戸建リノベーション・フルリフォームの費用

戸建て(一軒家)フルリフォーム(内部スケルトン+サッシ交換)の費用

戸建てフルリノベーション 内部解体

内部スケルトン解体して、窓も交換
 

室内の壁・床・天井すべてをスケルトン状態まで解体するから間取りは自由

 大幅な間取り変更をしたい、さらに耐震補強などもしたいので、室内はすべて柱残しのスケルトン状態にしてフルリフォームしたい。外装のリフォームもやりたいが、外壁までを解体してスケルトンするには予算がないので塗装などでのリフォームはしたい。内部スケルトンフルリフォーム後は、室内はもちろん新築同様になり、性能向上次第では、新築の最高水準までの耐震性能を目指すことも可能です。外装も塗装や左官をすることで見た目は一新されます。

しかし、そうなると1点問題が出てきます。

そうです。窓(マド)サッシだけが古いままに。。

窓(マド)サッシはすべて変えたい!

あるいは断熱性能を上げたいので窓(マド)サッシは交換したい!

このようなお客様が選択するのが、ベースは一戸建ての内部はスケルトンリフォームで施工し、すべての窓(マド)サッシの交換をする。という方法です。ここでは、『増改築com®』運営会社ハイウィル株式会社で内部スケルトンフルリフォームに窓サッシの交換を行った東京都世田谷区H様の実際の事例を元にポイントを詳細に説明します。

【ご相談の経緯】大手リフォーム会社で相談しましたが予算オーバーでした。

H様は名古屋市にお住まいのお客様です。今回、東京都世田谷区に築35年の中古住宅を購入されたお客様で、他社(大手リフォーム会社)でご相談をされておられたようですが、費用面と提案がご要望にあわず『増改築.com®』へ相談がきました。

世田谷区 戸建内部スケルトンリフォーム

世田谷区H様 中古物件ご購入リフォーム前既存建物

 

こちらのお客様は当初フルリフォームはフルリフォームでもスケルトンリフォームではなく、改装ベースの一戸建てリフォーム予定で弊社に相談がきました。お話を聞いていると、他社で定額のまるごとリフォームパックのような商品で相談したところ、大幅な間取り変更をしたいという要望を伝えると費用が一気に上がり2500万を超えてしまったとのことでした。しかもリフォーム範囲は全部屋ではない上にサッシの交換も入っていないとのことでした。

詳しくお話をお聞きしておりますと外壁も落として躯体残しにしたいというお話でした。その為、躯体のみを残し、外部までを解体するスケルトンフルリフォーム費用の見積もりを提出したところ、これだと予算オーバーというお話をいただきました。

その理由は、外部まで手壊しで解体する費用と、外壁の前面に下地を張る工事などで費用が嵩んでいるからだとお話をしました。

何度か名古屋より足をお運び頂き、このような理由を説明させていただき、ご要望を整理していくと、古い窓(マド)サッシをすべて撤去し、新たな窓(マド)サッシを入れたいというご要望が優先順位として高いことがわかりました。

しかし、すべての外壁を解体し、外壁を新規で作り直すほどの予算もありません。しかし、間取りは大幅に変わるリフォームです。そこで、間取り変更はしつつも現在の窓(マド)サッシの位置が現状とあまり変わらないようにプランを工夫し提出させていただきました。

既存の位置で入れ替えるイメージです。このようなプランであれば、解体面積を極力少なくすることができるからです。一戸建て内部スケルトンリフォームで内部はスケルトンにし、外部に関わるのは、窓(マド)サッシの入れ替えのみを行うというプランです。解体費用をなるべくかけないポイントになります。

 

室内の壁・床・天井すべてをスケルトン状態まで解体するから間取りは自由

 

一戸建てスケルトンフルリフォームでは、この窓(マド)サッシ交換をするかしないかで費用がかなり変わってきます。その根拠を解説したいと思います。

窓(マド)サッシの単体の費用だけをみると、そんなに費用は高くならないのでは?と考えているお客様も非常に多いので参考にしていただければと思います。窓(マド)サッシ交換をする際は、窓(マド)サッシ単体の費用だけではなく、①既存の窓(マド)サッシを解体後、あらたな規格寸法の窓(マド)サッシが納まるように②大工工事でまぐさや窓台等の枠を作り直し、③新規の窓(マド)サッシを設置します。解体をした際に必ず外壁面への影響がでるため、その部位を④モルタルで補修してから、最後に⑤仕上げをする工程が必要になります。

既存の窓(マド)サッシにカッターを入れ、撤去した状態が下の写真のようになります。既存の窓(マド)サッシは雨戸付窓(マド)サッシのため戸袋まで解体します。この時代の建物は雨戸が当たり前にありますが、スケルトンフルリフォーム後は雨戸がありませんので、その部分は外壁になりますので外壁の下地の準備もしなければなりません。

 

H様の現場は1棟すべての窓(マド)サッシを入れ替える工事のためすべてのサッシをこのように、カッターを入れ撤去します。この切り抜いた状態に、新たに設置される窓(マド)サッシの寸法に沿って、大工があらたな枠を作る工事が必要になります。枠を作り新たなサッシを設置すると、下のような写真になります。外からみるとこのようになりますこのように設置されます。

