更新 2021.10.13

発行ポイントを追加工事へ交換できます!

グリーン住宅ポイント制度の追加工事交換について(リフォーム)

グリーン住宅ポイント制度のポイントは追加工事に使えるんです

グリーン住宅ポイント制度とは?

グリーン住宅ポイント制度のキーワードは省エネ、エコ、新しい日常です。

グリーン住宅ポイント制度とは、高い省エネ性能の住宅取得者等に対して「新たな日常」等に対応した商品や追加工事と交換できるポイントを発行する制度です。住宅投資を喚起し、新型コロナウィルス感染症の影響で落ち込んでしまった経済の回復を図ることを目的としています。

対象となる住宅投資のタイプ

  1. 注文住宅の新築
  2. 新築分譲住宅の購入
  3. 既存住宅の購入
  4. リフォーム
  5. 賃貸住宅の新築

 

以上の5つのタイプが対象となります。

今回は「4.リフォーム」について解説しています。その他のタイプについては国土交通省のホームページ等でご確認ください。(一番最後に公式サイトへのリンクがあります。)

さらにこのページでは、「リフォーム」で発行されたポイントを「追加工事」へ交換する場合の注意点などを解説していきます。

グリーン住宅ポイント制度の対象となるリフォーム工事まとめ

グリーン住宅ポイント制度の対象工事は?

追加工事交換について解説する前に、リフォーム工事におけるグリーン住宅ポイント全体のことについて少しだけ復習しておきましょう。

対象となるリフォーム工事は?

  • 工事請負契約が令和2年(2020年)12月15日~令和3年(2021年)10月31日の期間内に締結されているリフォーム工事
  • 工事の内容に応じてポイント発行します。
  • 最低5万ポイント以上の工事が対象です。
  • 賃貸住宅のリフォームも申請できます。
  • 1,000万円(税込)以上は工事完了前の申請もできます。
  • 上限内で同一住宅でも複数回の申請可能です。

 

対象となるリフォーム工事内容は?

① 省エネ改修(下のいずれか必須)

  • 開口部の断熱改修
  • 外壁・屋根・天井又は床の断熱改修
  • エコ住宅設備(太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯器、節湯水栓)の設置

 

② ①の工事を行う際に一緒に行う以下の工事(任意)

  • 耐震改修
  • バリアフリー改修(手すりの設置、段差解消、廊下幅等の拡張、ホームエレベータの新設、衝撃緩和畳の設置)
  • リフォーム瑕疵保険等への加入

 

ポイント発行申請とポイント交換申請について

  • ポイント発行申請は、原則として工事完了後の申請。ただし「請負契約額が1,000万円(税込)以上のリフォーム工事」では、工事完了前でも申請が可能。
  • ポイント発行申請期間:2021(令和3)年4月~2021(令和3)年12月15日(オンライン提出)・11月30日(窓口・郵送提出)※期限が延長されました!
  • 発行されたポイントは、商品交換か追加工事交換の、いずれかまたは両方に交換利用することができる。
  • ポイント交換申請は、商品への交換と追加工事への交換で期間が異なる。
  • 商品へのポイント交換:2021(令和3)年6月~2022(令和4)年2月15日※期限が延長されました!
  • 追加工事への交換:2021(令和3)年4月~2021(令和3)年12月15日(オンライン提出)・11月30日(窓口・郵送提出)※期限が延長されました!
  • 追加工事へのポイント交換がある場合、工事事業者が代理申請者となってポイント発行申請と同時に申請を行う必要がある。

 

発行されたポイントは追加工事へも交換できる

取得したポイントは一定の要件に適合する商品および追加工事に交換できます。

交換できる商品は今後決定されます。

次からは、現在決定され公表されている「追加工事交換」について解説します。

追加工事交換とは?

グリーン住宅ポイント制度の追加工事交換とは?

グリーン住宅ポイント制度では、発行されたポイントを追加工事へも交換が可能です。

「商品と交換するより工事代金に使いたい!」という方には朗報ですね!

