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建物概要 | |
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名前 | K様 |
場所 | 東京都葛飾区 |
築年数 | 築60年 |
構造種別 | 木造 |
家族構成 | 大人2人+賃貸(大人1人~2人想定) |
対象面積 | 29坪 |
リフォーム部位 | 平屋リノベーション |
工期 | 5ヶ月 |
価格 | 非公開 |
・耐震ダンパーを設置したい。
・防音の為、断熱材はセルロースファイバーを使用したい。
・平屋を賃貸併用住宅にリノベーション
・サッシは全て断熱仕様のサッシへ取替
・床下を布基礎からべた基礎へ
・外壁は全て剥がしてサイディングへ
S様ご主人が所有しておりました平屋をフルリノベーションして住宅賃貸併用住宅にしたい。
S様ご主人様の所有する空き家を当面は奥様のご両親と同居するため、いずれは賃貸併用住宅としても利用できるようプランをご希望。
間取りは、各世帯がプライバシーを確保できるよう玄関から完全分離で分けるプランをご希望されておりました。
大手リフォーム会社での2世帯住宅(賃貸併用住宅)平屋リノベーションを相談後、提案間取りと費用金額でお話が進まず、弊社にご相談が参りました。S様は大変お急ぎで、引っ越ししたい時期が予め決まっておりましたので、賃貸併用平屋リノベーションの仕様を急ピッチで決めて頂くなど、S様にもかなりのご協力をいただき工事を開始することができました。
東京都葛飾区の平屋リノベーションの施工事例を見ていきましょう。昭和40年代築の築50年を超える建物です。
広大なお庭もあり、本来なら新築をお願いしたいと相談を受けました。しかしながら、接道の問題より再建築不可となっていたため、内外部をフルスケルトンにする平屋リノベーションをご提案させていた経緯があります。
K様がもともと幼少期を過ごしたご実家が空き家となっているため、現在居住中のマンションを賃貸にされ、ご実家でリノベーション後に生活をされたいというご要望でした。ご夫婦2人では広すぎる平屋のため、賃貸併用住宅へのリノベーションをご希望されました。
入母屋となっている建物で、外観は経年劣化が見られますが、内部は何度かリフォームをされているとのことで、現地では柱の位置を押さえていきます。
外部は、正面がモルタル壁となっておりますが残りの3面は、下見板張りとなっております。
水回り設備は、K様ご両親がリフォームされて更新されていました。今回は、平屋を賃貸併用住宅へのリノベーションしますので、これらの設備機器は撤去となります。
何度か改装されておりますが、しっかりと施工されていることがわかります。
リフォームされている部屋以外は10尺天井となっており、天井高が高く、今回の平屋リノベーション後は、ロフトを作りたいとの要望がありました。
改装リフォームをしているところ、建築当時のままのお部屋とありましたが、施工は同じ大工さんがされているのか丁寧な納まりです。
■施工前の平面図■
■平屋リノベーション後の平面図■
2棟が廊下を挟んでつながっている建物でしたが、ご予算の都合上道路に面している建物(図面上右の建物)までの工事範囲とし、賃貸併用住宅へのプランニングをしました。
解体が始まりました。
平屋ですが、しっかりとした母屋組となっており、1階の懐にかなりの余裕があることがわかります。
屋根のザラ板は増し張りとさせていただき、外周面の土壁をすべて手壊しによる解体をし、平屋リノベーションはここからスタートとなります。
管柱高さは11.5尺、屋根瓦の重さで持たせる日本の昔ながらの作りです。古民家や農家造りの建物には、柱の高さが13尺(じょうさんと職人はいいます)約4mのものもあります。
今回の平屋フルリノベーションでは、こちらの外部周りに構造用合板で補強し、金物で補強を加えます。
既存浴室部は外壁面の土台が腐食しておりましたので、ここは差し替えが必要となります。
新規の浴室とのサイズも変わるため、既存の布基礎を解体します。
基礎は耐圧版工事をご提案しました。
