戸建フルリフォームなら「増改築.com®」TOP>>お役立ち情報>古い家をリフォームするメリットや注意点
古い家でも住み続けていると愛着を感じますが、どうしても老朽化によって古さを感じるようになりますし、不便に感じる部分も現れるのではないでしょうか。
また古い家の場合には傾いているようなこともありますので、地震など自然災害によって倒壊の危険性が生じます。
水回りの床が腐食していて、床が抜けてケガをしたり、カビなどによって健康に影響を及ぼすようなこともあります。
そのような場合、建て替えを検討する方もいらっしゃるかもしれませんが、リフォームに取り組めば費用が安く済んだり、納税額を抑えられたり、ライフプランにあった間取りに変更することも可能です。
ここでは、古い家のリフォームについてメリットや注意点についてご紹介していきます。
わが国で建てられている住宅は、建築基準法で定められている建築基準に応じて建築されることになります。
現在の耐震基準では、幾度か発生した大震災や台風などに対応できるものになっていますので、段階を経て徐々に厳しい条件を付加してきました。
ただ、古い家の場合には、建てられた年代にもよりますが、その当時の耐震基準に沿って建てられていますので、安全のリスクは少なからずあると言えるでしょう。
特に、1981年(昭和56年)6月1日より前に建てられた住宅の場合、旧耐震基準の建物となり現在の耐震基準ではありません。
旧耐震基準は震度5強程度に耐えられることを想定しており、幾度が発生している震度6強~7程度の大規模地震が発生してしまうと、倒壊してしまう恐れもあるのです。
また年数に関係なく、大きな震災を経験しているような住宅では、損傷を引き起こしている可能性も考えられます。
リフォームでは設備を交換するだけではなく、自然災害に備えて耐震性を高めるようなことも可能です。
家族構成やライフスタイルなどに応じた間取りであれば、居心地がよく利便性の高い住宅であると言えるでしょう。
しかし古い家の場合には、大家族が住むことを想定しており、また現代のようにプライバシーに配慮した間取りになっていないことがほとんどです。
また間取りだけではなく、段差が多かったり、風呂場やトイレが離れていたり、キッチンが機能的ではないようなことも多いのではないでしょうか。
そのように利便性が悪かったり、子供が大きくなって子供部屋が必要になったり、高齢の親を介護しなければならないような場合には、リフォームによって間取りを変更することが可能です。
古い家の場合、風通しが良くなるように設計されているために、防音性能や断熱性能はどうしても低くなってしまいます。
周りの環境によって音が気になってしまうこともあるでしょうし、防音性が低いとご近所に気を遣うことも多くなりますから、住み心地が悪くなってしまいます。
また、冬場では外気が入ってしまいますから、床が冷え、エアコンの効きが悪くなってしまうといったデメリットも生じます。
そのため、電力コストに無駄が多くなってしまい、健康被害を生じさせてしまう原因になってしまうこともあるでしょう。
「夏涼しく冬温かい家」今までは軽視されてきた当たり前の快適性をかなえるのが断熱リフォームです。
しかし古い家でもリフォームによって、防音や断熱性能を高めることができますので、検討してみるといいでしょう。
古い家の場合には、水回りの床が腐っていて床が抜けてしまうような場合やタイル張りにヒビが入って、そこから損傷を引き起こしてしまうようなことがあります。
いずれも老朽化が原因ですが、水漏れのようなことだけではなく、古い木造建築の住宅であれば、どうしても湿度に大きな影響を受けてしまうのです。
特に、建築から30年程度が経過すると、老朽化による影響が大きくなると言われており、さまざまな部位に損傷が見られるようになるのです。
また、シロアリは湿度と暗い場所を好む性質を持っているために、古い住宅では大量に発生してしまうリスクがあります。
床が抜けそうにブヨブヨしていたり、住宅に歪みが生じているように感じている場合には、シロアリの影響を受けている可能性があります。
リフォームに取り組めば、設備交換などによって老朽化を防ぐことができますし、シロアリの状況を確認し、対応することも可能となります。
築年数に限らず、リフォームに取り組もうとすると、どんどんあれもこれもと拡げてしまうようになります。
