戸建フルリフォームなら「増改築.com®」TOP > 施工事例 > 都道府県で探す > 東京都 > 足立区 > 施工事例 S様 築50年の一戸建て 10年間空家の建物をスケルトンリフォーム
東京都足立区のS様は、数年前から増改築.comをご覧いただいておりまして、某大手のリフォーム会社様と商談を行っていた矢先、弊社と某大手リフォーム会社様と競合の上、この度正式にごご依頼いただくこととなりました。
建物概要 | |
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名前 | S様 |
場所 | 東京都足立区 |
築年数 | 築50年 |
構造種別 | 木造一戸建て |
家族構成 | ご夫婦 |
対象面積 | 17.58坪 |
リフォーム部位 | ベタ基礎/構造部補強/間取り変更/断熱サッシ取替/外壁サイディング/屋根葺き替え |
工期 | 7ヶ月 |
価格 | 2200万※施工当時の金額です |
今回のリフォームで、S様からのご要望は以下の6点です。
S様邸は相続後空き家として所有されておられました。利用方法を模索している中、S様が子供の頃から育ったこの家を終の棲家と考えられました。また独立されたお子様に将来的に資産として残せる建物と考え、内・外部のリフォームをご検討されておられました。
ご夫婦2人ということで、部屋数が必要なくなり、不必要な室内の壁を取り除きました。
その分以上に耐震補強を行い地震に強く、外壁・サッシも交換し、耐久性も向上させました。外壁は現在新築市場でも人気のシンプルモダンをご提案させていただきました。
一方内部は木を貴重とした温かみのある建具・フローリングを使用開放的になお且つ落ち着いた暮らしのご提案をさせて頂きました。
布基礎をベタ基礎に改良し構造部の腐食の原因の一つでもあった地面からの湿気をコンクリートで覆い湿気を防ぐ施工を致します。
築50年の建物になります。
10年間空き家になっていた為、手入れがされておらず少なからず内部への影響もうかがえます。今回は内外部のスケルトンリフォーム工事ですので、リフォーム後は安心して暮らしていただける事と思います。
●外部は外張りとモルタルで仕上げており塗装も剥げて、腐食も進んでいるのがわかります。
2階の一部天井は落ちてしまい劣化が目立ちました。
S様にも現状のお家の状況をご理解いただいて、スムーズに内外部フルリノベーション、リフォームのプランのご提案につながりました。
間取りの変更プラン
元々間仕切りが多い家でした。ご夫婦でお住まいということもあり、部屋数よりも開放感を重視したいというご希望でしたので、なるべく間仕切りを設けないプランになっております。伴って、間仕切りと家具が多く日当たりが悪い印象のお家でしたが、大きく改善されます。開口面積は元々多かったので、とっても明るいお家になると思います。
生活ニーズが変わっても困らないようにトイレは1階・2階に設置しました。
また、老後の生活に備えて一階はバリアフリー仕様になっており、ほとんどの床がフラットになっております。建具、玄関ドアまで引き戸をチョイスされておられますので、将来的にも生活しやすいお家に仕上がります。
片付けが楽になるように収納も4か所設置しました。階段部分スペースを有効に利用し、実際の建物の面積よりも広い感じのするお家になると思います。
空き家期間も長かったので、現場調査の見立て通り、躯体の損傷が多く見受けられました。
今回足場も四方に入りましたので、これから補修、補強を行っていきます。
布基礎からベタ基礎へ変更いたします。基礎の補強はもとより、構造躯体の腐敗の原因の1つと考えられる地面からの水蒸気もこれにより防ぐことができます。
基礎工事が完了、アンカーボルトも真っすぐバリ取りもしっかりしてあります。
●ベタ基礎って?
布基礎が立ち上がりとフーチングで持たせる基礎に対して、ベタ基礎は、立上りだけでなく、底板一面も耐圧盤を設け、立ち上がりと底面が一体化された鉄筋コンクリートになっている基礎をいいます。
建物の荷重を底板全体の面で受け止めるため、ベタ基礎は不同沈下を起こさない。といわれますが、それは良好な地盤での話です。
基礎の下の地盤面の地耐力が均一でない場合は、不同沈下が起こる可能性が充分あるのです。
耐震の世界では、重い瓦屋根は外して、軽いものに変えましょうと言われておりますが、それ自体は間違っていませんが、この理屈でいくと。屋根の瓦を外して、基礎はベタ基礎にしても、地盤に与える荷重は、瓦屋根以上の荷重がベタ基礎の荷重により地盤面にかかることになります。
地盤が軟弱な場合、布基礎を採用した方が有利な場合も出てきます。
戸建てフルリフォームやリノベーションで、基礎補強をする際は、このような知識のある会社に相談することが必要です。
●現状の柱の状態を見極め、補強工事をしていきます。
今回お施主様からも聞いていた通り、かなり内部まで水が侵入してきていることが分かっていましたので、筋交いや耐震金具を利用して補強していきます。
●使える構造躯体を補強しつつ新たに構造体を増やしていきます。
●今回は透湿防水シートラミテクトHⅰを使用、柱の腐食の原因は、外部からの雨だけではありません。人が暮らしていくうえで、水蒸気が発生し、それを逃がしてあげないと逆に結露の原因になってしまいます。そこで、湿気は通し、水滴は通さない、防水シートが現在の建築には欠かせません。隅から隅まで貼っていきます。
現在、新築では当たり前のように使用されているものではありますが、あまり知名度がない印象の透湿防水シート、スケルトンリフォームでも必ずと言っていいほど使用しますので、掘り下げてみたいと思います。
現在建築される木造戸建てのほとんどの住宅は通気工法というサイディングと室内の壁・断熱材の間に通気層を設けます。この工法の際に必要不可欠になるのが、今回紹介する透湿シート(ラミテクト)になります。
通気工法とは通常の胴縁の厚さは15〜25mmとなります。通気層は建物の形状や壁材などにより各種の取り方があります。通気構法は透湿シート(ラミテクト)を活用して構造体内部の結露を防ぐ工法です。
●ラミテクト(透湿防水シート)の利用する理由とは?その特徴は?