鋤取りをして基礎接地面を均等にして、砕石、転圧をしていきます。
コンクリート厚150に転圧天端をレベルを出してチェックしていきます。
差鉄筋はピッチ300としました。
防湿ポリフィルム敷き込み
防湿シートを張り込んだ後は、いよいよ鉄筋を配筋していきます。
K様の平屋リノベーションでの解体後の構造躯体は、水回り以外は腐食などの傷みはなく優秀な状態でした。主要構造体の傷みがない事で構造補強の計画はスムーズに進行しました。
砕石、転圧が終わると防湿シートを張り湿気止めを処理していきます。このとき、しっかりと重ね厚を設け、湿気があがらないように処理をすることが大切です。
コンクリートミキサー車によるコンクリート圧送
レベルを均していきます。
K様の平屋リノベーションで大変助かったのがコンクリート打設において敷地内にコンクリートミキサー車が入れたことです。
再建築不可のリフォームを数多く手がけてきたハイウィルでは再建築不可リフォーム=搬入経路がないということが多い為、10現場中8現場は、離れた路上から手運びというケースがほとんどです。K様は再建築不可でありながら、敷地が広い(もちろん道路は狭い)ことで車両搬入が可能であったのがありがたい条件でした。
都内では広い建物になるK様の現場、手運びを想定すると大変な経費がかかっていたはずです。
基礎補強が終わり、大工工事にはいっていきます。
平屋の賃貸併用住宅にフルリフォームするため、大幅に間取りが変更されます。抜く柱へは、梁補強をしていきます。1820㎜スパンで梁を飛ばす際には、6分(ぶ)の梁背、2730㎜スパンで飛ぶ梁には、9分(ぶ)の梁背で設計しました。
筋交いの柱頭、柱脚部には金物補強をしていきます。間取りの輪郭が見えてきます。
外壁は、全面に構造用合板を張り、壁補強。補強計画に基づき、筋交いを配置していきます。
オーナー側の居住空間では、リビングは現し天井となっています。棟高が一般の二階屋とかわらない高さです。新設した補強梁の端部に、
羽子板金物の施工をします。梁の引き抜きに対して抵抗する為に必須の工事です。
構造補強も中盤戦にはいり、現場には材木が大量に搬入されてきます。K様の平屋リノベーションでは、敷地が広く、仮置きスペースが確保できたことが、工事の進行上大変ありがたいことでした。
構造計算結果に基づき、耐力壁となる箇所へはたすき掛けの筋交いをしていきます。
床には構造用合板を仮置きし作業をしやすい環境にしていきます。
主要構造の構造補強が終わり、造作の準備に入っていきます。
2階も構造計算にて指示がでた箇所へは耐力壁とし、筋交いをダブルで入れています。
住宅設備で最も早くに搬入されるのがユニットバスになります。
オーナーのK様居住スペースのLDK部分
一階部は筋交いがかなり多くなりました。既存の状態の耐力がなかったため、ここでしっかりと耐震補強をしておくことが大切です。
葛飾区K様の平屋リノベーションでは、賃貸併用住宅となっておりますが、ご自宅部分のリビングは現し天井となっております。その為、天井裏への断熱への配慮と致しまして通気層を屋根の野地裏で取りました。MAG社の「通気くん」を採用致しました。
防湿層付き高性能グラスウールを採用。2020年以降の省エネ基準の適応義務化基準に適合した商品を採用。
断熱性能 : 熱伝導率 0.038 W/(m・K)[16KHG]
現し天井部へは、通気層を野地裏で設け、さらに高性能グラスウール100㎜を2層にして充填します。
繊維系断熱材施工時の膨らみによる通気層の潰れを防止。
ダンボール素材なので、透湿・防風層としても機能。
K様邸の外周周りは、全面構造用合板12㎜(3尺×10尺)を柱間、土台と桁周りをビスで固定していきます。
構造用合板を全面張ることで、壁倍率が2倍になります。
外壁を剥がすリノベーションは
K様邸の平屋リノベーションのように、
解体費用が手壊しで高くなりますが、
長期で建物のことを考えた際、
このような壁補強は、のちのちを考えれば有効です。
新築ではあたりまえの工事となっていますが、
築50年の建物ではこのような構造にはなっていません。
賃貸併用住宅への平屋リノベーションであれば、
このように長期的に安心してお貸しできる構造体に