当然ながら、リフォーム箇所が増えてしまうことによって、リフォーム費用は高額になります。
そのため、まずリフォームで何を求めているか、予算はどれくらいなのか明確にしておく必要があるでしょう。
例えば、リフォーム箇所によっては、高額な資材や設備に交換する必要がない場合も少なくありません。
どのような暮らしを実現したいのか、リフォーム業者と相談しながら進めていくといいでしょう。
リノベーションにおいては、間取りを変更することができますが、耐震性の問題から自由に変更することが難しい場合もあります。
また、間取りだけではなく、窓や勝手口などといった開口部を増やすことも、同様に自由に決定することができません。
そのため、どのような間取りが必要なのか、リフォームによって目指すライフスタイルを明確に持っておくことが大切です。
自由に変更できないとしても、かなり大幅な変更も可能にはなりますので、リフォーム業者の担当者と相談しながら、どのようなことができるのか確認して進めていけばいいでしょう。
築30年を超えるような古い家の場合、内装などのリフォームだけではなく、電気配線や配管などの見えない部分の交換が必要になることがあります。
例えば、オール電化にするような場合においては、高電圧設備が使用できるように環境を整える必要がありますが、古い家の場合には電気配線工事を行わねばなりません。
また、水回りリフォームを行う場合にも、水圧が高くなる可能性がある場合には配管を新しいものに交換しておく必要性が高くなります。
漏電や水漏れを防ぐために必要な工事になりますので、そのような可能性があることは認識しておく必要があるでしょう。
古い家では柱や梁が腐食していることや、床下でシロアリ被害が生じているような箇所が見つかることが珍しいことではありません。
そのような場合では、見た目だけリフォームするのではなく、きちんと修繕しておかないと、今後大幅な修繕が必要となる可能性があります。
例えば、浴室のタイルにひび割れ部分があるような場合、その箇所から水漏れが生じて、腐食したり、シロアリが好む環境になってしまうことがあるのです。
そのような場合にはきちんと修繕を行い、建物の強度が不足しないように工事をしておく必要があるのです。
上記でもお伝えしましたが、1981年(昭和56年)6月1日より前に建てられた住宅の場合、古い耐震基準によって建てられていますから、大震災や台風などでのリスクとなってしまいます。
つまり、築40年程度を超えている古い家の場合、現在の家と比べて耐震性は低いと言えます。
場合によっては、幾度か起きている震災や台風などによって強度が落ちてしまっていたり、壁のひび割れなどによって耐久性に影響を及ぼしていることもあるのです。
もちろん、だからと言ってすぐに倒壊してしまうようなことはありませんが、リフォームの機会に耐震診断を受けておくことをおすすめします。
築年数が古ければ古いほど、屋根や外壁に受けているダメージは大きいと言えます。
直射日光や風雨、紫外線などに晒されている訳ですから、建てられた直後から少しずつ劣化が進んでいるのです。
築年数が30年を超え、40年、50年と経過しており、一度も何らかの修繕を行っていないのであれば、内装だけではなく屋根・外壁もチェックしておくことがいいでしょう。
最悪なケースでは、内装リフォームを行った後に、屋根や外壁の損傷から雨漏りを起こすようなことも考えられます。
見た目に損傷がなくても、雨水が染み込んでいるようなケースもありますから、まずはしっかりと調査しておくことが大切です。
リフォームは、建替えや住宅の購入と比較されることがあります。
それらと比較した場合に、リフォームが持っているメリットを上記4つのポイントにまとめてみました。
順番にご説明していきましょう。
リフォームの最大のメリットは、今まで住み慣れた家にそのまま住み続けることができるという点でしょう。
住宅を購入する場合には、新しくその住宅に慣れていかねばなりません。
建替えの場合には同じ土地に住むことはできますが、思い出がいっぱいだった今までの家とは、まったく異なる雰囲気の中で過ごすことになります。
しかし、リフォームでは今までの良さを残しながら、機能的な住宅にすることができます。
そのため不便な部分は解消されつつも、馴染みのあった部屋や柱が残っているなど、今までの雰囲気を感じながら新しい生活が可能なのです。