世田谷区 中古物件リフォーム

既存窓の箇所を大きめにカッターを入れ解体をします。

 

 

既存、つまり窓(マド)サッシがもともとあったところに、新たな窓を新設する場合はこのような処理になりますが、一戸建てスケルトンフルリフォームになると窓(マド)がないところに窓(マド)を設置したり、窓(マド)を塞いだり、窓(マド)の形状を変える場合もあります。下の写真は窓(マド)の形状を通常の腰高の引違窓から、縦長の縦滑り出し窓に変更した場合の写真です。外壁面が増えますので外壁になる部分の下地の準備が必要です。このようにたくさんの工程を踏まえ、窓(マド)サッシの取り換えが完了することになります。

 

一戸建てスケルトンフルリフォームの費用を検討する際、窓(マド)サッシを取り換えたい。昔の木戸とよばれた木製の窓というお住まいは、稀に見るくらいですが、築年数の古いお住まいはアルミサッシであっても断熱サッシの住まいであるお住まいは少ないです。どうしても断熱性能の高いサッシを入れたい、また、デザインがどうしても気に入らないので窓(マド)サッシは取り換えたい!というお客様はH様だけではなく非常にたくさんおられます。

断熱は窓(マド)サッシの性能を上げることで劇的に上がります。内窓をつけて2重サッシにして、断熱性もアップさせ、室内側からの内観を重視しコストダウンする方法もありますが、やはり、断熱性能の高い窓(マド)サッシへの取り換えをされたいお客様が大半であることはご相談を受けていて毎回感じております。

家の顔となる外観ですから、意匠の面からもやはり窓(マド)サッシをきれいにされたいお客様が大半です。H様の現場は完成後このようになりました。家4面のうちもっとも目立つ玄関面の一面を塗料ではなく、左官仕上げで施工しました。表情がでて重厚感が増しますね。

世田谷区 中古物件リフォーム
世田谷区 中古物件リフォーム
世田谷区 中古物件リフォーム

 

内観もやはり新しいサッシにすると新築同様になります。こちらの内部スケルトンフルリフォーム+窓(マド)サッシ交換でございますが、トータルコストとして、費用は2000万円(税別※補助金額差し引き金額)の費用で納めることができました。増改築.com運営本部のハイウィル株式会社ではこのような性能向上を前提とした戸建てスケルトンフルリフォーム工事が常に順番待ちで6か月待っていただいたお客様もいらっしゃる、ご相談がもっとも殺到するリフォームになりますが、このように、戸建てスケルトンリフォームの費用価格を考える際、お客様が想像していた以上に費用がかかるものもございます。そのポイントとなるのが窓(マド)サッシの交換になります。中古住宅の戸建を購入される場合は、購入前に、その物件に対して、ご自分のされたい、したい生活を考えた際に、どれくらいの費用がかかるかを検討してみることが結果として満足のいくお住まいすることができるといえますし、すでに所有している一戸建て住宅であっても同じことが言えます。

 

戸建て(一軒家)の内壁全面解体+サッシ交換フルリフォームのポイント

 

旧耐震基準(昭和56年)以前に建てられた建物にお勧め!しかし外壁の傷みには注意が必要!

内部はすべて躯体の状態まで解体し、耐震補強と断熱改修ができるのは先にご紹介した内部解体フルリフォームと同じフルリフォームとなります。そのためこちらも旧耐震基準(昭和56年)以前で建てられた建物にお勧めしたいフルリフォームです。違いは外部と絡む工事(サッシ入れ替え)が発生するところが特徴となります。

ポイントはフルリフォーム後の間取り!そして、いかに外壁の解体面積を少なくするか!

戸建てリフォーム 作業風景

内部の間取り変更しつつもやはりサッシは変更したい。

サッシ解体

既存のサッシがカッターで解体されました。従来の雨戸部分まで解体されます。

外壁解体をいかに抑えて窓を入れ替えるかが費用を抑えるポイントとなる

内部を躯体状態まで解体するフルリフォームになりますので、間取り変更は自由です。間取り変更の結果、窓の位置を変更したいとしましょう。このとき、どのような工事が必要になるか、いてみましょう。

①既存の窓をカッターを入れて解体します。

②新たに設置したい窓の位置の外壁を解体して、窓サッシを新設。

※この時、もともとあった既存の窓は解体してしまっているため、外壁は開口された状態になっています。

③旧来の窓位置へ新たな壁下地を作り、補修。

④塗装

つまり、窓を一か所移動するためには、新たに設置する断熱サッシの費用と設置に費用がかかるだけではなく、新たに設置する箇所の壁解体に加え、既存の解体された外壁の補修費用までが、セットになってくるということになります。

フルリフォーム後の間取りが大幅な窓移動が必要な場合は、外壁をすべて剥がしてしまった方が良い場合もあります。間取り変更後のサッシの位置を極力変えない(解体を少なくする)プランニングの工夫がポイントとなってきます。

 

 

