戸建てフルリフォームなら「増改築.com®」TOP>施工事例>都道府県で探す>東京都>武蔵野市> I様 再建築不可戸建てのフルリフォーム&フルリノベーション
I様は吉祥寺駅より徒歩3分という好立地での再建築不可物件を購入され、数社のリフォーム会社へご相談されておりましたが、K様のご要望に沿う提案がなかなかなく、再建築不可の戸建てリノベーション実績が豊富なハイウィルへご相談されたのが最初の出会いでした。
超都心の好立地の再建築不可を弊社でも幾度となくリノベーションさせて頂いて参りましたが、購入費用もそれ相応の価格となっておりました。
建物概要 | |
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名前 | I様 |
場所 | 東京都武蔵野市吉祥寺 |
築年数 | 築50年 |
構造種別 | 木造一戸建て |
家族構成 | 大人2人 子供2人 |
対象面積 | 26.3坪 |
リフォーム部位 | ベタ基礎/間取り変更/断熱サッシ/セルロースファイバー/屋上テラス/耐震補強/太陽光発電/外構 |
工期 | 6ヶ月 |
価格 | 3400万(税別)※外構・太陽光発電設置費込 |
今回のリフォームで、K様からのご要望は以下の6点です。
とても立地条件の良い再建築不可物件をご購入されましたK様。既存建物は基礎もままならない物件の上、空家の期間が何年かありましたのでとても新たに住むには厳しい状態でした。K様も、極力スケルトンにし新築に近い形でリフォームをしたいとご要望頂きました。間取りは、1階は70㎡(21.2坪)あるのですが、2階は16.5㎡(5.1坪)しかないので1階に大きめのLDK・水周り・その他洋室と和室を各1部屋ずつのプランを造り、2階は洋室1部屋とトイレのプランを作成させて頂きました。
●I 様の吉祥寺の再建築不可物件は、建築基準法上の道路に敷地が接道しておらず、再建築不可となっておりました。
搬入経路が厳しい現場になると予測ができます。
●敷地と通路の接道も1.8m未満となっており、通路が指定道路であったとしても再建築不可となることがわかります。
I様の現場では通路から出てほど近い場所にコインパーキングがあったことは救いとなりました。
このようなロケーションでの長期間のリノベーションの場合、付近の月極駐車場を探すことが多いのですが、I様の現場の近くでは、土地柄もありますが、月極の駐車場自体が少なくコインパーキングを利用する方向で計画を立てます。
●背後が大きなマンションとなっており、またマンションと敷地に距離がなく、マンション側の敷地に接するような形で目一杯建てられていました。
●既存基礎部分
基礎高が低く土が湿っていること、1階基礎に基礎変色が有ることから白蟻糞(黒)の可能性も検討します。
●既存1階部分
●既存2階部分
I様からは二階のルーフバルコニーテラスのスペースを増築して居室にしたいご要望が当初ございました。
しかしながら、確認申請ができない再建築不可での増築はNGになることから、ロフトを作ることで足りないスペースを確保する提案をさせていただきました。
●既存バルコニー
間取りの変更プラン
既存図面は昔ながらの和室で何部屋も区切られた作りになっていました。リフォーム後はLDKを大きく取り、残りのスペースで和室・洋室を造りました。I様は極力家族がLDKを通ってお部屋に入る様にしたいとおっしゃられてました。
I様の再建築不可戸建てのフルリフォーム&フルリノベーション工事はこうしてはじまりました。
●解体は手壊し作業
武蔵野市吉祥寺のI様の戸建てフルリノベーションでは、内部のみのスケルトン解体ではなく、外壁までを解体する内外部スケルトンリフォームとなります。その為、完全な躯体(スケルトン)残しとなります。
再建築不可の建物のフルリフォームやフルリノベーションで最も大変工程の一つが、この解体工事となります。
そもそも内外部スケルトンリフォームのような躯体残しのリフォームでは、新築のような機械壊しが出来ないことから、解体職人による手壊し作業となります。それもリノベーション後の間取りを検討し、抜く柱や抜けない柱など細心の注意を払いながらの解体となります。解体の手間に加え、再建築不可のようなロケーションになると、解体した廃棄物を搬送する際に、トラックなどを現場に横付けすることはほぼできず、時には、数百メートル先のトラックまで手運びになる現場もあります。
I様邸のフルリノベーションでも数百メートル手運びとなりました。
●解体後の躯体チェック
手壊しによる解体工事が終わり、産業廃棄物の廃棄が完了、大工による仮補強が終わると、初めて躯体のチェックが可能となります。
I様邸は築50年を超える建物となります。空き家であった期間が長かったこともあり、傷みはあると予測はしておりました。
使える躯体と使えない躯体を選別してく作業となります。
!大事な構造部のすべてが目視可能となるスケルトンリフォーム
内外部のスケルトンリフォームの最大のメリットはこのような重要な主要構造部のすべての状態が目視でわかることになります。
フルリノベーション後は、これらの構造上の弱点をすべて修正し補強することで新築と同水準、もくしくはそれ以上の建物性能をもつ構造躯体へ甦らせることが可能となります。
構造上のチェックが終わると、フルスケルトンリフォームでは、基礎工事へと移行していきます。
I様はベタ基礎がご希望でした。
I様邸では地盤が良好であることからベタ基礎を採用しました。
すべてがベタ基礎が良いというわけではありません。
ベタ基礎は建物全体と同程度の荷重となりますので、建物の重さとのバランスもかかわってきます。足元だけ固めていても屋根を含めた建物とのバランスが悪いと大地震が起きた際にせん断力が働き、ホールダウン金物が抜けるような事態になるケースもあるからです。
大規模な戸建てリノベーションをされる際には、木造を熟知し、実績が豊富な会社へ相談することをお勧めする理由でもあります。
●ベタ基礎って?
