戸建フルリフォームなら「増改築.com®」TOP>>お役立ち情報>屋根リフォームにかかる費用や工事の種類をわかりやすく解説します!!
屋根リフォームをしたいと考えている方は「どんな流れで工事をするの?費用はどのくらいかかるの?」といった疑問を持つことがあると思います。
そこで今回は、屋根リフォームを行う際の流れや工事の種類、事例などをまとめました。
これから屋根リフォームをするにあたって、お得に満足のいくリフォームをするポイントを知っていただければと思います。
屋根リフォームを行うときは以下のステップで進んでいきます。
それぞれのステップを詳しく見てみましょう。
最初に屋根リフォームを行っている業者に連絡を取り、見積もりの依頼をすることから始めます。
屋根をどのようにリフォームしたいのか、修繕箇所や施工後のイメージなどをできるだけ細かく伝えましょう。
見積もりの依頼は1社だけでなく複数の業者に依頼することがおすすめです。
施工内容や金額、対応の良さなどを比較検討する材料になります。
各業者が作った見積もりを見て業者を選定します。
見積もり内容が要望に沿っているかチェックし、施工内容の詳細や作業ごとにかかる費用、スケジュールなどをひとつずつ確認しましょう。
不明点があればそのままにせず、この段階で解消しておくと後々トラブルになることを防げます。
リフォームはその後のアフターフォローなども踏まえると、今後業者と長い付き合いになる可能性もあります。
対応の良さや相性なども踏まえたうえで選定するといいでしょう。
業者を選定したら現場調査に入ります。
実際に屋根の状況を見てヒビ割れや汚れの状況を詳しく調査し、リフォームでどこまでの施工が可能か判断します。
もし雨漏りがある場合は、屋根裏を見てもらい原因を調査することも可能です。
この段階で、予想していた以上の追加工事が発生しそうならどの程度の費用になるのか、工期や施工内容はどのように変わるのか確認しておくことをおすすめします。
点検を終えたあとは施工方法を選択します。
屋根の工事は重ね葺きや葺き替え工事、塗装工事など様々な種類があり、施工内容によって費用や耐久性、工期も変わってきます。
リフォームにかけられる予算や重視したいことを洗い出して、最適な施工方法を選択しましょう。
施工方法に関しては次の章以降で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
屋根のリフォームには「重ね葺き工事」「葺き替え工事」「塗装工事」の3種類があります。
それぞれの特徴と費用感について見ていきましょう。
各工法の比較表は以下の通りです。
種類 | 特徴 | デメリット | 費用 |
重ね葺き工事 | ・騒音やホコリが発生しにくい ・断熱性・遮音効果が上がる ・広い範囲をリフォームできる | ・湿気が溜まりやすい | 50~120万円 |
葺き替え工事 | ・屋根の下地を補修できる ・リフォーム後は長持ちしやすい | ・費用が高い | 70~140万円 |
塗装工事 | ・費用が安い ・工期が短い | ・何度も塗装工事をすると割高になる | 25~40万円 |
重ね葺き工事は「カバー工法」とも呼ばれる手法です。
新しい屋根を既存の屋根の上に被せる工事のことで、一般的にはスレート、アスファルトシングル、金属屋根などの屋根材を使います。
新しい屋根をかぶせるため既存の屋根を解体せず、騒音やホコリも発生しにくいことがメリットです。
2つ屋根を重ねるため断熱性や遮音効果も上がり、広い範囲をリフォームできます。
ただその分湿気が溜まりやすくなるため、カビの発生などを抑えるために換気口の設置が必要です。
リフォーム費用としては50~120万程度かかることを想定しておきましょう。
葺き替え工事は、既存の屋根を解体して新しい屋根材を付ける手法です。
屋根材がストレート瓦、ガルバリウム鋼板、コロニアル瓦、日本瓦の場合によく使われます。
既存の屋根を解体するため、下地となる防水シートの傷みも確認できて、リフォーム後は屋根を長く使えることがメリットといえるでしょう。
さらに、耐久性の高い屋根材にすれば地震などの災害時に壊れにくくなります。
デメリットとしては、屋根の解体費用と下地の補修費用がかかることです。
他の工法と比べると、コストはどうしても割高になってしまいます。
ただし、雨漏りを直す場合はその箇所を補修するため、全体をカバーする葺き替えより安くなるケースがあります。
葺き替え工事の費用は70~140万円ほど見積もっておきましょう。
塗装工事は屋根の汚れをキレイにしてから塗装する工法です。
屋根の劣化が軽いケースでは、塗装工事を選ばれる方が多くいらっしゃいます。
メリットとしては費用が安く、2週間前後と比較的工期が短いことです。
費用は25万~40万円くらい見ておくといいでしょう。
