深く、そして、誠実な、問いかけが、隠されているのです。
「不満」と「不安」― あなたを、動かす、二つの力
その、問いかけの、根底にあるもの。それは、多くの場合、二つの、感情です。
一つは、日々の暮らしにおける、様々な「不満」。
「冬、このリビングは、暖房をつけても、足元が、スースーして寒い」
「夏は、二階が、蒸し風呂のようで、寝苦しい」
「キッチンが、古くて、暗くて、料理をするのが、億劫だ」
そして、もう一つが、目には見えない、しかし、心の奥底に、常に、存在する「不安」です。
「最近、また、大きな地震が増えてきたけれど、この家は、本当に、大丈夫だろうか」
「親の代から、受け継いできた、この家を、私たちの代で、ダメにしてしまうわけには、いかない」
この、「不満」と「不安」。その二つの、大きな力が、あなたの心を、動かし、「そろそろ、本気で、考えなければ」と、戸建てのフルリフォームという、壮大な旅へと、あなたを、誘っているのです。
✔ここでのポイント:
その、決意を胸に、いざ、情報収集を始めた、あなたの前に、立ちはだかる、最初の「壁」。それが、「フルリフォーム」という、言葉の、あまりにも、曖昧で、そして、無責任な「定義」です。
このセクションでは、その、情報過多の、混乱の正体を、明らかにすることで、あなたの、頭の中を、クリアに、整理します。
さて、その、誠実な、決意を胸に、あなたは、インターネットの海へと、漕ぎ出します。 「フルリフォーム 戸建て 費用」「中古戸建て フルリフォーム」 その、キーワードを、打ち込んだ瞬間。
あなたの、パソコンの画面は、無数の、情報で、埋め尽くされることでしょう。
そして、その、情報の「沼」の中で、ほとんどの方が、途方に暮れてしまうのです。
「A社は、フルリフォーム、800万円から、と言っている」
「B社のサイトでは、費用相場は、2,500万円と、書かれている」
「Cという雑誌には、私たちの家と、同じくらいの大きさで、1,500万円の事例が、載っていた」
一体、何を、信じれば良いのか。なぜ、これほどまでに、言うことが、バラバラなのか。
その、全ての混乱の、根源。それは、極めて、シンプルな、一つの事実に、行き着きます。
それは、建築・リフォーム業界において、「フルリフォーム(全面リフォーム)」という、言葉の、明確な「定義」が、存在しない、ということです。
ある会社は、ただ、内装の壁紙と、水回りの設備を、交換するだけの「表層改装」を、フルリフォームと、呼んでいます。
また、ある会社は、家の骨格だけを残し、耐震や断熱性能まで、根本から、刷新する「スケルトンリフォーム」を、フルリフォームと、呼んでいます。
当然ながら、その、工事の内容は、全くの、別物です。
そして、その費用が、数倍、時には、十倍以上、違ってくるのも、当たり前なのです。
この、あまりにも、曖昧で、そして、無責任な、言葉の「定義」。それこそが、皆様を、混乱させ、そして、時に、不誠実な業者が、お客様を、巧みに、誘導するための「煙幕」としても、機能してしまっているのです。
✔ここでのポイント:
最後に、この「完全ガイド」が、その、深く、暗い、情報の「沼」から、あなたを、救い出し、最高の未来へと、導くための、唯一無二の「羅針盤」であることを、高らかに、宣言します。
この、羅針盤を、その手に、あなたは、確かな「知識」と「判断基準」を持って、ご自身の、リフォームの旅路を、主体的に、進んでいくことができるようになります。
私たち、増改築どっとコムは、この、あまりにも、不誠実な、業界の現状に、長年、強い、問題意識を、抱いてきました。
お客様が、人生を賭けて、行う、一大決心。
その、あまりにも、尊い決断が、曖昧な、情報の前に、惑わされ、そして、時に、間違った方向へと、導かれてしまう。
その、悲劇を、一つでも、なくしたい。 その、強い想いこそが、私たちに、この、「戸建てフルリフォーム完全ガイド」を、創らせた、唯一の、動機です。
これは、単なる、情報の、寄せ集めでは、ありません。 これは、500棟以上の、木造住宅の再生に、命を懸けて、向き合ってきた、私たちだからこそ、ご提供できる、「フルリフォーム」という、混沌とした世界を、航海するための、究極の「羅針盤」なのです。
この、羅針盤(ガイド)は、皆様の、フルリフォームという、壮大な旅の、全ての航路を、明確に、照らし出します。
第1章:まず、「フルリフォーム」の、5つの「種類」を、明確に定義します。
第2章:あなたが、本当に、目指すべき「目的地」を、自ら、見つけるための、問いを、投げかけます。
第3章〜6章:それぞれの航路の、具体的な「工事内容」「費用」「期間」、そして「実例」を、示します。
第7章〜8章:そして、最後に、絶対に、後悔しないための「注意点」と、最高の「船長(業者)」を、見極めるための、最終的な、智慧を、授けます。
この、長い、しかし、希望に満ちた、旅を、終える頃には。 あなたの、心の中にあった、漠然とした「夢」と「不安」は、「私たちの家族が、進むべき道は、これだ」という、揺るぎない「確信」へと、変わっていることを、固く、お約束します。
さあ、それでは、あなたの「最高の未来」へと、繋がる、壮大な航海の、始まりです。
章の概要:
序章で、私たちは、「フルリフォーム」という言葉が、いかに曖昧で、そして皆様を混乱させているか、その現実についてお話ししました。この第1章では、その深い霧を晴らすための、明確な「地図」を皆様にお渡しします。
「家を、丸ごとリフォームする」と言っても、その工事の範囲と目的によって、費用も、工期も、そして実現できる未来も、全く異なります。この章では、私たちが500棟以上の経験から体系化した「5つのフルリフォームの種類」を、一つひとつ丁寧に解説します。
あなたの理想の暮らしは、どのパターンに当てはまるのか。その最初の、そして最も重要な自己診断から、この旅を始めましょう。
✔ここでのポイント:
まず、最も手軽で、費用を抑えることができる「表層改装」というフルリフォームについて解説します。これは、家の骨格(構造)や性能には手を加えず、内装や設備といった「見た目」を全面的に刷新する手法です。比較的築年数が新しく、構造的な問題がないお住まいに適しています。
フルリフォームと聞いて、多くの方が最初にイメージされるのが、この「表層改装フルリフォーム」かもしれません。
これは、家の構造体(柱や梁、基礎など)には一切手を加えず、目に見える部分、すなわち「表層」を、全面的に新しくするリフォームです。人間で言えば、骨格や内臓は健康そのものなので、大掛かりな外科手術はせず、最新のファッションとメイクで、全身を美しくコーディネートし直す、というイメージに近いでしょう。
具体的には、以下のような工事が中心となります。
内装: 全ての部屋の壁紙(クロス)の張り替え、床材(フローリングやクッションフロア)の張り替え、室内ドアの交換など。
水回り設備: キッチン、ユニットバス、トイレ、洗面化粧台といった、住宅設備機器の、全てを新しいものへと交換します。ただし、原則として、既存の位置からの移動は行いません。
外装: 外壁の塗装や、屋根の塗り替え、あるいは、既存の上に新しい屋根材を被せる「カバー工法」など。
重要なのは、このパターンでは壁の内部にある断熱材の交換や、構造体を強化する耐震補強は、原則として行わないという点です。あくまで、美観の回復と、機能の更新を主目的とした全面リフォームなのです。
この「表層改装フルリフォーム」が、最も適しているのは、以下のようなケースです。
築年数が比較的浅い(おおむね築15年以内)お住まいの方 2000年以降に建てられた住宅であれば、現行の耐震基準を満たしており、断熱材も一定レベルで施工されている可能性が高いです。構造的な問題が少ないため、表層の刷新だけでも、十分に価値が向上します。
中古戸建てを購入し、入居前に、全体をきれいにしたい方 特に、築浅の中古戸建て物件を購入された場合、構造は問題ないものの、前の住人の暮らしの跡が気になる、というケースは多いでしょう。このパターンであれば、比較的短い工期と、抑えた費用で、新築同様の、気持ちの良い空間で、新生活をスタートできます。
性能向上よりも、デザインの刷新や、設備の更新を、最優先に考えられている方
メリット:
費用が最も安い: 5つのパターンの中で、解体費用や構造に関わる費用がほとんどかからないため、総額を最も安く抑えることができます。
工期が短い: 大掛かりな構造工事がないため、工事期間も比較的短く、仮住まいの負担も最小限で済みます。
デメリット(注意点):
耐震・断熱性能は、向上しない: 最大の注意点は、家の根本的な性能、すなわち「安全性」と「快適性」は、ほとんど向上しない、ということです。地震への不安や、冬の寒さ、夏の暑さといった、根本的な悩みを抱えている方には、このパターンは、お勧めできません。
隠れた問題を見過ごすリスク: 壁や床を剥がさないため、その内側で起きているかもしれない、雨漏りや、構造体の腐食、シロアリの被害といった、深刻な問題を発見することができません。
費用相場: 約800万円 ~ 1,500万円
工期目安: 約2ヶ月 ~ 3ヶ月
✔ここでのポイント:
ここからが、私たちが「性能向上リノベーション」と呼ぶ、家の本質的な価値を高める領域です。このパターンでは、家の内側を、骨格だけの「スケルトン」状態まで解体し、内部から、徹底的な耐震補強と断熱改修を行います。コストパフォーマンスに最も優れ、築20年~40年程度の戸建てに、最もお勧めの手法です。
「内部スケルトンリフォーム」とは、家の外周部(外壁や屋根、窓サッシ)は、原則として、そのまま残し、内部の間仕切り壁、床、天井を、全て解体・撤去し、家の骨格(構造躯体)を、丸裸にするリフォームです。
これは、人間で言えば、皮膚や、外見はそのままに、古くなった内臓を、一度、全て取り出し、徹底的に検査・治療した上で、最新の、健康な内臓へと、入れ替える「大手術」に相当します。この手術によって、家は、見た目だけでなく、その「健康状態」そのものを、劇的に、若返らせることができるのです。
具体的には、表層改装の内容に加えて、以下の工事が行われます。
内部の全面解体: 間仕切り壁、床、天井を全て撤去し、構造躯体だけの状態にします。
耐震補強工事: むき出しになった骨格に対し、基礎の補強、柱や梁の金物補強、そして、構造計算に基づいた、最適な位置への、耐力壁の新設など、本格的な耐震補強を行います。
断熱改修工事: 壁の内側や、床下、天井裏といった、外気に接する部分に、高性能な断熱材を、隙間なく充填し、家全体の断熱性能を、飛躍的に向上させます。
築20年~40年程度(特に1981年~2000年)のお住まいの方 この年代の建物は、耐震基準は満たしているものの、現在の基準から見れば、壁量が不足していたり、断熱性能が、極めて低かったりするケースが、ほとんどです。内部スケルトンによって、その弱点を、最も効率的に、克服することができます。
地震への不安や、家の寒さ・暑さを、根本から解決したい方 見た目だけでなく、家の「安全性」と「快適性」を、本気で、向上させたい、と願う全ての方に、最もお勧めしたい、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
間取りを、大幅に変更したい方 内部の間仕切り壁を、一度、全て撤去するため、間取りの自由度が、格段に高まります。二世帯住宅への改修や、広々としたLDKの実現など、現代のライフスタイルに合わせた、大胆なプランニングが可能です。
メリット:
最高のコストパフォーマンス: 外壁工事を伴わないため、最も大掛かりなパターン④に比べて、費用を抑えながら、耐震・断熱という、最も重要な性能を、新築の最高レベルまで、引き上げることが可能です。
隠れた問題の発見と治療: 家を丸裸にすることで、シロアリの被害や、構造体の腐食といった、隠れた病巣を、発見し、根本から治療することができます。
デメリット(注意点):
窓の性能は、そのまま: このパターンでは、既存の窓サッシを、そのまま利用することが前提となります。そのため、壁や床、天井の断熱性能は、劇的に向上するものの、窓が、熱の出入り口としての「弱点」として、残る可能性があります。(解決策として、内窓の設置があります)
外壁の劣化は、別途考慮が必要: 外壁の、ひび割れや、防水機能の低下が、著しい場合は、このパターンとは別に、外壁のメンテナンス工事が、必要となります。
費用相場: 約1,800万円 ~ 2,800万円
工期目安: 約4ヶ月 ~ 6ヶ月
✔ここでのポイント:
パターン②の性能を、さらに一歩、前進させる選択肢です。内部スケルトンリフォームの、唯一の弱点であった「窓」を、最新の、高性能な断熱サッシへと交換することで、断熱性能を、完璧なものへと、近づけます。ただし、窓の交換は、外壁工事を伴うため、費用と工期が、その分、増加します。
このパターンは、基本的な工事内容は、パターン②の「内部スケルトンリフォーム」と、全く同じです。
しかし、唯一にして、最大の違い。それは、家の断熱性能における、最大の弱点である「窓」を、全て、あるいは、主要な部分だけでも、最新の、高性能な断熱サッシ(樹脂サッシなど)へと、交換する、という点です。
どんなに、壁や床に、高性能な断熱材を充填しても、古い、アルミサッシのままでは、そこから、熱が、どんどん逃げていってしまいます。それは、まるで、最高のダウンジャケットを着ながら、胸元のジッパーを、全開にしているようなものです。 この、最大の「弱点」を、塞ぐことで、家は、まさに、魔法瓶のような、完璧な断熱性能を、手に入れることができるのです。
