耐震が不安・・・

耐震補強を木造一戸建てリフォームでの耐震補強の工法・費用を
ケース別に徹底解説網羅!

耐震が不安というお悩み

ポイント①柱と土台

一戸建てリフォーム&リノベーションにおいて必ず見なくてはならないのが、この先安心して生活することができるためにもっと重要なのが基礎、そして主要構造体である柱、土台、梁となるわけですが、ここでは土台に問題があった事例を紹介するとともにその対処法を解説します。

土台に問題がある事例

写真は、内部及び外壁を解体後、布基礎からベタ基礎への変更工事完了後の躯体の状態の写真です。本来布基礎と布基礎に乗る土台は緊結されていなければいけないはずですがこちらの建物、土台が布に乗っているだけの状態でした…

布基礎に土台がのっているだけの状態ということですから、地震が起きた際の引っ張り力に対抗が全くできないという危険な状態であったということです。

本来、アンカーボルトで基礎と構造体をつなぎ地震や台風時に建物が受ける水平、垂直方向への引っ張りやせん断力に対抗します。設置している建物であってもアンカーボルトが上手く設置されていない建物はいくら頑丈な基礎を作っても意味がないのです。阪神淡路大震災では基礎コンクリートからアンカーボルトが引き抜け倒壊した住宅がありましたが、アンカーボルトがない。。。というのは今まで布基礎の上に建物が乗っていただけ、つまり建物の荷重だけでもたせてきたということになります。

当然、この状態をお施主様へお伝えしましたが、かなり驚かれておりました。

このようなケースでは、「あと施工アンカー」設置により基礎と土台を固定していく方法がございます。「あと施工アンカー(ここではケミカルアンカーにて施工)」は土台が腐朽していて差し替えになった際などに布基礎とあらたな差し替え土台を固定する際に設置する工法です。

 

土台に問題がある事例

アンカー設置位置の土台に墨出しをして土台に孔をあけ、ハンマードリルで基礎部分にも孔をあけていきます。この孔あけ後に最も重要なのが開口したした孔の清掃になります。削りカスをブロアーで完全除去しなくてはなりません。ケミカルアンカーの強度にかかわる工程のため清掃後にアンカーの挿入となります。

土台に問題がある事例

計30カ所打ち込みが完了しました。こちらの現場では一戸建てスケルトンリフォーム&リノベーションであったためこのような問題の発見と全体の対処ができましたが、当初改装でのご相談からはじまったことを考えますと、やはりスケルトンリフォームでの提案をさせていただいてよかったと思った次第です。ここから建物の構造補強(木工事)へと進行していきます。

基礎と土台を緊結させることはもちろん必須となりますが、同時に旧耐震基準で建てられた建物の多くが無筋基礎となることから、基礎補強も必須となります。布基礎への基礎補強としては「ツイン基礎(添え基礎)」補強が一般的ですが、その際も金物でしっかりと補強が必要となります。

更新日:2020/08/02

 土台と柱の補強について   
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 梁を使った補強について   
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 基礎補強について      
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 制震ダンパーによる地震対策 
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 築古の建物が新築の最高耐震基準の耐震等級3相当へリフォームできる特許
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フルリフォームする前に必ず知っておく耐震の知識

耐震リフォーム完全ガイド

全32話で耐震知識ゼロから完全マスター

耐震リフォーム完全ガイドコンテンツ

耐震リフォーム完全ガイド動画

耐震で失敗しない為の
『耐震補強リフォーム工事 完全ガイド』

500棟以上のスケルトンリノベーションの耐震改修知見を網羅!

耐震補強リフォーム工事をする前に必ず読んでください!

