戸建フルリフォームなら「増改築.com®」TOP > 施工事例 > 都道府県で探す > 東京都 > 世田谷区 > 施工事例 S様 HEAT20G2/耐震等級3のフルリフォーム&フルリノベーション事例
東京都世田谷区は、多摩丘陵に位置する住宅地として知られ、多くの家族が住むエリアです。
この地域の住宅は、築年数が経過しているものも少なくありません。S様邸もその一つで、築20年以上が経過しているにも関わらず、しっかりとした造りで時の流れを感じさせない佇まいでした。
S様は、増改築.com®のコンテンツを何年も前から熟読されており、その中で得た知識と情報をもとに、自宅のリノベーションについてのビジョンを明確に持たれておりました。新耐震基準の家であったものの、築年数の経過や、最新の技術や材料の進化を知るS様は、さらなる安全性と快適性を追求されていました。
特に、2階の眺望の良さを活かしたLDKの実現はS様の大きな希望でした。しかし、夏場の2階の暑さや、冬場の寒さを解消するための断熱性能の向上、さらには地震に対する安全性を高めるための耐震等級3相当の構造計画を希望されていました。
数年間コンテンツを熟読されておられたとのことで、その知識をもとに具体的なリノベーションの要望を出されていました。
また、S様は、家族構成の変化に伴い、これからの生活スタイルを見据えた間取りの変更も希望されていました。お子様が独立され、これからはご夫婦2人の生活を中心に考えられていたため、それに合わせた機能的な間取りや、趣味やライフスタイルを反映したインテリアの配置など、細部にわたるリノベーションの要望が出されていました。
このような背景をもとに、弊社はS様の要望を最大限に反映したリノベーション計画を立案しました。最新の断熱材や、耐震性能を高めるための構造材の選定、そして2階のLDKを中心とした間取りの変更など、S様の希望を具現化するためのさまざまな提案を行いました。そして、それらの提案をもとに、S様邸のリノベーションは進められました。
建物概要 | |
---|---|
名前 | S様 |
場所 | 東京都世田谷区 |
築年数 | 築22年 |
構造種別 | 木造一戸建て |
家族構成 | 大人2人 |
対象面積 | 28坪 |
リフォーム部位 | 間取り変更/断熱サッシ/セルロースファイバー/耐震補強/外構 |
工期 | 6ヶ月 |
価格 | 3100万(外構含む) |
今回のリフォームで、S様からのご要望は以下の3点です。
S様邸のリノベーションにおいて特に重視した間取りプランニングやデザインのポイントについてお伝えさせていただきます。
生活スタイルの尊重: S様の生活スタイルやご希望を最優先に考え、それを基に間取りを設計しました。特に、2階のLDKの移動や大スパンの実現は、S様のライフスタイルを反映した大きなポイントとなりました。
自然光の最大活用: S様邸の立地や建物の形状を考慮し、自然光を最大限に取り入れる配置や窓のデザインを行いました。特に2階のLDKは、開放的な眺望とともに、明るく快適な空間を実現しました。
素材の選定: S様のこだわりや希望を反映し、無垢の杉材を中心に使用しました。これにより、温かみのある空間と独特の風合いを持った室内を実現しました。
機能性とデザインの融合: S様邸では、アイアン手摺と杉材のバランスを取った手すりや、カスタマイズされた造作家具など、デザイン性と機能性を兼ね備えた造作が施されました。
エコロジーの取り入れ: S様の要望に応じて、HEAT20G2グレードの高い性能を持つ断熱材を使用し、エネルギー効率の高い住環境を実現しました。
アクセントの利用: S様邸の内外装には、特定の箇所にアクセントを加えることで、空間にリズムや深みを持たせました。これにより、個性的で魅力的な空間が生まれました。
将来の変化を見越した設計: S様の家族構成や将来のライフスタイルの変遷を見越して、柔軟に変更できる設計を心掛けました。
コミュニケーションの大切さ: S様との定期的な打ち合わせを通じて、細部までの要望やこだわりを確認し、それを反映した設計を行いました。これにより、S様の理想とする住まいを具現化することができました。
●現場調査は、リノベーションの計画を立てる上での非常に重要なプロセスの一つです。
