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此花区は淀川河口の南部に位置し、区域は東西に長くなっています。此花区は比較的新しい区で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに代表される人工島を複数持つ臨海エリアです。

新しい区の名前を巡って市では議論があり、もとの北区・西区から分離して新しく区が創設される際、地元からさまざまな案が出されました。結局は、王仁が詠んだとされている難波津の歌「難波津に咲くやこのはな冬ごもり今は春べと咲くやこのはな」から此花区と決定され、現在に至ります。以後、区内では「はな」「花」にまつわる名前が広く使用されており、高見フローラルタウンという花と緑が溢れる1万人の住宅団地も開発されることとなりました。

此花区はかつては工業地帯として栄えていた地域ですが、現在はユニバーサル・スタジオ・ジャパンやファミリー向けのマンションが多く建ち並び、整備された街並みが特徴的です。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）は、ハリウッド映画の世界を存分に余すところなく体験することができるテーマパークとして、2001年にオープンしました。アメリカ以外初のユニバーサルスタジオの海外進出で、近年では新しくスーパー・ニンテンドー・ワールドのアトラクションゾーンができるなど、その人気は続いています。

此花区の人工島である夢洲は、2025年に日本・大阪府で開催される予定の国際博覧会の会場予定地となっています。「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、人間一人一人が、自らの望む生き方を考え、それぞれの可能性を最大限に発揮できるようにするとともに、こうした生き方を支える持続可能な社会を、国際社会が共創していくことを推し進めています。世界中から一人でも多くの方が快適に大阪を訪れる環境を整え、未来社会を体験できる、わくわくするような万博の開催の実現を目指しています。