混構造の外壁解体をした断熱改修事例!

断熱等級6(HEAT20G2)断熱改修(断熱リフォーム)施工事例

板橋区K様 施工事例

 

A様邸の工事は、1階が鉄骨造の駐車場、2階と3階が木造という混構造の建物で、性能評価を伴う断熱改修が主な目的でした。室内のリフォームは既に完了しており、外部の断熱性能向上を希望されていたため、ハイウィルでは外壁を剥離解体し、硬質発泡ウレタン充填、1階駐車場の天井には硬質発泡ウレタン、3階天井にはセルロースファイバーを充填することにより、断熱性を飛躍的に高める提案を行いました。2階床下は既に床暖房が設置されており、改修を希望されていなかったため、1階天井の断熱材充填に重点を置いた設計と施工を進めました。以下に、各工程の詳細を解説します。

建物概要
名前 A様
場所 東京都品川区
築年数 築30年
構造種別 木造鉄骨混構造一戸建て
家族構成 大人2人 
対象面積 26.3坪
リフォーム部位 断熱サッシ/セルロースファイバー/硬質発泡ウレタン
工期 5ヶ月
価格 2500万

お客様のご要望

今回のリフォームで、A様からのご要望は以下の10点です。

  • 既存リフォーム済みの室内に影響を与えず、外部からの断熱性能を向上させたい。
  • 住宅の断熱性を高め、エアコン1台で快適な室温を維持できる環境を実現したい。
  • 隣家との距離が近いため、外壁の厚みを極力増やさずに断熱効果を高めたい。
  • 外壁の断熱改修をする際、軒の出が少ない屋根との取り合いを適切に処理したい。
  • 既存のサッシに内窓を設置し、断熱性の向上と結露防止を実現したい。
  • 玄関ドアを断熱性の高いタイプに交換し、冷暖房効率を上げたい。
  • 勝手口ドアはカバー工法で施工し、内部解体費用を抑えたい。
  • 鉄骨構造部分の熱損失を考慮した断熱設計を行いたい。
  • ダクトレスの24時間換気システムを導入し、常に新鮮で快適な室内空気を保ちたい。
  • 性能評価機関の基準を満たす断熱改修を行い、長期的に省エネ効果を得たい。

プランナー 北畠より ~断熱プランニングのポイント~

性能評価機関への提出と数値の調整の苦労

A様は贈与税の減税のための住宅性能証明が必要でした。そのため第三者機関へ「贈与税に係る住宅性能証明」を発行してもらう必要がありました。断熱改修における性能評価の提出は、単に断熱材を選ぶだけでなく、各部材の性能値を正確に把握し、計算に反映する必要があります。K様邸は、鉄骨と木造の混構造であり、それぞれの部材が異なる熱特性を持つため、計算の際には非常に緻密な調整が求められました。性能評価機関への提出資料では、外皮全体の断熱性能を正確に示す必要があり、特に鉄骨部分の熱損失の計算には大変苦労しました。鉄骨は熱を伝えやすい特性があるため、柱間の断熱材充填だけでは十分な効果が得られない部分もあり、補足的な気密処理や熱橋対策が必要でした。

これらの熱損失を正確に計算し、外皮全体の断熱性能として評価されるためには、部材ごとの熱伝導率や厚みを細かく反映する必要がありました。何度も計算を繰り返し、最適な断熱材の厚みや配置を調整しながら、目標とする性能値に達するための調整を行いました。この作業は非常に時間を要し、計算結果が理論値と合わない場合には、設計や施工との調整を重ねることも必要でしたが、最終的にはK様邸の特性に最適な数値を導き出すことができました。

各部材の性能値の調整と計算の工夫

内窓や玄関サッシ、天窓カバー工法による新設サッシの性能値も、外皮計算に大きく影響するため、選定には細心の注意を払い、各部材の性能が全体の断熱性にどのように影響するかを詳細に分析しました。内窓の設置により、窓の断熱性が飛躍的に向上する一方で、サッシとガラスの性能値の調整が必要であり、K様邸に最適な組み合わせを見つけるために、複数の製品を比較検討しました。

玄関サッシについても、外部からの冷気の侵入を防ぐために高性能な断熱サッシを選定し、玄関周りの熱損失を最小限に抑えるよう設計しました。カバー工法を用いた勝手口ドアの交換・天窓交換では、既存の構造を最大限に活かしつつ、断熱性能を損なわないようにするための調整が求められました。外壁の通気層が影響しないように、性能値を確保するための補強計算を行い、外断熱材と外装材との最適なバランスを見つけ出しました。