リフォームは建替や新築購入よりも圧倒的に安い費用で取り組むことが可能です。
もちろん工事の規模にもよりますが、不便だと感じている部分のリフォームで済ますのであれば、かなり費用負担を抑えることができるでしょう。
例えば、キッチンや水回りが不便だと感じているのであれば、キッチンの入れ替えやその周りのリフォームを行うだけで済みます。
費用負担だけではなく工事日数も短くなりますので、心理的な負担も軽減させることができるでしょう。
建替えの場合には、既存の住宅の取り壊しから、新しい住宅を建てる前の費用(確認申請費用や地盤改良)、建てた後には、
登記費用、そして固定資産税も上がります。
間取りの取り決めなどの打ち合わせから完成まで、かなりの期間を要することになります。
住宅購入の場合では、そもそも希望にあった住宅を探すだけでもかなり大変です。
場合によっては条件に見合う物件がなかったり、妥協しなければならないようなことも考えられます。
リフォームをする場合には、面倒な手続きが不要で、工事に取り掛かることができます。
その点、建替えや住宅購入の場合では、建築確認申請や登記手続きなど、面倒な手続きがさまざまです。
もちろんそれらの手続きは、司法書士など専門家にお願いしなければならないこともありますので、時間と共に余分な費用も必要となってしまいます。
そのような手間を避けたいということであれば、リフォームを選んでおけば、手軽に快適な住まいを実現することができます。
リフォームの工事は、住み続けながら工事を行うことができます。
もちろんフルリノベーションするような場合には仮住まいを探しておく必要がありますが、設備の入れ替えなど一般的なリフォームの場合であれば、そのままの状態で工事を進めることができるのです。
建替えの場合には、どうしてもいったんその場所を更地にしてしまう必要があります。
そのため、場合によっては数か月ほど、別の場所に住まいを移さなければならない可能性があります。
また、住宅内の家財道具や荷物が多い場合には、仮住まいのマンションなどに置くことができず、別のスペースを借りなければならないこともあります。
そのような煩わしさが嫌なのであれば、迷わずリフォームに取り組んでおくことがおすすめです。
古い家のリノベーション事例として、特徴のある4つのリフォーム内容をお伝えしていきます。
● 費用:600万円(LDK・水周りリフォーム費用)
● 工期:約1か月
● リフォーム内容:キッチン/トイレ/バス/収納/ サッシ/内装
● 築年数:20年
● 工事面積:36.7坪
築年数20年を経過する住宅での、LDKや水回りを中心としたリフォームです。
劣化が気になるということから、木目や白を基調とした設備に交換しています。
LDKや水回りは、日常生活においてもっとも活用頻度の高い場所であると言えます。
そのため、古い設備から新しいものへと交換することによって、利便性がかなり高まることが分かります。
快適に過ごすうえでも、取り組む価値が高いと言えるでしょう。
● 費用:600万円
● 工期:約1.5カ月
● リフォーム内容:和室の間仕切り壁の撤去、内装など
● 築年数:30年
● 工事面積:13坪
介護が必要となることから、和室の間仕切り壁を撤去して洋室に変更しております。
間取りの変更と共に、コンセントを追加したり、TVジャックの移設なども行っております。
間取り変更を行う場合には、ライフプランに応じたものが多くなります。
今回は介護でしたが、お子さまが成長されるにつれて子供部屋が必要となるような場合や、家族が団らんするLDKのリフォームを行うようなこともあります。
うまくリフォームすることによって、今後の生活スタイルを一新させることもできるのです。
● 費用:2000万円
● 工期:約1年
● リフォーム内容:フルリノベーション
● 築年数:50年
● 工事面積:50坪
築年数50年のとても趣のある、昔ながらの風格にある住宅のフルリノベーションです。
建替えと比較して検討されてきましたが、古い家の良さを残したいということで、リノベーション工事を行うことになりました。
申し分のない広い家ではありますが、使っていない空間がたくさんあり、キッチンの使いにくさ、くつろぐスペースのなさなど、問題点もありました。