ただ塗装が複数回必要になると、長い目で見たときにトータルの金額も大きくなってしまうので注意が必要です。
また塗料によって費用は変動しますので、なるべく安くするのならアクリルやウレタンを選ぶことをおすすめします。
もし予算に余裕があればシリコン、フッ素、無機材などを選ぶと耐久性が向上します。
「屋根材」もリフォームを左右する要素のひとつです。
デザインや費用、耐久性などは屋根材によって違いますので、代表的な素材の特徴と費用感について解説します。
最初にそれぞれの屋根材の種類と費用感を表にまとめました。
種類 | メリット | デメリット | 費用 ※1平方メートルあたり | 耐久年数 |
スレート | ・住宅への負担が少ない ・価格がリーズナブル ・色のバリエーションが豊富 | ・軽いので割れやすい ・色が落ちやすい | 5,000~7,000円 | 10~35年 |
瓦 | ・頑丈で長持ちしやすい ・雨漏りしにくい | ・耐震性が低い ・価格が高い | 8,000~10,000円 | 50年 |
金属 | ・軽量で耐震性が高い ・サビが出にくい | ・音が反響しやすい(雨音など) ・板が薄く割れやすい | 6,000~8,000円 | 30~40年 |
スレートは日本の屋根で一番多いタイプの屋根材です。
薄い板状で、重さが軽いため住宅への負担が少ないメリットがあります。
また他の屋根材と比較すると費用が安く、リーズナブルな価格でリフォームしたい人におすすめです。
さらにスレートは色のバリエーションが豊富で、メーカーによっては20色以上の展開があります。
一般的な耐用年数は10~35年ほどです。
デメリットとしては、色が落ちてくるので10年を目安に再度塗装工事が必要になることです。
また形状が薄いので台風など災害のときは割れてしまう可能性があります。
費用感は、材料と施工費を含めて1平方メートルあたり5,000円から7,000円程度です。
瓦は日本らしい和の雰囲気を持った家に合う屋根材です。
素焼きにしたものや、釉薬を使った陶器風の瓦など種類が豊富にあります。
作り方によって色も変わり、住宅のデザインを左右する要素にもなるでしょう。
耐久性が高く50年以上持つといわれ、中には100年経っても使い続けられる瓦もあります。
また防水性が高いので、雨漏りのリスクを抑えることも可能です。
デメリットとしては重さがあるため耐震性が低いことと、他の屋根材に比べると価格が高いことです。
葺き替え工事をする場合は特に高額になりやすく、瓦の下にある漆喰の補修工事が必要になります。
費用感は、材料と施工費を含めて1平方メートルあたり8,000円から10,000円程度見積もっておくといいでしょう。
金属(ガルバリウム鋼板)は亜鉛、アルミ、シリコンを合わせた合金で作られた屋根材です。
軽量のため家にかかる負担が少ないことがメリットで、耐震性を上げるためにガルバリウム鋼板を使う人もいます。
またサビが出にくく、50年以上の耐久性を持ち合わせています。
ただガルバリウム鋼板を扱える業者はあまり多くないので、リフォーム業者を決める前に取り扱いが可能かどうか確認したほうがいいでしょう。
また板が薄いので、強い衝撃を受けると割れてしまう可能性があります。
費用感は、材料と施工費を含めて1平方メートルあたり5,000円から8,000円程度です。
屋根リフォームで「少しでも費用を抑えたい!」と考えている人は多いのではないでしょうか。
そんなときに役立つのが補助金や助成金制度です。
屋根を省エネ化したり、耐震性を高めたりして一定の条件に該当する場合は、国や自治体が提供している制度を活用できます。
よくある制度として、リフォームを機に省エネ化した際に補助金・助成金を受けられることがあります。
たとえば以下のような項目を工事に盛り込むと条件に当てはまる可能性が高まります。
たとえば一般社団法人SIIが実施している「次世代省エネ建材の実証支援事業」では、住宅リフォームが補助対象となります。
屋根のリフォームの場合は屋根に断熱材を使用したり、防災ガラス窓を使ったりすると対象になる可能性が高く、戸あたり最大300万円が支給されます。
参考:次世代省エネ建材の実証支援事業 一般社団法人環境創造イニシアチブ
耐震リフォームも補助金や助成金の制度となりやすい条件のひとつです。
条件は制度によってそれぞれですが、昭和56年5月以前に着工した建物や、一部の木造住宅などが該当します。
たとえば国土交通省では「長期優良住宅化リフォーム事業」を実施しています。
塗装工事のみだと補助対象にはなりませんが、耐震工事を行う場合は屋根のリフォームも対象になる可能性が高いと記載されています。
上記の他にも、都道府県や市町村などの自治体が実施している助成金・補助金制度があります。
