セルロースファイバーの吸音効果

当社では、内部結露を防ぎ住まいの構造材の寿命を長持ちさせる家をコンセプトに
「セルロースファイバーによる充填」をオプションで用意しておりますが、

吸音性の高さから採用を決定されるお客様も増えています。

セルローズファイバーは、良質な木質繊維がたくさん含まれる新聞紙を

細かく粉砕しホウ酸添加したリサイクルの断熱材です。

そのため、環境に配慮した木質繊維断熱材といえます。

セルロースファイバー、断熱効果の他に以下のような特徴を持っています。

1)防燃効果
2)防虫効果
3)調湿（防カビ）効果
4)吸音効果
つまり、セルロースファイバーは単なる熱を遮断するだけにとどまらないわけです。
 

●木質系の優れた吸音性が住宅にあきらかな静寂を！

セルロース繊維自身の多孔性と、

グラスウールの3～4倍の高密度充填のおかげで、

交通騒音から話し声まで幅広い騒音を吸収し、

はっきり差が分かるほどの静かな家を作ります。

家１軒に使用するセルロースファイバーの量は、

新聞紙にして、なんと朝刊新聞の１５～１８年分にもなるのです。

 

低周波の域や固体伝播音を小さくすることは困難ですが、

高周波の域や空気伝播音においては、

優れた吸音性によって音を和らげることができます。

ピアノやカラオケの音などは十分吸音してくれます。

現にアメリカでは空港周辺の住宅の防音材としても認可されています。

セルロースファイバーは、断熱材として使用されることがメインですが、
「断熱性」「調湿性」「防燃性」「吸音性」「防虫性」を兼ね備えているため

この吸音性で採用されるケースも増えています。

以下の事例は吸音性を重視されたお客様の現場です。

写真はセルロースファイバーを充填したあとです。

こんなに膨らみますので、

充填前に桟木を打つことが必要です。

ハイウィルでは、セルロースファイバー充填後の吹き込み口をテープで留めず、

　羊毛を詰めるようにしています！。

 弊社では木造の全体改築をされるお客様のかなりの確率のお客様がこの

セルロースファイバー を採用されています。

 防音、防虫、防炎、調湿効果があげられ、

工事をされたお客様も大変満足されているのですが、

ここ最近のお客様の声でわかったのがかなりの節電になるということです。

冷房や暖房の効率が上がるため、

かなり電気代がやすくなったという声を聞きます。

セルロースファイバーの価格は、

グラスウールと比較してしまうと割高につきます。

浮いた予算で何年で元がとれるかという議論もありますが、

住んだ状態での快適さが どれだけ違うかで、

セルロースファイバーに掛ける費用が高いのかどうかを

考える方が よいと思います。

 

写真のお客様は、

電気代を節約するというよりは防音性能を第一に重視され

 セルロースファイバーを採用されたのですが、

線路沿いのお住まいですので

既存のお住まいにお伺いした際は、電車の騒音がすごく、地響きのようでした。

今回セルロースファイバーを施工して、

ボードも貼っていない状態ですが、

この段階でかなり緩和されています。（かすかに聞こえる程度！） 

 

セルロースファイバーの建物へのメリットは

　１．冷暖房費の節約・・・充填断熱をすることで、冷暖房費の節約

　２．快適な住まい・・・・お部屋間や室内の温度差が少なく、吸音効果もあります

　３．健康な住まい・・・・充填工法で隙間のない断熱をすること結露を防止、カビの発生を抑えます

　４．家が長もち・・・・・壁中結露を防ぎ、構造体を長もちさせます