耐震補強リフォーム工事完全ガイドは6部構成(診断編6記事・治療編11記事・技術編5記事・計画編4記事・実践難関編5記事・最終決断編4記事・エピローグ1記事)の全32話構成で、耐震補強リフォーム工事に必要な全知識を網羅的に解説します。500棟以上の知見を凝縮した他とは一線を画する深い内容としました。

読みたいテーマが決まっている方は以下からお進みください。

※すべてのページでYouTube動画解説リンクがありますので、合わせてご覧ください。

 


 

【耐震補強リフォーム工事完全ガイド】


 

第1部:【診断編】我が家の“カルテ”を読み解き、真実と向き合う

 

診断編の役割とコンセプト: 皆さんの漠然とした「家への耐震不安」に寄り添い、その正体を突き止めるための「診断」に特化したパートです。地震の歴史からご自宅の築年数が持つ意味を学び、耐震性の客観的な物差しを知り、そしてプロの診断技術の深淵に触れることで、読者の不安を「解決すべき具体的な課題」へと転換させます。すべての治療は、正確な診断から始まります。

記事(全6本):

➡️ なぜ今、あなたの家に「耐震」という対話が必要なのか

➡️ あなたの家が生まれた時代:旧耐震・81-00住宅・2000年基準、それぞれの「常識」と「弱点」

➡️ 我が家の体力測定:耐震性の“三位一体”「評点・偏心率・N値」とは何か

➡️ 耐震診断の全貌:費用・流れ・依頼先は?プロが教える診断結果の正しい読み解き方

➡️ 究極の診断法「スケルトンリフォーム」。なぜ私たちは壁を剥がし、家の“素顔”と向き合うのか

➡️ 壁の中に潜む時限爆弾:見えない木材の腐食とシロアリが、あなたの家の体力を奪っている


 

 

第2部:【治療編】築年数別の最適解。“三位一体”を取り戻す構造外科手術

 

治療編の役割とコンセプト: このガイドの技術的な核心です。第1部で明らかになった家の“カルテ”に基づき、それぞれの時代が抱える固有の病巣に対する、具体的な「治療計画=補強工事」を詳述します。旧耐震の宿命である基礎補強から、81-00住宅のバランス修正、そして現代住宅の損傷防止まで。プロが執刀する「構造外科手術」の全貌を、豊富な経験に基づいて解説します。

記事(全11本):

 

➡️ 【旧耐震の宿命】なぜ「基礎補強」なくして、評点1.5(強度)は絶対に不可能なのか

➡️ 【旧耐震の治療法】無筋基礎を蘇らせる「基礎補強工事」と、骨格を再構築する「壁量・金物」計画

➡️ 【81-00住宅の落とし穴】「新耐震なのに倒壊」の衝撃。過渡期の家に潜む“バランス”と“結束力”の罠

➡️ 【81-00住宅の治療法】偏りを正し、骨格を繋ぐ。あなたの家を“本物の新耐震”にする補強工事

➡️ 【2000年基準以降の課題】「倒壊はしないが、住めなくなる」という現実

➡️ 【次世代の備え】絶対的な耐震性能の上にこそ。「制震」がもたらす“損傷防止”という価値

➡️ 柱の抜けを防ぐ生命線「N値計算」:500棟の経験が明かす、本当に意味のある耐震金物補強の全貌


 

 

第3部:【技術編】「本物の強さ」を構築する、専門医の外科手術

 

計画編の役割とコンセプト: 家の“健康”を取り戻すための、具体的な「手術(工事)」の全貌を解説する、応用技術の核心部です。耐震・制震・免震といった基本的な考え方の違いから、家の骨格を自在に操り、理想の空間と絶対的な安全を両立させるための、高度な専門技術まで。私たちが持つ「技術の引き出し」のすべてを、ここに開示します。

記事(全5本):

➡️ 「耐震」「制震」「免震」の違いとは?それぞれのメリット・デメリットをプロが徹底比較

➡️ 【最重要】「制震」は耐震の“代わり”ではない。損傷を防ぐための制震ダンパー“正しい使い方”