この段階で得られる情報は、その後の設計や施工の方針を大きく左右するため、細部にわたる調査が求められます。S様邸の場合、幸いにも設計図書が完備していたため、既存の構造や設備、配管や電気のルートなどの詳細な情報を事前に把握することができました。
これは、予期せぬトラブルを未然に防ぐための大きな武器となります。例えば、壁の中に隠れている配管や電気のルートが分かっていれば、解体作業時にそれらを傷つけるリスクを大幅に減少させることができます。
また、設計図書だけでなく、現場調査時には実際の建物の状態を詳しく確認します。特に、築年数が経過している建物の場合、経年劣化によるダメージや、過去のリフォームでの変更点など、設計図書だけでは分からない部分が出てくることがあります。
S様邸も例外ではなく、実際の建物の状態と設計図書との間には、いくつかの違いが確認されました。このような違いを早い段階でキャッチすることで、後の工程での手戻りや追加作業を防ぐことができ、工期の遅延やコストの増加を抑えることができます。
また、S様の要望や生活スタイルを考慮した上で、現場の実情に合わせた最適なリノベーションプランを提案するための材料となります。
さらに、現場調査では、近隣の環境や日当たり、風通しの状態なども確認します。これらの情報は、断熱や換気の計画、さらには窓やバルコニーの位置などの設計に大きく影響します。S様邸の場合も、これらの情報をもとに、快適な室内環境を実現するための提案を行いました。このように、現場調査はリノベーションの成功を左右する重要なステップです。
S様邸の現場調査も、その後の工程をスムーズに進めるための大きな役割を果たしました。
間取りの変更プラン
●解体は手壊し作業
木造戸建てのスケルトン解体は、一般的な解体作業とは異なる特有の課題や技術が求められる作業です。
特に、S様邸のように外壁を維持したままの解体は、その難易度がさらに増します。まず、スケルトン解体の最大のメリットは、既存の良好な部分、特に外壁や基礎などの大きな部分を再利用することで、コストや時間、さらには環境への負荷を軽減することができる点にあります。
しかし、それを実現するためには、解体作業の精度が非常に高く求められます。人力による解体は、機械を使用するよりも細やかな作業が可能です。木造住宅の場合、構造材の状態や接合部の種類、釘の位置や数など、細部にわたる情報を把握しながら解体を進める必要があります。これにより、既存の良好な部分を傷つけることなく、また新しい構造や設備を追加するための準備を的確に行うことができます。
S様邸の場合、外壁を維持したままの解体は、外壁と内部構造との接続部分を慎重に解体する技術が求められました。また、外壁を支えるための仮設や、解体中の安全対策も重要なポイントとなります。特に、木造住宅の場合、解体作業中に構造のバランスを崩すと、倒壊のリスクが高まるため、常にそのリスクを考慮しながら作業を進める必要があります。また、解体作業中には、既存の構造材の状態や、過去のリフォームや修繕の痕跡など、予期しない発見があることも少なくありません。
S様邸でも、解体作業中に既存の構造材の状態や、隠されていた配管や電気のルートなど、設計図書には記載されていない情報を発見することがありました。このような情報は、その後の設計や施工の方針を大きく左右するため、解体作業中の情報収集とその情報を活用する能力も、施工管理者には求められます。
このように、木造戸建てのスケルトン解体は、単なる解体作業以上の高度な技術や知識、経験が求められる作業です。S様邸のリノベーションでも、これらの技術や知識を活かして、高い精度の解体作業を実施しました。
●解体工事が進行する中、S様邸の躯体チェックにおいて、いくつかの重要な発見がありました。特に注目すべき点として、既存のサイディングが防水紙なしで直打ちされていたことが判明しました。これは、建築の基本的な防水処理としては考えられない施工方法であり、結果として一部の浸水が確認されました。
1. 既存サイディングの直打ち問題: サイディングは、外壁の仕上げ材としての役割を果たすだけでなく、住宅を外部の雨や風から守るバリアの役割も果たします。通常、サイディングの下には防水紙が施工され、これが外部からの水分の侵入を防ぐ主要な役割を果たします。しかし、S様邸ではこの防水紙が存在しない状態でサイディングが直打ちされていたため、雨水がサイディングの裏側に浸透し、結果として内部に浸水するリスクが高まっていました。