かなり大胆なリノベーションの提案を行い、打ち合わせから1年という長期にわたる工事となりました。
梁など古き良き雰囲気を残しながら、利便性の高い設備を導入し、またバリアフリーも実現しています。
今後、長きにわたって暮らせるような住宅へと変わりました。
● 費用:3950万円
● 工期:約1年
● リフォーム内容:リビング/ダイニング/キッチン/居室/バス/洗面/トイレ/玄関/外まわり
● 築年数:40年
● 工事面積:55坪
高齢者世帯に子供様家族が同居されるに伴って、3世代同居のバリアフリー住宅のリフォームを行っています。
また、息子様が基礎会社にお勤めであり基礎が無筋基礎であったことから、息子様の強いご要望もありベタ基礎補強を行いました。
築年数40年で段差が多くあり、高齢者のご主人様が足の具合が悪くなって、介護が必要なことから同居を始められるとのことでした。
間取りを大きく変更し、バリアフリーに変更して、部屋の一体感が高まりました。
日当たりがとても良くなり、明るい空間となっています。
今後の介護の状況も踏まえ、車いすを使用したときのことなども念頭において、使いやすさを追求しています。
古い家のリフォームにおいて、よく頂戴するご質問をご紹介します。
リフォームと建替えのどちらが良いのかというご質問は多く頂戴するもので、恐らくリフォームを検討される多くの方が一度は考える内容であるように思います。
これは一概にどちらが良いということは断定できませんので、それぞれのご家庭の目的に応じて決定しておくことがいいでしょう。
どちらが良いのか判断する材料として、次のものがあります。
● ライフプランで比較する
● メリット・デメリットで比較する
● 予算で比較する
● 工事期間で比較する
この中で、もっとも大切にした方がいいと考えるポイントが「ライフプラン」です。
リフォームにするか、建替えにするか、悩まれているということは、何かしらその目的があるのではないでしょうか。
例えば、お子さまが大きくなって子供部屋が欲しくなった、両親の介護が必要になった、災害に強い住宅にしたい、さまざまな理由があるでしょう。
それらを総合的に考えてみて、優先順位を付けた中で、リフォームが適しているのか、あるいは建替えが適しているのか検討すればいいのです。
もちろん、その判断の中に「メリット・デメリット」や「予算」「工事期間」などといった要素も含まれてくるでしょう。
担当者に相談する中で、さまざまな提案を受けて、最終的な決断をすればいいかと考えます。
ただ、リフォームは思いのほか自由度が高く、かなり大幅な変更ができることから、リフォームを中心に考えてみて、それでも目的の実現が難しければ建替えの検討を行うといいでしょう。
築年数がかなり古い家のリフォームの場合、「リフォームしても結局はすぐに寿命が来てしまうのでは?」とご質問を頂戴することがあります。
しかし、基本的にはどれだけ古い家でもリフォームによって蘇らせることが可能だと言っていいでしょう。
100年、200年と生き続けてきた家も、珍しいものではないのです。
例えば、大きな間取り変更を伴うようなリフォーム(リノベーション)工事の場合、大きな梁だけを活用して、残りすべて設備を交換するようなこともあります。
そのような大がかりなリフォームを行う場合には、できあがりは古い家の雰囲気を残しながら、かなり新しい設備の家になります。
古い街並みが残っているような地域では、リフォームを積極的に行っている住宅をたくさん見かけることがあります。
そのような家を活かしたお店などに訪れた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
耐震性能が低い家の場合には、耐震補強によって安心した住まいを築くことができます。
劣化や破損が多いとしても、必要に応じた補強工事ができますから、安心してリフォーム工事を進めることが可能です。
リフォームは家の状況やリフォーム内容によって大きく異なります。
部分的な設備の交換だけであれば1日から数日で済むものもありますし、基礎補強工事から行うようなものであれば数か月を要するようなものもあります。
しかし、工事範囲が全体に及ぶ全面リフォームではないケースであれば住まいを移してしまう必要はなく、住みながらでも工事に取り組むことができます。