鉄骨の熱損失計算と調整の工夫

特に鉄骨部分の熱損失計算は、一般の木造住宅とは異なる難しさがありました。鉄骨は熱を伝えやすく、熱橋となりやすいため、細かな部材ごとの熱伝導率を計算に組み込み、断熱材の配置だけでは補えない部分の損失も正確に評価する必要がありました。これに対して、鉄骨周りに気密処理を追加し、断熱材との密着を強化することで、熱損失を最小限に抑える工夫を施しました。この作業は、各部材の性能データを正確に取得し、綿密な外皮計算を行うことが求められたため、何度も見直しと再計算を重ねる必要がありました。

 

最終的に、A様邸の断熱改修では、外皮全体の断熱性能が大幅に向上し、エネルギー効率の高い快適な住環境を実現することができました。

品川区A様邸 戸建て断熱リノベーション施工事例テーマカテゴリー

  • HEAT20-G2リフォーム(性能向上リノベーション)
  • HEAT20-G1リフォーム(性能向上リノベーション)
  • セルロースファイバー仕様
  • 混構造
  • 部分リフォーム
  • 補助金活用リフォーム

打ち合わせから着工、完成までの詳細施工事例紹介

1 戸建て断熱リノベーション着工前

1-1 現場調査・打合せ

A様邸は密集した住宅地に位置しており、隣家との距離が非常に近いため、外壁の解体作業には慎重な対応が求められました。特に、外壁解体は周辺環境への影響を最小限に抑えるための計画と準備が重要でした。工事前には、近隣住民とのコミュニケーションを重視し、騒音や粉塵に対する不安を和らげるために詳細な説明を行いました。工事現場では足場の設置と養生シートによる囲い込みを徹底しました。

 

狭隘な環境での作業は職人たちに高度な技術と経験が求められ、特に重機の操作や足場の設置、撤去の際には緻密な作業が必要となります。これらの対策により、解体工事を含む全体の作業が無事に進行し、断熱リフォームの基礎を築くことができました。

外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
1階駐車場の建物の断熱リフォーム
1階駐車場の建物の断熱リフォーム
1階駐車場の建物の断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
1階駐車場の建物の断熱リフォーム
1階駐車場の建物の断熱リフォーム

1-2 外皮計算書
板橋区K様邸 平面図
外皮計算書(断熱改修実例)

A様邸でご提案させていただいた断熱材の解説:部位別詳細ガイド

A様邸の断熱改修(断熱リフォーム)工事では、建物の各部位に適した断熱材を選定し、それぞれの特徴を最大限に活かした施工を行いました。各部位に合わせて断熱材の種類や充填方法を最適化することで、全体の断熱性能を大幅に向上させました。以下に、部位別の断熱材の特性と施工内容を詳細に解説します。

1. 1階駐車場の天井:硬質発泡ウレタン

1階駐車場の天井部分には、90㎜厚の30倍硬質発泡ウレタンを充填しました。この部分は、上階の居住空間との間に位置するため、冷気や熱気の出入りを防ぐことが非常に重要です。硬質発泡ウレタンは、断熱材の中でも高い気密性と断熱性能を誇り、30倍発泡の仕様を採用することで、通常の100倍発泡に比べてさらに高密度で効果的な断熱効果を実現しています。一般的なTVCM等で知られている100倍発泡ではなく30倍を採用。

施工のポイント:

  • 高い断熱性能:30倍発泡の硬質ウレタンは、他の発泡ウレタンに比べて密度が高く、熱伝導率が低いため、優れた断熱効果を発揮します。
  • 外皮計算の反映:鉄骨部分の熱橋欠損も考慮し、ウレタンの配置を適切に調整することで、全体の断熱性能を最適化しました。

2. 外周面の壁:柱間の30倍硬質発泡ウレタン充填

外周面の壁には、柱間に30倍発泡の硬質発泡ウレタンを105㎜厚で充填しました。外壁は外部環境に最も直接的に影響される部位であり、特に夏の強い日差しや冬の冷たい外気の影響を防ぐことが求められます。硬質発泡ウレタンは優れた断熱性能を持つだけでなく、密着性が高く、隙間なく充填できるため、外壁面の断熱改修に最適です。

施工のポイント:

  • 高い密着性:硬質発泡ウレタンは施工時に発泡しながら隙間に充填されるため、柱間の隙間を埋めるように施工することで、熱の損失を抑えます。
  • 耐久性:耐水性や耐候性が高く、長期間にわたり性能が劣化しにくいため、メンテナンスの手間も少なく、建物の寿命を延ばす効果も期待できます。

3. 3階天井:セルロースファイバー

最上階である3階の天井部分には、セルロースファイバーを300㎜充填しました。セルロースファイバーは再生紙を主原料とした環境に優しい断熱材であり、細かい繊維が絡み合うことで、空気を閉じ込め、優れた断熱性能を発揮します。また、吸湿性に優れているため、天井裏の湿気を調整する効果もあり、快適な室内環境の維持に寄与します。

施工のポイント:

  • 吸湿・調湿効果:セルロースファイバーは湿気を適度に吸収し、放出する特性があるため、結露の発生を防ぎ、建物の内部を常にドライに保ちます。
  • 高い防音性:繊維質の構造が音を吸収するため、防音効果も期待でき、外部の騒音を軽減するのに役立ちます。
  • 環境に配慮:再生紙を利用したエコな断熱材であり、施工時に有害なガスが発生しないため、環境への負荷が少ない点も魅力です。

4. 窓周りと隙間処理:高性能シーリング材

断熱改修において、窓周りや建物の隅など、細部の隙間からの熱の出入りを防ぐことも重要です。K様邸では、気密テープ処理に加え、仕上げ材を張った際に高性能のシーリング材を使用し、窓周りやコーナー部の止水処理を丁寧に行いました。これにより、断熱性能だけでなく防水性能も強化され、外部からの湿気や雨水の侵入を防ぎます。

施工のポイント:

  • 優れた密着性と耐久性:高性能シーリング材は、施工後も柔軟性を保ち、ひび割れや隙間の発生を防ぐため、長期間にわたり効果を持続します。
  • 止水性能の向上:断熱材との相性が良く、シームレスな接合が可能なため、気密性の向上にも貢献します。

以上のように、A様邸の断熱改修では、各部位に最適な断熱材を使用することで、建物全体の断熱性能を向上させました。それぞれの断熱材の特性を最大限に活かした設計と施工により、快適な住環境が実現されました。これにより、夏は涼しく冬は暖かい、理想的な住まいを提供することが可能となりました。

 

2 戸建て断熱リノベーション着工

2-1 足場・解体

足場の組み立て作業では、限られたスペースの中で作業が進むため、足場材の運搬や設置には細心の注意が必要です。特に、クレーンや大型機械が使えないような狭い場所では、職人が手作業で資材を運び込むことが多く、足場材の取り回しにも工夫が必要となります。こうした状況下では、資材の取り扱いにおけるバランス感覚や、狭い足元での安定した作業が求められます。また、足場の設置位置によっては、外壁や窓などの建物部分を傷つけないように保護材を使用しながら進める技術も必要です。

外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム

解体工事の進行と外壁剥離の詳細

解体工事では、既存の外壁を剥離し、建物の断熱性を向上させるための準備が行われました。壁の断熱には室内側の内壁をすべて解体するか外壁を解体するかしか方法はありません。K様邸の外壁は経年劣化は煤でいる状況ではありませんでしたが、外断熱は隣家からの距離が近すぎる点と、軒の出の長さの問題でできないロケーションでした。内部はリフォーム済のため外壁の剥離作業を選択しました。特に、鉄骨と木造が混在する構造のため、各部分で異なる施工方法を適用する必要がありました。外装材の剥がし作業は、職人が手作業で慎重に進め、建物の下地を損なわないように細心の注意を払いながら行われました。

また、外壁剥離後には、下地の状態を確認し、必要に応じて補修作業を行いました。腐食などの劣化が見られた箇所は、下記の写真のように補強、鉄骨部分には防錆処理を施し、木造部分には防腐剤を塗布するなど、材料に応じた適切な処理を行いました。これにより、外壁の強度と耐久性を向上させ、次の工程である断熱材の充填がスムーズに行えるように準備が整いました。さらに、建物全体の安全性を確保するために、鉄骨階段を含む鉄骨と木造の接続部についても強度の確認と補強が施され、工事の質が高められました。

外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム

大事な構造部のすべてが目視可能となるスケルトンリフォーム

今回は外張り断熱ではなく外壁を剥離解体しスケルトン状態(躯体残し)にする外部スケルトンリフォームになりました。外壁を解体するため費用は掛かりますが、このリノベーションの最大のメリットはこのような重要な主要構造部のすべての状態が目視でわかることになります。

フルリノベーション後は、これらの構造上の弱点をすべて修正し補強することで新築と同水準、もくしくはそれ以上の建物性能をもつ構造躯体へ甦らせることが可能となります。実際に腐食部の躯体が出てきたため補修ができました。

2-2 断熱工事

断熱材充填と性能向上の工夫

断熱改修の中心となる工程では、1階駐車場の天井に90㎜厚の硬質発泡ウレタンを充填しました。通常は100倍発泡が主流ですが、K様邸ではより高い断熱性能を実現するため、30倍発泡のウレタンを採用しました。この選択により、通常よりも高密度の断熱材が充填され、より優れた断熱効果が得られました。