パターン②を検討中で、断熱性能に、一切の妥協をしたくない方 冬の寒さや、夏の暑さに、特に、お悩みで、ヒートショックのリスクなどを、真剣に、考えられている方。光熱費を、極限まで抑えたい、とお考えの方には、必須の選択肢と言えるでしょう。
既存の窓の、劣化が激しい、あるいは、デザインが、気に入らない方 すきま風が入る、開閉がスムーズでない、といった、機能的な問題や、古いサッシのデザインが、新しい内装に、合わない、とお感じになる場合に、適しています。
メリット:
最高の断熱性能を実現: 家の、熱の出入り口の、約7割を占める、窓の性能が、劇的に向上することで、家全体の断熱性能が、完璧なものへと近づきます。
気密性の向上と、結露の抑制: 最新のサッシは、気密性も非常に高いため、すきま風を防ぎ、不快な結露の発生も、大幅に、抑制することができます。
デメリット(注意点):
外壁の補修工事が、必須となる: 窓を交換するためには、その周りの外壁を、一度、部分的に、解体する必要があり、その後の、補修工事が、必ず発生します。
コストと工期の増加: 高性能なサッシ自体の費用と、その交換・補修工事の費用が、パターン②に、追加で、上乗せされます。フルリフォームの費用が2000万円を超える、主要な要因となります。
費用相場: 約2,200万円 ~ 3,200万円
工期目安: 約5ヶ月 ~ 7ヶ月
✔ここでのポイント:
これが、最も大掛かりで、そして、最も高性能な、まさに「リノベーションの王様」と言えるパターンです。
家の構造躯体(骨格)だけを残し、内装も、外装も、全てを、一度、解体・撤去。そして、全く新しい、高性能な「皮膚」と「内臓」を、再構築します。新築と、同等、あるいは、それ以上の性能を、求める方のための、究極の選択肢です。
「内外装スケルトンリフォーム」とは、その名の通り、家の、内側も、外側も、全てを、一度、骨格だけの状態に戻す、最も、大掛かりなフルリフォームです。
既存の基礎と、主要な構造躯体(柱・梁)だけを、残し、それ以外の、壁、床、天井、屋根、外壁、窓、設備、その全てを、一度、完全に、リセット。そして、その、丸裸になった骨格に対して、最新の、最高の技術で、耐震・断熱性能を、与え、全く新しい家として、再創造していくのです。 これは、もはや、リフォームというよりも、「既存の骨格を活かした、新築工事」と、言った方が、近いかもしれません。
築40年以上が経過し、内外装ともに、劣化が著しいお住まいの方 特に、築40年、50年を超えるフルリフォームでは、外壁の防水機能が、完全に失われていたり、構造体の、目に見えない部分が、深刻なダメージを、受けていたりする可能性が、極めて高い。その、全ての病巣を、一度に、完全に、治療するためには、このパターンが、最も確実です。
家の性能に、一切の妥協をしたくない、完璧を求める方 耐震等級3、断熱等級6以上といった、新築の最高性能を、確実に、実現したい、とお考えの方。
間取りの自由度を、最大限に、確保したい方 外壁や窓の位置まで、自由に変更できるため、間取りの自由度が、最も高くなります。二世帯住宅への、完全な分離プランや、既存の家の、イメージを、完全に覆すような、大胆なデザインも、可能になります。
メリット:
最高の性能を実現: 耐震・断熱ともに、一切の制約なく、最高の性能を、追求することができます。まさに、理想の安全な家、暖かい家が、実現します。
デザインの、完全な自由: 間取りだけでなく、外観デザインも、ほぼ、新築同様の自由度で、創り上げることが可能です。
資産価値の、最大化: 性能も、見た目も、新築同様、あるいは、それ以上に生まれ変わるため、家の資産価値を、最も高めることができます。
デメリット(注意点):
費用が、最も高額になる: 全ての部材を、新しくするため、当然ながら、費用は、最も高額になります。
工期が、最も長くなる: 新築工事と、ほぼ同じ工程を踏むため、期間も、最も長くなります。
法規的な、制約を確認する必要がある: 大規模な改修となるため、建築確認申請が、必要となる場合があります。
費用相場: 約2,800万円 ~ 3,800万円以上
工期目安: 約6ヶ月 ~ 8ヶ月以上
✔ここでのポイント:
最後に、少し特殊な、しかし、特定の状況下では、極めて有効な、選択肢となる「外部スケルトンリフォーム」をご紹介します。これは、家の内部は、比較的、きれいな状態を保ちながら、外壁の劣化が、特に深刻な場合に、外側だけを、骨格の状態まで、解体・補強する、という、レアケースです。
「外部スケルトンリフォーム」とは、その名の通り、家の内部には、大規模な手を加えず、外壁だけを、一度、全て解体・撤去し、むき出しになった骨格に対して、外側から、耐震補強や、断熱改修を行い、新しい外壁を、創り上げる手法です。
パターン②の「内部スケルトン」とは、全く逆のアプローチですね。家の、内臓は健康なので、皮膚と、そのすぐ下の、筋肉だけを、一度、剥がして、再生させる、という、特殊な外科手術です。
内部は、数年前に、リフォームしたばかり、という方 内部は、まだ新しいので、壊したくない。しかし、外壁の、劣化や、雨漏りが、深刻で、耐震性にも、不安がある、といったケース。
住みながら、工事を進めたい、という方 工事の、主戦場が、家の外側になるため、内部スケルトンのように、完全に、家を空ける必要がなく、住みながら、工事を進められる、可能性が高まります。
メリット:
住みながらの工事が可能: 内部への影響を、最小限に抑えながら、外皮の性能を、刷新できます。
外からの、耐震・断熱工事が可能: 外側から、構造用合板を張ったり、「外張り断熱」を施工したり、といった、高性能な工事が、可能になります。
デメリット(注意点):
内部の間取りは、変更できない: 当然ながら、内部の間取りは、一切、変更できません。
内部の、根本的な問題は、解決できない: 床下の湿気や、間仕切り壁の、構造的な問題などは、解決されません。
コストが、割高になる可能性がある: 内部を、傷つけないように、工事を進めるため、非常に、繊細な作業が求められ、かえって、コストが、割高になるケースもあります。
費用相場: 約1,500万円 ~ 2,500万円
工期目安: 約3ヶ月 ~ 5ヶ月
章の概要:
最高のフルリフォームは、最高の「自己分析」から始まります。
第1章で、リフォームの全体像という「地図」を手に入れた今、次にすべきこと。
それは、業者に相談する、その前に、あなたと、あなたの家族が、本当に、このリフォームで、何を手に入れたいのか、その、心の奥にある、本質的な「願い」を、整理することです。
この章では、そのための、三つの、シンプルで、しかし、極めて重要な問いを、皆様に投げかけます。この章が、皆様の、リノベーション計画の、揺るぎない「軸」を、創り出すのです。
✔ここでのポイント:
まず、最初の問い。それは、単なる「間取り」や「部屋数」といった、物理的な話ではありません。
皆様が、このフルリフォームを通じて、どのような「時間」を過ごし、どのような「感情」を味わい、そして、どのような「人生」を、その家で、送りたいのか。
その、最も本質的で、そして、最も大切な「理想の暮らし」を、具体的に、イメージしていただくための、問いです。
私たちが、お客様との、最初の打ち合わせで、最も大切にしている時間。それは、図面を広げる前の、何気ない「雑談」の時間です。
「休日は、どのように、過ごされることが多いですか?」
「ご趣味は、何ですか?」
「お子様やお孫様が、遊びに来られた時は、いつも、どこで、過ごされますか?」
なぜなら、最高のフルリフォームの、設計図は、方眼紙の上ではなく、皆様の、一人ひとりの、人生の「物語」の中にこそ、隠されているからです。
私たちが、最初に、知りたいのは、「LDKを20帖にしたい」という、結果としての「ご要望」ではありません。
私たちが、本当に知りたいのは、「なぜ、LDKを20帖にしたいのか」という、その、奥深くにある、皆様の「理想の暮らし」の、原風景なのです。
もし、よろしければ、一度、目を閉じて、具体的に、想像してみてください。
新しい家で、あなたは、どのような「朝」を、迎えたいですか?
朝の、柔らかな光が、差し込む、広々としたダイニングで、ゆっくりと、コーヒーを淹れる時間でしょうか。
あるいは、ウッドデッキに出て、庭の緑を眺めながら、深呼吸をする、静かな時間でしょうか。
休日の午後、あなたは、誰と、どこで、どのような「時間」を、過ごしたいですか?
お子様やお孫様たちが、集まり、大きなリビングで、笑い声が、響き渡る、賑やかな時間でしょうか。
それとも、ご夫婦、それぞれの、趣味の部屋で、誰にも、邪魔されることなく、自分の世界に、没頭する、豊かな時間でしょうか。
二世帯住宅を、お考えであれば、親世帯と、子世帯との「距離感」は、どうでしょう。
プライバシーは、尊重しつつも、スープの冷めない距離で、お互いの気配を、感じられるような、付かず離れずの、絶妙な間取りでしょうか。
これらの、一つひとつの「シーン」こそが、皆様の、リフォーム計画の、最も重要な「設計図」となります。
「こんな暮らしがしたい」。
その、具体的なイメージが、固まれば、固まるほど、皆様が、選ぶべき、フルリフォームのパターンも、自ずと、見えてくるはずです。
(※建坪15坪以下の狭小住宅を除く)
✔ここでのポイント:
次に、その「理想の暮らし」を、現実の形にするための、最も、現実的な問いと、向き合っていただきます。それは、「お金」、すなわち「予算」の問題です。
これは、単に、あなたが、いくら持っているか、という話では、ありません。
あなたの、人生計画の中で、このフルリフォームに、どれくらいの費用を、投資することが、最も賢明なのか。その、戦略的な、資金計画を、立てるための、問いです。
「ご予算は、おいくらですか?」
リフォーム会社との、打ち合わせで、この質問をされると、少し、身構えてしまう、という方は、少なくありません。
「本当の予算を言ってしまうと、その金額、目一杯の、高いプランを、提案されるのではないか…」
「そもそも、費用の相場が、全く分からないので、答えようがない…」
その、お気持ちは、痛いほど、分かります。
しかし、私たちのような、誠実なパートナーにとって、お客様の「予算」とは、皆様から、より多くのお金を引き出すための「情報」では、断じてありません。
それは、皆様の、限られた、大切な資産を、最大限に、有効活用し、最高の未来を、ご提案するための、最も重要な「前提条件」なのです。
ですから、業者に相談する前に、まず、ご家族で、じっくりと、話し合ってみてください。
私たちの、これからの人生において、この家のリフォームに、どれくらいの、資金を、投じることが、できるのか。そして、それは、妥当なのだろうか、と。
その際、一つの目安となるのが、第1章でご紹介した、5つのパターンの、大まかな費用相場です。
1,000万円台の予算であれば、「パターン①:表層改装」が、現実的な選択肢となるでしょう。
2,000万円台の予算であれば、「パターン②:内部スケルトン」や「パターン③:内部スケルトン+窓交換」という、本格的な性能向上が、視野に入ってきます。フルリフォームの費用が2000万円を超える場合、それは、性能向上への、本格的な投資の始まりを意味します。
3,000万円以上の予算であれば、「パターン④:内外装スケルトン」という、新築同様の、究極の再生も、可能になるかもしれません。
この、大まかな、価格帯と、ご自身の、資金計画とを、照らし合わせることで、皆様の、リフォーム計画の「現在地」が、おぼろげながら、見えてくるはずです。
もちろん、これは、あくまで、スタートラインです。最終的な計画は、この後の、緻密な設計と、見積もりによって、決まっていきます。しかし、この、最初の「軸」を持つことが、この先の、長い旅路で、道に迷わないための、重要な、第一歩となるのです。
✔ここでのポイント:
そして、最後の、最も、本質的な問いです。
「暮らし」と「予算」の、その先に。あなたは、この家という「器」そのものに、どのような「性能」を、求めますか。
これは、皆様が、「ただのフルリフォーム」を選ぶのか、それとも、私たちの提唱する「性能向上リノベーション」を選ぶのか、その、運命の分かれ道となる、究極の、問いです。
「暮らし」のイメージが、固まり、「予算」の輪郭も、見えてきました。 そして、最後に、皆様が、自らに、問うべき、三つ目の質問。それは、「私たちは、この家という、シェルターに、家族の、命と健康を守るための、どれほどの『性能』を、求めるのだろうか?」という、極めて、根源的な、問いです。 これは、
壁紙の、色や、デザインを、どうするか。
キッチンの、グレードを、どうするか。 といった、「見た目」や「機能」の話とは、全く、次元の異なる、問いです。 これは、皆様の、目には見えない、しかし、皆様の、そして、ご家族の、未来の、幸福を、根本から支える、家の「本質的な価値」と、向き合う、という、作業です。
具体的には、二つの、性能について、皆様ご自身の「覚悟」を、決めていただく必要があります。
①「耐震性能」について あなたは、この家に、どれほどの「安全性」を、求めますか? ただ、法律で定められた、最低限の基準を、クリアし、「震度6強の地震で、一応、倒壊はしない」というレベルで、満足しますか? それとも、その1.5倍の強度を持つ「耐震等級3」を実現し、「巨大地震の後も、安心して、住み続けられる」という、究極の、安全を、手に入れますか?