ただし、工事する箇所に応じて、家具を移動させるようなことはどうしても必要となりますし、一定期間、一部の部屋が使えないようなことがあります。
そのため、まずはリフォーム内容を確認して、工事がどのように進んでいくのか、リフォーム会社と打ち合わせをしておくようにしましょう。
追加費用がかかってしまうと、どうしても想定外の費用となるので困ってしまうことになるでしょう。
綿密な打ち合わせを行い、住宅の調査をしっかりと行った後にリフォームのお見積りを出させていただくことになります。
そのため、多くのケースでは、予算内・お見積りの範囲内でリフォームを行うことが可能です。
ただし、お風呂場のリフォームのように、水回りの修繕を行うような場合には、予想以上に痛みが生じているようなことがあり、耐震性能を損なわないために補強が必要となることがあります。
事前にしっかりと調査は行うのですが、解体しなければ損傷部分が見つけられないようなことがどうしても起きてしまうからなのです。
もちろん、工事が始まってから「追加費用が必要です」ということになると、本当に想定外となって、場合によって予算オーバーとなってしまうことも考えられます。
そのため、リフォーム会社から明確なリフォーム計画の提案を行い、リフォームの際に損傷を発見した場合も対処なども踏まえて意思疎通を図っておくことが重要になります。
リフォームというと、設備を交換するだけの数時間で済むものから、バリアフリーや間取り変更などの大がかりな工事によって数日から数か月もかかるようなものもあります。
ここでは、その中で多いリフォーム内容を4つにまとめて、どのような工事内容なのか、また費用の目安はどれくらいになるのか、活用できる補助金についてもご紹介したいと思います。
キッチンリフォーム | 費用相場30万円~150万円、工期1週間程度 |
---|---|
浴室リフォーム | 費用相場60万円~130万円、工期3日~10日程度 |
トイレリフォーム | 費用相場20万円~100万円、工期1日~週間程度 |
洗面化粧台リフォーム | 費用相場10万円~30万円、工期1日~1週間程度 |
リフォームでもっとも多い内容が、「LDK・水回り中心のリノベーション」と言えます。
場所別で、費用相場と工期の目安を記載してみました。
トイレや洗面台の場合、設備を交換するだけで済むようなものであれば、1日で工事を終えることができます。
キッチンや浴室の交換になれば、少々大がかりな工事となりますので、数日から10日程度の工事が必要となります。
いずれのリフォームにおいても、設備のグレードによっても費用は異なりますので、予算と相談しながら進めていくといいでしょう。
リフォームというと、生活水準を高めるための大きな工事をイメージする方も多いのですが、水回りリフォームで設備交換だけの場合、いわゆる素取り換えといわれるような、現在の位置と変更のない単純な交換であれば数時間で済むようなものもあります。
古い家の場合には、水漏れを起こしているようなことが珍しいことではありません。
むしろ古い家でいつまでも暮らしていく秘訣は、水漏れトラブルをなくし、防水性を高めることがとても重要であることが分かります。
特に、水回りリフォームでは、老朽化に伴う設備の更新という意味合いや快適さを求めて設備の変更などを希望されるケースと、かなり緊急的に行わねばならないようなものもあります。
「水が止まらない」「水が出ない」「水漏れを起している」といった場合には、生活の質を脅かすようなものになってしまいますので、そのような状況になる前にリフォームに取り組んでおくことがいいでしょう。
耐震診断 | 費用相場20万円〜40万円 |
ブレース(筋交い)・接続用金具の取り付け | 費用相場20万円〜25万円 |
外壁の補強材(鉄筋ブレースやフレーム)の設置 | 費用相場50万円程度 |
耐震パネルの設置 | 費用相場60万円〜70万円程度 |
屋根の軽量化(瓦から金属ルーフなどの葺き替え) | 費用相場80万円〜120万円程度 |
※旧耐震基準の建物(無筋基礎)の基礎補強の費用相場は150万円程度
古い家の場合、どうしても昔の耐震基準(昭和56年以前の旧耐震基準)によって建てられており、また老朽化によって耐震性が損なわれていることも多いので、優先しておくべき工事であると言えます。