また、外皮計算では鉄骨の熱橋欠損を考慮し、断熱材の配置と厚みを慎重に設計しました。外周面の壁には、柱間に30倍発泡の硬質ウレタンを105㎜厚で充填し、外部からの熱の出入りを極力防ぐ仕様としました。3階の天井には、解体を最小限に抑えるため、セルロースファイバーを300㎜充填しました。この素材は、繊維の細かさと密度が断熱性能を高めるだけでなく、湿気の調整も行うため、快適な室内環境の維持に貢献します。これにより、建物全体の断熱性能が飛躍的に向上し、エネルギー効率の高い住まいが実現しました。

 

1階駐車場天井に硬質発泡ウレタン施工(床断熱)

1階駐車場の建物の断熱リフォーム
1階駐車場の建物の断熱リフォーム
1階駐車場の建物の断熱リフォーム

外周面に硬質発泡ウレタン施工

外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム

3階天井にセルロースファイバー施工

外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム

外壁を解体して柱間にウレタンを充填した判断基準について

A様邸の断熱改修において、外壁を解体し柱間に硬質発泡ウレタンを充填する方法を採用したのには、いくつかの理由と判断基準がありました。外壁を解体せずに、外断熱パネルを既存の外壁に貼り付け、その上に新しい外壁材を仕上げる工法も一般的には採用されることがありますが、今回のK様邸ではこの方法が適さないと判断しました。以下に、その判断基準について詳細に解説します。

1. 外断熱パネルの厚みとロケーションの制約

外断熱パネルを使用する場合、建物の断熱性能を十分に確保するためには、120㎜程度の断熱材の厚みが必要です。しかし、A様邸のロケーションにおいて、外壁が隣家と非常に近接していることが大きな制約となりました。このような密集した住宅環境では、断熱パネルの厚み分だけ外壁が外側に張り出してしまい、隣家との距離がさらに狭くなり、メンテナンスや将来的な外装の更新時にも支障をきたす恐れがあります。また、十分な作業スペースが確保できないため、外断熱パネルの施工自体が難しく、物理的に工事の進行が困難であるという問題もありました。

2. 軒の出の少なさと屋根との取り合いの複雑さ

A様邸は軒の出が少なく、屋根と外壁の取り合い部分が複雑な形状となっていました。外断熱パネルを設置する場合、パネルの厚みによって軒先部分との調整が非常に難しくなり、雨仕舞いの処理が複雑化するリスクがあります。特に、外断熱パネルを屋根と外壁の取り合い部分にしっかりと納めるには、軒先の延長や補修が必要となり、これがさらなるコストと工期の増加を招く可能性がありました。こうした理由から、外壁を解体せずに外断熱を施すことは、施工の難易度が非常に高く、雨水の侵入や漏水リスクを引き起こす懸念があったため、適切ではないと判断しました。

3. 既存サイディングの通気層と外断熱の効果の低下

A様邸の既存の外壁にはサイディングが使用されており、その裏側には通気層が設けられていました。この通気層は建物内部の湿気を排出するための重要な役割を果たしている一方で、外断熱パネルを直接既存の外壁に貼り付けても、断熱効果が十分に発揮されないという問題があります。通気層があると、断熱材と建物の間に空気の層が生じ、熱が逃げてしまうため、せっかくの断熱材が持つ性能が大幅に低下してしまいます。

また、通気層は内部からの湿気を外部に逃がす役割も担っており、これを塞いでしまうことで建物内部の結露リスクが高まり、建物の寿命を縮める可能性もあります。このため、既存のサイディングをそのまま残して外断熱を行うことは、断熱効果の低減だけでなく、湿気による建物の劣化リスクも伴うため、避けるべきと判断しました。

4. 柱間断熱のメリットと選択理由

こうした理由から、既存の外壁を解体し、柱間に30倍発泡の硬質ウレタンを充填する方法が最適な選択と考えました。この工法により、断熱材が建物の構造にしっかりと密着するため、断熱効果を最大限に発揮できます。また、柱間に直接充填することで、通気層による断熱効果の低下を防ぎ、建物全体の気密性が向上します。さらに、ウレタンは高い断熱性能と気密性を持つため、冬は暖かく、夏は涼しい快適な住環境を実現することができます。

今回の施工では、これらの判断基準を基に、A様の建物の特性や立地環境を考慮し、最も効果的な断熱改修方法として、外壁解体と柱間断熱を採用させていただきました。この選択により、見た目には分かりにくい部分ではありますが、建物の断熱性能が飛躍的に向上し、A様邸にとって最も適した断熱リフォームを実現することができたと考えております。

HEAT20-G2リフォームとは?

