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更新日:2025.7.7

【断熱リフォーム:ハイパフォーマンスグレード】新築を超える快適性と資産価値を。床下から天井まで、家の弱点を根本から解決するフルスペック断熱

断熱リフォーム ハイパフォーマンスグレードバナー

性能向上リノベーション(断熱編)

序 それは、未来の家族の健康と幸福への、最高の投資。

1  なぜ「解体」が、最高の性能を生み出すのか?

 ハイパフォーマンスグレードの技術全解説

3 断熱等級6の世界へ。ハイパフォーマンスがもたらす究極の価値

4 最高の未来を、妥協しないあなたへ。

序.それは、未来の家族の健康と幸福への、最高の投資。 

断熱リフォーム 家族イメージ

これまで、断熱リフォームにおける「エントリーグレード(家のニット帽とマフラー)」、「スタンダードグレード(高性能なセーターとコート)」についてお話しさせていただきました。それぞれが、お客様の状況に応じた、非常に賢明で価値のある選択です。

しかし、もしあなたが、「快適さはもちろん、その先にある、家族の未来の健康、そして何世代にもわたって色褪せることのない絶対的な安心と資産価値まで手に入れたい」と、そう強く願われるのであれば、私たちにはご提案すべき、もう一つの選択肢がございます。

それが、私たちが持てる技術と知識のすべてを注ぎ込む、最高峰の「ハイパフォーマンスグレード断熱」です。

これは、もはや家の「服」を着替えるという次元の話ではありません。家の骨格、血流、内臓に至るまで、そのすべてを根本から見つめ直し、最新・最高の医療技術で再生させ、あらゆる外部環境から家族を完璧に守り抜く「究極のシェルター」へと、あなたの住まいを生まれ変わらせるプロジェクトです。

そのために、私たちは敢えて「床や壁を一度、解体する」という選択をお勧めすることがあります。それは、家の真実の姿と正面から向き合い、隠れた病巣をすべて摘出し、完璧な治療を施すための、プロフェッショナルとしての誠実な決断です。

このページでは、なぜ「解体」というプロセスが究極の価値を生み出すのか、そして、それによって実現される「新築を超える暮らし」とはどのようなものなのか。その全貌を、一切の妥協なくお話しさせていただきます。これは、単なるリフォームの解説ではありません。あなたの家の可能性を最大限に引き出し、未来の幸福を創造するための、私たちからの最も情熱的なご提案です。

1.なぜ「解体」が、最高の性能を生み出すのか?

1-1. 「上張り」の限界と、「精密検査」としての解体

スタンダードグレードで採用する「高性能断熱ボードの上張り」は、既存の壁を壊さずに性能を向上させられる、非常に優れた工法です。しかし、どれだけ高性能なボードを張っても、それはあくまで既存の壁という「服」の上から、さらにコートを重ね着する行為に他なりません。もし、その服の下の「体」そのものに問題があれば、根本的な解決には至りません。

私たちが「ハイパフォーマンスグレード」で解体を推奨するのは、この家の「体」、すなわち構造躯体の状態を、寸分の偽りなく把握するための「精密検査」として、これ以上確実な方法はないからです。500棟以上の木造住宅をスケルトンにしてきた経験上、壁を剥がして初めて発見される柱の腐食、シロアリの被害、基礎の想定外の亀裂、過去の不適切なリフォームの痕跡は、決して例外ではありません。これらの「病巣」に気づかぬまま上から蓋をしてしまうことは、私たちプロとして、絶対にあってはならないことだと考えています。

解体は、家の弱点をすべて白日の下に晒し、最も効果的で無駄のない補強計画を立てるための、不可欠なプロセスなのです。

 

1-2. 完璧な「気密処理」は、解体しなければ実現不可能

断熱性能を100%引き出すための、もう一つの重要な要素。それが「気密性」、すなわち家の隙間をなくすことです。いくら高性能な断熱材(セーター)を身につけても、その生地に穴が開いていたり、ボタンが留まっていなかったりすれば、そこから冷たい空気が侵入し、暖かさを保つことはできません。

家の気密性能を決定づける最も重要な箇所は、床と壁の取り合い、壁と天井の取り合い、そして柱や梁と断熱材が接する部分です。これらの複雑な部分に、気密テープや防湿シートを隙間なく、かつ連続させて施工すること。この「完璧な気密処理」は、正直に申し上げまして、壁や床を解体し、構造躯体を剥き出しにした状態でなければ、決して実現することはできません。

スタンダードグレードの上張り工法でも、最大限の気密処理は行います。しかし、ハイパフォーマンスグレードの解体前提の施工は、その精度において、まさに別次元のレベルに到達します。この完璧な気密層があって初めて、断熱材はその真価を100%発揮し、計画通りの温熱環境と、換気効率の最大化を実現できるのです。