建物の耐震性を高めることで安全性を高めるとともに、資産価値を下げないようにすることが可能になり、結果として将来に対するリスクを下げることができるようになります。
耐震補強を行うには、まずその家の耐震性がどの程度であるのか、「耐震診断」を行うことになります。
耐震性の国の最低限度の目的としては、震度6強程度の大地震が発生したとしても、命を失うような倒壊を起こさないことであると考えています。 しかしながら先の熊本地震では震度7が二回起こり、国の最低基準の1.25倍の耐力を誇る建物が倒壊しております。
耐震補強をされる際は、国の最低基準の1.5倍は目指したいところです。
部分的な工事内容はその家に応じてさまざまであり、工事費用も20万円程度から300万円を超えるような工事になることもあります。
また工期も1日で済むようなものから、1週間~10日程度必要なものもあります。
自治体によって耐震補強に対して補助金や助成金制度を設けていることがありますので、うまく活用するといいでしょう。
クロスの張替え | 費用相場約950~2,000円/㎡ |
フローリング張替え | 費用相場約50,000~250,000円/6帖 |
建具交換 | 費用相場4万円~20万円程度 |
古い家のイメージを一新する場合に、内装リフォームに取り組まれることが少なくありません。
内装を変えるだけで、かなりおしゃれな部屋になり、機能性も高めることができますから、おすすめのリフォーム内容です。
クロスの張替は、どのような壁紙を使うのかについても費用が異なってきます。
賃貸マンションなどで一般的に良く活用されているような、シンプルなクロスを活用する場合であれば、1000円/㎡程度以内で交換できるものもありますが、消臭効果の高いクロスなど、いわゆる「1000番台クロス」を活用する場合であれば2,000円/㎡程度になることもあります。 その他、機能性クロスといわれる「珪藻土クロス」「和紙クロス」など自然素材を原料とするクロスもございます。
全体の費用は部屋の広さなどによっても異なりますが、お部屋別にみれば5万円~20万円程度であると言えるでしょう。
フローリングについては、大きく「カラーフローリング」「無垢材フローリング」に分けることができます。
「カラーフローリング」は幅の狭い板を圧縮し印刷したプリントを張り付けた工業製品で50,000円/6帖~、「無垢材フローリング」とは1枚の板で作られている自然素材フローリングで100,000円/6帖~が相場です。
ドア・建具のリフォームは、「開き戸」「折れ戸」「引き戸」などによって、相場が異なります。
もっとも一般的な開き戸であれば2万円程度から交換が可能で、折れ戸の場合であれば3万円程度から、引き戸であれば4万程度からが相場となっています。 こちらもプリント合板と無垢の建具では価格の乖離がございます。
工期は1日から数日程度となっています。
屋根葺き替え | 費用相場40万円~150万円程度 |
外壁リフォーム | 費用相場60万円~400万円程度 |
古い家の場合、屋根や外壁が相当、損傷しているようなケースも少なくありません。
雨漏りによって天井のシミなどが見られているような場合であれば、リフォームを検討する必要があります。
屋根のリフォームについては、塗装だけで済むような場合には40万円程度で済むこともありますが、瓦から葺き替えするような工事については100万円前後、工期も10日ほど必要になります。
屋根の軽量化によって耐震性を高めるような場合には、屋根の葺き替え工事が行われることになります。
外壁についても塗装だけ済むような場合には相場として60万円程度からとなっていて、張り替えが必要になる場合には200万円前後程度が一般的な費用であると言えるでしょう。 張替えの素材も窯業系サイディング・ガルバリウム鋼板・タイルと素材によって費用に幅がございます。
工期は10日から2週間程度となっています。
● 住宅改修(介護保険)
● 高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)
● 次世代省エネ建材支援事業(次世代建材)
● ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業
● 長期優良住宅化リフォーム推進事業
● 地域型住宅グリーン化事業