<HEAT20とは?>

HEAT20とは、「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」という団体名です。

その団体が設定しているのが、屋根や外壁、床、窓などの「外皮」と呼ばれる部位の断熱や遮熱などといった性能の評価基準であり、G1とG2の2段階あります。G2の方がより高性能な性能を有する外皮となっています。

<省エネ基準の家とHEAT20の家の違い>

HEAT20-G2の家は、省エネ基準の家の30~50%の暖房費を削減できる

 

「増改築.com®」によると、断熱リフォームの基準として、平成28年の建築物省エネ法基準に相当するUa値0.87が等級4(最高等級)とされています。しかし、この基準だけでは、真の省エネ住宅とは言えません。実際に、日本の断熱等級4は、2020年の建築基準法で努力義務とされているに過ぎません。しかし、2022年4月には断熱等級5が新設され、さらに2022年10月には断熱等級6・7が新設されました。断熱等級6・7は、これまでの断熱等級4と比べて、はるかに高いレベルの断熱性能が求められます。 HEAT20の計画においては、ZEH基準のUa値0.6を基準としています。これは、外壁105mm、U値2.33の樹脂アルミ複合サッシ窓で、天井の断熱材は105mmあれば実現できるとされています。さらに上位の「HEAT20 G1」グレードでは、6地域でUa値0.56となり、このレベルでは断熱環境を体感できるとされています。

最上位の「HEAT20G2」グレードでは、5地域でUa値0.46となっています。

断熱改修(温熱改修)リフォームを成功させるためには、これらの基準や計画をしっかりと理解し、適切な施工方法を選択することが重要となります。

2-3 外壁工事

外壁工事と防湿・止水処理の詳細

断熱材充填後には、防湿シートの施工が行われました。このシートは、外部からの湿気や水分の侵入を防ぎ、断熱材の性能を長期間維持するために重要な役割を果たします。特に窓周りやコーナー部の止水処理には高い精度が求められ、防水シートが貼られて止水テープ張りを行い、仕上げサイディング後はシーリング材には性能の高いものを使用して隙間なく施工しました。この工程では、シーリングの打ち方や材料の選定が、長期にわたる建物の耐久性に直結するため、職人の高い技術が発揮されました。

仕上げの外壁材にはサイディングボードを使用しました。サイディングボードは耐久性が高く、メンテナンスが容易であるため、断熱性と美観の両立が可能です。外観のデザインはK様のご要望に応じて選定し、外壁のパターンやカラーを調整して施工しました。特に接合部の仕上げには細心の注意を払い、隙間が生じないように職人が丁寧に作業を行いました。これにより、美しく仕上がった外壁は、A様邸の建物全体の印象を大きく向上させる結果となりました。

外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
外壁解体して断熱リフォーム
2-4 屋根工事

屋根工事:低勾配屋根とカバー工法の採用

屋根工事では、既存の屋根が低勾配であったことから、縦葺きのカバー工法を採用しました。この工法は、既存の屋根を撤去せずに新しい屋根材を重ねることで、工期を短縮しつつ耐久性と断熱性能を向上させることができます。パラペットの形状が複雑に絡んでおり、過去に水漏れが発生していたことから、特に慎重な防水処理が必要でした。これに対し、屋根材の継ぎ目には丁寧なシーリング処理を施し、雨水の侵入を防ぐための工夫がなされました。

防水シートと縦葺きの屋根材の組み合わせは、雨水の流れをスムーズにし、屋根全体の防水性能を強化します。また、施工後には水密試験を実施し、問題がないことを確認してから次の工程へ進みました。これにより、過去の水漏れ問題を解消し、安心して生活できる住環境が整いました。

低勾配屋根とカバー工法
低勾配屋根とカバー工法
低勾配屋根とカバー工法
低勾配屋根とカバー工法
低勾配屋根とカバー工法
2-5 天窓(トップライト)工事

天窓のカバー工法と断熱性能の確保

天窓の断熱改修では、ベルックス社の高性能な天窓を採用しました。天窓は自然光を取り入れるための効果的な手段ですが、断熱性能を確保するためには高度な技術が必要です。通常、天窓は断熱欠損となりやすいため、価格が高い割には性能面での課題がありますが、K様の採光を重視したいというご要望に応じ、断熱性能の高い製品を選定しました。カバー工法による施工で、既存のフレームを撤去せずに新しい断熱フレームを取り付け、断熱欠損を防ぎながら採光性を維持しました。

天窓のカバー工法(ベルックス)

施工前の天窓

天窓のカバー工法(ベルックス)
天窓のカバー工法(ベルックス)

カバー工法で高断熱天窓に入れ替え

2-6 内窓(インナーサッシ)工事

既存サッシの内窓設置と玄関ドアの交換

A様邸の断熱改修の最後の仕上げとして、既存のサッシには内窓を設置しました。内窓は既存の窓との間に空気層を作り、断熱効果を高めると同時に、結露防止にも非常に効果的です。この二重窓の設置によって、冬季の冷気の侵入が抑えられ、室内の暖房効率が大幅に向上しました。また、内窓の設置は防音性能の強化にも寄与し、外部からの騒音を軽減する効果が得られました。これにより、室内の静かな環境が保たれ、より快適な居住空間が実現しました。