間違いなく申請・交換するために、いくつか注意点などがあります。

 

追加工事交換でまず気を付けてほしいこと

  • グリーン住宅ポイントを追加工事へ使いたい場合は、最初に行う「ポイント発行申請」と同時に交換申請も行わなければならない。
  • それは、工事事業者が代理申請で行わなければならない。

追加工事へのポイント交換で気を付けなければならないのは上記2点です。

つまりポイントはまだ発行されていない段階で、どのくらいポイントがもらえるのか、そのポイントを商品に使うのか追加工事に使うのか、どの追加工事に使うのか、決めておかなくてはなりません。

ポイント発行申請と同時申請であるため、2つの申請時期は同じになっています。また、商品への交換よりも申請締切が早くなっています。

 

追加工事交換への流れ

グリーン住宅ポイント制度の発行ポイント追加工事交換の手続きの順番は以下の通りです。

グリーン住宅ポイント制度|追加工事交換の流れ

①リフォーム工事請負契約:工事事業者とリフォーム工事の本体の契約を行います。工事事業者は本体の工事内容で「ポイント発行申請書」等を作成します。

②追加工事の請負契約:①と同じ工事事業者と追加工事の契約を行います。工事事業者は追加工事の内容で「追加工事交換申請書」を作成します。

③リフォーム工事と引き渡しが行われます。

④事務局へ代理申請:工事事業者は、①②の内容で代理申請を行います。

⑤ポイント発行&振込代金の通知:審査完了後に発行ポイント数が確定し、通知されます。同時に追加工事代金の振込についても通知されます。(1ポイント=1円相当、1,000ポイント単位)

⑥追加工事代金の振込:工事事業者宛に追加工事代金が支払われます。

 

追加工事代金が振り込まれた後は?

追加工事代金は、事務局から工事事業者宛に振り込まれます。

振り込まれた追加工事代金は、リフォーム工事契約者(つまり施主様)が支払うべき工事代金の全部または一部に充当し、相殺されます。

もちろん工事事業者が施主様からも事務局からも工事代金を二重に手に入れるわけではないので、ご心配なく。

 

 

では、その追加工事とはどんなものが対象なのでしょうか?

対象となる追加工事とは?

グリーン住宅ポイント制度の追加工事交換対象工事は?

グリーン住宅ポイント制度の概要は、

「グリーン社会の実現および地域における民需主導の好循環の実現等に資する住宅投資の喚起を通じて、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ経済の回復を図るため、一定の性能を有する住宅を取得する者等に対して、「新たな日常」及び「防災」に対応した追加工事や様々な商品と交換できるポイントを発行する制度です。」

となっています。

そのため、発行ポイントは「新たな日常」「防災」に対応した商品や追加工事に使われなければなりません。

追加工事の対象となる工事の具体例を見ていきましょう。

 

対象となる追加工事

「新たな日常」に資する追加工事

ワークスペースの設置 屋内ワークスペースの設置 造り付けデスクカウンターの設置 / 本棚・棚・引き出しの設置 /間仕切り(ロールスクリーン、パーテーション)の設置 /システムキッチンのカウンターやキャビネットの設置 /テレワーク関連設備の設置
テレワーク関連設備の設置 天井・壁に固定する照明器具の設置(配線、ライティングレールの設置を含む)/天井、壁に固定する映像装置(プロジェクター、モニター)の設置 / 天井、壁に固定するスピーカーの設置 / コンセント・電源の設置(配線、分電盤工事を含む)/ インターネット環境の設置(回線の引込み、居室への配線)
間取りの変更 間仕切壁・格子壁の設置・撤去 / 天井、床の設置・撤去 / 居室内の窓・格子窓の設置・撤去 / 窓、ドアの設置・撤去 /収納(クローゼット、押入、納戸、床上げ畳収納)の設置・撤去
屋外ワークスペースの設置 プレハブ・ユニットハウス・ワークハウスの設置 / 日よけ・シェードの設置 /テラス屋根・囲いの設置
(共同住宅における)共用ワークスペースの設置 共用ワーキングスペースの設置
音環境向上工事 防音設備の設置 防音室の設置 / 壁・二重窓・ドアの設置 / 内窓の設置 / 外窓の交換 / 防音換気設備の設置 / 防音フローリングの設置
空気環境向上工事 換気設備等の設置 換気扇の設置 / 網戸の設置 / ルームエアコンの設置 / 換気・通風機能付きドアの設置
空気浄化作用のある製品の設置 畳(い草製)の設置 / 珪藻土の塗壁工事 / 調湿性のあるタイル、壁紙の設置
菌・ウイルス拡散防止工事 非接触型設備の設置 タッチレス水栓の設置 / タッチレス玄関ドアの設置 / タッチレス照明スイッチの設置 / 自動開閉窓・ドアの設置
玄関周り等の洗面化粧台・手洗い器・立水栓の設置 セカンド洗面台の設置 / 外部水栓、手洗い器の設置
抗菌・抗ウイルス建材の設置 壁・床・手すり・ドアノブの設置 / 抗菌壁紙の設置 / 抗菌水栓の設置
家事負担軽減に資する工事 キッチン周りの設備の設置 ビルトイン食器洗機の設置 / 掃除しやすいレンジフードの設置 / ビルトイン自動調理コンロの設置 / ディスポーザーの設置
浴室周りの設備の設置 浴室乾燥機の設置 / 浴室乾燥暖房機の設置 / 自動浴槽洗浄システムの設置
洗面所周りの設備の設置 サンルームの設置 / 衣類乾燥機の設置
トイレ周りの設備の設置 掃除しやすいトイレの設置
宅配ボックスの設置 宅配ボックスの設置 / (共同住宅における)宅配ボックスの設置
家事負担を軽減する収納の設置 キッチンに設置する収納 / 脱衣所・洗面所に設置する収納 / トイレに設置する収納