新たな断熱サッシに入れ替え外部は補修の上左官仕上げ

雨戸解体箇所には下地を新たに作り左官工事で補修をします。この際、既存の外壁が塗装壁の場合、仕上りに段差ができてしまうことがあります。補修した跡が見えないように、外壁塗装は左官仕上げで施工しました。

内部は耐震補強、断熱改修の上、新たな間取りで新築同様となります。

内部解体+窓サッシ交換フルリフォームのポイントは外部の解体面積を少なくするフルリフォームプラン。外壁の痛みが激しい場合は、次にご紹介する内壁外壁を解体する躯体残しのフルリフォームとなります。

更新日2024/07/14

フルリフォームをどこに相談すればいいか迷っている方は、木造戸建て専門会社の増改築.com®にご相談下さい。木構造を熟知する技術者が直接現場を担当致します。お問い合わせはこちらからどうぞ!

 

 

 

 

 

一戸建て(一軒家)のフルリフォームの費用価格について

一戸建て(一軒家)のフルリフォームといってもさまざまです。どのような方法があり、費用価格がどのように変わるのか?これからフルリフォームを検討しているが、どのようなフルリフォームが最も合っているのか?などを確認していただくコンテンツです。創業大正8年ハイウィルの事例とともに解説しております。

一戸建て(一軒家)のフルリフォームの費用価格(改装)

一戸建て(一軒家)フルリフォームの中でも間取り変更がなく既存の間取りをいかし、すべての水まわりも素取り換え交換、内装は表面の改装を全体的に行うのがフルリフォームの改装です。築浅の中古住宅物件を購入された方に多い工事です。費用価格も最も安く収めることが可能です。

一戸建て(一軒家)のフルリフォーム(内部)スケルトンリフォーム)の費用価格

築年数が30年以上を経過しており構造は見直したい。しかし外部外装をすべて解体するほどの予算をかける必要性がない方が採用されるケースが多い一戸建て(一軒家)の内部スケルトン状態にするフルリフォーム。間取り変更、階段位置変更が可能で自由度が高く構造補強も可能。費用は当然改装よりもかかってまいります。

一戸建て(一軒家)のフルリフォーム(内外部)スケルトンリフォーム)の費用価格

家をすべて解体して、新築を建ててしまうとセットバックの問題で、現在よりも建築面積が狭くなってしまうため、希望の間取りが実現できない。かえって狭くなり不便になってしまう。新築できるなら新築したい。しかし再建築不可の建物。というような問題を抱えておられるお客様が新築のレベルの工事内容を希望し外部までの一戸建て(一軒家)スケルトン状態にするようなフルリフォームがこちらのリフォーム。費用価格は新築を超えることもあります。

一戸建て(一軒家)のフルリフォーム(内部)スケルトンリフォーム)+サッシ交換の費用価格

築年数も古く、大幅な間取り変更も必要。でも外壁すべてを解体して費用かける予算は厳しい。。。そんなお客様が大変多いです。せっかくのフルリフォーム。間取りや室内は新築同様の見た目になるのに、サッシがかわらないのはちょっと目立つのでどうしても取り換えたいというお客様が大変多いです。そんなお客様にお勧めしているのが一戸建て(一軒家)内部スケルトンのフルリフォームをベースにサッシ交換をするケースです。

< 著者情報 >

稲葉 高志

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ハイウィル株式会社 四代目社長

1976年生まれ 東京都出身。

【経歴】

家業(現ハイウィル)が創業大正8年の老舗瓦屋だった為、幼少よりたくさんの職人に囲まれて育つ。

中学生の頃、アルバイトで瓦の荷揚げを毎日していて祖父の職人としての生き方に感銘を受ける。 日本大学法学部法律学科法職課程を経て、大手ディベロッパーでの不動産販売営業に従事。

この時の仕事環境とスキルが人生の転機に。  TVCMでの華やかな会社イメージとは裏腹に、当たり前に灰皿や拳が飛んでくるような職場の中、東京営業本部約170名中、営業成績6期連続1位の座を譲ることなく退社。ここで営業力の基礎を徹底的に養うことになる。その後、工務店で主に木造改築に従事し、100棟以上の木造フルリフォームを職人として施工、管理者として管理

2003年に独立し 耐震性能と断熱性能を現行の新築の最高水準でバリューアップさせる戸建てフルリフォームを150棟、営業、施工管理に従事。2008年家業であるハイウィル株式会社へ業務移管後、 4代目代表取締役に就任。250棟の木造改修の営業、施工管理に従事

2015年旧耐震住宅の「耐震等級3」への推進、「断熱等級4」への推進を目指し、 自身の500棟を超える木造フルリフォーム・リノベーション経験の集大成として、性能向上に特化した日本初の木造フルリオーム&リノベーションオウンドメディア 「増改築com®」をオープン

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2025年(令和7年)の4月1日建築基準法改正が決定、2025年(令和7年)4月以降に着手するフルリフォームに確認申請が義務化されることにより、現在大変混みあっております。

お問い合わせ・ご相談多数のため、ご返信、プランのご提案までに日数を頂いております。ご了承の程お願い申し上げます。

首都圏のリノベーションにつきましては、2024年度工事枠は11月解体着工のお施主様まで埋まっております。

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