さらに、玄関ドアも断熱性能の高いタイプに交換しました。玄関は住宅全体で外気の影響を最も受けやすい部分であり、断熱性能が低いと住宅全体の快適性に悪影響を与えます。新たに導入した玄関ドアは、断熱材を内蔵した高性能タイプで、冷気の侵入を大幅に防ぐことができます。このドア交換により、K様邸の省エネ効果が向上し、暖房や冷房の効率が高まるため、年間を通じて快適な室内環境が保たれます。

玄関ドアの断熱化

玄関ドアには高断熱タイプを設置

内窓設置
内窓設置

サッシには内窓を設置

勝手口ドアのカバー工法による交換

ベランダへの勝手口ドアは、カバー工法による断熱ドアの交換を行いました。カバー工法を採用したのは、内部解体費用を抑えるためであり、既存のドア枠を残したまま新しいドアを取り付けることで、短期間かつ低コストで施工が可能となりました。この方法により、建物の外観を損なうことなく断熱性能を向上させることができ、居住空間の快適性がさらに高められました。カバー工法のメリットは、解体作業を最小限に抑えられる点で、周囲への影響を少なくしながら効率的に工事を進めることが可能です。

勝手口ドアのカバー工法による交換

カバー工法で外壁を壊さずに新しい勝手口に交換

勝手口ドアのカバー工法による交換

施工後勝手口(ベランダ側より撮影)

玄関ドア面の解体とFIX窓の断熱タイプへの変更

玄関ドア面については、既存のFIX窓との絡みがあるため、解体を行い新しいサッシと断熱ドアへの交換を行いました。既存のFIX窓は断熱タイプへ変更し、外部からの熱の出入りを抑え、室内の温度を安定させる効果を持たせました。断熱FIX窓は、透明度を保ちながらも高い断熱性能を発揮するため、見た目の美しさと断熱効果を両立させることができます。これにより、日中の自然光を室内に取り入れつつも、断熱性能を損なうことがなくなり、K様邸の玄関周りがより快適な環境となりました。

装飾窓を断熱サッシへ変更

施工前のFIX窓(室内側から)

装飾窓を断熱サッシへ変更

施工後は2本の断熱サッシへ交換

既存サッシの内窓設置と勝手口ドアの交換、玄関面の解体によるサッシ入替

既存の引違いサッシについては、基本的に内窓を設置し、断熱効果と結露防止を図りました。また、勝手口ドアについては、前述の通りカバー工法による交換を行い、玄関面のみは解体によるサッシ入替を行いました。これにより、外気の影響を受けやすい玄関周りを一新し、断熱性能が飛躍的に向上しました。各部位ごとに適切な断熱改修を行うことで、住宅全体の断熱性能をバランス良く向上させ、K様のご要望に応えることができました。

キッチン部のサッシ撤去と断熱壁の導入

特にキッチン部分では、断熱性能の計算上、サッシを撤去し壁とする設計が採用されました。サッシを無くし、外壁工事の際に断熱材で埋めることで、外気との熱交換を最小限に抑え、室内の温度を安定させることができました。これにより、冬季の冷気や夏季の熱気がキッチン内に入り込むことを防ぎ、調理中の快適性が向上しました。断熱壁の設置は、視覚的にも空間を整え、すっきりとしたデザインを保ちながら、高い断熱性能を発揮します。

サッシを解体して壁に

施工前のキッチン窓

サッシを解体して壁に

施工後は窓を撤去し断熱壁に

以上の改修によって、A様邸のサッシやドアの断熱性能が全体的に大幅に向上し、エネルギー効率の高い住宅となりました。これにより、冷暖房効率が向上し、快適な住環境が実現するとともに、年間を通しての光熱費の削減も期待できます。A様のご要望に沿った改修を行い、高い満足度を得られる結果となりました。

2-7 24時間換気システム導入工事

ダクトレス24時間換気システムの導入

断熱リフォームにおいて、快適で健康的な室内環境を維持するためには、適切な換気システムの導入が非常に重要です。A様邸では、スティーベル社製のダクトレス24時間換気システムを採用しました。このシステムは、ダクトを必要とせずに各部屋ごとに設置が可能で、効率的な換気と優れた熱交換性能を提供します。

ダクトレス換気システムを採用した理由

A様邸では、ダクトレスシステムを採用することで、設置の自由度が高まり、施工コストや工期の削減が可能となりました。特に、既存の建物に後付けで換気システムを導入する際には、従来のダクト式システムでは天井裏や壁内部に配管を通すための大規模な工事が必要となり、建物の構造に負担をかける可能性があります。これに対して、ダクトレスシステムは各部屋の外壁に直接取り付けることができるため、建物の内部を大きく改修することなく換気性能を向上させることができるのが大きなメリットです。