透湿防水シートの特徴は大きく3つあります。
1. 壁の中の湿気を逃して、結露による腐食を防ぎます。
ラミテクトは、不織布を物理的・科学的に処理加工。透湿性はなんとアスファルトフェルトの約70倍以上あり!
2. 外部からの水の侵入を防ぎます。
外壁材で防ぎきれなかった雨などの侵入から防水層の役割を果たし住まいの耐久性を向上させます。
施工時にも構造材や断熱材を守ってくれます。
3.風の流入を防止します。
お家を丸ごと透湿防水シートで覆うことで、空気の流出、流入を防ぎお住いの保温効果を高めます。
などなど、住宅の性能を1段も2段も向上させるために必要不可欠なものになっております。
また、ラミテクトは、引っ張りや引き裂きに強く、腐食や劣化が起こりません。
透湿防水シートも正しい知識のもとで施工を行わないと、反って損傷をもたらすケースもございます。住宅の築年数により、建築の工法は大きく異なります。2003年の建築基準法の改正を教訓に、正しい知識を身に着け利用していくことが大切になっていきます。
玄関ドア・サッシもすべて新しいものに取り換えていきます。
今回の断熱材はグラスウールをメインに施工。断熱材の施工は隙間なく充填していくことがポイントとなります。今回は使用しませんでしたが、セルロースファイバーなど、防音対策、湿度対策に適した断熱材もご用意させて頂いております。
昨今、弊社での断熱と言えばセルロースファイバーを使用させていただくことが多くなりましたが、施工のしやすさ、金額でグラスウールを使用することもたまにあります。
断熱のポイントはいかに隙間なく断熱材を充填するかが重要になってまいります。実際にリフォームをご依頼いただいたお家でも、施工ミスにより下に垂れ下がってしまっているグラスウールがございました。最近のグラスウールは、耳がついていますので、慣れた大工さんだと心配は半減されましたが、注意は必要です。
●グラスウールとはそもそもなに?
グラスウールとは、ガラス繊維でできた断熱材になります。建物の壁や床、天井に使われます。場合によっては吸音材で使用することもあります。
高性能で、低コストなので、日本の住宅で一番広く使用されている断熱材です。
繊維をさらに細くした高性能グラスウールも普及してきました。
通常壁厚は決まっているため、断熱効果を高めるのに需要になってくるのが密度です。10K、16K、24K、36Kとあります。
●長所と短所
施工しやすい、不燃材の為、防火性に優れ火災の際も有害物質を発生させない、吸音性が高い、などが長所であがり、短所としては水に弱く、水を吸ってしまうと断熱性能や、吸音性脳が落ちてしまいます。この為、透湿防水シート、通気工法と併用する必要があります。
他にも断熱材はたくさんあり、金額も変わっていきます。
家が線路沿いや騒音が多いエリアの場合セルロースファイバーの採用を強くご提案させて頂いたりしますし、ハイウィルでは、そのほかの設備・仕様との兼ね合いも用途や金額に応じてご提案させて頂きます。
2020年は断熱の大改革年になりますので、資産価値を高めるためにマストです。
間取り変更、色目を木目調のフローリング材・建具を使用しました。間仕切りをなくすことで開放的な空間となりました。
●外壁材と一言で言ってもたくさんの種類があります。サイディングやモルタル、タイル、ALCなどです。
現在新築市場の8割弱を占めるといわれているサイディングですが、サイディングの中でも大きく分けて4種類、窯業系、金属系、木質系、樹脂系サイディングなど様々な種類があります。
それぞれ特徴がありますので、物件に応じた外壁材をアドバイスさせていただきます。
7カ月の工事も無事に終わりました。
各部屋が大きいひと間に生まれ変わりました。暗かったお部屋も明るく改善されました。
== 外観==
== 1F LDK ==
== 水まわり ==
●水回りはリクシルで統一。便利で最新の設備に入れ替えました。
== 2F 洋室 ==
2階も二部屋だったところを壁を取り払って大きな一部屋になりました。
■全国のフルリフォーム・リノベーション『ピックアップ事例』※プロの詳細解説付きレポート
どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
※設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。
※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
2025年(令和7年)の4月1日建築基準法改正が決定、2025年(令和7年)4月以降に着手するフルリフォームに確認申請が義務化されることにより、現在大変混みあっております。
お問い合わせ・ご相談多数のため、ご返信、プランのご提案までに日数を頂いております。ご了承の程お願い申し上げます。
首都圏のリノベーションにつきましては、法改正前の着工工事枠は1月着工のお施主様まで埋まっております。
・直近は2025年2月上旬の着工スタートより空きありとなります。※2024年11月25日時点
※ご契約順に施工班の予定を組ませて頂いております。スケルトンリフォームには6ヶ月程度の期間が必要になります。余裕をもったスケジュールでご相談をお願い申し上げます。
※すでにプランをお持ちのお施主様・設計資料をお持ちのお施主様は内容をフォームで送信後、フォーム下のメールアドレスに資料をお送りください。対応がスムーズです。
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