条件は自治体によりますが、お住まいの地域で活用できる制度がないか一度確認してみることをおすすめします。
例として自治体が実際に提供している制度をいくつかまとめました。
北海道の札幌市では、市内に住宅を持つ20歳以上の市民であり、かつ条件に合致すれば「札幌市住宅エコリフォーム補助制度」を活用できます。
屋根に関しては戸建て住宅であり、断熱改修を伴うものであれば対象となり、戸あたり3万円が支給されます。
東京都渋谷区では「住宅簡易改修工事費助成」という制度を設けています。
渋谷区の提供業者によるリフォームを行う場合に、工事費の一部を区が負担する制度です。
渋谷区に住民登録をしていて、区内にある対象の住宅に住んでいれば補助を受けられます。
屋根の場合は改修及び模様替えを行う工事が対象となっており、比較的規模が小さい工事でも受理される可能性があります。
補助金額は工事費用の20%です。
▼国、自治体等の補助金制度を紹介しています。
ここからは実際に当社で手掛けた屋根リフォームの事例を紹介します。
どのような工事を行ったのか、施工内容や費用を見て参考にしていただければと思います。
こちらのお客様は新築時に施工をお任せいただきましたが、15年経過し傷みが見え始めたとのことで屋根と外壁の塗装工事を実施しました。
ご依頼いただいた際は雨風にさらされ屋根の劣化が進んでいましたが、高圧洗浄と塗装を行いピカピカになっています。
価格 | 約165万円 |
家屋形態 | 一戸建て |
築年数 | 15年 |
工事期間 | 2週間 |
もともとスロープがあったご家庭では、上部に屋根がなく雨のときに濡れてしまうことがネックとなっていました。
取り付け後はスロープ上部に屋根があり、段差もなくしたことで使いやすさが向上しています。
価格 | 23万円(税込) |
家屋形態 | 一戸建て |
築年数 | 31年 |
工事期間 | 2日 |
投稿日:2021/11/01
フルリフォーム(全面リフォーム)で最も大切なのは「断熱」と「耐震」です。性能向上を第一に考え、末永く安心して住める快適な住まいを目指しましょう。
ハイウィル株式会社 四代目社長
1976年生まれ 東京都出身。
【経歴】
家業(現ハイウィル)が創業大正8年の老舗瓦屋だった為、幼少よりたくさんの職人に囲まれて育つ。
中学生の頃、アルバイトで瓦の荷揚げを毎日していて祖父の職人としての生き方に感銘を受ける。 日本大学法学部法律学科法職課程を経て、大手ディベロッパーでの不動産販売営業に従事。
この時の仕事環境とスキルが人生の転機に。 TVCMでの華やかな会社イメージとは裏腹に、当たり前に灰皿や拳が飛んでくるような職場の中、東京営業本部約170名中、営業成績6期連続1位の座を譲ることなく退社。ここで営業力の基礎を徹底的に養うことになる。その後、工務店で主に木造改築に従事し、100棟以上の木造フルリフォームを職人として施工、管理者として管理。
2003年に独立し 耐震性能と断熱性能を現行の新築の最高水準でバリューアップさせる戸建てフルリフォームを150棟、営業、施工管理に従事。2008年家業であるハイウィル株式会社へ業務移管後、 4代目代表取締役に就任。250棟の木造改修の営業、施工管理に従事。
2015年旧耐震住宅の「耐震等級3」への推進、「断熱等級4」への推進を目指し、 自身の500棟を超える木造フルリフォーム・リノベーション経験の集大成として、性能向上に特化した日本初の木造フルリオーム&リノベーションオウンドメディア 「増改築com®」をオープン。
どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
※設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。
※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
2025年(令和7年)の4月1日建築基準法改正が決定、2025年(令和7年)4月以降に着手するフルリフォームに確認申請が義務化されることに伴い、2025年3月までの着工希望のお施主様の駆け込み相談で現在大変混みあっております。
お問い合わせ・ご相談多数のため、ご返信、プランのご提案までに日数を頂いております。ご了承の程お願い申し上げます。
現在、首都圏のリノベーションにつきましては、法改正前の着工工事枠は2月着工のお施主様まで埋まっております。
・直近は2025年3月中旬の着工スタートより空きありとなります。※2025年1月20日時点
※ご契約順に施工班の予定を組ませて頂いております。フルリフォームのご予定のお施主様はお急ぎくださいますようお願い申し上げます。
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