②「断熱性能」について あなたは、この家に、どれほどの「快適性」と「健康」を、求めますか? これまで通り、「冬は寒く、夏は暑いのが、当たり前」の暮らしを、続けますか? それとも、最新の断熱技術を、駆使し、「ヒートショックのリスクから、家族の命を守り、一年中、春のように、穏やかな室温で、暮らせる」という、最高の、快適性を、手に入れますか?
この、二つの問いに対する、皆様の「答え」こそが、皆様のリフォームの、本当の「行き先」を、決定づけるのです。 もし、皆様が、後者の、最高の「安全性」と「快適性」を、強く、望まれるのであれば。 皆様が、これから、目指すべきは、もはや、単なるフルリフォームでは、ありません。
それこそが、私たちの、専門領域である、「性能向上リノベーション」という、新しい、扉を開く、瞬間なのです。
【深掘り記事へ】 この、二世帯住宅への改修や、大胆な間取り変更、そして、究極の耐震・断熱性能の実現といった、皆様の、様々な「理想の暮らし」の、具体的な可能性については、こちらの、詳細ガイドで、さらに深く、解説しています。
□ 【目的別】フルリフォームで理想の暮らしを実現(二世帯・間取り変更・耐震断熱)
章の概要:
第1章で、私たちはフルリフォームの全体像を示す「5つの種類」という地図を、その手にしました。
そして、第2章で、ご自身の「理想の暮らし」という、進むべき方角を、定めました。
いよいよ、この第3章では、その地図と羅針盤を手に、具体的な航路を、決定していきます。
5つのパターンの中から、主要な選択肢である「表層改装」「内部スケルトン」「内外装スケルトン」の、具体的な工事内容、メリット・デメリットを、深く、掘り下げていきます。
さらに、あなたの家の、羅針盤の針を、より正確な方角へと導く、最も重要な要素、「築年数」という視点を加えます。
「築30年、40年、50年」といった、家の年齢ごとに、どのような課題が、潜んでいるのか。
あなたの、理想と、ご自宅の現状に、最も合致する、運命のパターンが、必ず、この中に、見つかるはずです。
✔ここでのポイント:
まず、最も手軽で、費用を抑えることができる「表層改装」というフルリフォームについて、その「可能性」と、そして、より重要な「限界」を、プロの視点から、正直に、お話しします。
このパターンは、あくまで「化粧直し」であり、皆様が、本当に解決したいはずの、家の「健康問題(耐震・断熱性能)」には、一切、貢献できない、という、厳しい現実を、直視していただきます。
「表層改装フルリフォーム」は、その名の通り、家の構造体には手を加えず、目に見える「表面」の全てを、新しくするリフォームです。
このパターンで「できること」は、主に、皆様の暮らしの「見た目」と「利便性」を、劇的に向上させることです。
空間の意匠性を、一新する: 古くなった壁紙や床材を、お好みのデザインに一新し、室内ドアを交換すれば、空間の印象は、まるで、新築のように生まれ変わります。
最新の設備で、家事を、快適にする: 35年前のキッチンから、最新のシステムキッチンへ。タイル張りで、寒かったお風呂が、保温性の高いユニットバスへ。日々の家事の、ストレスを軽減し、暮らしに、彩りを与えてくれます。
外観を、美しく蘇らせる: 色褪せた外壁を、塗り直すだけで、家の表情は、驚くほど、若返ります。
もし、皆様が、フルリフォームに求めるものが、この「見た目」の刷新だけであれば、このパターンは、最も、コストを抑えられる、有効な選択肢の一つと言えるでしょう。
しかし、私たち、性能向上リノベーションの専門家として、皆様に、お伝えしなければならない、より重要なことがあります。それは、このパターンでは「できないこと」の、あまりにも、大きな、リスクです。 「表層改装」では、決して「できないこと」。それは、皆様の、ご家族の、命と健康を、未来の脅威から、守ることです。
耐震性能は、1ミリも、向上しません。 壁や床の、内側に隠された、脆弱な構造体は、そのまま、放置されます。地震に対する、根本的な不安は、何一つ、解消されません。
断熱性能も、全く、向上しません。 冬の寒さ、夏の暑さの原因である、壁の中の、無断熱、あるいは、機能不全に陥った断熱材は、手付かずのままです。ヒートショックのリスクや、高い光熱費といった、問題も、そのまま残ります。
隠れた「病巣」を、悪化させる、危険性すらあります。 壁紙の下で、静かに進行していた、雨漏りや、結露による、構造体の腐食。その、家の「ガン」とも言える、病巣を、見て見ぬふりをして、上から、綺麗な壁紙で、蓋をしてしまう。それは、治療を、先延ばしにするだけでなく、かえって、病の発見を遅らせ、手遅れな状態へと、導いてしまう、極めて危険な行為なのです。
だからこそ、私たちは、築30年を超えるような中古戸建てのフルリフォームにおいて、この「表層改装」という選択肢を、原則として、お勧めすることはありません。
✔ここでのポイント:
では、私たちが、最も多くのケースで、最適解であると、自信を持ってお勧めする「内部スケルトンリフォーム」は、なぜ、それほどまでに、優れているのでしょうか。
このセクションでは、このパターンが、「コスト」と「性能向上」という、二つの、相反する要求を、最も高い次元で、両立させる、究極のソリューションである理由を、具体的に、解説します。
フルリフォームを、お考えの皆様の心の中には、常に、二つの、相反する、強い想いが、存在しているはずです。
「できることなら、費用は、少しでも、安く抑えたい」
「しかし、せっかく大金をかけるのだから、性能には、一切、妥協したくない」
この、二つの、大きな「兎」を、同時に、追いかけること。
それは、まさに、至難の業です。 しかし、その、困難な課題に対する、私たち500棟以上の経験が導き出した、現時点での「最適解」。それこそが、「内部スケルトンリフォーム」なのです。
その理由は、極めて、シンプルです。
「内部スケルトン」は、リフォーム費用全体の中で、最も大きなウェイトを占める、高額な「外壁・屋根・窓」の工事を、最小限に抑えながら、家の性能を、根本から左右する「耐震」と「断熱」という、二大性能を、最も効率的に、そして、完璧な形で、向上させることができるからです。
最大のメリット①:隠れた病巣の、完全な「診断」と「治療」 家の内側を、骨格だけの状態にすることで、私たちは、家の「内臓」の、隅々まで、メスを入れることができます。シロアリに食われた土台、腐食した柱、鉄筋の入っていない基礎。それらの、全ての病巣を、完全に、白日の下に晒し、根本的な治療を、施すことが可能になります。
最大のメリット②:最高の「耐震・断熱工事」の、実現 壁の内側が、完全に、オープンになることで、私たちは、構造計算に基づいた、最適な位置に、最強の耐力壁を、設置し、そして、壁の隅々まで、高性能な断熱材を、完璧に、充填することができます。耐震リフォームと断熱リフォームを、同時に行うための、最高の「手術室」が、そこに出現するのです。
最大のメリット③:自由な「間取り」の、実現 内部の間仕切り壁を、一度、全て、取り払うため、間取りの、プランニングの自由度が、飛躍的に高まります。暗く、細切れだった空間を、広々とした、一つのLDKにしたり、二世帯住宅として、生活空間を、合理的に、再編成したり。あなたの「理想の暮らし」を、現実の形にするための、最高の、キャンバスを手に入れることができるのです。
外壁に、大きな問題がなく、かつ、最高のコストパフォーマンスで、性能向上を、実現したい。そうお考えの、佐藤様のような方にとって、この「内部スケルトンリフォーム」こそが、まさに、運命の、選択肢と言えるでしょう。
✔ここでのポイント:
では、最も大掛かりで、費用も高額となる「内外装スケルトンリフォーム」は、どのような場合に、必要となるのでしょうか。このセクションでは、皆様の家が、自ら発している「もはや、内側からの手術だけでは、手遅れかもしれない」という、いくつかの、明確な“危険信号”について、解説します。そのサインを、見逃さないことこそが、正しい治療法を、選択するための、重要な、第一歩です。
パターン②の「内部スケルトン」が、家の「内臓」の、外科手術であるとすれば、この「内外装スケルトン」は、その内臓だけでなく、家の「皮膚」である、外壁や屋根をも、一度、全て、剥がして、再生させる、さらに、大掛かりな手術です。 当然、その費用は、3000万円を超える、大きなものとなります。では、どのような場合に、この、大掛かりな手術が、必要となるのでしょうか。 それは、皆様の家が、以下のような、明確な「危険信号」を発している時です。
危険信号①:外壁の、深刻な「ひび割れ」や「劣化」 外壁の、モルタルに、幅の広い、構造的なひび割れが、多数、発生している。あるいは、サイディングが、至る所で、浮き上がり、剥がれかけている。これらは、外壁の防水機能が、完全に、破綻しているサインです。
危険信号②:過去の、明らかな「雨漏り」の痕跡 室内の、天井や壁に、過去の雨漏りによる、大きな「シミ」が、残っている。それは、見えない壁の内側で、構造体が、深刻な腐食を起こしている可能性を、強く、示唆しています。
危険信号③:建物の、明らかな「傾き」 床に置いた、ビー玉が、勢いよく転がる。ドアや窓の、建付けが、極端に悪い。これらは、地盤沈下や、構造体の歪みによって、建物全体が、傾いている、という、極めて危険なサインです。
危険信号④:屋根の、深刻な「劣化」や「歪み」 屋根が、中央で、垂れ下がっている。あるいは、瓦が、至る所で、ずれたり、割れたりしている。これらもまた、家の、構造的な、限界が近いことを、示しています。
これらの、危険信号が、一つでも、当てはまる場合。もはや、内側からの治療だけでは、不十分です。家の、外皮そのものを、一度、全て、剥がし、その、骨格の、隅々まで、治療を施す「内外装スケルトン」こそが、唯一、残された、再生への道となるのです。
✔ここでのポイント: 最後に、この章の、結論として。皆様が、ご自身の家の、最適なリフォームパターンを、見つけ出すための、最も、シンプルで、そして、強力な「物差し」を、お渡しします。
それは、「築年数」という、動かすことのできない、客観的な事実です。築30年、40年、50年。その、家の年齢ごとに、どのような「課題」を、最優先で、解決すべきなのか。その、明確な、指針を、示します。
家も、私たち人間と、同じです。年齢を重ねるごとに、その、身体には、様々な変化が、訪れます。
そして、その、年齢ごとに、必要となる「健康診断」や「治療法」が、異なってくるのは、当然のことです。
皆様の、大切な中古戸建てや、ご実家のフルリフォームを、成功させるための、鍵。
それは、その家の「年齢」に、ふさわしい、最も、優先すべき、課題(治療)を、見極めることです。
【築20年〜30年の家】
健康状態: 人間で言えば、30代〜40代。骨格(構造)は、まだ、比較的、しっかりしているが、そろそろ、内臓(断熱性能)の、機能低下が、見え始める頃。
最優先課題: 断熱性能の、抜本的な向上。そして、耐震性能の、精密な「健康診断」と、予防的な補強。
最適な処方箋: パターン②「内部スケルトンリフォーム」
【築30年〜40年の家(佐藤様のケース)】
健康状態: 人間で言えば、40代〜50代。骨格(構造)にも、生活習慣病(壁量不足、偏心)の、兆候が見え始め、内臓(断熱)は、かなり、弱っている。
最優先課題: 耐震性能と、断熱性能の、同時、根本治療。
最適な処方箋: パターン②「内部スケルトン」あるいは、窓の弱点も克服するパターン③「内部スケルトン+窓交換」
【築40年以上の家】
健康状態: 人間で言えば、60代以上。骨格(旧耐震、無筋基礎)そのものに、大きな疾患を抱え、皮膚(外壁)の、バリア機能も、失われている可能性が高い。
最優先課題: 基礎補強を含む、全面的な、構造外科手術。
最適な処方箋: パターン④「内外装スケルトンリフォーム」
この、築年数という、客観的な物差しと、ご自身の、理想の暮らし、そして、ご予算を、掛け合わせることで、皆様が、進むべき、最高の航路が、きっと、見えてくるはずです。
【深掘り記事へ】 この、築年数ごとの、より詳細な、注意点や、具体的な工事内容については、こちらの、専門ガイドで、さらに深く、解説しています。
➡️【築年数別】戸建てフルリフォームの注意点|築30年・40年・50年の違い
戸建て(一軒家)フルリフォーム(全面リフォーム)を大きく区分すると5つのパターンにわけることができました。
もう一度おさらいしましょう。
②内部をすべて解体するフルリフォーム(間取りが大幅にかわる)
⑤はレアなケースですが、実際にございました。