2. 躯体のチェックと設計図書の相違: 解体後の躯体チェックでは、設計図書に記載されていた柱の位置や数と、実際の躯体の状態に相違が見受けられました。具体的には、設計図書に記載されていた柱が実際には存在しない、あるいは逆に設計図書には記載されていない柱が存在するといった状況が確認されました。これは、過去のリノベーションや改修時に、設計図書が更新されずに変更が行われた可能性が考えられます。
3. 抜ける柱と抜けない柱: 躯体のチェックの中で、特に重要なのが「抜ける柱」と「抜けない柱」の確認です。これは、リノベーションの際に間取りの変更や構造の補強を行うために、どの柱を取り除くことができ、どの柱を残す必要があるのかを判断するためのものです。S様邸では、この柱の確認作業を行うことで、安全かつ効率的なリノベーションの進行が可能となりました。
!大事な構造部のすべてが目視可能となるスケルトンリフォーム
内部の天井・壁・床だけでなく外壁まで解体しスケルトン状態(躯体残し)にする戸建てリノベーションの最大のメリットはこのような重要な主要構造部のすべての状態が目視でわかることになります。
フルリノベーション後は、これらの構造上の弱点をすべて修正し補強することで新築と同水準、もくしくはそれ以上の建物性能をもつ構造躯体へ甦らせることが可能となります。
●木造住宅のリノベーションにおける木工事は、その家の骨組みを形成する重要な工程です。
S様邸のリノベーションでは、特に2階の大スパンの実現という課題がありましたが、これは単に広い空間を作るというだけでなく、その空間が安全であり、また長持ちするようにするための技術や知識が求められる作業でした。
まず、大スパンを実現するための最大の課題は、梁や柱の補強です。梁は、家の天井や床を支えるための横方向の構造材であり、柱はそれを縦方向に支える役割を持っています。大スパンを持つ空間を作るためには、これらの梁や柱がしっかりとしたものでなければなりません。
S様邸では、2階の天井高がもともと低かったため、梁を補強すると天井がさらに低くなるという問題がありました。これは、住む人々の生活の質を低下させる可能性があるため、避ける必要がありました。そこで、どのようにして梁を補強し、かつ天井高を確保するかという点が、木工事の大きな焦点となりました。この問題を解決するためには、まず現場での打ち合わせが重要でした。
施工管理者や大工、そしてS様との間で、どのようにして梁を配置するか、どのような補強方法を取るかという点を詳しく話し合いました。この過程で、N値算定に基づく金物の設置も検討されました。N値とは、建物の耐震性能を示す数値であり、これに基づいて金物を設置することで、建物の安全性を高めることができます。
また、リノベーションの過程で、設計図にはあるはずの柱が実際には存在しないという事態も発生しました。このような予期せぬ問題に対応するためには、柔軟な思考と迅速な判断が求められます。
S様邸では、この問題を解決するために、新たな柱を追加することや、既存の柱の位置を変更することなど、様々な方法が検討されました。最終的に、S様邸の木工事は、これらの課題を乗り越えて、成功裏に完了しました。
大スパンの空間が実現され、その空間が安全で快適なものとなったのは、施工管理者や大工、そしてS様との綿密な打ち合わせと、それに基づく高度な技術と知識のおかげでした。
●S様の住宅リノベーションにおける断熱工事は、最先端の技術と材料を駆使して行われました。その中心には「HEAT20G2」の高い断熱性能が採用されました。この断熱材は、日本の最高水準の性能を持つものとして知られており、5地域でのUa値が0.46という驚異的な数値を誇ります。
これは、ZEH基準(Ua値0.6以下)を大きく上回る性能を意味します。具体的な工事内容として、地下部の床には75㎜のラムダを使用し、外周面壁にはセルロースファイバー120㎜と2階天井にはセルロースファイバー250㎜を充填しました。これにより、住宅内の温度変動を大きく抑え、夏の暑さや冬の寒さからの保護を実現しました。