しておくのが良いと考えています。
一階、正面は賃貸用の玄関となります。
防水透湿シートを張り終えたら
サイディング張りへと移行します。
採用されたサイディングはケイミュー社の15mm厚ランブル EW4262です。重厚感がありとても上品なサイディングです。
純和風造りの家が洋風に変わりました。全体的に白を基調にレイアウトしてあります。
賃貸用の玄関片引き戸 れん樹B07
ご自宅用の玄関引き戸 コンコードE02
パナソニックロフト用階段を設置してあります。
▲ 洋室に1面収納スペースにさせて頂いております。
ン
都内で珍しい位とても大きな平屋です。とても趣が有り、素敵な家だったのですが
何年か住んでいない期間も有り、構造も心配とご要望を頂いておりました。
余りにも広いのでご夫婦ではスペースを持て余してしまうとの事で半分は賃貸の為
に空間を造りました。
外壁は窯業サイディングです。旭日トステム外装のシュクールホワイトです。
樋や軒などもホワイトで統一してあります。
K様は再建築不可の土地に建つ建物(平屋)
のリノベーションを検討されていました。大手リフォーム会社でも相談されて
おりましたが、満足いく提案がなされないとのことで、
再建築不可でのフルリノベーションで実績の多い
弊社にご相談頂きました。
役所との事前協議も踏まえ、
法的な協議もクリアし、
平屋の賃貸併用住宅リノベーションをスタート
させていただきました。
ご主人様が幼少期を過ごされた平屋造りの
建物は、予想以上にしっかりとした施工が
なされており、傷み具合も築50年の建物としては
少なく、我々として、木部補強がしやすく
現場自体はスムーズな現場でした。
一番有り難かったのは、
敷地が広く、材料を仮置きするスペースに
恵まれたことです。
再建築不可の多くは、搬入経路を計画するところ
から苦労しますため、
ここをクリアできている部分で
工事の中身に集中ができる環境を
頂けましたことに感謝申し上げる次第です。
再建築不可リフォームの実際の詳細を施工事例とともにレポートしています。再建築不可リフォームには様々な制約があります。様々な条件下で様々な課題をクリアしていく必要があります。以下でケース別の現場詳細レポートを公開しています!
■全国のフルリフォーム・リノベーション『ピックアップ事例』※プロの詳細解説付きレポート
戸建てリノベーションの専属スタッフが担当致します。
一戸建て家のリフォームに関することを
お気軽にお問合せください
どのようなお悩みのご相談でも結構です。
あなたの大切なお住まいに関するご相談をお待ちしております。
営業マンはおりませんので、しつこい営業等も一切ございません。
※設計会社(建築家様)・同業の建築会社様のご相談につきましては、プランと共にご指定のIw値及びUa値等の性能値の目安もお願い申し上げます。
※現在大変込み合っております。ご提案までに大変お時間がかかっております。ご了承のほどお願い申し上げます。
2025年(令和7年)の4月1日建築基準法改正が決定、2025年(令和7年)4月以降に着手するフルリフォームに確認申請が義務化されることに伴い、2025年3月までの着工希望のお施主様の駆け込み相談で現在大変混みあっております。
お問い合わせ・ご相談多数のため、ご返信、プランのご提案までに日数を頂いております。ご了承の程お願い申し上げます。
現在、首都圏のリノベーションにつきましては、法改正前の着工工事枠は2月着工のお施主様まで埋まっております。
・直近は2025年3月中旬の着工スタートより空きありとなります。※2025年1月20日時点
※ご契約順に施工班の予定を組ませて頂いております。フルリフォームのご予定のお施主様はお急ぎくださいますようお願い申し上げます。
※ローンを利用予定のお施主様は、ローンの審査に平均1か月程度かかっておりますので事前に金融機関に審査依頼をされることをお勧めします。
※すでにプランをお持ちのお施主様・設計資料をお持ちのお施主様は内容をフォームで送信後、フォーム下のメールアドレスに資料をお送りください。対応がスムーズです。
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