これらの5パターンでフルリフォームの工事のやり方が大きくかわってきます。もちろんですが費用・値段も変わってきます。ご自身のご要望にあわせてどのケースに当てはまるのかをご覧いただくことで、どのくらいの費用感になるのか?そしてポイントをまとめてみます。
戸建て(一軒家)のフルリフォームの中でも間取り変更がなく既存の間取りをいかし、すべての水回り設備も位置の変更や新設のない、いわゆる素取り換え交換、内装は表面の改装を全体的に行うのが改装でのフルリフォームになります。まだキレイな状態の中古住宅、築浅10年以内程度の中古住宅物件を購入された方や不動産会社からのご依頼の多い工事です。耐震基準では2000年基準以降の建物にお勧めフルリフォームです。大手リフォーム会社でのパッケージ商品と同等のリフレッシュ的な工事になりますので、費用値段価格も最も安く収めることが可能です。
2階建て建築面積30坪の場合の工事費(費用相場)※過去事例平均 | 1500万 |
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築年数が30年以上、旧耐震基準で建てられた建物をなどにお勧め、耐震補強を現行水準以上にしたい。でも外壁や外装をすべて解体するほどの費用をかける必要性がない(痛みが軽度)というお施主様からの採用の多い、戸建て(一軒家)の内壁全面解体フルリフォーム(全面リフォーム)。室内は構造体のみの躯体状態のため、階段位置変更が可能なため、間取りの自由度が比較的高く本格的な基礎補強を含む耐震補強や断熱改修も可能になります。費用は当然改装よりもかかってまいります。サッシの変更はないという点が費用でのポイントとなります。
2階建て建築面積30坪の場合の工事費(費用相場)※過去事例平均 | 2000万 |
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築年数が40年以上、間取りが大幅に変更される(二世帯住宅へのフルリフォームetc)外壁の傷み具合が激しい、建物にに傾きがある、または、建て替えを希望しているが新築で建ててしまうとセットバックの問題で、希望の間取りが実現しないケース。あるいは再建築不可の建物。というような問題を抱えておられるお施主様が建て替えでの新築相当の工事内容をフルリフォームすることで実現できるリフォームです。外壁までを解体し、一戸建て(一軒家)躯体残しの状態にするようなフルリフォーム(全面リフォーム)がこちらのリフォーム。主要構造部のみ残すフルリフォーム(全面リフォーム)になります。地盤工事を除く基礎補強工事や耐震補強は構造部からの補強が可能で、外壁面は壁倍率の高い合板で全面張りを行います。断熱改修も外からのアプローチが可能になります。間取り自由度が最も高く耐震性能と断熱性能を大幅に向上可能なフルリフォームです。弊社で最もご依頼数の多い工事になります。
2階建て建築面積 30坪の場合の工事 費目安 (価格相場) | 3000万 |
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築年数は30年以上は経過し、旧耐震以前に建てられた建物。大幅な間取り変更も希望している。しかし外壁の状態は、メンテナンスをしていたため、そこまで痛んではいない。しかし、せっかくのフルリフォーム(全面リフォーム)。希望の間取りや室内は新築同様のデザインになるのに、見た目的に既存のサッシは何とかしてほしい。断熱性能のみを担保する目的であれば、既存のサッシの内側にインナーサッシを設置することは可能ですが、やはり(マド)サッシは、できれば断熱性能の高い窓(マド)サッシへ変更したい。というお施主様が採用されるのが戸建て(一軒家)内壁全面解体に加え、外壁に絡むサッシ交換を行うフルリフォームです。サッシご希望されるサッシ性能により金額は大きく変動してきます。
2階建て建築面積30坪の倍の工事費目安 (価格相場) ※過去事例平均 | 2500万 |
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章の概要:
これまでの章で、ご自身の、理想の暮らしと、進むべきリフォームの「パターン」が、おぼろげながら、見えてきたことでしょう。
いよいよ、この旅の、核心とも言える、皆様が、最も知りたいであろう、「お金」の話をします。
それぞれの、フルリフォームのパターンで、一体、いくらかかるのか。その、リアルな費用相場を、私たちの、500棟以上の、膨大な実績データに基づき、「2000万円台」「3000万円台」といった、具体的な予算別で、実現可能な工事内容まで、完全に、ガラス張りにします。
そして、その、大きな資金を、いかにして、賢く、準備するのか。そのための「資金計画」についても、プロの視点から、アドバイスをさせていただきます。
✔ここでのポイント:
まず、皆様が、これから手に取るであろう、複雑な「見積書」を、正確に読み解くための、基本的な「知識」を、授けます。フルリフォームの費用は、実は、大きく分けて「7つの要素」で、構成されています。
この、7つの要素を、理解することで、皆様は、ただ、業者から提示された、総額だけを見て、高い、安い、と判断するのではなく、その、費用の「中身」を、自らの眼で、見極めることができるようになります。
フルリフォームの見積書は、時に、何十ページにも及ぶ、専門用語の、羅列です。その、複雑さに、多くの方が、目を通すのを、諦めてしまい、「とにかく、最後の、総額だけを、見ておこう」と、なりがちです。
しかし、その、思考停止こそが、後悔の、始まりです。 見積書は、単なる、金額のリストでは、ありません。
それは、そのリフォーム会社が、あなたの家を、どのように、再生させようとしているのか、その「思想」と「技術レベル」が、全て、詰まった、極めて重要な「設計図」なのです。 その、複雑な設計図を、読み解くための、最初のステップ。それが、フルリフォームの戸建て費用が、どのような要素で、構成されているのか、その、全体像を、掴むことです。
私たちの、500棟以上の、中古戸建てフルリフォームの経験から、その費用は、大きく、以下の「7つの要素」に、分解することができます。
① 仮設・解体・産廃費 工事を、安全に進めるための「足場」や、家を、守るための「養生」。そして、古い壁や床を、壊す「解体費用」と、そこから出た、大量の廃棄物を、法律に則って、処分するための「産業廃棄物処理費」です。
② 構造補強工事費(耐震) 家の「骨格」を、作り直す、最も重要な費用です。基礎の補強、耐力壁の新設、そして、柱や梁を、繋ぎ止める、金物の設置費用などが、ここに含まれます。
③ 断熱・気密・サッシ工事費 家の「快適性」と「健康」を、左右する、温熱環境を、創り出すための費用です。高性能な断熱材、気密シート、そして、熱の出入りが最も大きい、窓サッシの費用です。
④ 屋根・外壁・防水工事費 家の「皮膚」を守り、雨漏りを、防ぐための費用です。屋根の葺き替えや、外壁の張り替え、そして、バルコニーの防水工事などが、含まれます。
⑤ 内装・建具工事費 家の「衣服」を、美しく、仕立てるための費用です。床のフローリング、壁のクロスや左官、そして、室内ドアなどの建具の費用です。
⑥ 設備工事費(電気・給排水・空調) 家の「血管」や「神経」、そして「内臓」を、一新するための費用です。キッチン、ユニットバス、トイレといった水回り設備、そして、電気配線や、給排水管の、更新工事です。
⑦ 設計・諸経費 これらの工事を、計画し、そして、現場を、円滑に進めるための費用です。詳細な設計図面の作成、構造計算、そして、現場監督の人件費や、会社の利益(粗利)などが、ここに含まれます。
この「7大要素」を、理解することで、あなたは、見積書の、どこに、どれだけのコストが、かかっているのか、その、費用の、本質を、見抜くことができるようになるのです。
✔ここでのポイント:
それでは、いよいよ、皆様が、最も知りたいであろう、具体的な「金額」を、明らかにします。
第1章で、ご紹介した「5つのパターン」別に、フルリフォームの、リアルな費用相場を、私たちの、膨大な実績データに基づき、完全に、公開します。
この、客観的な相場観こそが、皆様が、業者からの見積もりを、冷静に、判断するための、揺るぎない「物差し」となります。
これから、お示しする費用相場は、どこかの、ウェブサイトから、引用した、曖昧な数字では、ありません。
それは、私たちが、これまで、手掛けてきた、500棟以上の、戸建てフルリフォーム、その、一つひとつの、血の通った、見積書と、請求書から、導き出した、極めて、リアルで、そして、偽らざる「現実の相場」です。
(※東京都内・延床面積30坪(約100㎡)の木造住宅を想定)
パターン①:表層改装フルリフォーム
費用相場:800万円 ~ 1,500万円(税別)
解説: 構造体に、一切手を加えないため、費用は、最も抑えられます。費用の、大部分は、水回り設備の、グレードと、内装材の、選択によって、変動します。
パターン②:内部スケルトンリフォーム
費用相場:1,800万円 ~ 2,800万円(税別)
解説: 本格的な、性能向上リノベーションの、最も、標準的な価格帯です。費用の、約半分が、目には見えない、耐震・断熱といった、構造躯体の、強化に、投資されます。
パターン③:内部スケルトン+窓交換リフォーム
費用相場:2,200万円 ~ 3,200万円(税別)
解説: パターン②に加えて、高性能な窓サッシへの交換と、それに伴う、外壁の補修費用が、追加されます。フルリフォームの費用が2000万円を、大きく超え、3000万円に近づく、本格的な、高性能住宅への、投資となります。
パターン④:内外装スケルトンリフォーム
費用相場:2,800万円 ~ 3,800万円以上(税別)
解説: 新築と、ほぼ同等の、工事内容となるため、費用も、新築に、匹敵するレベルとなります。解体費用や、産廃費用が、新築よりも、余分にかかるため、時に、新築よりも、高額になるケースもあります。
パターン⑤:外部スケルトンリフォーム
費用相場:1,500万円 ~ 2,500万円(税別)
解説: 内部を、傷つけずに、工事を進めるため、特殊な、技術と、手間が必要となり、工事範囲の割には、費用が、割高になる傾向があります。
この、客観的な費用相場を、まず、皆様の、判断の「軸」として、しっかりと、心に、留め置いてください。
✔ここでのポイント:
次に、視点を、180度、変えてみましょう。
工事のパターンから、費用を、見るのではなく、皆様の「予算」から、実現可能な、工事のレベルを、見ていきます。
「私たちの、フルリフォームの費用は、2000万円が、上限です」。
その、限られた予算の中で、最高の価値を、生み出すためには、何を、優先し、何を、諦めるべきなのか。その、戦略的な、思考法を、お伝えします。
リフォームの計画において、「予算」とは、単なる、数字の、上限では、ありません。
それは、「あなたは、このリフォームで、何を、最も、大切にしたいのか」という、皆様ご自身の「価値観」や「想い」の、最も、正直な、現れなのです。
ここでは、代表的な、二つの予算帯で、どのような、リフォームが、可能になるのか、その、具体的な、中身を見ていきましょう。
もし、皆様の、ご予算が、2,000万円台であるならば。
私たちが、ご提案する、最適解は、「パターン②:内部スケルトンリフォーム」を、基本としながら、内装の仕上げや、設備のグレードで、賢く、コストを調整していく、という、戦略です。 この予算があれば、
旧耐震住宅の、無筋基礎を、強固な、鉄筋コンクリート基礎へと、補強し、
耐震等級3(評点1.5)を、達成するための、完璧な、耐震補強を行い、
HEAT20 G2グレードに、匹敵する、最高の、断熱・気密性能を、手に入れる といった、家の「骨格」に対する、最高の投資を、行うことが、十分に、可能です。 その代わり、キッチンのグレードを、最高級のものではなく、機能的で、コストを抑えた、ミドルグレードのものを選んだり、無垢の床材ではなく、上質な、複合フローリングを、選択したり、といった、「衣服」の部分での、賢明な、取捨選択が、求められます。
もし、皆様の、ご予算が、3,000万円台まで、視野に入るのであれば。
リノベーションの、可能性は、無限大に、広がります。 「パターン③:内部スケルトン+窓交換」や、「パターン④:内外装スケルトン」といった、究極の、選択肢が、現実のものとなります。
家の「骨格」を、最高の性能へと、引き上げることは、もちろん、その上で、
デザイン性の高い、オーダーメイドのキッチンや、造作家具