 

防災に資する追加工事

停電・断水対策 蓄電池の設置 配線・分電盤工事を含む
太陽光発電の設置 配線・分電盤工事を含む
V2H・EV充電設備の設置 配線・分電盤工事を含む
家庭用燃料電池の設置 配線・分電盤工事を含む
非常用発電設備の設置 配線・分電盤工事を含む
貯水システムの設置 配管工事を含む
雨水タンクの設置 配管工事を含む
電気設備の移設 蓄電・発電設備の架台設置 / エアコン室外機の架台設置
水害・台風対策 屋根瓦の飛散防止 高耐力な瓦の設置 / 飛散防止ネットの設置 / 瓦止め(接着剤、漆喰)の敷設
窓ガラスの飛散防止 安全ガラス / 雨戸 / 窓シャッター / ブラインドの設置
止水板の設置  

地震対策

(躯体に関する耐震対策を除く)

感電ブレーカーの設置 配線・分電盤工事を含む
家具固定器具の設置  
窓ガラス飛散防止 安全ガラスの設置

 

追加工事交換申請に必要なもの

グリーン住宅ポイント制度の追加工事交換申請に必要なものは?

工事事業者は、申請者の代理申請者として、ポイント発行申請書と一緒に以下の書類を提出します。

  • 追加工事交換申請書
  • 追加工事の契約書
  • 追加工事が確認できる工事写真(工事後)
  • (初回のみ)追加工事交換用口座登録申込書
  • (初回のみ)口座情報が確認できる書類

 

申請後に追加工事がなくなった場合(商品交換へ変更、など)は以下の書類を提出します。

  • 追加工事交換における委任解除合意書

追加工事交換まとめ

グリーン住宅ポイント制度の追加工事交換を活用しましょう!

以上、リフォーム工事におけるグリーン住宅ポイント制度の追加工事交換について解説させていただきました。

対象工事の具体例を見ると、コロナ禍でテレワークやおうち時間が増えた方には「使える!」と思える工事内容になっているのではないでしょうか。

また、再生可能エネルギーや防災対策など、「大事なことだけど、そのためだけにリフォーム工事をするのは…」とこれまで迷っていたという方には、背中を押してくれる制度だと思います。

 

追加工事にポイントを使う場合は、工事業者による準備が必要になりますので、お早目の相談をお勧めします。

 

追加工事交換を含めたリフォーム工事における「グリーン住宅ポイント制度」についての解説はこちら!


グリーン住宅ポイント制度の内容については国土交通省のホームページをもとにしています。

もっと詳しく知りたい!新築や住宅購入についての制度内容についてもこちら!

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< 著者情報 >

稲葉 高志

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ハイウィル株式会社 四代目社長

1976年生まれ 東京都出身。

【経歴】

家業(現ハイウィル)が創業大正8年の老舗瓦屋だった為、幼少よりたくさんの職人に囲まれて育つ。

中学生の頃、アルバイトで瓦の荷揚げを毎日していて祖父の職人としての生き方に感銘を受ける。 日本大学法学部法律学科法職課程を経て、大手ディベロッパーでの不動産販売営業に従事。

この時の仕事環境とスキルが人生の転機に。  TVCMでの華やかな会社イメージとは裏腹に、当たり前に灰皿や拳が飛んでくるような職場の中、東京営業本部約170名中、営業成績6期連続1位の座を譲ることなく退社。ここで営業力の基礎を徹底的に養うことになる。その後、工務店で主に木造改築に従事し、100棟以上の木造フルリフォームを職人として施工、管理者として管理

2003年に独立し 耐震性能と断熱性能を現行の新築の最高水準でバリューアップさせる戸建てフルリフォームを150棟、営業、施工管理に従事。2008年家業であるハイウィル株式会社へ業務移管後、 4代目代表取締役に就任。250棟の木造改修の営業、施工管理に従事

2015年旧耐震住宅の「耐震等級3」への推進、「断熱等級4」への推進を目指し、 自身の500棟を超える木造フルリフォーム・リノベーション経験の集大成として、性能向上に特化した日本初の木造フルリオーム&リノベーションオウンドメディア 「増改築com®」をオープン

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