戸建フルリフォームなら「増改築.com®」TOP木造リノベーションの“全”疑問に答える|匠が教える460の知恵

耐震診断はいくらかかりますか?どこに頼めばいいですか?のコピー 1

更新日:2026/03/15

木造リノベーションの“全”疑問に答える|匠が教える460の知恵:第2部:【耐震編】命を守る、“絶対”の知識(Q31-Q70)

壁の中で木材が腐っていたりシロアリがいたらどうなるんですか?

耐震診断はいくらかかりますか?どこに頼めばいいですか?
木造リノベーションの“全”疑問に答える|匠が教える460の知恵YouTube動画(こちらのコンテンツの動画解説です)

住みながらリフォームvs仮住まい|プロが明かす費用・品質・ストレスの真実比較【築30年以上必見】教えて匠さんQ27

結論:見えない劣化が、家の「命」を奪う

 

正直に言います。

壁の中の腐朽やシロアリ被害は、地震が来たときに家が倒壊する直接的な原因になります。

私は500棟以上の木造住宅を解体してきました。その経験から断言できるのは、「見た目がきれいな家ほど、壁の中が危険なことがある」ということです。

表面をきれいにリフォームしても、構造材が腐っていれば意味がありません。むしろ、問題を隠してしまうことで、より危険な状態を作り出してしまいます。

壁の中で起きていること

 

壁の中の木材が劣化する原因は、主に2つあります。

 

1. 腐朽(ふきゅう)

 

木材腐朽菌が木材を分解する現象です。

発生条件:

  • 湿度85%以上
  • 温度20〜30℃
  • 酸素の存在
  • 木材(栄養源)

浴室周り、洗面所、キッチンの壁内は特に危険です。結露が繰り返される壁内も要注意。

 

腐朽が進むと:

  • 木材の強度が50%以上低下
  • 柱や土台が「スカスカ」になる
  • 地震時に柱が折れる、抜ける

 

 

2. シロアリ被害

 

日本の住宅で被害を与えるのは、主にヤマトシロアリとイエシロアリです。

シロアリの特徴:

  • 土台から侵入し、上へ食害が進む
  • 木材の内部を食べ、表面は残す
  • 叩くと「空洞音」がする

 

被害が進むと:

  • 柱の断面積が半分以下に
  • 耐力壁が機能しなくなる
  • 最悪の場合、床が抜ける

腐朽・シロアリ被害の兆候

 

以下の症状があれば、壁の中が危険な可能性があります。

兆候 疑われる原因
床がフワフワする 土台・大引きの腐朽/シロアリ
壁にカビ臭がする 壁内結露→腐朽
基礎に蟻道(ぎどう)がある シロアリ侵入
窓枠・ドア枠の建付けが悪い 構造材の劣化
外壁にひび割れ 雨水侵入→壁内腐朽

重要なのは、これらの兆候が「ない」からといって安心できないことです。

私が解体した築40年の家で、外観は非常にきれいでした。

しかし壁を開けると、土台の80%がシロアリに食われていました。

施主様は「まさかうちが」と絶句されていました。

発見した場合の対処法

やってはいけないこと

 

  1. 表面だけの補修: 腐った部分にパテを塗っても強度は戻りません
  2. 殺虫剤の散布だけ: シロアリを殺しても、食害された木材の強度は戻りません
  3. 見て見ぬふり: 被害は確実に拡大します

 

 

正しい対処法

 

ステップ1: 被害範囲の特定

  • 壁を開けて、どこまで被害が及んでいるか確認
  • 構造材(柱・土台・梁)への影響を調査

ステップ2: 原因の除去

  • 湿気の原因を特定し、対策(換気、防水処理)
  • シロアリの場合は、専門業者による駆除と防蟻処理

ステップ3: 構造材の交換・補強

  • 被害を受けた構造材は原則「交換」
  • 交換が難しい場合は、添え木補強や金物補強

ここで重要なのは、「部分的な補修」では根本解決にならないケースが多いことです。

腐朽やシロアリ被害は、1箇所見つかれば他にもある可能性が高い。

だからこそ、スケルトンリフォームで壁を全て開け、構造を「丸裸」にして診断することが最も確実な方法なのです。

500棟の解体で見えた「壁の中の真実」

 

私が500棟以上の解体現場で見てきた事実をお伝えします。

 

データ1: 築30年以上の家の約40%に何らかの腐朽がある

 

特に多いのは:

  • 浴室周りの土台(タイル在来浴室)
  • 北側の壁内(結露)
  • 屋根からの雨漏り箇所

 

 

データ2: シロアリ被害は「気づいていない」だけ

 

羽アリを見たことがなくても、床下から侵入しているケースは多い。

点検をしていない家は要注意。

 

データ3: 「リフォーム済み物件」が最も危険

 

中古物件を購入される方へ。表面をきれいにリフォームした物件は、壁の中の状態が分かりません。

購入前に必ずインスペクション(建物診断)を受けてください。

 

まとめ

 