さらに、床下地の目張りや気流の弱点となる浴室周り、玄関周りには気密テープ処理を施し、外部からの空気の侵入を最小限に抑えました。このような断熱工事は、住む人の快適性を大きく向上させるだけでなく、長期的にエネルギーコストの削減にも寄与します。
特に、今後の日本の建築基準が厳格化する中で、HEAT20G2のような高性能な断熱材を採用することは、将来的な住宅価値の向上や環境への負荷軽減にも繋がります。
また、S様のように、具体的な断熱性能の要望や知識を持っているお客様は、施工業者としても非常にありがたい存在です。これにより、お客様の要望を具体的に形にすることができ、より高い満足度を得ることができます。
最後に、断熱リフォームやフルリフォームを検討する際には、最低でもZEHレベルの断熱性能を持つ住宅を選択することが推奨されます。これにより、住む人の快適性を向上させるだけでなく、エネルギーコストの削減や環境への負荷の軽減にも寄与することができます。
セルロースファイバーを採用した理由は、自然素材を使用したいS様の強い要望からご提案させていただきました。新聞紙を原材料としたエコ素材でありながら「断熱」「防音」「防燃」「防虫」「防湿」の効果を併せ持つセルロースファイバーはまさに理想的な素材となりました。
●気密施工
<HEAT20とは?>
HEAT20とは、「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」という団体名です。
その団体が設定しているのが、屋根や外壁、床、窓などの「外皮」と呼ばれる部位の断熱や遮熱などといった性能の評価基準であり、G1とG2の2段階あります。G2の方がより高性能な性能を有する外皮となっています。
「増改築.com®」によると、断熱リフォームの基準として、平成28年の建築物省エネ法基準に相当するUa値0.87が等級4(最高等級)とされています。しかし、この基準だけでは、真の省エネ住宅とは言えません。実際に、日本の断熱等級4は、2020年の建築基準法で努力義務とされているに過ぎません。しかし、2022年4月には断熱等級5が新設され、さらに2022年10月には断熱等級6・7が新設されました。断熱等級6・7は、これまでの断熱等級4と比べて、はるかに高いレベルの断熱性能が求められます。 HEAT20の計画においては、ZEH基準のUa値0.6を基準としています。これは、外壁105mm、U値2.33の樹脂アルミ複合サッシ窓で、天井の断熱材は105mmあれば実現できるとされています。さらに上位の「HEAT20 G1」グレードでは、6地域でUa値0.56となり、このレベルでは断熱環境を体感できるとされています。
最上位の「HEAT20G2」グレードでは、5地域でUa値0.46となっています。
断熱改修(温熱改修)リフォームを成功させるためには、これらの基準や計画をしっかりと理解し、適切な施工方法を選択することが重要となります。
●S様邸の外壁工事は、当初の予定とは異なる展開を迎えました。最初の計画では、窓周りの補修と外壁塗装のみを行う予定でしたが、窓周りの解体部分で既存のサイディングに防水シートが貼られていないことが判明。
さらに、この状態から一部の浸水箇所が発見されました。このような浸水は、長期的に建物の耐久性や安全性に大きな影響を及ぼす可能性があるため、迅速な対応が求められました。この発見を受けて、全面的なサイディング張り替えが決定しました。
そしてサイディングを剥がしたところ、さらなる問題が明らかとなりました。内部からは判断できなかった柱の腐食が発見されたのです。二階のベランダからのこのような腐食は、建物の構造的な強度を低下させるリスクがあるため、即座に修正が行われました。この腐食部の発見は、不幸中の幸いとも言えるでしょう。もし、この問題が見過ごされていた場合、将来的に大きなトラブルの原因となっていた可能性が高いです。
腐食部の柱を修正した後、外壁工事が本格的に開始されました。既存のタイル部分を残しつつ、新たにサイディングを貼る作業が行われました。まず、防水紙を施工し、その上に通気胴縁を打ち付けました。そして、仕上げとしてサイディングを貼り付ける作業が進められました。この際、特に重要となるのが新たに導入したサッシ周りの防水処理です。これにより、雨水の侵入を防ぎ、室内の湿度やカビの発生を抑制することができます。外壁工事は、建物の美観を保つだけでなく、住む人の快適性や安全性を守るための重要な工程です。S様邸の外壁工事は、予期せぬ問題にも柔軟に対応し、最終的には高い完成度で仕上げられました。