無垢の、床材や、漆喰の壁といった、上質な、自然素材
そして、家族構成の変化に対応する、大胆な、間取りの変更(二世帯化など) といった、「暮らしの、豊かさ」そのものを、デザインする、という、新しい次元へと、足を踏み入れることが、できるのです。 フルリフォームで、どこまでできるか。それは、皆様の、ご予算と、そして、何よりも、その「想い」の、強さによって、決まるのです。
✔ここでのポイント:
最後に、この、大きな決断を、後押ししてくれる、心強い「味方」の存在について、お話しします。
リフォーム費用は、必ずしも、全てを、自己資金で、賄う必要は、ありません。
「ローン」「補助金」「贈与」という、三つの、賢い、資金計画の選択肢を、知り、そして、使いこなすことで、皆様の、夢の実現は、さらに、確実なものとなります。
戸建てのフルリフォームという、大きな夢を、現実のものとするために。
皆様が、活用できる、資金計画には、大きく分けて、三つの、強力な「矢」が、存在します。
第一の矢:リフォームローン 現在では、多くの金融機関が、リフォーム専用の、ローン商品を、提供しています。担保の有無や、金利、返済期間など、その種類は、多岐にわたります。皆様の、ライフプランに合った、最適なローンを、選ぶことが、重要です。
第二の矢:補助金・助成金 耐震や断熱といった、質の高い性能向上リノベーションに対して、国や、自治体は、手厚い「補助金」を、用意してくれています。これらは、返済不要の、貴重な「贈与」です。活用しない手は、ありません。
第三の矢:親からの、資金贈与(贈与税の非課税措置) もし、ご両親などから、資金的な援助を、受けられる、可能性があるのなら、「住宅取得等資金の、贈与税の非課税措置」という、極めて、有利な、税制優遇を、活用することができます。
これらの、複雑な、資金計画を、皆様、ご自身だけで、全て、組み立てるのは、至難の業です。
どこに頼むか、迷った時。フルリフォームの、パートナー選びとは、単に、工事を、依頼する、業者を、選ぶことでは、ありません。 それは、皆様の、この、複雑な資金計画の、段階から、親身になって、相談に乗り、そして、補助金の申請手続きなども、含めて、トータルで、サポートしてくれる、信頼できる「専門家」を、見つけ出す、ということなのです。
【深掘り記事へ】
この、フルリフォームの費用に関する、ローンや、補助金、そして、具体的な、資金計画の、立て方について、さらに、詳しく知りたい方は、こちらの、専門ガイドを、ご覧ください。
➡️ 戸建てフルリフォームの費用を徹底解説!2000万、3000万の予算でどこまでできる?
章の概要:
戸建てのフルリフォームは、思い立って、すぐに完成するものでは、ありません。
それは、時に、新しい家を建てるよりも、長く、そして複雑な、半年、時には一年以上にも及ぶ、長い、長い、旅路です。この章では、その、複雑な旅路の、全工程を、「最初のご相談」から「感動のお引渡し」まで、ステップ・バイ・ステップで、詳細に解説します。
いつ、何を、決断し、そして、どれくらいの期間、仮住まいが必要になるのか。
その、リアルな、タイムスケジュールを、事前に、そして、正確に、把握することで、あなたの、漠然とした不安は、具体的な「計画」へと、変わっていくはずです。
✔ここでのポイント:
まず、多くの方が、意外と、見落としがちな、しかし、リフォームの成否の9割を決定づける、「工事が始まる、前の時間」の重要性について、お話しします。
最初のご相談から、ご契約に至るまでの「計画フェーズ」には、実は、数ヶ月という、長い時間が必要です。
なぜ、私たちは、この、準備期間を、これほどまでに、大切にするのか。その、理由と、具体的な流れを、解説します。
皆様が、フルリフォームの期間について、お考えになる時、その、意識は、どうしても「工事が、始まってから、終わるまで」の、時間に、向きがちです。
しかし、500棟以上の、大規模なリノベーションを、手掛けてきた、私の、経験から、断言できることがあります。
それは、「リフォームの、本当の戦いは、一本の釘を打つ、その、ずっと前に、始まっている」ということです。
最高のフルリフォームを実現するための、最も重要な期間。それは、実は、この「計画フェーズ」なのです。
この、最初のボタンを、掛け違えてしまえば、どんなに、腕の良い職人が、工事をしても、後悔の残る、リフォームになってしまいます。
私たち、増改築どっとコムでは、お客様との、最初の出会いから、ご契約まで、おおよそ、以下の、4つのステップを、平均して、2ヶ月から4ヶ月という、時間をかけて、じっくりと、進めていきます。
Step1:初回ご相談・現況調査(約1~2週間) 全ての物語は、ここから始まります。私たちが、皆様のお住まいへ、お伺いし、皆様の、夢や、不安、そして、理想の暮らしについて、2時間、3時間と、時間をかけて、徹底的に、ヒアリングさせていただきます。そして、同時に、家の隅々まで、プロの眼で、観察し、その家の、現在の「健康状態」を、診断します。
Step2:初回プラン・概算見積もりのご提案(約2~3週間) 最初の対話で、共有させていただいた、夢と、現実を、元に、私たちは、最初の「処方箋」を作成します。それは、手描きの、温かみのある間取りプランであったり、費用の、全体像を掴むための、概算の見積書であったりします。この段階で、私たちが、ご提案する「未来」と、皆様が、思い描く「未来」との、方向性が、一致しているかを、丁寧に、すり合わせていきます。
Step3:詳細設計・仕様決定(約1~2ヶ月) 方向性が、定まれば、いよいよ、その「夢」を、具体的な「設計図」へと、落とし込んでいく、最も、楽しく、そして、最も、悩ましい時間です。間取りの、1センチ単位の調整から、キッチンやお風呂の、メーカー、グレードの選定、そして、壁紙や、照明器具の一つひとつまで。この、詳細な仕様を、ここで、完璧に、固めてしまうことこそが、後々の、追加費用や、トラブルを防ぐ、最強の「お守り」となります。
Step4:本見積もり・ご契約(約2~3週間) 全ての仕様が、確定した段階で、私たちは、一円単位の、誤差もない、詳細な「本見積書」を、作成します。その、全ての項目を、皆様に、ご納得いただいた上で、初めて、私たちは、工事請負契約を、締結させていただくのです。
焦らないこと。急がば回れ。それこそが、フルリフォームの計画における、最も、重要な、鉄則なのです。
✔ここでのポイント:
いよいよ、皆様の家の、新しい物語が、物理的に、動き出す「工事フェーズ」です。
その、ダイナミックな、変貌のプロセスを、7つの、主要な工程に分解し、それぞれの、役割と、おおよその期間について、解説します。
壁や床の、内側で、一体、どのような「命の手術」が、行われているのか。その、普段、決して見ることのできない、舞台裏を、ご覧いただきます。
完璧な「計画」という、羅針盤を手に入れ、私たちの船は、いよいよ、リノベーションという、大海原へと、漕ぎ出します。
ここから始まる「工事フェーズ」は、古い家が、一度、その命を終え、そして、新しい、より強い命として、生まれ変わる、感動の、プロセスです。
Step1:解体工事(約2~4週間) 再生は、破壊から始まります。内装、そして、時には外装を、手作業で、丁寧に解体し、家の骨格を、丸裸にします。この工程は、同時に、家の、本当の健康状態を、知るための、最後の「精密検査」でもあります。
Step2:基礎・構造補強工事(約3~6週間) この工事の、まさに「心臓部」です。無筋基礎を、鉄筋コンクリートで補強し、耐力壁を新設し、金物で、骨格を、固く結びつける。家の、新しい「命」の、土台が、ここで、築かれます。
Step3:外部工事(約4~8週間) パターン③④⑤の場合、ここから、家の「皮膚」の、再生が始まります。屋根の葺き替え、防水工事、そして、高性能な窓サッシの取り付け、外壁の施工など、家を、雨風から守るための、重要な工程です。
Step4:断熱・設備工事(約2~4週間) 家の「血管」と「神経」、そして「内臓」を、新しくする工程です。高性能な断熱材を、隙間なく充填し、古い、電気配線や、給排水管を、全て、更新します。
Step5:内装工事(約4~8週間) 新しい骨格の上に、新しい「筋肉」と「皮膚」を、創り上げていきます。床を張り、壁と天井の、下地となる、石膏ボードを施工し、美しい、内装空間の、骨格が、現れます。
Step6:仕上げ・設備機器設置工事(約2~3週間) 壁紙を張り、塗装を施し、キッチンや、ユニットバス、トイレといった、設備機器を、設置していきます。皆様の、夢が、いよいよ、現実の形となる、最も、心躍る、瞬間です。
Step7:最終検査・お引渡し 全ての工事が、完了した後、私たちは、自社の、厳しい基準と、そして、第三者機関による、客観的な検査を行います。その、全てのチェックを、クリアして、初めて、私たちは、自信と、誇りを持って、新しい家の鍵を、皆様に、お渡しするのです。
✔ここでのポイント:
最後に、この章の結論として、皆様の、フルリフォーム計画の、トータルな期間が、どのくらいになるのか。
その、リアルな目安を、「5つのパターン」別に、一覧で、お示しします。
そして、その、長い期間中、絶対に、必要となる「仮住まい」についても、その、計画の立て方を、アドバイスします。
さて、ここまで、「計画フェーズ」と「工事フェーズ」、二つの、大きな流れを、見てきました。
では、その二つを、合計した、皆様の、リフォームの旅の、トータルな期間は、どのくらいになるのでしょうか。
その答えは、言うまでもなく、皆様が、どの「パターン」のフルリフォームを、選ばれるかによって、大きく、変わってきます。
(※計画フェーズと工事フェーズを合計した、初回ご相談から、お引渡しまでの、おおよその期間です)
パターン①:表層改装フルリフォーム
トータル期間: 約3ヶ月 ~ 5ヶ月
仮住まい: 工事内容によっては、住みながらの工事も、不可能ではありませんが、水回りを、全て、止めるため、1〜2ヶ月程度の、仮住まいを、お勧めします。
パターン②:内部スケルトンリフォーム
トータル期間: 約6ヶ月 ~ 10ヶ月
仮住まい: 工事期間中の、4〜6ヶ月間、仮住まいが、必須となります。
パターン③:内部スケルトン+窓交換リフォーム
トータル期間: 約7ヶ月 ~ 11ヶ月
仮住まい: 工事期間中の、5〜7ヶ月間、仮住まいが、必須となります。
パターン④:内外装スケルトンリフォーム
トータル期間: 約9ヶ月 ~ 13ヶ月以上
仮住まい: 工事期間中の、6〜8ヶ月以上、仮住まいが、必須となります。時に、新築を建てるよりも、長い期間を、要することもあります。
そして、この期間に、私たちは、必ず「1ヶ月」程度の、予備期間を、プラスして、お客様に、お伝えするようにしています。
なぜなら、古い家のリフォームは、解体後に、必ず「想定外」が、発生するからです。
その、不測の事態にも、慌てず、そして、丁寧に対応するために。余裕を持った、スケジュールを組むこと。
それこそが、プロの、仕事なのです。
【深掘り記事へ】
この、フルリフォームの、より詳細な、週単位での流れや、仮住まい探しの、具体的なコツについては、こちらの、専門ガイドで、さらに深く、解説しています。
●旧耐震基準(昭和56年)以前に建てられた建物にお勧めの内部の躯体残しのフルリフォーム
築年数が30年以上、旧耐震基準(昭和56年)以前で建てられた建物にお勧めしたいフルリフォームです。内部のみの解体にとどまるのが最大の特徴です。内部を躯体残しにすることで、内側からの耐震補強と断熱改修が可能になる為、性能向上ができます。旧耐震基準の建物の多くが無筋基礎となっていることから、基礎補強が必要になりますが、床下を含む内部すべてが解体されることで、室内からの基礎、木構造体への補強が可能になります。
リフォーム後にサッシの位置を変えないプランニング力が試されます。
室内は構造体の状態まで解体。外部に絡むサッシは既存。
●フルリフォーム後の窓位置を変えないプランニングの工夫が必要
内部のみを構造躯体のいの状態まで解体するフルリフォームでのポイントとなるのが、リフォーム後の間取りになってきます。内部解体により、「耐震性能」「断熱性能」を大幅に改善することができる最もコスパの良いフルリフォームになりますが、のちの2パターンとのコスパの違いは外部に絡む工事がないことにあります。外部に絡むサッシを現況のままとすることで、外壁の補修がないのが最大の特徴となります。建物の内部を骨組みの状態まで解体することから、間取り変更は可能になりますが、間取り変更後のサッシの位置を変えないプランニングがポイントとなってきます。