壁の中の腐朽やシロアリ被害は、家の構造強度を根本から奪います。

見えない部分こそ、家の「本質」です。

  • 表面のリフォームでは解決しない
  • 構造材の交換・補強が必要
  • スケルトンリフォームで「丸裸」にすることが最も確実

もしリフォームを検討されているなら、まず壁の中の状態を確認することをお勧めします。私たちは500棟の解体経験から、「見えない部分」を見抜く目を持っています。


関連Q&A:

体系的に学ぶ:

< この記事の著者情報 >

稲葉 高志

 

ハイウィル株式会社 四代目社長

1976年生まれ 東京都出身。

【経歴】

家業(現ハイウィル)が創業大正8年の老舗瓦屋だった為、幼少よりたくさんの職人に囲まれて育つ。

中学生の頃、アルバイトで瓦の荷揚げを毎日していて祖父の職人としての生き方に感銘を受ける。 日本大学法学部法律学科法職課程を経て、大手ディベロッパーでの不動産販売営業に従事。

この時の仕事環境とスキルが人生の転機に。  TVCMでの華やかな会社イメージとは裏腹に、当たり前に灰皿や拳が飛んでくるような職場の中、東京営業本部約170名中、営業成績6期連続1位の座を譲ることなく退社。ここで営業力の基礎を徹底的に養うことになる。その後、工務店で主に木造改築に従事し、100棟以上の木造フルリフォームを大工職人として施工、管理者として管理

2003年に独立し 耐震性能と断熱性能を現行の新築の最高水準でバリューアップさせる戸建てフルリフォームを150棟営業、施工管理に従事

2008年家業であるハイウィル株式会社へ業務移管後、 4代目代表取締役に就任。

250棟の木造改修の営業、施工管理に従事

2015年旧耐震住宅の「耐震等級3」への推進、「断熱等級6」への推進を目指し、 自身の通算500棟を超える木造フルリフォーム・リノベーション経験の集大成として、性能向上に特化した日本初の木造フルリオーム&リノベーションオウンドメディア 「増改築com®」をオープン

戸建てリノベーション・リフォームに関するお問合せはこちら

増改築.comの一戸建てリフォーム専用ホームページに
お越しいただき、誠に有難うございます。
 
増改築.comメンバーは技術集団となり、
他社のような営業マンがおりません。
技術者が直接ご相談にのり問題解決を行います。
 
従いまして、
お客様の方である程度のご要望が整理されました段階、
お悩みが工事内容のどのようなところにあるのか?
ご予算がどの程度絞る必要があるのか?
など明確になった段階でのご相談をお願いしております。
お問合せ・ご相談はお電話・メールにて受け付けております。
メールの場合は以下のフォームに必要事項をご記入の上、
「送信する」ボタンをクリックをお願いします。

代表稲葉高志

戸建てリノベーションの専属スタッフが担当致します。
一戸建て家のリフォームに関することを
お気軽にお問合せください

よくあるご質問
  • 他社に要望を伝えたところできないといわれたのですが・・・
  • 他社で予算オーバーとなってしまい要望が叶わないのですが・・・
  • サービスについて詳しく聞きたいのですが・・・

どのようなお悩みのご相談でも結構です。

あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。

営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。

設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。

2026年の大型補助金が確定したことで現在大変込み合っております。

耐震性能と断熱性能を向上させるフルリフォームには6か月~7か月の工期がかかります。

補助金獲得には年内に報告を挙げる必要があることから、お早目にご相談をお願いいたします。(6月着工までが目安

ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。

(5月までの着工枠が埋まりました)・・・2026/03/01更新

※すでにプランをお持ちのお施主様・設計資料をお持ちのお施主様は内容をフォームで送信後、フォーム下のメールアドレスに資料をお送りください。対応がスムーズです。

必須

(例:増改築太郎)

必須

(例:contact@high-will.co.jp)

(例:03-5615-2826)

必須

(例:東京都荒川区西日暮里2-35-1)

(例:築40年)

(例:25坪・100㎡など)

(例:2000万程度など)

  • ※再建築不可のリフォームでは金融機関が限られます。事前審査をお勧めいたします。

    (例:2024年3月くらいに完成希望など)

    必須

    できるだけ具体的にお知らせくださいませ。既存設計資料、リフォーム後のイメージ図等をお持ちであれば下記のメールアドレスより添付をお願いします。

    ※次の画面がでるまで、4~5秒かかりますので、
    続けて2回押さないようにお願いいたします。

    ※次の画面が出るまで、4〜5秒かかりますので、
    続けて2回押さないようにお願いいたします。

    図面や写真等を送信いただく場合、また入力がうまくいかない場合は、上記内容をご確認のうえ、下記メールアドレスまでご連絡ください。

    お電話でのお問合せはこちら

    0120-246-991

    営業時間:10:00~17:00(土日祝日を除く)

    ★YouTube「増改築.comチャンネル」チャンネル登録して新動画解説をいち早くGET!!★
    「増改築.comリノベ診断」であなたに一番ふさわしいフルリフォームを診断!!(動画解説付き)
    ★Facebookページにいいね!を押して最新コンテンツ情報をいち早くGET!!★

    4代目代表よりご挨拶

    稲葉高志

    親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。