戸建フルリフォームなら「増改築.com®」TOP > 施工事例 > 都道府県で探す > 新潟県 >新潟市 > 施工事例 T様
建物概要 | |
---|---|
名前 | T様 |
場所 | 新潟県新潟市 |
築年数 | 築140年、築40年混合 |
構造種別 | 木造一戸建て |
家族構成 | 大人5人 |
対象面積 | 60坪 |
リフォーム部位 | スケルトンリフォーム 伝統構法基礎補強、外壁、サッシ取替え、断熱工事(硬質発泡ウレタン吹付) |
工期 | 6ヶ月 |
価格 | 3700万円 |
今回のリフォームで、T様からのご要望は以下の9点です。
築140年の伝統あるご自宅をお任せいただくにあたり、上記のご要望に対するプランニングは以下の通りです。大前提となったのは、古民家再生で長期優良住宅(フラット35)仕様にしたいというご要望がありました。
間取りの変更プラン
!大事な構造部のすべてが目視可能となるスケルトンリフォーム
古民家再生リノベーションは数多くありますが、長期優良住宅仕様、つまりフラット35を使用できる水準でのリノベーションとなりますと、やり方が変わって参ります。ポイントは基礎の考え方と耐震の考え方。まずは既存の建物の状態のチェック(インスペクション)が必須となります。スケルトンリフォームの最大のメリットはこのような重要な主要構造部のすべての状態が目視でわかることになります。
戸建てリノベーション後は、これらの構造上の弱点をすべて修正し補強することで新築と同水準、もくしくはそれ以上の建物性能をもつ構造躯体へ甦らせることが可能となります。
●解体後外観
●解体後の業者間打合せ
構造上のチェックが終わると、古民家再生リノベーションは、最大のポイントとなる石場建基礎の補強です。長期優良住宅(フラット35)の仕様も一般の住宅と免震構造の古民家では考え方が全く異なりますので注意が必要です。一般住宅でベタ基礎補強など補強方法がありますが、古民家では免震構造となりますので、いわゆるガチガチに補強してしまうのはかえってNGになります。束石周りを補強し、コンクリートを打設するケースであってもあくまで補強目的ではなく防湿目的で行います。
基礎が終わり大工工事へと移行します。構造躯体の強度を担保するためのメイン工事となります。
●柱を撤去
空間を広げるために柱を抜くには、しっかりとした梁での補強が大事です。大規模改修工事はこの補強が大事なポイントです。
木造軸組み工法では、基本的に抜けない柱はありません。通し柱を切ることも可能です。大切なのは、その後の補強計画です。
●制震
古い家の場合、地震対策は面材補強だけでは逆に倒壊しやすい家になってしまうことがあります。耐力壁を増やしすぎてしまうと反力で抜けてしまう恐れが出てくるからです。そのため、震度7の地震を震度5の揺れに軽減してくれる「制震ダンパー」が最も有効です。古民家リノベーションで長期優良住宅(フラット35)仕様にするために必要なアイテムとなってきます。何度もくる自身の揺れを軽減するだけではなく、面材を傷めない効果もあります。制震ダンパーを使うことで、開放的な間取りも実現することができるのです。
●耐震
外周りには通気性のある面材を貼り、耐震補強を行います。なぜ通気性のある面材にしているかというと、壁内結露防止になるからです。壁の中の湿気を外に逃がさないと、柱やなどの木部が腐る原因になってしまいます。
外壁は下地に付加断熱材で囲み、湿式塗り壁で仕上げました。
一般的には窯業系サイディングが多いのですが、揺れても割れにくい外壁を考えた場合、堅い材料は窓部で亀裂が入りやすい材料です。
その点、この外壁材は下地が断熱材でメッシュを貼り込むため柔軟性に優れており、コーキングも使用しないのでコーキングの劣化に悩まされることもない優れた材料なのです。仕上げに撥水材を塗布しますので、雨染みも付きにくくなっています。
構造部の構造補強が終わると、造作工事に入ります。
約6か月の長きにわたった工事を経て、いよいよ竣工です。
風格ある新潟市の古民家住宅がリノベーションによって長期優良住宅仕様でどのように生まれ変わったのか。
T様邸の様子をご紹介します。
== 外観==
== 玄関==
== リビング==
== 茶の間 ==
== 座敷 ==
== キッチン ==
== バス ==
== 洗面室 ==
== トイレ ==
新潟市のT様は、築140年という今の家を何とかしなくてはと考え、ずっとお悩みだったそうです。年配の大人5人でお住いでしたが、人生100年時代、今後数十年間快適に暮らしたいとお考えでした。
数年前に大手のリフォーム会社からプランや見積りを提案されていて、見積もり金額は3000万円でした。しかしこのプラン・提案はこの金額に見合っているのかどうかの判断がつかず、何年も悩んでいたそうです。
実はT様は、以前戸建リノベーションをさせて頂いたMT様とお知り合いで、MT様邸の工事も時々ご覧頂いていたそうで、弊社の存在が気になっていたそうです。ある時、隣の阿賀野市で開催した、弊社の「超高性能住宅新築見学会」のチラシを目にして、見学会にご来場頂いたところからお付き合いが始まりました。
開催中、何度か足を運んで頂いて、暑い、寒い、耐震性、間取りの不便性、家が大きいのに快適に過ごせる居住スペースが少ない、外壁が傷んでいるなど、今の家のお悩みをじっくりとお聞きしました。その後、現場調査を経て、安心して快適に住むことができるような戸建リノベーションのご提案をさせて頂きました。
最終的には、他社の見積りよりも高くなりましたが、古民家で長期優良住宅仕様にする、つまりフラット35も利用できるような仕様をご要望でした。断熱性・耐震性・耐久性などの性能と素材、造り付け家具・照明器具・カーテンなど、住むまでに掛かるものすべてを網羅した見積りであることにご納得頂き、ご契約となりました。
お引渡し後、お宅にお伺いした際、住み心地が良いと、ご家族にもとても喜んで頂きました。このご縁を頂き感謝しております。末長いお付き合いをよろしくお願い致します。
T様、この度はご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
■全国のフルリフォーム・リノベーション『ピックアップ事例』※プロの詳細解説付きレポート
どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
※設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。
※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
2025年(令和7年)の4月1日建築基準法改正が決定、2025年(令和7年)4月以降に着手するフルリフォームに確認申請が義務化されることにより、現在大変混みあっております。
お問い合わせ・ご相談多数のため、ご返信、プランのご提案までに日数を頂いております。ご了承の程お願い申し上げます。
首都圏のリノベーションにつきましては、2024年度工事枠は10月解体着工のお施主様まで埋まっております。
・直近は2024年11月初旬の解体着工スタートより空きありとなります。※2024年9月13日時点
※ご契約順に施工班の予定を組ませて頂いております。スケルトンリフォームには6ヶ月程度の期間が必要になります。余裕をもったスケジュールでご相談をお願い申し上げます。
図面や写真等を送信いただく場合、また入力がうまくいかない場合は、上記内容をご確認のうえ、下記メールアドレスまでご連絡ください。
営業時間:10:00~18:00(土日祝日を除く)