また、ダクトレスシステムは、施工が簡便であることから工事期間を短縮でき、住みながらのリフォームが可能です。この点は、居住者の生活に影響を与えずに工事を完了させたいというニーズに非常に適しています。特にK様邸では、室内のリフォームがすでに完了している状況だったため、内部を大きく壊すことなく、高効率な換気システムを導入できるダクトレスの選択が最適解となりました。

システムの特徴と効果

スティーベル社のダクトレス24時間換気システムは、室内の空気を常に新鮮に保つための画期的な機能を備えています。このシステムは、室内の暖気を逃がさずに換気が行える熱交換機能を搭載しており、エネルギー効率が非常に高いのが特長です。換気時に外気と室内の空気の温度差を効率的に調整することで、冷暖房の効果を損なうことなく、常に適切な室内温度を保つことが可能です。

例えば、冬季には室内の暖気を保ちながら新鮮な外気を取り入れ、夏季には冷房した涼しい空気を保ったまま、外の新鮮な空気を取り込むことができます。これにより、室内の空気環境が常に清潔に保たれ、カビや結露の発生を防ぎ、健康的な住環境を維持することが可能です。加えて、エネルギー効率が高いため、冷暖房の使用量を減らすことができ、省エネ効果も期待できます。

施工性とメンテナンスの容易さ

ダクトレスシステムのもう一つの利点は、施工性が高く、メンテナンスも容易であることです。フィルター交換や清掃が簡単に行える設計となっており、住みながらの日常的な管理も苦になりません。定期的なフィルター交換のみでシステムの性能を維持できるため、長期間にわたって快適な換気環境が維持されます。

このように、ダクトレス24時間換気システムは、施工コストの削減、施工期間の短縮、メンテナンスのしやすさといった多くの利点を備えており、K様邸の断熱リフォームにおいても、最適な選択肢となりました。高性能な換気と断熱の両立により、エネルギー効率の高い快適な住環境が実現され、A様にも大変ご満足いただける仕上がりとなりました。

熱交換換気の仕組み
断熱改修したら熱交換換気システムへ
断熱改修したら熱交換換気システムへ

日本スティーベル社サイトより
https://www.stiebel-eltron.co.jp/products/air_conditioning/vlr70.html

3 戸建て断熱リノベーション竣工

完成とその効果:快適な住環境の実現

「外部スケルトンリフォーム」と「断熱 リフォーム」による改修工事が完了し、K様邸はエアコン1台で2階と3階を快適な温度に保つことができるほどの高い断熱性能を実現しました。冬は暖かく、夏は涼しい理想的な住環境が整い、K様にも大変ご満足いただける仕上がりとなりました。これにより、居住空間の快適性が大幅に向上し、住宅全体のエネルギー消費を削減することができました。


Before

板橋区K様 施工前

After

板橋区K様 竣工
板橋区K様 竣工
板橋区K様 竣工

4 補助金利用(性能評価)

補助金活用

品川区A様邸の工事は2023年から2024年にかけて行ったため、国の補助金「子育てエコホーム支援事業」と「先進的窓リノベ2023事業」及び「先進的窓リノベ2024事業」を活用しました。省エネにつながるエコ住宅設備や、断熱性能の高い断熱材・ドア・窓の設置などに対して交付される補助金です。

また、東京都補助金「(令和5年度) 既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア・断熱材)」にも申請することで断熱窓・ドア・断熱材について更なる補助を受けることができました。

 

品川区A様邸の補助金交付額:国の補助金110万円、東京都の補助金は申請中

 

A様邸の補助金対象工事

エコ住宅設備の設置 給湯器(エコジョーズ)、高断熱浴槽、節水型トイレ、節湯水栓
断熱改修

外壁・天井・床の断熱材、断熱窓、断熱ドア

※内窓改修を2023年事業に、断熱材・ドア・窓交換を2024年事業に分けて申請

※東京都補助金は工事完了後に一括申請

 

断熱性能評価

品川区A様邸工事では、住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」を利用しました。父母や祖父母などの直系尊属から、新築住宅の建設や既存住宅の購入、または増改築のために贈与された資金が一定の範囲で非課税となる制度です。この制度は、質の高い住宅の普及と居住水準の向上を目指しており、特にエネルギー効率や耐震性能など、住宅の性能が向上することを支援する目的で設けられています。特に、既存住宅や増改築においては、対象となる住宅の性能要件や手続きが重要です。こちらの非課税措置を利用するためには性能評価証明書が必要になります。A様の希望で住宅性能評価機関への申請も行いました。

住宅性能評価の基準は、国土交通大臣が定めた「日本住宅性能表示基準」に基づいており、登録住宅性能評価機関が住宅性能評価書に表示します。今回は、その中の「温熱環境・エネルギー消費」の分野に申請を行い、住宅性能評価機関の検査を経て「住宅性能証明書」を取得しました。