●断熱性はインナーサッシを設置することで補完することで大幅に改善
外と面する外周面の壁には、本格的な断熱工事が可能となり、断熱性は大幅に改善される工事となりますが、唯一の弱点は、既存の窓サッシを使用するという点になります。この弱点を克服するのが、インナーサッシ(2重窓)となります。室内にもう一枚断熱性の高い断熱サッシを入れることで、新たに断熱サッシへ入れ替えるのと同等、設置するグレードによっては、それ以上の断熱性能を担保することも可能となります。
内側よりインナーサッシを設置して断熱性能を向上
既存のサッシと同じ位置に、同じ大きさでもう一枚のサッシを設置するインナーサッシ(2重窓)設置工事
外部は既存サッシ、室内からは新規のサッシとなりイメージはがらりと変わります。
最大のポイントはフルリフォーム後のプランになる内部解体フルリフォーム。外からのサッシの見た目を気にされないお施主様、サッシの状態がそこまで悪くないケースで採用さることが多いのがこのフルリフォームになります。
●旧耐震基準(昭和56年)以前に建てられた建物にお勧めの内部の躯体残しのフルリフォーム
内部はすべて躯体の状態まで解体し、耐震補強と断熱改修ができるのは先にご紹介した内部解体フルリフォームと同じフルリフォームとなります。そのためこちらも旧耐震基準(昭和56年)以前で建てられた建物にお勧めしたいフルリフォームです。違いは外部と絡む工事が発生するところが特徴となります。
内部の間取り変更しつつもやはりサッシは変更したい。
既存のサッシがカッターで解体されました。従来の雨戸部分まで解体されます。
●外壁解体をいかに抑えて窓を入れ替えるかが費用を抑えるポイントとなる
内部を躯体状態まで解体するフルリフォームになりますので、間取り変更は自由です。間取り変更の結果、窓の位置を変更したいとしましょう。このとき、どのような工事が必要になるかというと、まず①既存の窓をカッターを入れて解体します。そして、②新たに設置したい窓の位置の外壁を解体して、窓サッシを新設することになります。この時、もともとあった既存の窓は解体してしまっているため、外壁は開口された状態になっていますので、③旧来の窓位置へ新たな壁下地を作り、補修が必要になります。つまり、窓を一か所移動するためには、新たに設置する断熱サッシの費用と設置に費用がかかるだけではなく、新たに設置する箇所の壁解体に加え、既存の解体された外壁の補修費用までが、セットになってくるということになります。フルリフォーム後の間取りが大幅な窓移動が必要な場合は、外壁をすべて剥がしてしまった方が良い場合もあります。間取り変更後のサッシの位置を極力変えない(解体を少なくする)プランニングの工夫がポイントとなってきます。
新たな断熱サッシに入れ替え外部は補修の上左官仕上げ
雨戸解体箇所には下地を新たに作り左官工事で補修をします。この際、既存の外壁が塗装壁の場合、仕上りに段差ができてしまうことがあります。補修した跡が見えないように、外壁塗装は左官仕上げで施工しました。
内部は耐震補強、断熱改修の上、新たな間取りで新築同様となります。
内部解体+窓サッシ交換フルリフォームのポイントは外部の解体面積を少なくするフルリフォームプラン。外壁の痛みが激しい場合は、次にご紹介する内壁外壁を解体する躯体残しのフルリフォームとなります。
●外壁の老朽化が激しく、間取りも大幅に変更される建物にお勧めの内壁と外壁を躯体状態まで解体するフルリフォーム
築年数が40年以上、間取りが大幅に変更されるケース(二世帯住宅へのフルリフォームetc)外壁の傷み具合が激しい、建物にに傾きがあるためジャッキアップによる補正が必要なケース、外壁がトタンのみで解体が容易なケースでもお勧めさせていただくことがあるのが、こちらの外壁までを解体し、戸建て(一軒家)を躯体残しの状態にするようなフルリフォーム(全面リフォーム)になります。基礎補強工事や耐震補強は構造部からの補強が可能で、解体された外壁面は壁倍率の高い合板で全面張りを行います。断熱改修も中からだけでなく外からのアプローチが可能になります。
●新築での最高基準『耐震等級3』『断熱等級6』を目指したい。
内壁だけでなく外壁を剥離することで躯体の状態まで解体するフルリフォームになりますので、間取りの自由度が最も高いのがこのフルリフォームとなります。耐震補強計画を立てる際に耐震の弱点となるのが、窓開口となります。窓の位置を自由に変更できることから、耐力壁の配置バランス等も自由度が高い為、配置バランスを最良化することが可能となり、偏心率を下げることも可能なことから、最も耐震上有利なフルリフォームになります。
同時に外壁を剥離することから、内部の構造補強に加え外周面からの補強が可能、さらには断熱改修の観点からも、内部からの充填工法に加え、外部に外張り断熱する選択肢も増えます。
違法増築や、建ぺい率違反などがなく、建築面積等の条件を満たしていれば長期優良住宅化制度の利用も可能となります。
『耐震等級3』『断熱等級6』といった新築での最高基準でのご提案も可能となるフルリフォームがこちらのフルリフォームとなります。
(※評点1.5以上での報告書を提出させていただいております「耐震等級3」での証明書は住宅性能表示制度にならった申請が別途必要になります)
無筋基礎への基礎補強
外周に面する天井・壁は隙間なく断熱材を充填し魔法瓶状態にしていきます。
外周周りは壁倍率2.5倍の構造用合板を躯体に固定、全面張りをします。
防水透湿シートを張り通気層を設けた上で、断熱材付のガルバリウム鋼板で仕上げ
旧耐震基準の建物の多くが無筋基礎となっております。そのために、新たに配筋をアンカーで打ち込む基礎補強が必須となります。断熱も内部からの充填工法に加え、断熱サッシの新設、断熱材付の外装を使うことで断熱向上が可能となります。
間取りの自由度は最も高いため大胆なプランニングが可能となります。階段の位置変更の可能となり二階の大幅な間取り変更、屋根勾配によってはロフトを設置することも。室内内装、外装ともに新築同様になるのがこの内壁外壁を解体する躯体残しのフルリフォームとなります。
章の概要:
この長いガイドも、いよいよ結論へと向かいます。この、人生を賭けた、戸建てフルリフォームという、一大プロジェクトを、絶対に「成功」させるための、最も重要な「鍵」について、お話しします。
それは、最高のパートナー、すなわち、「専門家」を、いかにして、選び抜くか、という、最後の決断です。
この章では、フルリフォームで、絶対に後悔しないための「3つの注意点」を、私たちの500棟の経験から、お伝えすると共に、なぜ、ただの全面リフォームではなく、「性能向上リノベーション」を目指すべきなのか、その、私たちの、揺るぎない哲学の、重要性を、皆様に、お伝えします。
✔ここでのポイント:
まず、500棟以上の、中古戸建てフルリフォームの現場で、私たちが、数々の成功と、そして、他社の、痛ましい失敗事例から、学び取った、後悔しないための「3つの、絶対的な注意点」を、皆様に、授けます。この三原則を、心に刻むことこそが、皆様の業者選びの、最初の、そして、最も重要な、羅針盤となります。
「後悔のない、リフォームをしたい」。 それは、この一大決心に臨む、全ての人の、共通の願いです。では、その「後悔」は、一体、どこから、生まれてくるのでしょうか。
私たちは、500を超える、ご家族の物語に、寄り添う中で、その「後悔の種」が、蒔かれる瞬間は、ほとんどの場合、工事が始まる、ずっと前の「計画段階」と「業者選び」にある、という、厳然たる事実に、たどり着きました。
その、取り返しのつかない後悔を、避けるために。皆様に、絶対に、心に刻んでいただきたい、三つの、注意点があります。
注意点①:木造の「リフォーム」は、「新築」とは、全く別の、専門競技であると知ること これは、最も多くの人が、陥る、最初の「罠」です。新築で、素晴らしい実績を持つ会社が、リフォームでも、素晴らしいとは、限りません。むしろ、その逆であるケースの方が多い。 なぜなら、何もない、更地に、図面通りに、新しい家を建てる「新築」と、築何十年という、歴史と、目に見えない無数の「想定外」を、抱えた古い家を、解体し、診断し、治療しながら、再生させていく「リフォーム」とでは、求められる、知識、経験、そして、何よりも「思考の柔軟性」が、全く、異なるからです。 新築の、優秀な「マラソンランナー」が、リフォームという、険しい「山岳登山」の、専門家であるとは、限らない。皆様が、これから挑むのが、どちらの競技なのか、それを、見極めることが、全ての始まりです。
注意点②:現場の「見立て(診断力)」こそが、全てを決定づけることを知ること
古い木造住宅の再生は、まさに「医療行為」です。そして、医療において、最も重要なのが、手術の腕前以前の「診断力」であることは、言うまでもありません。 壁の、僅かなシミから、その奥に潜む、雨漏りの経路を、読み解く。床の、微かなきしみから、土台の、腐食の可能性を、察知する。その、五感を、フル活用した「見立て」の精度こそが、プロの、本当の価値です。 この、診断力は、一朝一夕で、身につくものではありません。それこそ、私たちが、500棟以上の、家の「内臓」と、向き合い続ける中で、培ってきた、経験の、結晶なのです。
注意点③:「誰が」あなたの家を、実際に触るのか、その顔が見える関係性を築くこと どんなに、立派な会社の、素晴らしい営業マンが、担当になったとしても。最終的に、皆様の家の、品質を、その手で、作り上げるのは、現場の「職人」です。 特に、木造改修においては、木を、知り尽くした「棟梁」の、腕前が、全てを、左右します。皆様が、選ぶべきは、下請け、孫請けへと、工事が「丸投げ」され、誰が、作っているのか、顔さえ見えない、巨大な組織では、ありません。 設計者と、現場監督と、そして、棟梁が、一つの、強力なチームとして、皆様と、直接、対話できる、風通しの良い、そして、責任の所在が、明確な、パートナーシップなのです。
✔ここでのポイント:
この章の、そして、このガイド全体の、最も重要な「結論」とも言える、私たちの、哲学について、お話しします。
皆様が、これから、何千万円という、大きなお金を、投じるのであれば、その目的は、単なる「見た目」の刷新に、留まるべきでは、ありません。
皆様が、本当に、目指すべきは、ご家族の「命」と「健康」、そして「資産」を、未来永劫、守り抜く「性能向上リノベーション」である。その、揺るぎない、理由を、解説します。
皆様が、これから、成し遂げようとしている戸建てのフルリフォーム。
その、一大決心を通じて、皆様が、本当に「買おう」としているものは、一体、何でしょうか。 真新しい、キッチンでしょうか。お洒落な、壁紙でしょうか。 もちろん、それらも、素晴らしい、価値です。 しかし、私たちが、考える、本当の「価値」は、その、目に見える、表層の、さらに奥深くにある、三つの、かけがえのない、財産です。
究極の価値①:家族の「命」を守る、絶対的な“安全性” それは、巨大地震が、いつ、どこで、起きても、「この家だけは、絶対に、大丈夫だ」と、心から、確信できる、揺るぎない「安心感」です。そのために、私たちは、国の基準の1.5倍以上である「耐震等級3」を目指す、耐震リフォームを、絶対的な、標準仕様とします。
究極の価値②:家族の「健康」を守る、最高の“快適性” それは、冬の、ヒートショックの恐怖や、夏の、熱中症のリスクから、完全に解放され、一年を通じて、春の、陽だまりのような、穏やかな温熱環境の中で、暮らすことができる「健やかな、日常」です。そのために、私たちは、世界の基準である「HEAT20 G2グレード」を目指す、断熱リフォームを、必須と考えます。
究極の価値③:家族の「資産」を守る、未来への“持続性” それは、目先の、デザインの流行に、左右されることのない、普遍的な「性能」という、価値によって、皆様の家が、10年後、20年後も、市場から、高く評価され続ける「資産」としての、輝きを、失わない、ということです。
この、三つの、究極の価値、すなわち「安全性」「快適性(健康)」「資産性」の、全てを、最高のレベルで、実現すること。
それこそが、性能向上リノベーション とは何か、という、問いに対する、私たちの、答えなのです。単なる全面リフォームとの、決定的な違いが、ここにあります。
無筋基礎への配筋補強
究極の価値①:家族の「命」を守る、絶対的な“安全性”
フルリフォームでの耐震補強は、対象となる建物の築年数で考えるとわかりやすいといえます。フルリフォームする建物が何年前に建てられた建物なのか?
