戸建フルリフォームなら「増改築.com®」TOP>施工事例>東京都>北区>Y様邸 スケルトンリフォーム一戸建て(一軒家)
建物概要 | |
---|---|
名前 | Y様 |
場所 | 東京都北区 |
築年数 | 築50年 |
構造種別 | 木造戸建 |
家族構成 | 大人 人 |
対象面積 | 25坪 |
工期 | ヶ月 |
価格 | 1600万 |
Y様の家族構成はご夫婦とお子さんが2人の4人家族。そもそものリフォームのきっかけは、家が傾いていて、隙間風があり冬場が本当に寒い。というもの。向って右半分(下の写真右)は昔賃貸で、当時は2世帯貸していて、今は空き家になって使用していない空間になっている為、賃貸までを解体して一つの世帯用に間取りを変更したい。というご要望でした。
一戸建て(一軒家)スケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース(北区Y様邸①着工前)
創業大正8年のハイウィルでは、年間を通じ、常に順番待ちになっている工事があります。その最も多い工事のご依頼の一つが、スケルトンリフォーム戸建ての全面工事です。
今回のスケルトンリフォーム一戸建ては、『家が傾いている??』といったお悩みです。
家が傾いている? とビックリされる方もおられるかと思いますが、実は、弊社のように改築工事を毎日やっておりますと、その度合いに差こそありますがかなりの頻度で傾きを気にされておられる方も多いのも現実です。
そもそも木造の住まいは基礎の上に木構造体が乗って建物を構成していますが、傾きも、基礎より下の部分、つまり地盤自体が傾いているケースと基礎より上の木構造部分で傾いているケースがございます。
地盤自体が下がってしまってるケースでは、近くに高層マンションが建って地盤に影響が出てしまうエースやもともと地盤がゆるく、隣の家が新築をした際などに傾いてしまうケースなどがあります。
基礎工事より木構造体部分が傾いている場合は、築年数とともに木が痩せてしまってという自然なケース(この場合度合はひどくないケースが多い)と一部の構造体に過度な荷重がかかってしまい傾いてしまっているケースやそもそもの施工不良のケースなどさまざまです。
ここで紹介する事例は地盤自体が近隣のマンション等の建設をしていく段階で傾いていたお住まいで、尚且つ築年数の古く、無筋の基礎で、一部束がなかったりといった状態で現場調査の段階では、床板がフカフカしている状態であったお住まいの内部スケルトンリフォーム一戸建て(改築)をご紹介致します。
今回ご紹介させて頂く事例のお施主様である東京都北区のY様と同じお悩みを持たれている方も非常に多いとおもいますので、参考になれば幸いです。
スケルトンリフォーム一戸建て着工をしてまず初めに解体作業からです。Y邸は基本、一戸建ての内部スケルトンリフォーム一戸建てになりますが、サッシを入れ替え位置が変更される部分があるため、外部もある程度解体が必要なります。
解体をして木構造を裸にして、最終の補強計画を立てます。
ここまでで解体の工程が完了しました。
Y様のスケルトンリフォーム一戸建てはここからいよいよ基礎工事→木工事へと移行していくわけです。
ひき続いて一戸建てスケルトンリフォームの基礎工事にはいっていきます。解体作業が終わると基礎補強工事になります。こちらのお住まいはベタ基礎への変更工事だけでなく中心部の基礎に亀裂が入っている為、基礎補強が必要になります。
解体・基礎の次は、スケルトンリフォーム一戸建ての要となる大工工事、新規土台・大引を設置していきます。
木工事の中で最も大事な構造部分が終わり、次は耐震対策である制震ダンパーの設置に入ります。
正確には耐震対策は、木工事の工程の中で、補強を施しており万全ではありますが、耐震に+して制震を検討。
一戸建てスケルトンリフォーム後の新たな間取りから構造計算をして、最悪の事態が起きた際、地震力が加わりどの構造部の力を逃がす必要があるかを診断し、減衰力が必要な構造壁に制震ダンパー装置の設置指示が出てきます。
下記はその指示図です。赤い部分が設置個所となります。
こちらが北区Y邸での制震ダンパー設置です。弊社では改築されるお客様にはおススメさせていただいております。
費用も耐震補強工事よりもかからず、効果は耐震補強以上の設計です。備えあれば憂いなし。ご自宅がご心配の方は、まずは下記に詳しい内容が掲載されています。
制震ダンパーの設置が終わると断熱工事となります。
今回東京都北区Y邸での断熱は外周面の壁面、2階天井裏の断熱材は グラスウール、1階床下はスタイロホームです。
Y既存建物壁・床に断熱材は入っていませんでしたので、かなり寒かったはずです。
実際に「住んでいても隙間風が吹いていたので換気は良かったけどとても寒かった」とおっしゃられてました。
しかし、2つの屋根の勾配は違います。もともと住居部分であった家屋部分は3寸5分勾配でセメント瓦葺き既存賃貸部分は2寸5分勾配の板金納めとなっておりました。
今回のケースは、2寸5分勾配では、コロニアル瓦は葺けませんので、ガルバリウム鋼板への変更をご提案しました。こちらをすべて剥がし、野地板を張替えルーフィングを貼りガルバリウム鋼板で仕上げます。
弊社は大正8年創業の社寺仏閣専門の瓦葺き業者として創業したルーツがありますが、最近では和瓦を新たに葺き替えるお客様も少なくなってきました。
ガルバリウムを張るのは通常板金職人、瓦を葺くのは瓦職人とテリトリーも変わってまいります。
今回施工したのは弊社の板金職人のメンバーによる施工です。
構造補強 断熱 ダンパー設置と一番重要なフェーズを超えました。
ここからは内装を仕上げていきます。
こちらの現場を解体から内装まで工事の流れと共に解説しています。今回が⑧になります。最初から見たい場合①からです。
一戸建てスケルトンリフォームには内部スケルトンリフォームと外部の壁まで解体する躯体残しの内外部スケルトンリフォームが方法論としてあり、ここ数年ハイウィルでは内部スケルトンリフォームをされる方が増えております。
その人気の一戸建ての内部スケルトンリフォームでもどこまでやるかで費用が変わってきます。
基本的に内部のみスケルトン状態になりますので、間取り変更は自由、階段の位置、水まわりの移設などは自由となります。では、費用が変わってくるのはどういう工事をした時に変わってくるのか?