●S様邸の造作仕上げ工事は、S様の独自のライフスタイルと要望を完璧に反映したものとなりました。
この工事の中心には、無垢の杉材を使用した床板や階段があります。無垢材は、その自然な風合いと温もりが特徴で、長く使うほどに味わい深くなる素材です。また、無垢材は湿度を調整する効果もあり、室内の快適性を高める要素としても注目されています。特に、S様邸ではアイアン手摺と杉材の組み合わせによる手すりが注目されています。アイアンと杉材のバランスは、モダンでありながらも和のテイストを感じさせる絶妙なものとなっています。この手すりは、デザイン性だけでなく、安全性や機能性も考慮されており、S様の日常生活をサポートする重要な要素となっています。
さらに、ショールームでの打ち合わせを何度も重ねることで、S様のこだわりや希望が具体的に形になりました。例えば、キッチンやバスルームの設備機器の選定では、S様のライフスタイルや使用頻度、デザインの好みなど、細部にわたる要望が反映されています。これにより、S様邸はただの住宅ではなく、S様の人生そのものを映し出す空間となっています。無垢材の利点としては、長期間使用することでその美しさが増すだけでなく、健康や環境にも優れた点が挙げられます。無垢材は、化学物質の放出が少ないため、アレルギーの原因となる物質を減少させる効果があります。
まとめとして、S様邸の造作仕上げ工事は、S様の要望を最大限に生かしながら、環境や健康にも配慮した選択が行われました。これは、S様のライフスタイルや価値観を尊重し、長く愛される住まいを目指す姿勢の表れと言えるでしょう。
S様邸のリノベーション竣工は、多くの挑戦と努力の結果、成功を収めることができました。
このプロジェクトの初めから終わりまで、多くの変更や調整が必要でしたが、それぞれのステージでの確固たる目的とS様の夢を実現するための情熱が、この成功を支えました。外壁の追加工事は、予期せぬ問題に直面した際の私たちの柔軟性と迅速な対応力を示すものでした。このような状況は、リノベーションの現場ではよくあることですが、それを乗り越えるための経験と知識が求められます。私たちのチームは、この問題を迅速に解決し、工事をスムーズに進めることができました。内部のデザインに関しては、S様の要望やライフスタイルを完璧に反映したものとなりました。特に、2階のLDKは、開放感ある空間となり、窓からの眺望を最大限に楽しむことができるデザインとなりました。断熱工事のおかげで、夏の暑さや冬の寒さを感じることなく、一年中快適に過ごすことができるようになりました。
S様からの感謝の言葉は、私たちにとって何よりの報酬でした。長い工事期間中、S様とのコミュニケーションを大切にし、細かな要望や変更点を迅速に対応してきました。その結果、S様の理想の住まいが実現され、私たちもその成果を誇りに思います。
最後に、このリノベーションプロジェクトは、ただの建物の改修ではなく、S様の新しい生活のスタート地点となるものでした。私たち施工管理技術者としては、S様の新しい生活がこの家で幸せに過ごせることを心から願っています。これからも、お客様の夢を実現するために、私たちは最善を尽くしてまいります。
== 外観==
== 2F LDK ==
== 1階洋室 ==
== 水まわり設備 ==
●世田谷区S様邸の工事では、国の補助金「こどもエコすまい支援事業」「先進的窓リノベ事業」と東京都の補助金「既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア)」を活用予定です。(申請中)
省エネにつながるエコ住宅設備や、断熱性能の高い断熱材・ドア・窓の設置などに対して交付される補助金です。
S様邸の補助金対象工事
エコ住宅設備の設置 | 高断熱浴槽、節水型トイレ、節湯水栓 |
断熱改修 | 外壁・床・天井の断熱材、断熱窓、断熱ドア ※断熱窓・断熱ドアは東京都補助金を併用 |
子育て対応改修 | ビルトイン自動調理対応コンロ、掃除しやすいレンジフード、ビルトイン食洗器 |