その建物の建てられた時代の基準は、どの基準なのかを検討することで、その建物の弱点が浮き彫りになってきます。弱点を補強しつつ、どのレベルまで耐震性能を向上させるのかを検討していきます。目安となるのは、国が推奨している評点1.0という指標、いわゆる現行の建築基準法と同等の耐力、この数字で十分なのかを含め検討が必要な大切なところになってきます。『増改築.com』では国の基準の1.5倍以上を推奨しています。
熊本地震では耐震等級2(耐震補強でいう評点1.25相当)の建物が倒壊しました。つまり、1.0という現行の建築基準法レベルでの耐震補強では、全く安心ができないのです。フルリフォームをされる際は、是非、評点1.5以上(新築でいう耐震等級3)を目指したいところです。
セルロースファイバー充填
究極の価値②:家族の「健康」を守る、最高の“快適性”
建物の内側を解体するフルリフォームをするからできるのが本格的な断熱改修が可能になります。建物が外と面する外周周りにはしっかりとした断熱改修を是非しっかりと考えたいところです。
経済産業省が発表している満足度調査に、引き渡し後、2年程度の一戸建て住宅に住まわれている方を対象としたアンケートで、家を建てた後に後悔していることの1位が暑さ、2位が寒さ、3位が結露という後悔のTOP3すべてが断熱に起因しているという結果があります。
家を建てる前は、「価格」や「間取り」、「デザイン」に最大の関心があるお施主様ですが、住まわれた後の後悔という点で断熱にかかわる後悔が上位を占めている現状があります。これは断熱の知識が工事サイドにも不足している問題もあります。
日本は先進国でありながらも、諸外国と比較して断熱性能では圧倒的に遅れているという事実があり、サッシの断熱性能も含めて、断熱工事は見落としがち、かつ、工事施工会社にも断熱に詳しい会社は、正直少ない現状があります。
断熱においても知識・経験値が豊富な施工会社(工務店・リフォーム業者)へ相談することをおススメ致します。
✔ここでのポイント:
この、最高の「安全性(耐震)」と「快適性(断熱)」を、実現するためには、それぞれ、極めて、深く、そして、専門的な知識が、必要となります。このガイドでは、その、全体像を、お伝えしてきましたが、より深く、その、専門領域を、学びたい、という、知的な探究心を持つ、皆様のために、私たちが、総力を挙げて、作り上げた、二つの「専門ガイド(バイブル)」を、ご紹介します。
性能向上リノベーションの、二大巨頭である、「耐震」と「断熱」。
この二つは、同時に工事することが、極めて重要である、と、私たちは、繰り返し、お伝えしてきました。
しかし、その、一つひとつの、専門分野は、それぞれが、一つの、独立した、学問体系として、成立するほど、奥深く、そして、広大な世界です。
この「フルリフォーム完全ガイド」で、その、全体像と、重要性を、ご理解いただいた皆様が、さらに、その、専門性の、深淵へと、旅を続けたい、と、お望みになるのであれば。
私たちは、その、知的な、冒険のための、二つの、詳細な「航海図」を、ご用意しています。
【深掘り記事と深堀動画解説へ】以下のバナーからお進みください。
① 耐震性の、本質を、ゼロから学ぶ 熊本地震の教訓から、耐震の「三位一體」、そして、9つの、業者選びのチェックリストまで。安全な家づくりの、全てを網羅した、究極の耐震専門書。
② 健康で、快適な暮らしの、全てが分かる ヒートショックの、本当の恐ろしさから、HEAT20という、世界の断熱基準、そして、結露を防ぐための、科学的なアプローチまで。暖かい家づくりの、全てを網羅した、究極の断熱専門書。
これらの、専門ガイドを、以下のバナーから併せて、お読みいただくことで、皆様の知識は、もはや、プロと、遜色のないレベルへと、到達することでしょう。
✔ここでのポイント:
最後に、この章の、そして、このガイドの、結論として。皆様が、最高のフルリフォームを、実現するために、本当に、探すべき、パートナーの「姿」を、改めて、明確に、お伝えします。それは、単なる、工務店や、リフォーム会社では、ありません。あなたの家の、未来を、我がことのように、真剣に考え、共に、最高の答えを、探し出してくれる、本物の「専門家」です。
長い、旅の果てに、皆様は、もう、お分かりのはずです。 皆様が、本当に、探すべきパートナー。それは、
ただ、美しい「化粧」を、施すだけの、メイクアップアーティストでは、ありません。
ただ、言われた通りの「手術」を、こなすだけの、外科医でも、ありません。
皆様が、本当に、探すべきは、皆様の家の、隠れた「病巣」を、正確に、診断し、その上で、最高の「健康」と「未来」を、実現するための、オーダーメイドの、治療計画を、共に、創り上げてくれる、総合診療医のような、深い、知識と、高い、倫理観を持った、本物の「専門家」なのです。
私たち、増改築どっとコムが、500棟以上の、お客様から、幸いにも、高い評判を、頂戴できているとすれば。
それは、私たちが、単なる、工事の費用や、期間の、話をする前に、まず、その家の、そして、そのご家族の、10年後、20年後、50年後の、未来の「物語」を、お客様と、共に、描くことから、始めるからかもしれません。
フルリフォームは、ゴールでは、ありません。
それは、皆様の、新しい、豊かな暮らしの、輝かしい「スタート」なのです。
次の章では、その、スタートラインに立つための、最後の「Q&A」として、皆様の、細かな疑問に、お答えしていきます。
章の概要:
この長いガイドの旅も、いよいよ、最後の情報提供の章となりました。
これまでの章で、戸建てフルリフォームの、計画から完成までの、全体像を、体系的に、ご理解いただけたことと思います。
しかし、皆様の、頭の中には、まだ、いくつかの、細かな、しかし、重要な「疑問」が、残っているかもしれません。
この最終章では、これまで、私たちに、実際に寄せられた、数多くのご質問の中から、特に、多くの方が、疑問に思われるであろう、「よくある質問」に、Q&A形式で、一つひとつ、丁寧にお答えしていきます。
この章を、読み終える頃には、あなたの、フルリフォームに対する、全ての疑問と不安が、解消されていることを、お約束します。
窓サッシを、交換・移動するには、いくつかの方法があります。
① 内窓(インナーサッシ)の設置: 既存の窓はそのままに、内側にもう一つ、樹脂サッシなどを設置する方法です。断熱性能は、劇的に向上しますが、窓が二重になる、という、デザイン的な、制約があります。
② カバー工法: 既存の窓の「枠」だけを残し、その上から、新しい窓を、被せるように、設置する方法です。外壁を、傷つける範囲が、最小限で済みます。
③ 外壁を、部分解体して、交換・新設する方法: これが、最も、本格的な方法です。既存のサッシを、完全に取り払い、その周りの外壁を、一度、解体。そして、新しいサッシを設置した後、防水処理を、完璧に行い、外壁を、復旧します。間取り変更で、窓の位置を、変える場合は、この方法になります。
このように、方法はあります。大切なのは、その家の状況と、お客様のご要望、そして、ご予算に応じて、最適な「処方箋」を、提案できる、技術力と、知識を、その業者が、持っているかどうか、なのです。サッシ自体を取り換えたい場合は、外壁周りにカッターを入れ写真のように窓周りを解体し、入れ替え工事をすることになります。要検討となるのが、間取り変更の結果、窓の位置が変わるケースです。このとき、どのような工事が必要になるかというと、まず①既存の窓をカッターを入れて解体します。そして、②新たに設置したい窓の位置の外壁を解体して、窓サッシを新設することになります。この時、もともとあった既存の窓は解体してしまっているため、外壁は開口された状態になっていますので、③旧来の窓位置へ新たな壁下地を作り、補修が必要になります。つまり、窓を一か所移動するためには、新たに設置する断熱サッシの費用と設置に費用がかかるだけではなく、新たに設置する箇所の壁解体に加え、既存の解体された外壁の補修費用までが、セットになってくるということになります。フルリフォーム後の間取りが大幅な窓移動が必要な場合は、外壁をすべて剥がしてしまった方が良い場合もあります。間取り変更後のサッシの位置を極力変えない(解体を少なくする)プランニングの工夫がポイントとなってきます。
これもまた、建築基準法の、深い知識を持たない、業者に、よく見られる、典型的な「思考停止」の、答えです。 結論から言えば、「床面積を増やす“増築”」や、「主要構造部の、過半を解体する“改築”」に、該当しない限り、たとえ、家を、骨格だけのスケルトン状態にしたとしても、多くの場合、「確認申請」は、不要です。
これは、建築基準法で定められた「4号特例」という、ルールに基づいています。(※2025年の法改正で、このルールは、厳格化されましたが、基本的な考え方は、変わりません)
もちろん、その「過半の解体」に、あたらないように、どこまで解体し、どこを残すか、という、専門的な判断は、必要です。しかし、「スケルトオン=確認申請が必要=だから、できない」と、短絡的に、結論づけてしまうのは、その業者が、法律を、深く理解せず、ただ、リスクを恐れているだけの、証拠と言えるでしょう。
2025年の建築基準法法改正については詳しく学習したい方は、拙著をご購読いただけましたら幸いです。歩むあなたのための完全ガイド
旧耐震基準(1981(昭和56)年5月31日までの建築確認で建てられた基準)の建物の多くは「無筋基礎」であるケースが多い為、基礎補強が必須になってきます。リフォーム会社の多くは、旧耐震基準の建物であっても基礎補強をしないケースが多く、基礎より上部の構造体のみで補強をして、構造評点(上部構造評点)を上げようとします。
しかし、いくら上部の構造体を補強しても基礎が土台から抜けてしまう、もしくは基礎が破断してしまえばその補強は絵に描いた餅となってしまうわけです。そのため、旧耐震基準で建てられている建物をフルリフォームされるのであれば、必ず基礎補強は視野に入れていただきたい工事となります。
耐震補強の世界では、上部構造評点での数値で1.0という数値が現行基準であるとされておりますが、厳密にいうと、上部構造評点とは、基礎から上、つまり土台から上部での評点という意味であり基礎に関しては、無筋であっても補強義務とはしないとするのが平成25年 耐震改修促進法改正で決まっております。※評点算定の際、基礎の状態により係数で0.7を掛けるなど調整をしています。 これは、なかなか進まない旧耐震で建てられている既存住宅の耐震補強を推し進める目的で、基礎補強を例外なく義務化してしまうと費用があまりに高くなってしまうことから上部のみで良いとしているだけなのです。
章の概要:
この長い、長いガイドの旅も、いよいよ、終わりです。5つのパターン、費用、期間、そして業者選びの核心まで。その、全ての知識と、視点を、その手にした、あなたが、最後に、すべきこと。それは、ほんの少しの「勇気」を持って、最初の一歩を、踏み出すことです。この終章では、あなたの、その、勇気ある一歩が、いかにして、最高の未来へと、繋がっていくのか、その、希望に満ちた、メッセージを、お届けします。
✔ここでのポイント:
まず、このガイドの旅を、最後まで、歩み抜いてくださった、あなたへ。最大の、賛辞と、そして、一つの「宣言」を、させてください。この、究極の羅針盤を手に入れた、あなたは、もはや、業者の、言いなりになるしかない、無力な「情報弱者」では、ありません。
自らの、確かな物差しで、未来を、選び取る力を持った、賢明で、そして、主体的な「選定者」へと、生まれ変わったのです。
この、壮大なガイドの、最終章へ、ようこそ。 もし、よろしければ、この、長い旅の、始まりの日のことを、少しだけ、思い出してみていただけますでしょうか。
フルリフォームという、あまりにも曖昧な言葉の前に、途方に暮れ。 インターネットの、情報の沼の中で、何を信じて良いのか、分からなくなり。 ご自身の、大切な家の未来を、誰に託すべきなのか、その、あまりにも重い、決断を前に、大きな不安を、感じていた、あの日の、あなたのことを。