ここを工事をしたお客様に契約前に聞かれます。
内部スケルトンリフォームは内部をすべて解体し、内部が構造体のみになっている状態から補強等を加え再度あらたな間取りでくみ上げていくリフォームになりますが、下記のような工事を加えていくと費用もそれぞれ上がっていく事になります。
基礎を布基礎からベタ基礎に変更するか?
断熱材をグラスウール以外の高性能素材にするか?(セルロースファイバーなど)
外部と絡みのでてくるサッシを入れ替えるか?
耐震補強に加え、地震に備え制震ダンパー等を設置するか?
断熱や防音などを考慮し2重サッシ(インナーサッシ)を設置するか?
外壁塗装ではなく、サイディング・ガルバリウム鋼板仕様、もしくは左官壁などにしたいか?
など内部をフルで解体したあと付加価値をどれだけつけるかで費用の増減が決まってきます。
今回の北区 Y様邸 は ベタ基礎へ変更、制震ダンパーの設置、既存のサッシ(窓)の位置に新しくサッシ(窓)を全て入れ替えとなりました。
サッシ(窓)を入れ替える工程として既存窓廻りにを大きめにカッターを入れ取り外します。その後内部工事では大工が、サッシ枠を新たに造作し、新しいサッシ(窓)を入れます。カッターを入れ切り取った外部廻りは左官で補修をして、その後塗装になります。
どうしても左官を塗り直して塗装をするので既存壁との段差が出てしまいますので、下地が目立たないように極力既存の目に合わせて塗装になります。
Y様の建物は、大変難易度の高い現場でした。
このように、リフォームをすれば、真新しくきれいになります。大事なのは、中身となり、特に木造一戸建てのスケルトンリフォームでは目に見える表装ではなく、目に見えない壁の中、床の下となります。特に構造部の取り合い、補強計画、には時間がかかりますし、施工する木工事職人の高い技術が必要となります。
当社では大正時代から続く技術の継承を重要視しており、正直価格だけを見て安い職人はいます。しかし、大切な財産である住まいを預かる身として、そのような無責任な技術は提供できませんので施工費用は安売りはしていません。
その分、スケルトンリフォームを構成する商品や建材を全国の工務店に卸売りしており、お客様にもお安く提供できております。安くない施工費用(工)と安く提供できる定価の決まっている商品(材)。このような真の良質安価を目指しており、価格優先の仕事は致しておりません。
現在リフォーム市場は、さまざまな業種からの参入が相次ぎ、彼らの利益重視のビジネススタイルから、安い職人が必然的に大手や新規参入会社へ流れていきます。
そのため、木造のスケルトンリフォームなど家の構造部をさわるような大掛かりな工事は、お客様の確かな目で相談するようにおススメおいたしております。
■この事例と似たテーマカテゴリーを見る
■全国のフルリフォーム・リノベーション『ピックアップ事例』※プロの詳細解説付きレポート
どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
※設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。
※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
2025年(令和7年)の4月1日建築基準法改正が決定、2025年(令和7年)4月以降に着手するフルリフォームに確認申請が義務化されることに伴い、2025年3月までの着工希望のお施主様の駆け込み相談で現在大変混みあっております。
お問い合わせ・ご相談多数のため、ご返信、プランのご提案までに日数を頂いております。ご了承の程お願い申し上げます。
現在、首都圏のリノベーションにつきましては、法改正前の着工工事枠は2月着工のお施主様まで埋まっております。
・直近は2025年3月中旬の着工スタートより空きありとなります。※2025年1月20日時点
※ご契約順に施工班の予定を組ませて頂いております。フルリフォームのご予定のお施主様はお急ぎくださいますようお願い申し上げます。
※ローンを利用予定のお施主様は、ローンの審査に平均1か月程度かかっておりますので事前に金融機関に審査依頼をされることをお勧めします。
※すでにプランをお持ちのお施主様・設計資料をお持ちのお施主様は内容をフォームで送信後、フォーム下のメールアドレスに資料をお送りください。対応がスムーズです。
図面や写真等を送信いただく場合、また入力がうまくいかない場合は、上記内容をご確認のうえ、下記メールアドレスまでご連絡ください。
営業時間:10:00~18:00(土日祝日を除く)