下が申請書類と検査を経て発行された住宅性能証明書です。

住宅性能証明書(断熱)実例

性能評価機関への申請書類 断熱等性能等級6の計算書を添付しています

住宅性能証明書(断熱)実例

性能評価機関発行の証明書。等級表示は4までなので、「4以上」の評価が証明されました

5 担当者より
(「増改築.com®」本部ハイウィル株式会社四代目代表稲葉高志)

この度は、数ある施工会社の中から弊社をお選びいただき、また、大切なお住まいの断熱改修工事をお任せいただき、誠にありがとうございました。K様邸の断熱改修工事を無事に完了し、無事お引き渡しできましたことを、大変うれしく思っております。

今回の断熱改修工事では、K様のご要望に応じた最適な断熱性能の実現を目指し、細部に至るまでこだわった施工を行わせていただきました。A様邸は1階が鉄骨造、2階と3階が木造の混構造という特殊な建物であり、既存の室内リフォームがすでに完了している状況での断熱性能向上という、非常にやりがいのある施工でした。改修にあたっては、K様の生活空間への影響を最小限に抑えることを念頭に、効果的かつ効率的な断熱材の選定と施工方法をご提案させていただきました。

施工のポイントとこだわり

今回の改修では、特に外壁の剥離解体から断熱材の充填に至るまで、細心の注意を払って作業を行いました。1階駐車場の天井には、一般的な断熱材よりも高い密度を持つ30倍発泡の硬質発泡ウレタンを充填し、断熱性能の向上とともに高い気密性を実現しました。2階床下には既に床暖房が設置されていることから、あえて改修を行わずに既存の性能を活かしつつ、外周面の壁や3階天井に最適な断熱材を使用することで、建物全体の熱損失を抑えることに成功しました。特に、3階天井にはセルロースファイバーを充填し、断熱性と調湿性能を兼ね備えた快適な空間を実現しております。

また、外壁の防湿シート施工や、窓周りの止水処理、サイディングボードの仕上げに至るまで、細部までこだわった施工を行いました。窓やサッシは住宅の断熱性において特に弱点となる部分ですので、断熱性の高いシーリング材を用いて隙間をしっかりと塞ぎ、気密性を向上させることで、外部からの熱や湿気の侵入を防ぎました。玄関ドアや勝手口ドア、既存サッシへの内窓設置も、外気の影響を受けやすい箇所を改善し、室内の快適性を向上させる重要なポイントでした。

快適な住環境の実現に向けて

断熱リフォームにおいて、単に断熱材を導入するだけでなく、換気システムの導入も重要なポイントと考えています。今回K様邸に導入させていただいたスティーベル社製のダクトレス24時間換気システムは、室内の暖気を逃さずに新鮮な空気を供給できる優れたシステムです。外気との熱交換を効率的に行うことで、冷暖房の効率を維持しながら常に清潔な空気を室内に取り入れることが可能です。健康的で快適な住環境を維持するために、換気と断熱がバランス良く組み合わさることが非常に重要であり、その点を重視して設計・施工を行いました。

施工を終えての想い

今回の断熱改修工事を通じて、K様からのご信頼を頂き、施工に携わらせていただいたことに改めて感謝申し上げます。断熱リフォームは、見た目には分かりにくい部分が多い工事ではありますが、住まいの快適性や省エネ効果に大きく貢献する非常に重要な取り組みです。K様邸では、冬の寒さや夏の暑さを快適に感じられるよう、断熱性能を最大限に高めることに注力いたしました。施工後、エアコン1台で快適な温度が保てるようになったことは、私たち施工チームにとっても大きな喜びです。

今後も何か気になる点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。断熱性能を長期間維持するためのメンテナンス方法などについてもご案内させていただきます。また、季節の変わり目には簡単な点検や清掃を行うことで、快適な住環境を長く保つことが可能です。A様のご家族が、この新たに生まれ変わった住まいで、快適で健康的な毎日を過ごされることを心より願っております。

最後になりましたが、K様との出会いに感謝し、今後も引き続きサポートさせていただく所存です。末永くお付き合いいただければ幸いです。

A様、この度はご依頼をいただき、誠にありがとうございました。

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2025年(令和7年)の4月1日建築基準法改正が決定、2025年(令和7年)4月以降に着手するフルリフォームに確認申請が義務化されることにより、現在大変混みあっております。

お問い合わせ・ご相談多数のため、ご返信、プランのご提案までに日数を頂いております。ご了承の程お願い申し上げます。

首都圏のリノベーションにつきましては、法改正前の着工工事枠は1月着工のお施主様まで埋まっております。

・直近は2025年2月上旬の着工スタートより空きありとなります。※2024年11月25日時点

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