そして今、この、最終章に、たどり着かれた、あなたの姿を、見てください。 あなたは、もはや、あの日の、無力な、漂流者では、ありません。 今の、あなたなら、もう、理解しているはずです。
あなたの家と、あなたの理想の暮らしに、最適なリフォームが、5つのパターンの、どれであるべきか。
その、理想を実現するために、どれくらいの費用と、期間が必要となるのか、その、リアルな相場観。
そして、単なる「見た目」の刷新ではなく、家族の命と健康を守る「性能向上リノベーション」こそが、目指すべき、唯一の道であることを。
さらに、その、最高の未来を、託すに値する、本物の専門家を、いかにして、見抜くべきか、その、鋭い「物差し」をも。
あなたは、この長い旅を通じて、ご自身の家の、未来を、自らの力で、切り拓くための、全ての「知識」と「武器」を、その手に、手に入れたのです。
その、知的な、探究心と、ご家族への、深い愛情に対して、私は、心からの、敬意を表します。 あなたは、もはや「情報弱者」ではない。ご自身の、未来の、主体的な「創造主」なのです。
✔ここでのポイント:
その、揺るぎない「確信」を、具体的な「行動」へと、変えるための、最初の一歩。
それが、私たちがご提供する「無料診断」です。しかし、それは、単なる、営業活動では、ありません。
このセクションでは、私たちの無料診断が、あなたの家の“声”を聞き、あなたの“夢”と向き合う、創造的で、そして、誠実な「最初の対話」であることを、お約束します。
知識は、手に入れた。進むべき、道も、見えた。 しかし、それでもなお、多くの人が、その、最後の一歩を、踏み出すことを、ためらってしまいます。
「業者に、最初の電話をかける」。 その、あまりにも、シンプルな行為が、なぜ、これほどまでに、高く、そして、重い、心理的な「ハードル」となって、私たちの前に、立ちはだかるのでしょうか。
それは、皆様の心の中にある、「しつこい営業をされたら、どうしよう」「無知を、馬鹿にされたら、どうしよう」という、リフォーム業界そのものへの、根深い「不信感」が、原因です。
だからこそ、私たちは、ここで、皆様に、明確に、お約束します。
私たち、増改築どっとコムが、ご提供する「無料診断」は、皆様が、ご心配されているような、一方的な「営業」の場では、断じてありません。 それは、皆様と、私たち、専門家との、対等で、そして、創造的な「対話」の始まりなのです。
それは、まず、私たちが、あなたの「声」を、聞く時間です。 このフルリフォームで、どのような暮らしを、実現したいのか。どのような、不安を、抱えているのか。その、全ての想いを、私たちは、受け止めます。
それは、次に、私たちが、あなたの家の「声」を、聞く時間です。 床下から、小屋裏まで。家の、隅々に、耳を澄まし、その家が、発している、喜びや、悲しみの、声なき声を、プロの耳で、聞き取ります。
そして、その、二つの声を、重ね合わせ、あなたの家だけの、最高の未来への「可能性」を、共に、探し出す、共同作業の時間です。
私たちは、決して、売り込みは、しません。ただ、私たちの、500棟以上の経験が、導き出した、専門家としての「所見」を、誠実に、お伝えするだけです。 この戸建てのフルリフォームに関する相談は、皆様の、不安を、解消するための、第一歩なのです。
✔ここでのポイント:
最後に、この、壮大なガイドの、本当の、締めくくりとして。その、勇気ある、最初の一歩を、踏み出した、あなたの、未来の、最高の「パートナー」として、私たちが、どのような存在でありたいか。その、私たちの、揺るぎない、決意表明を、お伝えします。
フルリフォームは、長い、長い、旅路です。その、困難な旅を、共に、乗り越えるパートナーは、単なる「業者」であっては、ならない。私は、そう、固く、信じています。
私たちが、目指すのは、工事が終われば、関係も終わる、というような、刹那的な、関係性では、ありません。
完成した、その家で、皆様が、これから、何十年と、紡いでいく、新しい、家族の物語。その、物語の、背景に、常に、寄り添い、何かあれば、いつでも、駆けつけることのできる、家族の一員のような、あるいは、家の、頼れる「主治医」のような、そんな、長くて、温かい、関係性を、築かせていただきたいのです。
この、長いガイドの旅は、これで、終わりです。 しかし、あなたの家の、新しい物語は、まさに、ここから、始まります。 その、輝かしい、物語の、最初のページを、めくる、準備は、できましたか? その、最初の、一行を、書き出す、勇気は、湧いてきましたか?
フルリフォームは、どこに頼むか。 その、最後の問いに対する、答えが、もし、私たち、増改築どっとコムであるならば。
私たちは、その、ご期待を、遥かに、超える、最高の技術と、誠意、そして、情熱をもって、あなたの、理想の暮らしを、現実の形にする、最高のパートナーとなることを、ここに、固く、お約束します。
皆様からの、お声がけを、心より、お待ちしております。 この度は、最後まで、お付き合いいただき、誠に、ありがとうございました。
ハイウィル株式会社 四代目社長
1976年生まれ 東京都出身。
【経歴】
家業(現ハイウィル)が創業大正8年の老舗瓦屋だった為、幼少よりたくさんの職人に囲まれて育つ。
中学生の頃、アルバイトで瓦の荷揚げを毎日していて祖父の職人としての生き方に感銘を受ける。 日本大学法学部法律学科法職課程を経て、大手ディベロッパーでの不動産販売営業に従事。
この時の仕事環境とスキルが人生の転機に。 TVCMでの華やかな会社イメージとは裏腹に、当たり前に灰皿や拳が飛んでくるような職場の中、東京営業本部約170名中、営業成績6期連続1位の座を譲ることなく退社。ここで営業力の基礎を徹底的に養うことになる。その後、工務店で主に木造改築に従事し、100棟以上の木造フルリフォームを大工職人として施工、管理者として管理。
2003年に独立し 耐震性能と断熱性能を現行の新築の最高水準でバリューアップさせる戸建てフルリフォームを150棟、営業、施工管理に従事。
2008年家業であるハイウィル株式会社へ業務移管後、 4代目代表取締役に就任。
250棟の木造改修の営業、施工管理に従事。
2015年旧耐震住宅の「耐震等級3」への推進、「断熱等級6」への推進を目指し、 自身の通算500棟を超える木造フルリフォーム・リノベーション経験の集大成として、性能向上に特化した日本初の木造フルリオーム&リノベーションオウンドメディア 「増改築com®」をオープン。
耐震で失敗しない為の
『耐震補強リフォーム工事 完全ガイド』
500棟以上のスケルトンリノベーションの耐震改修知見を網羅!
耐震補強リフォーム工事をする前に必ず読んでください!
耐震補強リフォーム工事完全ガイドは6部構成(診断編6記事・治療編11記事・技術編5記事・計画編4記事・実践難関編5記事・最終決断編4記事・エピローグ1記事)の全32話構成で、耐震補強リフォーム工事に必要な全知識を網羅的に解説します。500棟以上の知見を凝縮した他とは一線を画する深い内容としました。
読みたいテーマが決まっている方は以下からお進みください。
※すべてのページでYouTube動画解説リンクがありますので、合わせてご覧ください。
診断編の役割とコンセプト: 皆さんの漠然とした「家への耐震不安」に寄り添い、その正体を突き止めるための「診断」に特化したパートです。地震の歴史からご自宅の築年数が持つ意味を学び、耐震性の客観的な物差しを知り、そしてプロの診断技術の深淵に触れることで、読者の不安を「解決すべき具体的な課題」へと転換させます。すべての治療は、正確な診断から始まります。
記事(全6本):
➡️ あなたの家が生まれた時代:旧耐震・81-00住宅・2000年基準、それぞれの「常識」と「弱点」
➡️ 我が家の体力測定:耐震性の“三位一体”「評点・偏心率・N値」とは何か
➡️ 耐震診断の全貌:費用・流れ・依頼先は?プロが教える診断結果の正しい読み解き方
➡️ 究極の診断法「スケルトンリフォーム」。なぜ私たちは壁を剥がし、家の“素顔”と向き合うのか
➡️ 壁の中に潜む時限爆弾:見えない木材の腐食とシロアリが、あなたの家の体力を奪っている
記事(全4本):
➡️ 【2025年法改正】建築確認申請を“賢く回避”する、性能向上リノベーションの戦略的計画術
➡️ 検査済証なき家、再建築不可物件の再生シナリオ:法的制約の中で命を守るための現実解
➡️ 【費用全貌】モデルケースで見る耐震リフォーム工事のリアルな費用と、賢いコストダウン術
➡️ 【最新版】耐震リフォーム補助金・減税制度フル活用マニュアル
実践・難関編の役割とコンセプト: このガイドの、増改築.com®の真骨頂。他社が匙を投げるような、極めて困難な状況を、いかにして克服してきたか。その具体的な「臨床報告」を通じて、私たちの圧倒的な技術力と、決して諦めない情熱を証明します。これは、単なる事例紹介ではなく、困難な状況にある読者にとっての、希望の灯火となるパートです。
記事(全5本):
➡️ 【難関事例①:傾き】家が傾いている…その絶望を希望に変える「ジャッキアップ工事」という選択
➡️ 【難関事例②:狭小地】隣家との距離20cm!絶望的な状況を打破する「裏打ち工法」とは
➡️ 【難関事例③:車庫】ビルトインガレージの弱点を克服し、評点1.5以上を達成する構造計画
➡️ 【難関事例④:無基礎】「この家には、基礎がありません」。絶望の宣告から始まった、奇跡の再生工事
➡️ 【最終方程式】「最強の耐震」×「最高の断熱」=家族の健康と資産価値の最大化
最終決断編の役割とコンセプト: 最高の未来を実現するための、最も重要な「パートナー選び」に焦点を当てます。技術論から一歩進み、読者が自らの価値観で、後悔のない、そして最高の決断を下せるよう、その思考を整理し、力強く後押しします。
記事(全4本):
➡️ 耐震リフォーム業者選び、9つの最終チェックリスト:「三位一体」と「制震の役割」を語れるか
➡️ なぜ、大手ハウスメーカーは木造リノベーションが不得意なのか?業界の構造的真実
➡️ セカンドオピニオンのススメ:あなたの家の診断書、私たちにも見せてください
➡️『【最終結論】500棟の経験が導き出した、後悔しない家づくりの“絶対法則”』へ
終章の役割とコンセプト: 物語を締めくくり、技術や知識を超えた、私たちの「想い」を伝えます。なぜ、私たちがこの仕事に人生を懸けているのか。その哲学に触れていただくことで、読者との間に、深い共感と、未来へと続く信頼関係を築きます。
記事(全1本):
➡️ 【特別寄稿】耐震とは、文化を未来へ繋ぐこと。四代目として。
断熱リフォームで失敗しない為の『断熱リフォーム 完全ガイド』
500棟以上のスケルトンリノベーションの断熱改修知見を網羅!
断熱リフォームをする前に必ず読んでください!
何から読めばいいかわからない方は総合案内よりお進みください。
導入編2記事・基礎知識編3記事・部位別実践編4記事・特殊ケース攻略編2記事・計画実行編5記事の全16話構成で、断熱リフォームに必要な全知識をを網羅的に解説します。読みたいテーマが決まっている方は以下からお進みください。
※すべてのページでYouTube動画解説リンクがありますので、合わせてご覧ください。
戸建てリノベーションの専属スタッフが担当致します。
一戸建て家のリフォームに関することを
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どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
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※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
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