➡️ リノベーションの壁倍率計画:面材耐力壁「ノボパン」剛床工法で実現する“三位一体”の耐震補強

➡️ 大空間リビングの夢を叶える「柱抜き・梁補強」。構造とデザインを両立させる匠の技

➡️ リフォームで「耐震等級3」は取得できるのか?その方法と費用、そして本当の価値


 

 

第4部:【計画編】見えざる壁を乗り越える。法規と費用を味方につける航海術

 

計画編の役割とコンセプト: どんなに優れた治療計画も、現実の壁を乗り越えなければ絵に描いた餅です。このパートでは、リフォーム計画を阻む二大障壁である「法規」と「費用」に正面から向き合い、それらを敵ではなく「味方」につけるための、具体的な航海術を授けます。2025年法改正、補助金、コストコントロール。プロの知恵で、計画実現への確かな道筋を照らします。

記事(全4本):

➡️ 【2025年法改正】建築確認申請を“賢く回避”する、性能向上リノベーションの戦略的計画術

➡️ 検査済証なき家、再建築不可物件の再生シナリオ:法的制約の中で命を守るための現実解

➡️ 【費用全貌】モデルケースで見る耐震リフォーム工事のリアルな費用と、賢いコストダウン術

➡️ 【最新版】耐震リフォーム補助金・減税制度フル活用マニュアル


 

 

第5部:【実践・難関編】500棟の軌跡。どんな家も、決して諦めない

 

実践・難関編の役割とコンセプト: このガイドの、増改築.com®の真骨頂。他社が匙を投げるような、極めて困難な状況を、いかにして克服してきたか。その具体的な「臨床報告」を通じて、私たちの圧倒的な技術力と、決して諦めない情熱を証明します。これは、単なる事例紹介ではなく、困難な状況にある読者にとっての、希望の灯火となるパートです。

記事(全5本):

➡️ 【難関事例①:傾き】家が傾いている…その絶望を希望に変える「ジャッキアップ工事」という選択

➡️ 【難関事例②:狭小地】隣家との距離20cm!絶望的な状況を打破する「裏打ち工法」とは

➡️ 【難関事例③:車庫】ビルトインガレージの弱点を克服し、評点1.5以上を達成する構造計画

➡️ 【難関事例④:無基礎】「この家には、基礎がありません」。絶望の宣告から始まった、奇跡の再生工事

➡️ 【最終方程式】「最強の耐震」×「最高の断熱」=家族の健康と資産価値の最大化


 

 

第6部:【最終決断編】最高の未来を手に入れるための、最後の選択

 

最終決断編の役割とコンセプト: 最高の未来を実現するための、最も重要な「パートナー選び」に焦点を当てます。技術論から一歩進み、読者が自らの価値観で、後悔のない、そして最高の決断を下せるよう、その思考を整理し、力強く後押しします。

記事(全4本):

➡️ 耐震リフォーム業者選び、9つの最終チェックリスト:「三位一体」と「制震の役割」を語れるか

➡️ なぜ、大手ハウスメーカーは木造リノベーションが不得意なのか?業界の構造的真実

➡️ セカンドオピニオンのススメ:あなたの家の診断書、私たちにも見せてください

➡️『【最終結論】500棟の経験が導き出した、後悔しない家づくりの“絶対法則”』へ


 

 

終章:エピローグ ~100年先も、この家で~

終章の役割とコンセプト: 物語を締めくくり、技術や知識を超えた、私たちの「想い」を伝えます。なぜ、私たちがこの仕事に人生を懸けているのか。その哲学に触れていただくことで、読者との間に、深い共感と、未来へと続く信頼関係を築きます。

記事(全1本):

➡️ 【特別寄稿】耐震とは、文化を未来へ繋ぐこと。四代目として。

 

 

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ご予算がどの程度絞る必要があるのか?
など明確になった段階でのご相談をお願いしております。
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(例:25坪・100㎡など)

(例:2000万程度など)

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    (例:2024年3月くらいに完成希望など)

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