 

1-3. 電気配線・配管の更新という、もう一つの価値

築数十年を経た住宅では、構造だけでなく、壁の中を通る電気配線や、床下・壁内を通る給排水管も、同様に老朽化が進んでいます。特に古い電気配線は、漏電や火災のリスクをはらんでいますし、配管の劣化は、漏水による構造体の腐食という、より深刻な問題を引き起こしかねません。

床や壁を解体するハイパフォーマンスグレードでは、これらのライフラインを、この機会にすべて最新のものへと更新することが可能になります。将来のトラブルを未然に防ぎ、何十年先も安心して暮らせる、本当の意味での「長寿命住宅」を実現する。これもまた、解体を伴うリノベーションがもたらす、計り知れない価値の一つなのです。

2. ハイパフォーマンスグレードの技術全解説

ハイパフォーマンスグレードは、各部位において、現在考えうる最高水準の技術と素材を選択します。その妥協なき仕様が、究極の快適空間を生み出します。

2-1. 床:完璧な気密と断熱を実現する「床解体+板状断熱材」

このグレードでは、床を一度すべて解体し、大引や根太といった床組から再構築します。そして、大引の間に、押出法ポリスチレンフォーム3種b(製品名:スタイロフォームなど、通称ラムダ)の75mm厚以上といった、極めて高性能な板状断熱材を、隙間なく、そして段差なくはめ込んでいきます。

重要なのは、断熱材の性能だけではありません。断熱材同士の継ぎ目や、断熱材と大引・土台との接点など、わずかでも隙間が生まれる可能性のある箇所すべてに、専用の気密テープを丁寧に貼り巡らせ、床下からの湿気や冷気の侵入経路を物理的に完全に遮断します 。この地道で精密な作業こそが、完璧な床断熱を実現するための、私たちの譲れないこだわりです。

 

2-2. 壁:【選択制】で実現する、あなたにとっての最高の壁

壁の断熱については、お客様の目的とご予算に応じて、二つの選択肢をご用意しています。

  • ①推奨:壁解体の上、高性能断熱材を充填  これが、私たちが最も推奨する、ハイパフォーマンスグレードの真髄とも言える工法です。内壁を解体し、剥き出しになった柱と柱の間に、現場で発泡させる吹付硬質ウレタンフォームや、セルロースファイバーを隙間なく充填します 。この工法は、コンセントボックス周りに気密カバーを設置や筋かいといった複雑な形状にも完璧に追従し、最高の断熱・気密性能を発揮します 。何よりも、前述の通り、壁の中の構造躯体を直接目で見て確認し、必要な耐震補強や、電気配線・配管の更新を同時に行えることが、計り知れないメリットとなります。

  • ②オプション:既存壁への高性能断熱ボード上張り 「構造躯体のチェックよりも、解体費用を抑えることを優先したい」。そうしたご要望にも、私たちはお応えします。スタンダードグレードと同様の「高性能断熱ボードの上張り工法」も選択可能です。この場合でも、天井・床・窓が最高水準であるため、極めて高い断熱性能を実現できますが、壁の内部に潜むリスクの確認はできない、という点はご承知おきいただく必要があります。

 

2-3. 天井&窓:妥協なき最高水準の仕様

  • 天井:セルロースファイバー300mm厚以上 壁と床が最高レベルの性能を発揮するためには、家の「帽子」もまた、それに見合うものでなければなりません。私たちは、セルロースファイバーを300mm以上という、まさにオーバースペックとも言える厚みで吹き込み、屋根からの熱の影響をほぼ完璧に遮断します。

  • 窓:最高性能クラスの樹脂サッシ(カバー工法) 家の性能は、最も弱い部分の性能に引きずられます。そのため、窓には、現在望みうる最高性能クラスのサッシを選択します。YKK AP社の「APW430」に代表される、アルゴンガス入りのトリプルガラスと、熱を全く伝えない樹脂フレームを組み合わせたサッシを、カバー工法で設置 。その断熱性能は、もはや「窓」ではなく、高性能な「壁」と呼ぶにふさわしいレベルです。

3. 断熱等級6の世界へ。ハイパフォーマンスがもたらす究極の価値

私たちがハイパフォーマンスグレードで目指す「断熱等級6(HEAT20 G2)相当以上」の世界。それは、これまでの日本の住宅の常識を、根底から覆すほどの体験です。

3-1. 「無暖房」でも暖かい家。エネルギーの自給自足という未来

HEAT20 G2以上の断熱性能を持つ家では、冬場、「無暖房」でも室温が15℃を下回らない、という信じられないような現象が起こります 。日中に窓から取り込んだ太陽の熱や、調理や家電、そして人体から発せられる生活熱そのものが、家の熱源となるのです。小さなエアコン1〜2台を、ごく短時間運転させるだけで、家中が陽だまりのような暖かさに包まれ、その快適さが一日中持続します 。