布基礎が立ち上がりとフーチングで持たせる基礎に対して、ベタ基礎は、立上りだけでなく、底板一面も耐圧盤を設け、立ち上がりと底面が一体化された鉄筋コンクリートになっている基礎をいいます。
建物の荷重を底板全体の面で受け止めるため、ベタ基礎は不同沈下を起こさない。といわれますが、それは良好な地盤での話です。
基礎の下の地盤面の地耐力が均一でない場合は、不同沈下が起こる可能性が充分あるのです。
耐震の世界では、重い瓦屋根は外して、軽いものに変えましょうと言われておりますが、それ自体は間違っていませんが、この理屈でいくと。屋根の瓦を外して、基礎はベタ基礎にしても、地盤に与える荷重は、瓦屋根以上の荷重がベタ基礎の荷重により地盤面にかかることになります。
地盤が軟弱な場合、布基礎を採用した方が有利な場合も出てきます。
戸建てフルリフォームやリノベーションで、基礎補強をする際は、このような知識のある会社に相談することが必要です。
基礎が終わり大工工事へと移行します。構造躯体の強度を担保するためのメイン工事となります。
●吉祥寺I様邸のフルリノベーションでは、布基礎の新設部分が多いことから、新たに基礎配筋が出来ました。
その為、室内の内壁はすべて壁倍率2.5倍の構造用合板を張り、外周面との両面張りで壁倍率5倍での構造計算となりました。剛構造のためホールダウン金物や釘の指定を守り施工をさせていただきました。
吉祥寺のI様の戸建てリノベーションでの断熱材は、セルロースファイバーを採用。
極力自然素材を使用したいとのご要望がありました為、新聞紙を原材料としたエコ素材でありながら「断熱」「防音」「防燃」「防虫」「防湿」の効果を併せ持つセルロースファイバーはまさに理想的な素材となりました。
構造部の構造補強が終わると、造作工事に入ります。
●I様戸建てリノベーションでは、内装仕上げも自然素材を希望されておられましたのでスペイン漆喰をご提案させていただきました。
約6か月の工事を経て、いよいよ竣工です。
築50年戸建てがどのように生まれ変わったのか。
I様邸の様子をご紹介します。
== 外観==
== 1F エントランス・玄関 ==
== 1F LDK ==
既存建物は昔ながらの造りでした。開口が多く、お部屋は主に和室造り。
== オープン階段 ==
既存階段はかなりの急階段でした。新規階段はゆったりめに造りご提案させて頂きました。
== 1F 和室・洋室 ==
== 1F 水まわり ==
Before
== 2F 洋室 ==
== 2F ロフト ==
2階が限られたスペースだったので、屋根勾配を利用してロフトを造りました。
== ルーフバルコニーテラス ==
I様の出会いは、弊社で主催している住宅建材メーカーショールームでの「増改築のフェア」を行っていた日に会社の方に奥様から「今からフェア会場に行ってご相談できますか?」とお電話があり、急きょ会場までご来場頂いたのが始まりでした。
「武蔵野市の吉祥寺で再建築不可の物件の購入間近で、建物の状態があまりに良くないので本当に新築同様の工事ができるのかが不安になったので来ました。」
私は、
「弊社のことはどこでお知りになられたのですか?」
とお聞きしましたが、
奥様は「仲介の不動産会社が増改築.comの施工事例を印刷して、私たちに見せてこのように新築同様にできると言われました。」
弊社ではお付き合いのない不動産会社でしたのでびっくりしてしまいましたが、「物件を見てみないと断言はできませんし、建物周囲の環境により出来ない工事があるかもしれませんよ」
とお答えしました。奥様は
「ハイウィルさんが工事ができるならこの物件を買いますので見てもらえませんか」
とお話しされてしまいましたので、I様ご夫妻と一緒に物件を拝見、調査させていただき、出来る工事と法律的に出来ない工事を整理してお話しさせていただき、購入を決定されました。
間取りを確定後の仕様決定では、かなり迷われながらも一つ一つ素材をショールームへお出かけいただきながら確定していきました。隣地境界がなく、役所とも協議をさせていただきながら工事を進めさせていただきました。工期はかかりましたが、お施主様が壁の一部を塗装するなどお施主様も参加してのリノベーションとなりました。年末の寒い中でのお引渡しになりましたが、年明け早々に「おかげ様で結露がない快適な生活を過ごせています。収納も十分でとても快適です。ありがとうございます。」というお言葉を頂きお喜び頂けたんだとこちらもうれしい気持ちになりました。
I様、この度はご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
■全国のフルリフォーム・リノベーション『ピックアップ事例』※プロの詳細解説付きレポート
どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
※設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。
※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
2025年の建築基準法改正が決定、フルリフォームに確認申請が義務化されること、今年度断熱補助の年内完成締切の駆け込みご依頼により、現在大変混みあっております。
お問い合わせも殺到状態のため、プランのご提案までに日数を頂いております。
首都圏のリノベーションにつきましては、2024年度工事枠は6月中旬解体着工のお施主様まで埋まっております。
・直近は2024年6月下旬の解体着工スタートに1枠が空きありとなります。※2024年4月27日時点
※ご契約順に施工班の予定を組ませて頂いております。スケルトンリフォームには6ヶ月程度の期間が必要になります。余裕をもったスケジュールでご相談をお願い申し上げます。
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