今回は本当にお世話になりました。
建築関連の知識と相場観に乏しいこともあり、予算を考えながら行きつ戻りつの計画になりました。この間、適切な助言があり、かつ最終的な仕上がりは期待にたがわぬ出来栄えでした。ハイウィルさんにお願いしてよかったと、夫婦ともども喜んでいます。文才なく、また荷ほどきも済んでいない状況で、まとまった感想となると難しいですが、すぐに分かったことをいくつかお伝えします。
まず周囲の生活音が激減し、非常に静かな生活空間を確保できたことを喜んでいます。ご存じの通り、我が家の前の道路は(幹線道路ではありませんが)そこそこ車の通過があります。それが、引っ越しから数日ですが、室内がとても静かな環境に変わりました。これには驚きました。断熱材の性能だけでなく、的確な施工があってのことと思います。快適です。感謝です。
次に断熱ですが、この酷暑の中でも2階リビングは平和です。日中は14畳用エアコン1台で、設定温度を26度にしています。リビングは、ほぼほぼ設定温度通り、2階予備室が実測値で27.5度程度になります。連れ合いはこのくらいの室温設定が最も快適、私は暑がりなので「動かなければ快適」です。それでも前の家で、夏の日中に2階で過ごすことは考えられなかったので、性能が向上していることがすぐに分かります。過去と比べて広い空間と眺望が「同じ場所で」得られたことで、気分も上がります。
それから、杉の無垢床も非常に好印象です。傷もなく、色柄も使う場所や部屋ごとに吟味されていることが伝わってきます。これから風合いがどのように変化していくのか、できるだけ良い管理をしながら見ていきます。
最後に内外装関連の意匠について。これは北畠さんのご尽力「大」ですが、周囲の方々にも好評です。連れ合いが引っ越し前、ご近所の親しいかたにざっとお見せしたようですが、激賞だったと聞きました。私も同意見です。ありがとうございます。想定になかった外壁張り替えも、大きな出費でしたが、新築感を強めることにつながりました。この間、正直に言えば依頼した側にも希望(欲)はありました。予算は抑えたい、仮住まいの期間を短くできないか、希望を強く伝えられたか、等のざわざわした気分がゼロではありませんでした。それでも、依頼した以上は結果を待とうと思いました。「適切な仕事を適切な対価で提供する集団」というのが、私のハイウィルさんに対するイメージだったからです。今後の、この家での生活のなかで、自然に答えが現れると思っています。
長文失礼しました。今回はありがとうございます。アフターケア含め、引き続きよろしくお願いします。北畠さんにも、よろしくお伝えください。
S様、先日は、詳細かつ温かいメールをお送りいただき、誠にありがとうございます。お客様の声を直接伺うことは、私たちの仕事において最も価値のある瞬間と言えます。
S様のメールを読ませていただき、私自身、深い感謝と共に、この仕事をしている意義を再確認することができました。
まず、外壁工事や断熱工事に関するご感想、特に生活音の軽減や夏場の快適さについてのお言葉、これらは私たちが日々追求している「住む人の快適性」を実感していただけた証と受け取っております。また、杉の無垢床や意匠に関するご意見も、私たちの提案がS様の期待に応えられたことを確信させてくれました。
もちろん、リノベーションの過程には様々な課題や不安が伴います。S様からの「ざわざわした気分」についての率直なご意見は、私たちにとって大切なフィードバックとなります。これを受けて、今後のプロジェクトにおいても、より良いコミュニケーションを心掛け、お客様の不安を最小限にするよう努力して参ります。
「適切な仕事を適切な対価で提供する集団」というS様の私たちに対するイメージは、私たちが常に目指している理念そのものです。このイメージを裏切らないよう、今後も一層の努力を重ねて参ります。
私たちハイウィル一同、今後ともS様の快適な生活をサポートさせていただきますので、何かご不明点やご要望がございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。この度は、心からの感謝を込めてお礼申し上げます。
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