夏場も同様です。一度エアコンで冷やした空気は、外の熱気の影響をほとんど受けずに、その涼しさを保ち続けます。これは、光熱費が劇的に削減できるというレベルを超え、太陽光発電などを組み合わせれば、エネルギーを自給自足し、ほとんど光熱費を払わずに暮らす「ゼロエネルギー」のライフスタイルすら視野に入ってくることを意味します。

 

3-2. 健康寿命を延ばす「究極の予防医療」

家の中の温度差がほぼゼロになることで、ヒートショックのリスクは完全に払拭されます。さらに、適切な換気計画と組み合わせることで、常にクリーンな空気が循環し、結露やカビ、ダニとは無縁の、アレルギー症状が出にくい室内環境が実現します 。

年間を通じて、体へのストレスが極限まで少ない環境で暮らすこと。それは、ご家族、特に高齢の方やお子様の健康を守り、未来の「健康寿命」を延ばすための、どんな高価なサプリメントよりも効果的な、「究極の予防医療」と言えるでしょう。

 

3-3. 何世代にもわたって受け継がれる「資産」としての家

構造躯体の健全性を確認・補強し、最高水準の断熱・気密性能を施した家は、その価値を長期的に、そして安定的に維持し続けます。2030年、2050年と、世の中の省エネ基準がさらに厳しくなっても、この家が「時代遅れ」になることはありません。

それは、お子様やお孫様の世代へと、安心して受け継いでいける、本物の「資産」です。このハイパフォーマンスグレードへの投資は、あなた一代で消費されるものではなく、ご家族の歴史と共に、その価値を増していく、未来への最高の贈り物となるのです。

4. 最高の未来を、妥協しないあなたへ。

断熱リフォームまとめ

「ハイパフォーマンスグレード断熱」。それは、単なるリフォームプランの最上位ではありません。それは、「これからの人生を、家族と、どのように生きていきたいか」という、あなたの哲学に対する、私たちからの答えです。

私たちは、500棟以上の家を再生させてくる中で、家の性能が、そこに住む人の人生の質を、どれほど大きく左右するかを目の当たりにしてきました。だからこそ、性能に一切の妥協を許さない、この最高峰のプランを、私たちは自信と誇りを持ってご提案します。

もちろん、これは大きな決断です。しかし、最高の快適性、最高の健康、そして最高の安心を手に入れるための道筋は、ここに確かに存在します。

もし、あなたが、この「妥協なき家づくり」に少しでも心を動かされたなら、ぜひ一度、その想いを私たちに聞かせてください。私たちは、技術者として、そしてお客様の未来に責任を持つパートナーとして、あなたの理想を、最高の形で実現するための、具体的な計画と、誠実な対話をお約束します。

究極の快適性への扉は、もう目の前にあります。

< この記事の著者情報 >

稲葉 高志

 

ハイウィル株式会社 四代目社長

1976年生まれ 東京都出身。

【経歴】

家業(現ハイウィル)が創業大正8年の老舗瓦屋だった為、幼少よりたくさんの職人に囲まれて育つ。

中学生の頃、アルバイトで瓦の荷揚げを毎日していて祖父の職人としての生き方に感銘を受ける。 日本大学法学部法律学科法職課程を経て、大手ディベロッパーでの不動産販売営業に従事。

この時の仕事環境とスキルが人生の転機に。  TVCMでの華やかな会社イメージとは裏腹に、当たり前に灰皿や拳が飛んでくるような職場の中、東京営業本部約170名中、営業成績6期連続1位の座を譲ることなく退社。ここで営業力の基礎を徹底的に養うことになる。その後、工務店で主に木造改築に従事し、100棟以上の木造フルリフォームを大工職人として施工、管理者として管理

2003年に独立し 耐震性能と断熱性能を現行の新築の最高水準でバリューアップさせる戸建てフルリフォームを150棟営業、施工管理に従事

2008年家業であるハイウィル株式会社へ業務移管後、 4代目代表取締役に就任。

250棟の木造改修の営業、施工管理に従事

2015年旧耐震住宅の「耐震等級3」への推進、「断熱等級4」への推進を目指し、 自身の通算500棟を超える木造フルリフォーム・リノベーション経験の集大成として、性能向上に特化した日本初の木造フルリオーム&リノベーションオウンドメディア 「増改築com®」をオープン

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