● 家庭用燃料電池システム導入支援事業補助金
● 自治体が行う助成金・補助金制度
国や自治体が行う、リフォーム・リノベーションに対する補助金・助成金制度がありますので、うまく活用することをおすすめします。
対象となるリフォームには、耐震をはじめとして、省エネや断熱、バリアフリー、介護リフォームなどがあります。
例えば、耐震診断において言えば、自治体が積極的に取り組んでいますし、省エネや断熱については国が行う制度、バリアフリーや介護であれば介護保険制度を活用することができます。
うまく活用すれば、かなり費用負担を抑えることができますので、まずはリフォーム担当者に相談してみるといいでしょう。
古い家をリフォームするメリットや注意点 をお伝えしてきました。
古い家は木のぬくもりを感じることができますのでとても愛着を感じますが、どうしても使い勝手が悪かったり、老朽化を起こしたり、修繕が必要な場合もあります。
耐震性が低く、大きな自然災害が発生してしまうことによって、倒壊の危険性も考えられます。
腐食やカビによってケガをしたり、健康被害が生じるようなこともあります。
リフォームでは設備の交換から、大胆な間取り変更まで可能になりますので、安価な費用で今後のライフプランに合わせることができます。
ぜひ、リフォームを検討してみて、快適な住宅を手に入れてみましょう。
更新日:2021/05/23
フルリフォーム(全面リフォーム)で最も大切なのは「断熱」と「耐震」です。性能向上を第一に考え、末永く安心して住める快適な住まいを目指しましょう。
ハイウィル株式会社 四代目社長
1976年生まれ 東京都出身。
【経歴】
家業(現ハイウィル)が創業大正8年の老舗瓦屋だった為、幼少よりたくさんの職人に囲まれて育つ。
中学生の頃、アルバイトで瓦の荷揚げを毎日していて祖父の職人としての生き方に感銘を受ける。 日本大学法学部法律学科法職課程を経て、大手ディベロッパーでの不動産販売営業に従事。
この時の仕事環境とスキルが人生の転機に。 TVCMでの華やかな会社イメージとは裏腹に、当たり前に灰皿や拳が飛んでくるような職場の中、東京営業本部約170名中、営業成績6期連続1位の座を譲ることなく退社。ここで営業力の基礎を徹底的に養うことになる。その後、工務店で主に木造改築に従事し、100棟以上の木造フルリフォームを職人として施工、管理者として管理。
2003年に独立し 耐震性能と断熱性能を現行の新築の最高水準でバリューアップさせる戸建てフルリフォームを150棟、営業、施工管理に従事。2008年家業であるハイウィル株式会社へ業務移管後、 4代目代表取締役に就任。250棟の木造改修の営業、施工管理に従事。
2015年旧耐震住宅の「耐震等級3」への推進、「断熱等級4」への推進を目指し、 自身の500棟を超える木造フルリフォーム・リノベーション経験の集大成として、性能向上に特化した日本初の木造フルリオーム&リノベーションオウンドメディア 「増改築com®」をオープン。
どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
※設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。
※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
2025年(令和7年)の4月1日建築基準法改正が決定、2025年(令和7年)4月以降に着手するフルリフォームに確認申請が義務化されることにより、現在大変混みあっております。
お問い合わせ・ご相談多数のため、ご返信、プランのご提案までに日数を頂いております。ご了承の程お願い申し上げます。
首都圏のリノベーションにつきましては、2024年度工事枠は11月解体着工のお施主様まで埋まっております。
・直近は2024年12月下旬の解体着工スタートより空きありとなります。※2024年10月9日時点
※ご契約順に施工班の予定を組ませて頂いております。スケルトンリフォームには6ヶ月程度の期間が必要になります。余裕をもったスケジュールでご相談をお願い申し上げます。
図面や写真等を送信いただく場合、また入力がうまくいかない場合は、上記内容をご確認のうえ、下記メールアドレスまでご連絡ください。
営業時間:10:00~18:00(土日祝日を除く)